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メスティンを使う前の「バリ取り・シーズニング」方法と長く使えるお手入れのコツ

おでかけ

メスティンは、アウトドアでお米を炊くためのアイテム。
最近では多くのキャンパーやおうちキャンプを楽しむ方などから支持を得て、「メスティン本」が発売されるほど人気となっています。

その理由は、ご飯を炊くのみならず、煮る、焼く、蒸す、揚げるまでできる万能ぶりから!
さまざまな料理を簡単に作ることができる多様性が魅力です。

今回は、メスティンを使用する際の基本の準備「バリ取り」と「シーズニング」の方法を写真付きで解説します。
また、メスティンが焦げ付いてしまった時の焦げ取り方法もご紹介しますよ。

より使い勝手よくメスティンを楽しむために、ぜひ参考にしてくださいね。

広報&ライターの3児の母。お掃除してもすぐに子どもたちに荒らされている日々です(汗)毎日ドタバタな中でも、楽しく心豊かに暮らせる「暮らしの工夫」をお届けできればと思います。

使う前にちょっと待って!メスティンを使う前の下準備

メスティンはいろんなメーカーから発売されていますが、基本的に無加工のアルミ製です。
代表的なメーカー「トランギア社」など、無垢のアルミでできたメスティンを購入した場合、まず行って欲しい下準備が2つあります。それが「バリ取り」と「シーズニング」です。

バリ取りは、メスティンの本体とフタのフチにあるギザギザをヤスリで削る作業で、シーズニングは、メスティンの表面に膜を張る工程のことを言います。

聞き慣れない言葉なので、「メスティンの準備ってそんなに大変なの?」と不安を感じる方もいるかもしれませんが、やり方はとっても簡単なのでご安心を。

これからこの2つのやり方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

ただし、メスティンの中には、バリ取り済み・シーズニング不要のものもあります。
そういったものの場合は、バリ取りやシーズニングの作業は不要なので、買う前にパッケージを確認するといいでしょう。

メスティンのバリ取りの手順をご紹介!メリットや注意点も

無加工のアルミ製のメスティンは、フタや本体のフチに「バリ」というザラザラとした尖った突起物がある状態です。

メーカーによってはそのまま出荷されるため、このザラザラをヤスリで削って滑らかにする作業が必要となります。
この作業を一般にバリ取りと言います。

バリ取りをすることで、ザラザラした突起部分に指が引っかかってケガをすることを防いだり、フチが滑らかになり使い心地良く使用できます。

メスティンのバリ取りに必要な道具

まずは、バリ取りに必要な道具を揃えます。

  • 荒目の紙ヤスリ(サンドペーパー)
  • 細目の紙ヤスリ(サンドペーパー)
  • 軍手

道具はコレだけ!

紙ヤスリは、目の荒さが「#」を付けた数字で表されていて、数字が小さいほど荒くなります。
バリ取りをする際は、目の荒い#20~60と目の細かい#1000の2タイプを使うとよりキレイな仕上がりになります。

また、100円ショップには「金属用のサンドペーパー」が販売されていることも。
「金属用のサンドペーパー」は荒目、中目、細目の紙ヤスリがセットになって入っているので、オススメです!

メスティンのバリ取り方法

では、さっそくバリ取りをしてみましょう!

