ハウジーのSNS担当。1Kの激狭アパートに一人暮らし中。生活用品は機能より見た目で選んですぐ失敗しがち。そんな経験も踏まえ、発見した最新アイテムやおすすめ商品をSNSで紹介しています。
全く新しい発想で一杯のコーヒーが楽しめる、「スティック型のコーヒードリッパー」。
今回は、SNS担当のひかるが、使い方や淹れたコーヒーの味わいを徹底レビューします。コーヒー好きの人はもちろん、アウトドアでお気に入りのコーヒーを楽しみたい人も必見!ぜひチェックしてください。
手軽なのに本格的!「スティック型コーヒードリッパー」とは?
コーヒードリッパーといえば、底に穴がある円錐型や台形型のものを思い浮かべますよね? 一般的なドリッパーは、フィルターをセットしてコーヒーの粉を入れ、お湯を注いで抽出する仕組み。フィルターを通過したコーヒーが、サーバーやマグカップに落ちていくことで、じっくりと香り豊かな一杯が完成します。
でも、「スティック型のコーヒードリッパー」という、全く違うタイプのドリッパーがあるのを知っていますか?
スティック型コーヒードリッパーは、まるでティーバッグのように、お湯に浸して抽出するだけ。簡単な手順で、本格的なコーヒーを楽しめるアイテムなんです。
「スティック型コーヒードリッパー」の使い方
どれくらい簡単にコーヒーを淹れられるのか、さっそく使い方を見てみましょう。
1.コーヒーの粉を入れる
フィルターバスケットに中挽きのコーヒー粉を入れます。バスケットの約3分の2が適量です。
2.ハンドルをセットする
フィルターバスケットにハンドルをしっかりセットします。
3.カップにお湯をそそぐ
沸騰したお湯を、カップにゆっくりと注ぎます。
4.スティックをくるくるして混ぜる
スティックをカップに入れ、約1分間くるくると回して混ぜます。
5.そのまま5~8分間待つ
スティックをカップに浸したまま、5~8分間待ちます。
好みの濃さになったらスティックを取り出して完成。
「スティック型コーヒードリッパー」のメリットは?
インスタントのような手軽さで本格コーヒーを淹れられる、「スティック型コーヒードリッパー」。具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 1杯分を簡単に淹れられるので、一人暮らしの人や忙しい朝にも便利
- コンパクトで持ち運びやすく、アウトドアやオフィスにも最適
- フィルター不要で経済的&ゴミを減らせる
特に、アウトドアシーンやソロキャンプでは大活躍。荷物を最小限に抑えながら、手軽に本格コーヒーを楽しめるのがポイントです。
ただ、一番気になるのはコーヒーの味わいですよね? いくら手軽でも味がイマイチでは、使う場面が少なくなってしまうかもしれません。そこで、スティック型コーヒードリッパーで淹れたコーヒーの風味を確かめてみることにしました。
味の違いは? 「台形型」と「スティック型」のドリッパーで比較
特に気になるのは、お湯にドリッパーごと浸してくるくるかき混ぜることで、雑味が出てしまうのではないかという点。そこで、普段使っている台形型ドリッパーで淹れたコーヒーと、スティック型コーヒードリッパーで淹れたコーヒーを実際に飲み比べてみました。
以下のように、条件をそろえてコーヒーを抽出しました。
- 同じマグカップを使用
- それぞれに、同じ量(150ml)のお湯を使用
- 同じ豆から挽いた粉を使用
さっそく、コーヒーの味の違いをチェックします。
「台形型ドリッパー」で抽出したコーヒーの味は?
まずは、一般的なドリッパーで淹れたコーヒーを試してみました。
すっきりとした味わいで、雑味が少なくクリアな印象。苦みは控えめで、やや酸味が際立っています。飲み慣れた味ということもあり、特に不満はなく「安定のおいしさ」という印象でした。
「スティック型ドリッパー」で抽出したコーヒーの味は?
