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メスティンの基本の使い方「炊飯」の方法とご飯をおいしくするコツ&アレンジレシピ

おでかけ

メスティンは、ご飯を簡単かつおいしく炊くことができるうえ、幅広い調理に活用できるアウトドア調理器具。
ご飯を炊くだけではなく、「煮る、焼く、蒸す」など様々な調理ができ、いろんなキャンプ飯を楽しめるのが魅力です。

とはいえ、「気になっているけど使ったことがない」「うまくご飯が炊けるのか不安」という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、メスティンを使った基本的な「ご飯の炊き方」や「メスティンを使ったアレンジレシピ」をご紹介します。

メスティンを使いこなせれば、アウトドアやおうちキャンプで、幅広いキャンプ飯を楽しむことができますよ♪
ぜひ参考にしてみてください。

広報&ライターの3児の母。お掃除してもすぐに子どもたちに荒らされている日々です(汗)毎日ドタバタな中でも、楽しく心豊かに暮らせる「暮らしの工夫」をお届けできればと思います。

キャンプ飯にメスティンがおすすめな理由

メスティンの特徴は、アルミ製で熱伝導率が良いこと。
火力が内部に均一に伝わることで、ふっくらとおいしいご飯を炊くことができるんです。

また、軽くてコンパクトなので、なるべく荷物を少なく小さくしたいキャンプや登山に大活躍。
熱源さえあれば、ご飯を炊くこと以外にも、パスタやラーメンなどの麺を茹でたり、天ぷらを揚げたり、肉まんを蒸したりと、自由自在にキャンプ飯を楽しめます。

そう!メスティン1つあればキャンプ飯の可能性が無限大なんです!

ご飯を炊く以外の使い方やおすすめアイテムについては、別の記事でくわしくご紹介しています。

メスティンでご飯を炊く時に必要なアイテム

メスティンでご飯を炊く際、必要となるアイテムは「メスティン」と「熱源」の2つ。

メスティンはもちろん、使用できる熱源にも種類があるので、くわしく見ていきましょう。

メスティンの種類

メスティンは、さまざまなメーカーから発売されていますが、代表的なメーカーと言えばスウェーデン生まれの「トランギア社」のメスティンです。

トランギアのメスティンは、使用前にバリ取り・シーズニングが必要です。
初心者でも簡単にできるので、使用前は必ずやりましょう。

バリ取り・シーズニングのくわしい手順について知りたい方は、別の記事を参考にしてくださいね。

バリ取り・シーズニングが不要なメスティンも

最近では、バリ取り・シーズニングが不要のタイプも発売されています。
アウトドア初心者の方で、バリ取りやシーズニングがうまくできるか不安、やるのが面倒という方でも、気軽に手にすることができますよ。

調理するための熱源の種類

メスティンでご飯を炊くには、火元となる熱源さえあればOK!
メスティンで調理するための熱源には、以下の3つがあります。

カセットコンロ

カセットコンロはご家庭にあるという方も多いと思うので、わざわざ新しく買う必要がないのが嬉しいポイント。
火の調整がしやすく調理しやすいので、メスティン初心者の方でも安心して使用できます。

お鍋のように囲んで食事を楽しめるので、グループやファミキャン(ファミリーキャンプ)での使用時におすすめ。
また、燃料のガス缶(カセットボンベ)はコンビニでも手軽に手に入るので、その気軽さも魅力です。

家庭用のカセットコンロでも十分メスティン料理は作れますが、ダッチオーブンも使用可能なアウトドア用のカセットコンロも発売されています。
キャンプをメインに使いたいという方はこちらがおすすめです。

ワンバーナー

コンパクトかつ持ち運びにも便利なバーナーは、アウトドア料理やキャンプ飯を楽しむためには持っておきたいアイテムのひとつです。

固形燃料

旅館でよく鍋料理に使われる固形燃料を使って、メスティンでご飯を炊くこともできます!
固形燃料は、一定時間で燃え尽きるため、ほったらかしにしても調理できることから「自動炊飯」と呼ばれています。

固形燃料での調理は、火加減を気にすることなく調理できるのが嬉しいポイント。
固形燃料を火元として使用するには、ポケットストーブというものも必要となりますので、併せての購入をおすすめします。

メスティンでご飯を炊く方法【ワンバーナー・固形燃料】

では、さっそくメスティンを使ってご飯を炊いていきましょう!