手順1.バリ取りをするための準備をする

ケガ防止のために軍手をはめると安心です。

作業中は、アルミの削りカスが出ます。
お庭やベランダで行うか、室内で行う場合は新聞紙などを敷いて作業すると良いでしょう。

手順2.荒目のヤスリで削る

まずは目の荒いほうのヤスリを使います。
本体とフタのザラザラとした部分に直角にあてるようにして大まかに削ります。

手順3.細目のヤスリで仕上げる

次に、目の細かいヤスリで手順2と同じようにぐるりと一周削り、仕上げます。
この時、力を入れすぎてメスティンが変形しないように注意しましょう。

手順4.削りカスを洗い流す

削りカスは水で洗い流します。その後、メスティンをスポンジでよく洗いましょう。
フチを指で触ってみて、滑らかになっていたら完成です。

バリ取りで失敗しないための注意点

バリ取りをする際は、力を入れすぎるとメスティンが変形する恐れがあるので、力加減に注意してください。

また、バリ取りで出た削りカスを吸い込まないように注意しましょう。
バリ取りを行う際は、マスクをつけて作業をすると安心です。

メスティンのシーズニング方法をご紹介!メリットや注意点も

アウトドア用語の「シーズニング」とは、本来鉄製の鍋を使う前にする油ならし作業のことを言います。

メスティンの場合のシーズニングは、無加工のアルミの表面に膜を張ることです。

必ずやらなければいけない作業ではありませんが、シーズニングすることで、メスティンが焦げ付きにくくなります。
さらに、アルミ臭を軽減する、酸化による黒ずみを防止するなど、嬉しい効果が期待できます。

メスティンのシーズニングに必要な道具

シーズニングに必要な道具はこちらです。

  • 米のとぎ汁
  • メスティンが入る大きめの鍋

シーズニングには米のとぎ汁を使う人が多いですが、野菜くずを水で煮込んだり、牛乳などの飲み物で煮込んだりする人もいます。

正解はありませんが、シーズニングが終わったあとには捨ててしまうので、米のとぎ汁をとっておいて使う方がいいでしょう。

メスティンのシーズニング方法

ではシーズニングをしてみましょう!

手順1.取っ手を外す

シーズニングを行う前に、メスティンの取っ手を外しましょう。
ゴム製の取っ手を一緒にシーズニングしてしまうと、劣化の原因になってしまいます。

手順2.米のとぎ汁にメスティンを入れて火にかける

メスティンが入る大きめの鍋に米のとぎ汁を入れます。
そこにメスティン全体を浸したら、鍋を中火にかけます。

手順3.10~15分煮る

沸騰したら弱火にして、10分〜15分煮ます。

手順4.洗い流す

煮込んだら鍋からトングなどを使ってメスティンを取り出し、冷めるまで待ちます。
冷めたら水で軽く洗い流せば、シーズニング作業は終了です。

メスティンが入る大きめの鍋がない時は?

メスティンが入る大きめの鍋がない時は、メスティンに直接米のとぎ汁を入れて15分ほど煮出してもOKです!

その場合、メスティンの内側だけコーティングされることになりますが、十分に使えます。

シーズニングで失敗しないための注意点

シーズニングを行う際は、必ず冷たい米のとぎ汁に入れて煮るようにしましょう。
沸騰した中にメスティンを入れると、急激な温度変化でメスティンが変形する恐れがあります。

また、洗剤を使ってゴシゴシ洗ってしまうとせっかく付けた皮膜が落ちてしまうので、水でやさしく洗い流すのがポイントです。

シーズニングの頻度と効果を長持ちさせるコツ

メスティンをシーズニングする頻度は1ヶ月に1度ぐらいがいいですが、そう頻繁ひんぱんには使わないという方もいらっしゃいますよね。

その場合は、「焦げつきやすくなったな」と感じたタイミングでシーズニングを行えばOKです。

また、アルミは酸性・アルカリ性のどちらにも弱いという性質があります。

そのため、酸性またはアルカリ性の洗剤を使って洗うと、メスティンの表面の酸化皮膜が溶けて、劣化の原因になってしまいます。
必ず、お手入れの際には中性洗剤で洗うようにしてください。

汚れがひどくなければ、なるべく洗剤を使わないのもポイント。
柔らかいスポンジでキズつけないように優しく洗うようにすると、メスティンを良い状態で長く使い続けられますよ。

