ネットショップで10年間、商品ページの制作を担当。キッチングッズやゴミ箱などの商品を知り尽くすプロ。豊富な商品知識と主婦歴20年の家事経験で、ライフスタイルにマッチしたアイテムをご提案します。
冬の食卓で鍋料理を楽しみたいときに欠かせない土鍋。食卓に出してから食べ終わるまでずっと温かい状態をキープしてくれるので、体も心もほかほかに。
今回は土鍋のおすすめをご紹介します。人気アイテムのランキングもあるので、ぜひチェックしてください。
土鍋を選ぶときはココをチェック
鍋の季節には毎日でも使いたい土鍋。使い勝手が悪いと日々ストレスをためることにもなりかねません。ここでは土鍋選びで失敗しないために、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
人数に合わせて「大きさ」をチェック
土鍋は大きくなればなるほど、比例して重くなります。そのため、大は小を兼ねるという考え方で適当に選ぶのではなく、自分の家族の人数にあった最適サイズを選ぶことが大事です。
<土鍋の大きさの目安>
- 1人用……6号(容量:約800ml)
- 2~3人用……7号(容量:約1600ml)
- 4~5人用……8号または9号(容量:約1900~2400ml)
4人家族でも子どもがまだ小さいなら、8号ぐらいがおすすめ。ただ、子どもが食べ盛りなら9号サイズを選びましょう。大家族なら10号サイズも選択肢のうちですが、高い場所に収納できない、スペースをとるといった問題も一緒にでてくるので、収納場所を考えてから選ぶ方がベターです。
料理に合わせて「形」をチェック
土鍋の形には、大きく分けて「浅型」「深型」の2タイプがあります。
「浅型」の土鍋は、家族や友人と卓上の鍋を囲むシーンにおすすめ。口径が広いので大勢で手を伸ばしても具材を取りやすいのがメリットです。ただ、深さがないぶん吹きこぼれやすいので、汁気の多い料理や炊飯にはあまり向いていません。
「深型」の土鍋は、高さのある具材も浸るのでおでんなど汁気の多い料理や煮込み料理におすすめ。ただ具材が底に沈みやすいので、卓上で鍋を囲む場合は取り出しにくくなるデメリットがあります。
また上記以外に、ご飯を炊くために作られた「炊飯用土鍋」もあります。
見た目や使い勝手は「素材」をチェック
- 萬古焼(ばんこやき)
丈夫でひび割れしにくいのが特徴。国産土鍋の多くは萬古焼で、バリエーションも豊富。 - 伊賀焼(いがやき)
荒い土を使って作られていて、厚みがあるのが特徴。そのため蓄熱性が高く、じっくり煮込むおでんなどの料理に向いています。 - セラミック
お手入れがラクにできて丈夫なのが特徴。IH対応モデルも多く、色やニオイも移りにくいと機能性も抜群。そのため、鍋料理以外を作る普段の調理器具として使ってもOK。
焼き物の土鍋の場合、使い始める前に「目止め」という作業が必要になるものも。これは、ニオイ移りやヒビ割れを防ぐため、米のとぎ汁や小麦粉を溶かした水を使って表面をコーティングするという作業。
ただ最近では「目止め」をしなくても使える土鍋も多数販売されています。目止めの作業が面倒な人や、土鍋を贈り物にする時などは目止めのいらないタイプがおすすめです。
「IHに対応しているか」をチェック
IHコンロで使う場合は、IHに対応しているかを必ず確認しておきましょう。コンロはガスの直火でも、卓上ではIHヒーターを使いたいという場合も、IH対応土鍋を選ぶ必要があります。
蒸し皿が付いているか
「ヘルシーな料理が短時間で簡単に作れる」と最近、人気が再燃している蒸し料理。そのブームも相まって、蒸し皿のついた土鍋も多数ラインナップされています。蒸し料理は、セイロや蒸し器でもできますが、土鍋で作ると位以下のようなメリットがあります。
<土鍋で蒸し料理を作るメリット>
- 遠赤外線効果があり、じっくり火を通すので、ふっくらとした仕上がりになる
- 蓄熱性が高いから、火から下ろした後も温かい状態が長く続く
- 食卓にそのまま持っていける
- 複数の料理を同時に調理ができる
蒸し皿が付いていると値段ははるものの、蒸し皿の上段で温野菜、下段でスープを作るといった使い方もでき、レパートリーが広がりますよ。
一人暮らしにおすすめの土鍋
一人暮らしで簡単に作れるメニューの鍋。そんな鍋を作る時に使う土鍋も、簡単に扱えるものをチョイスするのがおすすめです。ここでは、目止めがいらないタイプや毎日のお手入れが簡単なタイプをセレクトしました。
目止め不要のおしゃれなデザイン
目止め不要で普段のお手入れもラクな土鍋。ニオイや色が移りにくいので、湯豆腐からキムチ鍋までいろいろな鍋を楽しめます。フタの四角い持ち手がアクセントになったモダンなデザインも◎。
- 重さ:約1.6kg