次に、スティック型のドリッパーで淹れたコーヒーを飲んでみました。
一口飲んだ瞬間、コクがしっかりと感じられ、酸味とのバランスが絶妙だと感じました。
一般的なドリッパーで淹れたものと比べると、やや苦みが強く、重厚感のある味わいになっています。コーヒーの風味がより際立ち、深みのある一杯に仕上がっている印象でした。
コーヒーの味を比較した結果
意外にも、「スティック型コーヒードリッパー」で淹れたコーヒーは、雑味がほとんど感じられませんでした。むしろ、口当たりがよく飲みやすい印象。これは、ペーパーフィルターを通すよりも少し油分が残るためで、なめらかな味わいになるんだそう。また、バランスの取れた仕上がりになっていたは、360度抽出できるフィルターで、豆の旨みが均一に引き出されたおかげ。なるほど、そういう理由でこの味わいが生まれるんだなと納得です。
使ってみてわかった、コーヒーをおいしく入れるための注意点
「スティック型コーヒードリッパー」を使う時は、いくつかのポイントを押さえておくと、よりおいしいコーヒーが淹れられます。特に豆の挽き方に注目してください。
コーヒー豆は「中挽き」を使う
コーヒーは、粉の粒子の細かさによって「細挽き」「中挽き」「粗挽き」に分類されますが、スティック型コーヒードリッパーに適しているのは「中挽き」のコーヒーの粉です。苦みと酸味のバランスが取れた、飲みやすい味わいに仕上がる挽き方です。
ちなみに、エスプレッソや水だしコーヒーでよく使う「細挽き」の粉を使って抽出してみたところ……
お湯に入れた瞬間から色が出て、粉が広がりました。手順通りに淹れて飲んでみたところ、苦みが強く、雑味も感じられました。舌に粉が残る感じもあり、飲み終わるとカップの底に粉が沈んでいました。
細挽きは、中挽きよりも味が濃く重厚感のある味になっていたので、こちらが好みという人もいるかもしれません。ただ、舌触りの点からいっても、私は「中粗挽き」の粉をおすすめします。
お湯の温度は「90度前後」がぴったり
お湯の温度もコーヒーの味に大きく影響します。今回は、「アツアツのお湯」と「ちょっと冷めたお湯」の2パターンで淹れて、味を確かめてみました。
- アツアツのお湯……カップに先にスティックを入れ、そこに沸騰したお湯そそぐ
- ちょっと冷めたお湯……カップにお湯をゆっくりそそぎ、少し待ってからスティックを入れる
飲み比べてみると、アツアツのお湯で淹れたコーヒーは、苦みが強く、少し雑味も感じられました。それに比べ、ちょっと冷めたお湯を使ったコーヒーは、雑味が少なく、まろやかで飲みやすいと感じました。
一般的に、コーヒーを淹れるとき、お湯の温度が高いと苦み成分が強くなると言われています。スティック型コーヒードリッパーでも、個人的にはちょっと冷めたお湯を使ったほうが、おいしいと感じました。
ベストなお湯の温度は、90度前後だそう。温度計を使うとより正確に調整できますが、難しい場合は、沸騰したお湯を1分ほど時間をおいてから使うことを意識すると、理想的な温度に近くなり、おいしいコーヒーを淹れることができますよ。
ホルダー付きで、淹れたあともスマートに
この「スティック型コーヒードリッパー」には、抽出後にスティックを挿しておけるホルダーが付いています。お皿にスティックを置くとコーヒーが染み出してしまい、なんとなく残念な気持ちになりますが、ホルダーに挿しておけば、清潔感があり見た目もスマート。
また、紙フィルターのゴミが出ないので、アウトドアでもゴミを減らせていいなと思いました。
お気に入りのコーヒーを楽しむ時間を、より豊かに変えてくれそうな「BARISTA&CO」のスティック型コーヒードリッパー。気になった人はぜひチェックしてくださいね。
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