【シーズニング・バリ取り不要】のおすすめメスティン

シーズニングやバリ取りの不要なメスティンも販売されています。

アルミの表面に酸化皮膜という薄い膜をまとわせるアルマイト加工がされていて、下準備不要ですぐ使えるため、より気軽に使いやすくなっています。

こちらでは、初心者にもおすすめなシーズニング・バリ取りが不要のメスティンをご紹介します。

スケーター(Skater)のアルミメスティン

メタリックグレーのスタイリッシュな見た目のスケーターメスティン。
シーズニング・バリ取り不要のため、すぐに使い始められることができ、メスティンを使うのが初めてという方にも安心です。

大きさは容量600ml、容量850ml、容量1000mlの3種類から選べるため、ソロからファミリーキャンプまであらゆるシーンに対応して選べるのが嬉しいポイント。

フタの開け閉めがしやすく、お手入れいらずで使い心地が良いため、アウトドア初心者の方にオススメです!

さらに、本体にはメスティンレシピも付いていて、さまざまなお料理に挑戦して楽しめます。
キャンプやアウトドア以外でも、おうちでメスティンを楽しみたくなるアイテムです。

ロゴス(LOGOS)のメスキット

アウトドアブランドロゴスのメスティンは、ハードアルマイト加工がされていてキズがつきにくく、耐熱性、耐腐食性、耐衝撃性に優れています。

特徴は、フタに取っ手がついている点。
一般的なメスティンの場合はお米を炊いた後などは手袋などが必須となりますが、ロゴスのメスキットは火にかけている途中でも、素手でフタの開け閉めが可能です。

お手入れいらずで、頑丈なメスティンを探している人にオススメです。

キャプテンスタッグのアルミ角型クッカー

アウトドアメーカーキャンプテンスタッグのアルミ角型クッカーは、持ち手の安定性NO.1のメスティン。

横方向に折りたたむ形で取っ手がついているため、上下反転するときも安定感があって、より安心して使用できます。

内側にはメモリがついているため、米を炊くときも水の分量がわかりやすく便利。
容量は1000mlと、通常のメスティンより若干大きい作りとなっています。

もちろんアルマイト加工済みで耐久性にも優れているため、長く愛用していけるメスティンです。

メスティンの焦げ付きを落とす方法

シーズニングをしていても、うっかりメスティンを焦がしてしまうことってあるんですよね。

そこで、メスティンの汚れや焦げつきを落とす方法とアイテムをあらかじめ知っておくと、慌てる必要がありません。

「お酢」でメスティンの焦げ付きが落とせる!?

メスティンが焦げ付いたり、汚れてしまったらあるアイテムを使って簡単に落とす方法があります!

それが「お酢」。
なんとお酢で煮込むだけ!とっても簡単です。

ちなみに、一般的にお鍋が焦げた時などは「重曹じゅうそう」が使われますが、メスティンはアルミ製のため、重曹を使うと劣化してしまいます。
酸性の「お酢」を使ってキレイにしましょう。

メスティン1個分に対して、使用する分量はこちらです。

  • お酢:大さじ3
  • 水:500ml

「お酢」を使った焦げ落とし方法

実際のやり方をご紹介します。

手順1.お酢を入れて煮込む
分量の水とお酢をメスティンに入れ、約20分ほど煮込みます。

手順2.割り箸で焦げを擦って落とす

お酢で煮ると焦げが柔らかくなります。
冷めたら、割り箸で焦げを擦って浮かせましょう。
割り箸ならメスティンをキズつける心配もありません。

手順3.スポンジで洗って水ですすぐ

割り箸であらかたの焦げを落としたら、スポンジに中性洗剤を付けて洗い、よくすすげば完了です。

バリ取り・シーズニングをしてメスティンを長く愛用しよう

メスティンは使う前のひと手間が大切です。

バリ取りとシーズニングを行うだけで、メスティンの焦げつきや劣化を抑えることができ、安心して使用できます。

メスティンは1つあるだけで、キャンプやお外料理がグンと楽しくなるアイテムです。
何度も使ううちに焦げやすくなってしまいますが、シーズニングをすれば元の使い心地に戻ります。

ぜひお手入れをしながら、長く愛用してアウトドア料理を楽しんでくださいね。

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