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土鍋のおいしさを再現した「電子レンジ炊飯器」のベストバイ【ごはんの相棒 炊くもの編】

キッチン

炊飯器の宣伝文句の定番といえば「土鍋ごはんの炊き立てのおいしさを」という言葉。
でも本当に再現できていると実感するのは、お値段がウン万円もする高級炊飯器という現実……。
そんなとき、「土鍋のおいしさがレンチンで!」というアイテムを発見。その実力はいかに!?

おいしいごはんの相棒にぴったりのアイテムを紹介する企画。
第4回は「炊くもの編」。一人暮らし歴の長い編集部員がその実力をリポートします。

食器と雑貨が大好きな元ライフスタイル雑誌編集者。カオス状態の部屋をなんとかするべくミニマムに暮らすことを目指しています。雑誌編集者の経験を生かしたコーディネート記事やミニマムな暮らしに関する記事を配信中。

レンチンで、土鍋ごはんのおいしさが再現できるアイテムとは?

いち時期話題になった「レンチンパスタ」。
食にうるさい私は、その仕上がりに納得できなかった…という過去があります。

そんな過去を持っている私には「レンチンで土鍋のおいしさを再現できる」というコピーは、正直眉唾(まゆつば)ものに聞こえますが……。

そんなときに、すすめられたのがこの「ごはんボウル」です。

「ごはんボウル」って、そもそもどんなアイテム?

このアイテムの特徴は2つ

  • 遠赤外線効果で、レンジでも土鍋ごはん並みのおいしさに仕上がる
  • しかもガス火も使える=ごはん専用土鍋としても使える

上記に加えて私が気になったのは、プラスチック製のフタがついているという点。
使ってみると、このフタがついているところが一人暮らしをくすぐっている点だと思ったので、それはのちほど説明しますね。

お米の炊き方は?というと……

  • レンジの場合:1時間水に浸す→250mlの水をいれて500Wで約8分レンチン→約10分蒸らす
  • ガス火の場合:1時間水に浸す→200mlの水をいれて中火で沸騰したら約4分弱火で炊く→約10分蒸らす

つまり、1時間の浸水を事前にやっておけば、蒸らし時間を考慮してもレンチンなら約18分、ガス火なら15~17分程度で炊きあがるという計算です。

くわしくは、こちらの記事でも使い方をご紹介しているので、チェックしてみてください。

「電子レンジ炊飯はまずい」常識を覆すというのは本当か

先ほどもいったように、私は食にうるさいタイプです。とくにこだわりが強いのは、白米。「最期に食べたい食べ物は?」と聞かれれば、迷わず「お茶漬け」と答えるほど、お茶漬け好きでもあります。

その証拠に働くシングルなのにもかかわらず、ごはん専用土鍋(3~5合炊きタイプ)を持っています。
また普段は、炊飯器の「なるはやモード」の炊きあがりに納得がいかず、時間はかかるものの「じっくりおいしく炊きあがりモード」で炊いています。
さらには、冬のボーナスで10万以上する高級炊飯器を買うことも視野に。

自分で書いていて思いますが、こと白米に関しては結構(いや、かなり)めんどくさい人間です……。
その私が「ごはんボウル」を使ってみた感想をレポートします。

【レポート1】実際、レンチンで炊き上げたら…

帰宅後すぐにお米を洗って、1時間常温で浸水。ちなみに、お米の銘柄は「晴天の霹靂(へきれき)」です。
その後レンジにかけて8分。結構ふきこぼれてしまっています。

10分間蒸らした(というより放置した)後フタをあけると、こんな感じ。

米粒が立っています!!おいしそう…。

実際、食べてみた感想は…
私の持っている炊飯器(2万円相当)の「じっくりおいしく炊きあがりモード」とほぼ同じ味わい。「晴天の霹靂」は粒が大きめでしっかりした食感が特徴の品種ですが、そのおいしさがちゃんと味わえるなという印象。

過去の体験から、疑惑の目をもってのぞんだ調理でしたが、想像以上においしい! 本当にそのひと言につきます。

【レポート2】ガス火で炊き上げ。「ごはん用土鍋」として使ったら…

次に、ごはん用土鍋としても使ってみました。

「はじめちょろちょろ、なかっぱっぱ」。何分ちょろちょろ?何分ぱっぱなの?っていうところが、重要です。
なぜなら「土鍋でごはんを炊く」と、ちょっとの油断が命取りだからです。焦げたり芯が残ったりしてしまうので、スマホタイマーを使うとしても、少なくても沸騰するまでは火から離れられないんですよね。なので、炊きあがり時間は超重要!

ちなみに、私が今もっている伊賀焼のごはん用土鍋は、ちょろちょろ10分、そのあと10分、蒸し時間10分程度かかります。炊飯器ほどでなくても、そこそこ時間がかかります。

「ごはんボウル」で炊くと、沸騰するまで中火で炊く時間およそ2分程度。

その後、弱火にして4分。

火を使う時間が5~7分しかありません

炊きあがりはこんな感じ。米粒が立っているはもちろんですが、レンチンよりつや感があります。

めちゃくちゃおいしそう!

