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牛乳パックで作るヨーグルトメーカー

ヨーグルトメーカーやスープジャーで簡単!自家製ヨーグルトの作り方とコツ

キッチン

おなかの健康のために「ヨーグルトを毎日食べる」という人は多いですね。

市販のヨーグルトにはいろいろな種類があり、それぞれ違う乳酸菌の働きで食感も味も少しずつ異なります。

お気に入りのヨーグルトをたっぷり食べるために、おうちでヨーグルトを増やしてみませんか?

幼いころから「つくること」全般が好きで調理師、ハンドメイド作家に。ハウジーでは主婦の負担になりがちな毎日の料理を楽しめるよう、ちょっとしたヒントをお伝えします。また「大人の食育」に直結する料理のおもしろさをシェアしたい!北海道での菜園づくりや調理の工夫はブログとインスタグラムでも発信しています。

牛乳パックのまま作れるシンプルなヨーグルトメーカーが人気

おうちでヨーグルトを作る際は、何といっても雑菌が混入しないように注意する必要があります

その点、牛乳パックから移し替えずにヨーグルトを作ることができる、シンプルな保温機能を備えた「ヨーグルトメーカー」がおすすめ。

とっても簡単!自家製ヨーグルトの作り方

1.牛乳を常温で戻す
あらかじめヨーグルトにしたい牛乳を常温に戻しておきます。

(急ぐときの裏技として、未開封の牛乳パックを電子レンジにごく短時間かけて温める、という方法があります。ただし、加熱しすぎると破裂の恐れがありますので、30秒ずつ2回にわけて温めます。)

2.種菌用のヨーグルトを準備
1000ccの牛乳パック1つに対し、種菌となるヨーグルトを50g程度用意します。
無糖タイプであれば固形でも液体でもOK。
固形のヨーグルトなら大さじ2杯半程度、液体ヨーグルトならボトルの半分程度が目安です。

3.材料を混ぜる
次に牛乳パックの口を開け、種菌にする手順2のヨーグルトを入れて、よく混ぜます。

混ぜるときに便利なのが、長いスプーン。
店頭では保存食品作りのコーナーに置いてあることが多いので、ぜひ探してみてください。

4.ヨーグルトメーカーにセットする
中身をこぼさないようにヨーグルトメーカーにセットし、口はクリップで留めます。
牛乳パック専用のクリップも市販されていますが、我が家では小さな目玉クリップで代用しています。

自家製ヨーグルトづくり

8時間後、開けてみると、しっかり固まっています。
牛乳パックを軽く揺らしてみて、固まり方が足りないと感じる場合はさらに2時間程度ヨーグルトメーカーにセットして保温します。

牛乳パックでヨーグルトづくり

さて、できあがったヨーグルトはまだ温かい状態です。
試しにホットヨーグルトとして食べてみてください。
ヨーグルトメーカーから出して冷やしている間にも2次発酵が行われ、冷やした後は食感が変わりますので、食べくらべてみるのもいいですね。

自家製ヨーグルト

スープジャーを使う豆乳ヨーグルトの作り方

「ヨーグルトメーカーは持っていない」という方でも、保温機能のあるスープジャーやランチジャーがあれば、ヨーグルトは作ることができます。

我が家でも、豆乳ヨーグルトを作るときにスープジャーを使っています。

用意するものはスープジャー、種菌のヨーグルト、豆乳と温度計です。
室温が低いときなどスープジャー本体が冷えているときは、お湯で予熱をします。

自家製ヨーグルトの材料

ヨーグルトが固まる温度は42度前後といわれています(乳酸菌の種類により異なります)ので、豆乳を温めます。
温度計で計って確認しながら温めましょう。

スープジャーに入れたときに温度が下がることを考えて、1,2度高めにしておくといいでしょう。

スープジャーに種菌と豆乳を入れ、よく混ぜてフタを閉め、5時間ほど待ちます。

ヨーグルトづくり

5時間後に開けてみると、表面には発酵した泡の跡が見えますが、内側はお豆腐のようになめらかに固まっています。

ヨーグルトを作る

ヨーグルトメーカーを使い牛乳で作ったヨーグルトが右側、スープジャーを使って豆乳で作ったヨーグルトが左側です。
種菌は同じ液体のヨーグルトを使用しました。

もちろん、スープジャーで普通の牛乳から作るヨーグルトもできます。

自家製ヨーグルトの食感の違い

少量作りたいときにはスープジャー、牛乳パックのまま作りたいときにはヨーグルトメーカー、と使い分けするのもいいかもしれません。

自家製ヨーグルト作りで覚えておきたいこと

衛生的に作るために、使用する道具や手指の消毒は怠らないようにしましょう。
しっかり手を洗い、道具は熱湯または食品用除菌スプレーでの消毒をします。

厳密にいうと、市販のヨーグルト商品を家庭で増やしても、乳酸菌の配合割合や味わいは多少変わってしまいます。
これはメーカーの工場と家庭では環境が異なるからです。

また、自家製ヨーグルトをまた次のヨーグルト作りに使うことができますが、長期間繰り返すと乳酸菌の状態が変化し変質する可能性があります。
3、4回使用した後は食べきってしまい、新しく市販ヨーグルトを種菌にして作るといった工夫が必要です。

自家製ヨーグルト

低脂肪牛乳を使うと水分が多くゆるめに仕上がる傾向があります。
また、種菌にするヨーグルトによっても仕上がりが違ってきます。

いろいろと試して、好みのヨーグルトを作ってくださいね。

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