- 熱源:直火・レンジ・オープン対応(IHは不可)
- 蒸し皿:別売り >>「スチームプレート」を見る
- 目止め:不要
鍋も料理もランクアップする洋風土鍋
土鍋というより、鋳物のホーロー鍋のような質感の笠間焼の土鍋。そのため、和風の鍋料理だけでなく、ポトフやスープといったといった洋風の煮込み料理でも大活躍します。また、収納場所がない狭いキッチンでは、コンロの上に出しっぱなしにしておいてもOK。デザイン性が高く長く使えると人気のアイテムです。
- 熱源:直火・オーブン(IHは不可)
- 蒸し皿:なし
- 目止め:必要
軽量で扱いやすいモダンデザイン
シンプルなインテリアに似合うモダンなデザインの土鍋。一般的な土鍋より軽く作られていて扱いやすいのが◎。レンジやオーブンが使えるので鍋以外にも活躍します。
- 重量:約610g
- 熱源:直火・電子レンジ・オープン(IH不可)
- 蒸し皿:なし
- 目止め:不要
お手入れ簡単なサーマテックの土鍋
高耐熱セラミック「サーマテック」という素材でできた土鍋。水が染みこみにくい素材のため、目止めの必要がないだけでなく、ニオイ移りもしにくくお手入れも簡単。だから、カレー鍋やアヒージョといった油分の多い料理も得意です。冬だけでなく、普通の鍋として使っても◎。
- 熱源:直火・IH・電子レンジ・オーブン
- 蒸し皿:なし
- 目止め:不要
おいしく仕上がる萬古焼の土鍋
黒の釉薬に玉すだれの絵柄をあしらった和風のデザイン。温かみある昔ながらのザ・土鍋が欲しい人にぴったり。しっかりと熱を蓄える萬古焼でできているので、食材にじっくり火を通すので、おいしく仕上がるのが特徴です。
- 熱源:直火・電子レンジ・オーブン(IH不可)
- 蒸し皿:なし
- 目止め:必要
2~3人で使うのにおすすすめの鍋
夫婦2人だけの家族や子どもが小さいおうちでは、蒸し料理や煮込み料理など鍋以外の料理にも使えるタイプだと毎日使いまわせて重宝します。そのまま食卓に出してもおしゃれなタイプをピックアップしました。
たっぷり入れても安定感のある土鍋
土鍋らしいどっしりとしたフォルムで、シンプルなデザインで長く愛用してお飽きがこないアイテム。深めなので、しゃぶしゃぶや湯豆腐といった鍋料理もOK。ほかにもごはんを炊くのにもぴったりです。ランキング2位の人気品。
- 熱源:直火・IH対応
- 蒸し皿:なし
- 目止め:必要
UFOみたいなデザインが楽しい土鍋
UFOみたいなかわいいデザインで子供受けは◎。しかも、取っ手がぐるっと1周していて、どの角度からも持つことができる機能性にも優れた土鍋です。蒸し皿が付きというのもうれしい点。和風の鍋だけでなく、煮込み料理や温野菜といった多彩な料理を作っても似合う土鍋です。ホワイトとブラックの2色がスタンバイ。
- 熱源:直火・電子レンジ・オーブン(IH対応)
- 蒸し皿:あり
洋食も映えるスタイリッシュな浅型
シンプルな見た目の浅型の土鍋。そのためいつもの鍋料理はもちろん、写真のようなアクアパッツァやパエリアといった料理を作ってもサマになります。口径が広く取り分けもラクにできるので、家族や友達とのパーティでも活躍しそう。2~3人用の8号サイズだけでなく、9号サイズやオーバル型もラインナップ。
- 熱源:直火・電子レンジ・オープン(IH不可)
- 蒸し皿:なし
煮込み料理にもぴったりの深型タイプ
深めで洋風のモダンな見た目。「サーマテック」という高耐熱セラミックでできている鍋なので、目止め不要。さらにニオイ移りや水が染みこみにくいので、普通の鍋としてオールシーズン使って正解機能性も抜群。ニオイ移りやしにくいので、普通の鍋として毎日使って正解です。
- 熱源:直火・IH・電子レンジ・オーブン
- 蒸し皿:なし
- 目止め:不要
4~5人暮らしの家族におすすめの土鍋
大家族や食べ盛りの子どもがいるおうちでは、たっぷり入るサイズであることが一番の条件。でも鍋が大きくなると重くなって扱いにくいという問題が発生します。ここでは軽量タイプやセラミック素材で重さのストレスを軽減できるものをピックアップしました。
めずらしいホーロー製の鍋
「KAKOMI(かこみ)」というシリーズ名の通り、家族みんなで食卓を囲んで、おいしい時間をシェアするというコンセプトで作られた鍋。ホーロー製のため、厳密には土鍋ではないものの、鍋料理に活躍すること間違いなし。一人用の鍋もスタンバイしています。
- 重さ:約1.5kg
- 熱源:直火・IH・オーブン
- 蒸し皿:別売り >>「スチームプレート」を見る
- 目止め:不要
吹きこぼれにくい土鍋
鍋のふち部分が少し高めに作られていて、家族分をたっぷり作っても吹きこぼれにくいのがうれしい点。シンプルなデザインで飽きがこず使えるのも◎。高耐熱セラミック「サーマテック」鍋で、軽量で扱いやすいのも◎。ネイビー、アイボリーの2色から選べます。