土鍋ごはんといえば…の「おこげ」がついているか確認!
説明書通りに作ったところ、おこげはつきませんでした。

実際食べてみた感想は……
やっぱりレンチンよりおいしいです。土鍋で炊いたのとほぼ同じ味わいで、レンチンよりふっくらと炊きあがっています。「晴天の霹靂」ってこんなにおいしかったんだ!と改めて実感。

なにより、火の前にいる時間が10分以内ですむというのがうれしいポイント! そのため、土鍋で炊くというめんどくささをあまり感じませんでした。

【レポート3】冷蔵庫で数時間浸水、それから炊いたら…

ここまで炊いてみて、忙しい時期には「1時間の浸水がハードルになる」ということに気が付きました。

そこで、朝、無洗米を水に浸して冷蔵庫にイン。
このときに先ほど述べた付属のプラスチックのフタが大活躍。

冷蔵庫にいれておいたのは、初秋といえども、まだ気温30度を越える時期だったからです。

その後、レンチンで炊き上げたのがこちら。1時間浸水時より少しつや感があるように感じます。

実際食べてみた感想は……

1時間浸水した時より少しふっくらしている印象。ただ、普通のレンチンもかなりおいしいので、あんまり違いがわかりません。

おいしさなら、「もしかしてもう炊飯器はいらないかも」とまで思いました。

使ってわかった!「お米ボウル」が一人暮らしの救世主だと思ったワケ

先ほどから書いているように、私は白米にめんどくさい人間です。だからといって仕事の疲れを押してまで、毎日ごはんを炊くなんていうことは……できるはずもありません。

ごはんは食べたいけど、ごはんを炊くのはめんどくさい。
ジレンマの末、木曜日から金曜日は食パン、うどん、麺、パン、メンパン……のグルテンループに。グルテンフリーならぬ「グルテンフル」な生活に陥りがちでした。

その私を「ごはんボウル」は救ってくれました。

【救世主なワケ1】炊飯器で炊き上がる時間を待つストレスがなくなった

働くシングルがこのグルテンフルループに陥るのは、何より「炊飯器で炊いている時間」を確保することが難しいからです。
一日中働いて帰宅した夜、おなかはペコペコ!体はヘトヘト!
炊飯器で炊きあがるのを待てる状態ではないんです。

さらにこれは平日の夜に限ったことではありません。仕事がなくても、週末外出したり外食をすれば、早くお風呂に入りたい!早く寝たい!というわけで、ごはんが炊きあがるまで待ってられない!となるわけです。

でも「ごはんボウル」なら炊きあがり時間がわずか数分ですみます。これひとつで、ごはんを炊くハードルが一気に下がりました。

【救世主なワケ2】「毎日毎日冷凍ごはん」生活からの解放

一人暮らしの方は「3合ほどまとめて炊いて、2.5合分は冷凍に」という方も多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人。日曜日に「冷凍ごはんストック」を大量につくり、平日は毎晩それを食べるという生活を送っていました。

さらに繁忙期になると、そのストックを切らしてしまう事態も。
ここにもグルテンフルなライフスタイルに陥る原因があったりします。

でも「ごはんボウル」に出合ってそれが一変。
これで炊けるお米1合というのは、ちょうどお茶碗でいうと2杯分。1杯は炊いたときに食べるとして、必ず、もう1杯は冷凍ストックができあがるんです。

つまり、炊き立てごはん→冷凍ごはんを繰り返すことになるので、連続で冷凍ごはんを食べるということがなくなりました。ごはん好きにとってはたまらない!

【救世主なワケ3】炊き立てが食べられるので、自炊するようになった

前日浸水や朝浸水という小ワザを使えば、即調理にとりかかれる状態に。

レンチンして少しほおっておく&その間に料理をすればいいので、20~30分で夕食が作れてしまうんです。

これでかなり食費がうくようになりました。「帰宅してもごはんがない。でも今日は麺気分じゃない」いう日は外食したりお惣菜に頼ることもありましたが、20~30分でごはんが炊きあがるし自炊しよう、と思うことが多くなったからです。

そう!こうやって私は、本当はごはんが大好きなのにメンパンばかり食べているという生活からおさらばしたんです。

【救世主なワケ4】冷凍庫の収納力がアップした

これは思ってもみなかったことですが、冷凍庫がガラ空きなって収納力がアップしました。
「ごはんボウル」で炊き立てを食べる機会が多くなって、大量の冷凍ごはんストックを作る必要がなくなったからです。

ごはんを炊くハードルが下がるって素晴らしい!本当にいいことだらけでした。

「ごはんボウル」に出合って、断捨離したものとは

ということで、この「ごはんボウル」に出合って、実は何年も冷蔵庫の上に鎮座していたごはん用土鍋を手放すことにしました。
と同時に、大量にもっていた「冷凍ごはん用パック」も用ナシに

その代わりお値段は張るものの、おいしく冷凍してくれると評判のマーナ「極 冷凍ごはん」を購入。今までのように大量に必要だったら手が出ないお品でしたが、1~2つしか必要なくなったので「これなら買える!」と思っったからです。

今はまだ「ごはんボウル」を使いはじめて1週間なので、さすがにまだ炊飯器を捨ててはいません。でも近い将来、炊飯器を捨てる日が来るかも?

1時間の吸水時間が気になる人は、無洗米で前日に浸水する、朝出かける前に浸水するといいですよ!

小さいので、収納スペースもとらないし、いいことずくめ!
短い時間で!手軽に!おいしく炊きあがる!と三拍子そろった「ごはんボウル」。一人暮らしには間違いなしの神アイテムなので、ぜひおすすめしたいです。

ごはんボウル

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おいしいごはんを味わうためのアイテムは、こちらでも多数紹介しています。ぜひご覧ください。

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