2児の母とライターを兼任する30代主婦。ワーキングマザーとして生活を便利にする裏技や、あると助かる雑貨・贈って喜ばれるギフト商材の記事執筆などを中心に活動中。さまざまな生活アイテムに関するメリット・デメリットを分かりやすくご紹介しています。

赤ちゃんの暑さ対策に。知っておきたいおすすめの熱中症対策グッズ13選
体が小さく、まだ体温調節がうまくできない赤ちゃんは、大人よりも熱中症になりやすいと言われています。
おでかけの時はもちろん夜寝る時など家の中でも、暑さ対策はしっかりしてあげたいですね。
今回は子育て中のママライターが、赤ちゃんや小さな子供でも使える熱中症対策グッズをご紹介。
「子供は汗かきだから少々は大丈夫だろう」なんて思わず、万が一の危険に備えてしっかりと対策してあげましょう。

赤ちゃんや小さな子供は、なぜ熱中症に気をつけないといけないの?

暑い日のおでかけは、特に熱中症予防や対策に気を遣うというパパ・ママも多いでしょう。
日本気象協会が推進しているサイトによると、
❝ 子どもは身体が小さい分、環境の影響を受けやすいです。特に体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりいすいといわれていますので、より一層の熱中症予防・対策をおこなう必要があります ❞
と注意を促しています。
そこで今回は、2人の子どもを持つ著者が、実体験から「お出かけのときにあると本当に助かる」と思うグッズを種類ごとにセレクトしました。
屋外だけでなく家の中で使えるグッズもあるので、赤ちゃんの成長度合いや必要に応じてそろえておくと便利ですよ。
お出かけ先で慌てないよう、時間があるときに準備しておいてくださいね。
赤ちゃんや幼児におすすめの熱中症対策グッズ13選
熱中症対策に役立つグッズにはさまざまな種類があります。
ここでは、ひんやりクールダウンできる冷感グッズ、日差しから赤ちゃんを守るUVカットグッズ、水分補給グッズ、ベビーカーでのお出かけに便利なグッズ、というふうに、4つのジャンルにわけてご紹介します。
赤ちゃんの熱中症対策グッズ【1】冷感グッズ
まずは、触るだけでひんやり冷たさを感じることができる冷感グッズのご紹介です。

ベビーカー用冷感シート
ベビーカー用冷感シート
保冷剤をタオルで包んでから、ベビーカーのちょうどいい位置に設置するのって、実は結構手間がかかります。
完璧に設置したつもりでも、使っているうちに位置がズレてきたり、赤ちゃんが濡れてしまったり……。
そんな手間を省いてくれるのが、ベビーカーに設置できる冷感シートやマット。
洗濯することもできるので、清潔に使えるのも魅力です。

抱っこ紐用保冷パッド
抱っこ紐用保冷パッド
パパ・ママと赤ちゃんが密着する抱っこ紐は、さほど気温が高くない日でも、とにかく暑いですよね。
両手が使えて便利な反面、熱中症のリスクを考えると、暑い日はどうしても敬遠しがちです。
そこで便利なのが抱っこ紐の内側に取り付けできる保冷パッド。
汗をかきやすい赤ちゃんの背中を冷やしてくれる、お役立ちアイテムです。
取り付け方次第では、チャイルドシートやベビーカーにも使えますよ。

ひんやり長持ちタオル
ひんやり長持ちタオル
自分で歩けるようになったころの小さな子供の場合は、冷感タオルが便利です。水で濡らすだけで冷たくなるので公園などでもすぐに使えます。
首に巻いて使ったり、顔を拭いたりと使い勝手も良いですよ。
専用ボトル付きなら、濡れた状態でもマザーバッグなどに入れて持ち運べるのでおすすめです。
冷感ブランケット
かけたり巻いたり、おむつ替えのときに敷いたりと、赤ちゃんとのお出かけにブランケットはマストなアイテムです。
家ではお昼寝用に使えますし、冬は保温用・夏は冷感用、洗い替え用と複数枚持っておいてもOK。
外では日よけとして、冷房の効いた場所では寒さ対策としても活躍しますよ。暑い日に使うなら、通気性の良いものを選ぶのがおすすめです。
冷感敷きパッド
赤ちゃんと過ごす夏、意外と難しいのが家にいるときの室温調節です。「赤ちゃんは暑がり」と言われることもありますが、エアコンの設定温度が低くて寒くしすぎることも。
「実際にどれくらいの温度に設定すれば良いのかよく分からない」というのが、パパ・ママの本音ではないでしょうか。
特に寝ている赤ちゃんは、たくさんの汗をかきます。
そこで活躍するのが、ベビー布団の上に敷くだけで快適な眠りを誘う冷感敷きパッドです。
ひんやり・さらさらとした肌触りで、赤ちゃんもぐっすり寝てくれますよ。
赤ちゃんの熱中症対策グッズ【2】UVカットグッズ
続いてご紹介するのは、赤ちゃんや子供を日差しから守ってくれるUVカットグッズです。
遮熱シート・サンシェード
車でお出かけをするとき、窓から入る日差しで赤ちゃんがぐずって困った、という経験を持つパパ・ママは多いと思います。
暑くても「暑い」と言えない赤ちゃんは、泣くことでしか不快感を伝えられません。運転中だとどうにもしてあげられず、ただ胸を痛めることに。