今回は、通常サイズのトランギアメスティンを使ってお米1合を炊きます。
お米を炊くのに準備したものは以下のとおりです。

  • 通常サイズのメスティン
  • 米 1合
  • 水 およそ200cc
  • 重し(石)

ワンバーナーとメスティンでご飯を炊く手順

まずは熱源としてワンバーナーを使ってご飯を炊く手順からご紹介していきます。

手順1.お米を研いで30~40分ほど吸水させる

まずはお米を研いで、30~40分ほど吸水のために放置します。
無洗米を使用すれば研ぐ工程がなくなるので、アウトドアでは無洗米だと特に便利でおすすめです。

お米を炊くのにもっとも頭を悩ませるのが「水の分量」ですよね。
アウトドアでしっかり計量するのは面倒なので、メスティンの内側にある「リベット」と呼ばれる丸いポチを目安にして水を入れるとよいでしょう。
水の分量に対するご飯の炊きあがりの目安は以下の通り。

《1合に対しての水の分量とご飯の炊きあがり目安》

  • リベットの下くらい…硬め
  • リベットの真ん中…ふつう
  • リベットの上くらい…やわらかめ

手順2.中火~強火にかける

いよいよ、火にかけて炊飯スタート!
はじめは、中火から強火で沸騰させます。

手順3.ふきこぼれてきたら弱火にする

ぐつぐつと中の水分が吹きこぼれはじめたら、弱火にします。

手順4.重しを乗せてパチパチと音が聞こえてきたら火を消す

吹きこぼれでフタが持ち上がらないように、重しを乗せると安心です。
弱火にしてから10~12分程度加熱します。
パチパチと音がしてきたら出来上がりのサイン!火を消しましょう。

カレーの缶詰などご飯のおかずになるものを重しの代わりにして乗せれば、おかずも一緒に温められるので一石二鳥です!

手順5.10~15分蒸らしたら出来上がり

火から下ろしたら、上下をひっくり返して10~15分ほど蒸らします。
この時、タオルなどで包むと保温をしながら熱を逃がすことなく蒸らせるのでおすすめです。この時間が待ち遠しいですが、おいしいごはんが炊き上がるためにガマン。
蒸らし終わったら、アツアツご飯の出来上がりです!

固形燃料とメスティンでご飯を炊く手順

固形燃料での炊飯方法はさらに簡単です!
メスティンにお米と水を入れて、火にかければあとは待つだけ。
火加減の調整不要で、ほったらかしておく「自動炊飯」でおいしいご飯が炊き上がります。

手順1.メスティンにお米と水を入れ、30分ほど吸水させる

手順2.メスティンをポケットストーブに乗せ、固形燃料に着火して火が消えるまで20~30分待つ

手順3.火が消えたらひっくり返して、10~15分蒸らす

メスティンを使った基本的なご飯の炊き方は以上です。
基本の炊き方を理解したら、ご飯をおいしく炊くコツも覚えておきたいですね。
続いて、さらにご飯をおいしくする炊き方のコツをお伝えします!

メスティンを使っておいしくご飯を炊くコツ

メスティンを使ってご飯をおいしく炊くには、以下の3つのコツをおさえておきましょう。

【コツ1】お米にしっかり浸水させる

お米を芯までふっくら炊くためには、お米の中心まで十分に水を浸透させることが大切です。
ご飯を炊く前に、30~40分かけてしっかり浸水させるようにしましょう。

とはいえ、アウトドアでは、そんなに待てない!という場合もあると思います。
その場合は、吸水なしでも炊くことは可能ですが、芯まで水分が行き渡らないため固めの仕上がりになります。
冷めるとさらに固くなってしまいますので、早めに食べきることをおすすめします。

【コツ2】出来上がりのサインを逃さない

パチパチという音がしてきたら、お米の炊き上がりのサインですので火を消しましょう。

火をつけたままだとメスティンを焦がしてしまうため注意が必要です。
万が一メスティンが焦げてしまった場合は、「お酢を使った焦げ落とし」を試してみてください。

【コツ3】上下をひっくり返して蒸らす

火を止めてコンロからメスティンを下ろしたら、上下を逆さまにして蒸らしましょう。

上下を逆さにする理由は、メスティン内部に残った水分を全体にまんべんなくご飯に行き渡らせるためです。
そうすることによって、よりおいしいご飯に仕上がります。

メスティンを使ったおすすめキャンプ飯のアイデア

メスティンはさまざまな料理を簡単に作ることができる万能アイテム。
基本中の基本である「炊飯」のコツがつかめたら、いろんなキャンプ飯にも挑戦してみましょう。
キャンプはもちろん、ベランダやお庭でするおうちキャンプでも楽しめますよ。

今回は、「ご飯を炊く」の応用編として簡単アレンジご飯と、おすすめパスタ料理の作り方をご紹介します。

子どもが喜ぶ!「バターコーンライス」

小さい子どもでも食べやすい「バターコーンライス」は、筆者もファミキャンプでよく作る定番の料理!