- 重さ:約1.94kg
- 熱源:直火・IH・電子レンジ・オーブン
- すのこ:なし
- 目止め:不要
すのこ付きの軽く扱いやすい土鍋
深めで、食べ盛りの家族がいても大満足。しかも軽さにこだわって作られているので、持ち上げやすいというのもうれしいところ。しかもシンプルで飽きがこないデザイン、吹きこぼれしにくいカタチなのも魅力です。機能性と見た目と両立したおすすめの土鍋です。
- 重さ:約2.5kg
- 熱源:直火・IH・電子レンジ・オーブン
- 蒸し皿:あり
- 目止め:不要
ガラスのフタで中身が見えるのが◎
ガラス製品のトップメーカー「ハリオ」の土鍋。売上ランキング2位のアイテムです。フタがガラスで、中身が見えるのが人気の秘密。鍋だけでなく、煮込み料理にも活躍します。
- 重量:3kg
- 熱源:ガス火・電子レンジ
- 蒸し皿:不要
- 目止め:必要
【番外編】2024年11月の土鍋売れ筋ランキングTOP10を紹介
それでもどれを選べばいいのか迷うという人のため、「ハウジー」と取り扱い商品数5万点を誇る姉妹店「リビングート 楽天市場店」で、人気の土鍋を紹介します。2024年の売れ筋をランキング形式でご紹介するので、ぜひ参考にしてください。(姉妹店「リビングート 楽天市場店」2024年11月調べ)。
1位:リビング DONABE
手軽に使える一人用の土鍋。フタのカラーで3色から選べるのも◎。ガス火専用。
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2位:リビング NEO IH土鍋
どっしりとした土鍋らしいフォルムの土鍋。しゃぶしゃぶやおでんにもおすすめ。IH対応。
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3位:リビング 花さくら
ひとり鍋やちょっとした一品用に最適なサイズ。フタのくぼみに菜箸を置けるのが便利。ガス火専用。
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4位:蓋がお茶碗にもなる土鍋
フタがお茶碗として使える一人用土鍋。深型で汁物の調理や炊飯時にもふきこぼれにくく安心。ガス火専用。
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5位:「Flow」直火軽量土鍋
洗練された和モダンなデザインが魅力の土鍋。吸水率がほぼ0%で、汚れやにおいが残りにくい。ガス火専用。
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6位:ニューなんでも土鍋
炊く・煮る・蒸す・冷すなど色々な調理ができる土鍋。温野菜や蒸しパンが作れる蒸し皿付き。ガス火専用。
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7位:丸利玉樹利喜商店 サーマテックIH土鍋
ニオイ移りしにくく鍋以外の料理にも使いやすいのが魅力。IH対応。
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8位:「Karl」IH軽量土鍋
重さは一般的な土鍋製品の約1/2。深めのフチで吹きこぼれにくいのも特徴。IH対応。
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9位:ご飯も炊ける土鍋
ほかほかご飯も炊ける4~5人用の土鍋。深型でおでんやポトフも作りやすい。ガス火専用。
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10位:「キントー/KINTO」KAKOMI 直火土鍋
スタイリッシュなデザインが魅力。料理のニオイが鍋に移りにくくいろいろな料理に使えるのが◎。ガス火専用。
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土鍋でほっこり。あったか鍋料理を楽しもう
最近ではスーパーでいろいろな味の鍋の素が売られているので、ちょっと冒険していつもとは違う味を試したいと思う時もあるかもしれません。そんな時も、ニオイ移りの少ない土鍋や一人鍋サイズの土鍋を用意しておけば、気軽に新しい味のお鍋を楽しめます。
土鍋は手入れしながら使えば一生ものにもなるアイテム。サイズはもちろん、使い勝手やデザインにもこだわって自分にぴったりのものを選んでくださいね。
また、下記のショップでは土鍋とも相性ぴったりな「冬の食器」を多数紹介しています。ぜひご覧ください。