車用 ピタッと貼れるカーサンシェード
車用 ピタッと貼れるカーサンシェード
今は、車自体にあらかじめ日よけが装備されている車種もあり、日よけだけなら100円均一でも買えます。ですが、それらは遮光のみの機能なので暑い日の対策としては不十分です。
熱中症対策なら遮光・遮熱機能付きを用意することをおすすめします。
日よけ・ベビー帽子
赤ちゃんや小さな子供用の帽子で熱中症対策をするなら、つばが広いものやフラップが付いたものがおすすめ。
特に首の後ろが暑くなると体温が上がりやすくなりますので、しっかりと日差しをガードしましょう。
風で飛んだり、赤ちゃんが落としたりしないように、あご紐が付いたものを選ぶとGOODですよ。
通気性の良い素材を選び・洗濯機で洗えるかどうかにも注目しましょう。
赤ちゃんや子供向け熱中症対策グッズ【3】水分補給グッズ
赤ちゃんはたくさん汗をかくため、夏の暑い日のお出かけに水分補給はとても大切です。
そのため、水分補給グッズもしっかり準備しておきましょう。
ベビーストローマグ
次のミルクまでの水分補給や、お乳トラブルのときなど、生後5か月ごろを過ぎればカフェインフリーの麦茶やベビー用飲料を飲ませる機会もありますよね。
授乳できればいいのですが、お出かけ先によっては授乳しにくい場所もあるでしょう。
そんなときに役立つのがストローマグです。
ストローマグと言っても、哺乳瓶の乳首のような形状のものから、ストロー型、直接口をつけて飲めるものまで、成長に合わせて使えるのがこのアイテム最大の特徴です。
保冷機能が付いたものなら赤ちゃんのクールダウンにも役立ちますよ。
イオン飲料
生後3ヶ月から飲むことができるイオン飲料は、ベビー用品売り場で見かけたことがある方も多いはず。
ほのかなりんご風味で飲みやすく、赤ちゃんもしっかりと飲んでくれますよ。汗で失われる水分やイオンを補給できる熱中症対策にぴったりのアイテムです。
紙パックに入っているので、バッグにそのまま入れておけるだけでなく、常温で保存できる点もうれしいポイント。
著者も子供の急な発熱用やお出かけ用として常備しています。
赤ちゃん向け熱中症対策グッズ【4】ベビーカー関連グッズ
赤ちゃんとのお出かけに欠かせないベビーカーに関連したグッズもあります。
ハイシートベビーカー
著者は使ったことがありませんが、シートの位置が高いハイシートベビーカーなら、路面からの熱が伝わりにくいそうです。
赤ちゃんを乗せたり降ろしたりするだけではなく、荷物の出し入れも楽々できそうです。
ベビーカー用のサンシェード
一般的にベビーカーには幌(ほろ)が付いていますが、幌で日差しをガードできるのは赤ちゃんの頭から胸あたりまで。
それだけでは、可愛い足が夏の強い日差しにあたってしまいます。
なるべく前面からの日差しもカットできるアイテムの方がおすすめです。
著者はブランケットで対応していますが、こちらも熱中症対策に有効なアイテムとして使えそうです。

シャダンケープ
シャダンケープ
ベビーカーに乗った赤ちゃんにかけてあげることで、日よけとして使えるのがベビーケープです。抱っこ紐にも取り付けられるものなら、抱っこした赤ちゃんも日差しから守ることができます。
さらに、ひんやり素材でできているものなら冷感グッズとしても使うことができますよ。

小型扇風機
ベビーカーやチャイルドシートに取り付けて使える小型の扇風機は、穏やかな風を赤ちゃんに送ることができる熱中症対策にぴったりのアイテムです。
万が一赤ちゃんが触っても安心なように、柔らかい羽根のものや羽根なしのものがおすすめです。
手持ちで使えるので、パパやママが暑い時も便利ですよ。
熱中症対策グッズで暑さをのりきろう

赤ちゃんや小さな子供の熱中症グッズについて見てきましたが、いかがでしたか?
赤ちゃんの体調が変化したときは、周りの大人が常に気を配り、早い段階で熱中症を疑うことが大切です。
なるべく暑くなる時間帯のおでかけは避け、こまめな水分補給や今回ご紹介した熱中症対策グッズを上手に使って、しっかりと対策をしましょう。
まだまだ暑い日が続きますが、赤ちゃんと一緒に快適な夏を楽しんでくださいね。
上記以外にも「夏を快適に過ごすグッズ」を紹介していますので、参考にしてみてください。
参考資料
一般財団法人日本気象協会「熱中症、こんな人は特に注意!」熱中症、こんな人は特に注意!(2022/05/18)
環境省「熱中症環境保健マニュアル 2022」(2022/05/18)