甘いコーンとバターの風味の相性が最高で、子どもたちも喜んで食べてくれる味です。

《バターコーンライスの材料と作り方》

  • お米 1合
  • トウモロコシ 好きなだけ
  • 塩 ひとつまみ
  • バター 10g
  • ブラックペッパー(大人用) 好きなだけ

手順1.浸水したお米にコーンと塩を入れる

1合のお米を30分ほど水に浸水させたら、お好みの分量のコーンと塩をひとつまみ入れます。

手順2.通常のご飯を炊く方法と同じように火にかける

通常のご飯と同じように、「強火」→「沸騰したら弱火」→「パチパチと音がしたら火を消して蒸らす」の手順で炊飯します。

手順3.蒸らし終わったら蓋を開けてバターを入れる

蒸らし終わったら、フタを開けてバターを投入!
お好みでブラックペッパーをかけます。

手順4.よく混ぜて出来上がり!

バターが均一になるように、よく混ぜたら出来上がりです!
お好みで少しお醤油をたらしてもおいしいですよ。

おかわりしたくなる「だし炊きタコ飯」

調味料は「顆粒だし」と「めんつゆ」だけの簡単だし炊きたこ飯です。
ぷりっぷりのタコと風味が絶妙で、何杯でもおかわりしたくなる味です。

《だし炊きタコ飯の材料と作り方》

  • お米 1合
  • タコ 足1本分
  • ダシの素 5g
  • めんつゆ 大さじ2
  • 大葉 1枚
  • のり 適量

手順1.材料を切る

タコは1cmくらいの幅に切り、大葉と海苔は細く千切りにしておきます。

手順2.お米を研ぎ、材料を入れる

お米を研いで30~40分ほど浸水させたら、タコ、だしの素、めんつゆを入れて火にかけます。

手順3.通常のご飯を炊く方法と同じように火にかける

通常のご飯と同じように、「強火」→「沸騰したら弱火」→「パチパチと音がしたら火を消して蒸らす」の手順で炊飯します。

手順4.ご飯が炊けたら大葉と海苔を乗せる

ご飯が炊き上がったら、ご飯の上に大葉と海苔を乗せ軽くかき混ぜましょう。
タコの風味と、大葉と海苔の相性がバツグンです!

メスティンで作る「たらこクリームパスタ」

メスティンでパスタにも挑戦してみましょう!
湯切り不要、具材を入れるだけで作れるたらこクリームパスタをご紹介します。

お外で食べるパスタもまた格別ですよ。

《たらこクリームパスタの材料と作り方》

  • パスタ 100g(一人前)
  • たらこ 1腹
  • 生クリーム 大さじ3
  • 万能ネギ 1本
  • 塩 適量
  • 粉チーズ お好みの量

手順1.パスタを半分に折り、水から茹でる

本来、パスタは沸騰したお湯から茹でますが、キャンプでは茹で上がりを少しでも早くしたいので水からパスタを投入!
こうすることで、表示されている時間よりも1〜2分ほど短縮できます。

湯切り不要でパスタを茹でるときの水の量は、パスタ100gに対しておよそ220mlです。
あらかじめ計量カップでどのぐらいの量か「リベット」を目安に確認しておけば、アウトドア時に水を測る必要なく調理できます。

玉ねぎなどの火が通りにくい食材も使用したい場合は、このときパスタと一緒に火にかけましょう。

手順2.パスタを火にかける

パスタに火をかけます。火加減は、弱すぎず強すぎずの中火ぐらいがよいでしょう。
メスティンは熱伝導率がよく、あっという間に沸騰するので吹きこぼれないように注意してください。

手順3.水分がなくなったら具材を入れる

パスタの茹で汁がなくなってきたら火を止めて、生クリームを回し入れます。
小口切りにした万能ネギ、タラコ、塩をひとつまみ入れましょう。お好みで粉チーズやコショウなどを入れてもOK。
かき混ぜれば、簡単に絶品たらこクリームパスタの完成です!

メスティンでキャンプ飯を楽しもう!

「お外でご飯を炊く」というと、難しそうなイメージがありますが、メスティンを使えば、誰でも簡単にご飯を炊くことができます。

メスティンがあればご飯を炊く以外のこともできるので、調理の幅が広がりキャンプ飯のレパートリーも増えて、楽しく「ソトごはん」を楽しめるようになりますよ。

アレンジを加えて、自分好みのキャンプ飯を作ってみるのも楽しいですね。

外で食べるアツアツのご飯は格別です!
今までメスティンを使ったことがないという方も、ぜひメスティン炊飯に挑戦して、キャンプ飯を楽しんでくださいね。

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