インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
外出自粛期間が延長になり、おうち時間が増えています。
友人とランチを楽しんだり、一緒に旅行へ行くのにはまだ時間が掛かりそうですね。
おうちの中で過ごす時間が続いている今、お部屋の模様替えをしてリラックスできる空間作りをしている方も多いようです。
雑貨を飾るのも楽しくていいけれど、空間がガラッと変わって癒される観葉植物を育ててみるのはいかがでしょうか?
今回は、初心者でも失敗しない観葉植物の選び方や飾り方のコツをご紹介します!
初めてでも失敗しにくい観葉植物のおすすめは?
- 観葉植物を楽しみたいけれど、すぐに枯らしてしまう
- どうやって育てたらいいのか分からない
こんな悩みを抱えている人は意外と多いのではないでしょうか。
せっかくおうちに迎えた観葉植物が、すぐに枯れてしまってはがっかりですよね。
実際に、観葉植物の中にも育てやすい植物・育てにくい植物があります。
今回ご紹介する、初心者でも育てやすい観葉植物は3つ。
- ウンベラータ
- モンステラ
- アイビー
この3つの植物はどれも育てやすく、病気にも比較的強い植物です。
この3つ以外にも、エバーフレッシュ、カポック、サンスベリアなども育てやすく、初心者さんにも人気の植物です。
今回は「ウンベラータ」と「モンステラ」、「アイビー」の3つに焦点を当て、1つずつ特徴や飾り方のコツをご紹介していきましょう!
【初心者でも育てやすい観葉植物その1】ウンベラータ
まずご紹介するのは、存在感抜群のウンベラータ。
大きな葉と曲がりくねった幹が特徴的です。
ウンベラータは見た目と違い、とてもやわらかく大きな葉は、よく見るとハートの形をしていてとても可愛らしい印象です。
暑さに強く、寒さには少し弱いですが、室内の明るい場所に置いてあげると春から秋頃までどんどん新芽を増やしていきますよ。
ウンベラータのような大きな観葉植物は、植木鉢のまま飾るのもいいけれど、どうせなら鉢カバーも使って、少しオシャレにおめかししたいですよね。
鉢カバーの選び方ですが、植木鉢よりも一回りか二回りほど大きなものを選びましょう。
色はインテリアに馴染むように、おうちの中にある色を1色選ぶと失敗が少ないです。
鉢カバーの中に植木鉢を入れてみました。
覗き込むと、中の植木鉢の茶色と土の色が少し気になりますね。
観葉植物の見栄えを良くする「マルチング」
そんな時は、観葉植物の根元もマルチング(土を園芸資材で覆うこと)をしてきれいにしましょう。
シザルアサや、ココヤシファイバー、玉石、ウッドチップなど、土を隠す方法はいろいろあります。
今回はシザルアサを使います。
100円ショップにもあるアイテムなので、ぜひチェックしてくださいね。
ギュッと密になっているシザルアサをほぐしながら、土の上に広げていきます。
ある程度きれいに土を覆ったら、鉢カバーから飛び出しているアサをカットして見た目を整えます。
完成したら、飾ってみましょう。
ソファの隣や、部屋の角、フォーカルポイント(お部屋に入ったときに一番初めに目が行く場所)に置いてみて、日当たりもチェックします。
ウンベラータが1つあるだけで、空間にメリハリが出てグッと引き締まった印象になりますね!
【初心者でも育てやすい観葉植物その2】モンステラ
モンステラも、大きな切れ込みの入った葉が印象的な観葉植物です。
モンステラは乾燥に強く、土が乾いてからお水をあげても立派に大きく育ちます。
日光がダイスキなので、日当たりのあまり良くない場所に置くと、日光を求めて茎が細く伸びてしまいます。
そのため、明るく直射日光の当たらない場所に置くといいですね!
カゴや木箱も鉢カバーとして活用
鉢カバーはカゴや木箱、ジュート(麻)のバスケット、収納バスケットなどでも代用できます。
モンステラは個性的な見た目なので、アイアンのカゴに入れることにします。
アイアンカゴに入れるだけだと、植木鉢が丸見えで違和感がありますね。
そんなときは布やワックスペーパーなどで覆って、植木鉢を隠してしまいましょう。
植木鉢をワックスペーパーで覆いました。
見た目がスッキリときれいになりましたね!
インテリアに合わせて白を選びましたが、アイアンカゴの持ち手が麻なので、麻で覆ってもきっと素敵です。
仕上げにエアプランツなどを根元に置いてもいいですね。
【初心者でも育てやすい観葉植物その3】アイビー
最後はアイビーです。
丈夫で管理しやすく、またお手頃な価格で購入することができるので、初心者さんにも本当にオススメの植物です。
こちらは、アイビーの中でもカンガルーアイビーという種類。
大きく厚みのある瑞々しい葉が美しいですよね。
葉が垂れるグリーンは吊るして飾って!
これはマクラメやプラントハンガーと呼ばれる、植物を吊るすためのものです。
アイビーは鉢カバーに入れてそのまま飾ってもいいけれど、葉が垂れている様子は動きがあって面白いので、是非吊るして飾ってみてほしいです。
天井から吊るすことで、空間がバランスよくなりますね。
【番外編】観葉植物をもっと素敵に見せるには?
3つの育てやすい観葉植物をご紹介しましたが、最後に1つ、観葉植物をさらに素敵に見せるポイントをお伝えします。
こちらの画像を見て、2つの植物が飾られているように見えると思います。
でも、実はどちらかはフェイクグリーンなんです!
どちらか分かりますか?
正解はこちら!
フェイクのシダなんです!
改めて見ても、フェイクグリーンには見えないですよね?
こうして、観葉植物とフェイクグリーンを組み合わせて飾ると、ボリュームが出てとても魅力的に見えます。
全てが本物の観葉植物でなくても、こうしてフェイクグリーンを混ぜて飾ることで、「枯れてしまうかも」という不安な気持ちも多少軽減されるのではないでしょうか?
観葉植物でグリーンのある暮らしを楽しもう
いかがでしたか?
私自身、観葉植物がダイスキですが、初めから上手に育てることができた訳ではありません。
育てやすい植物、育てにくい植物…たくさん育ててみて、今こうしてお気に入りの植物を長く育てられるようになりました。
おうちの中に植物が1つあるだけで、お部屋の印象はガラッと変わります。
グリーンのある暮らし、ぜひ楽しんでくださいね。