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意外なアイデアも!主婦100人の賢い「ゴミの分別」事情

意外なアイデアも!主婦100人の賢い「ゴミの分別」事情

家事のコツ

生活しているとどうしても出るもの、それは「ゴミ」。住んでいる場所や自治体にもよると思いますが、ゴミを回収場所に捨てるときには、分別が必要なことがほとんど。今回は、そんな「ゴミの分別」をテーマに、主婦100人にアンケートを実施。ゴミの分別ストレスを解消するアイデアが聞いてみました。

家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。

みんなゴミは何種類に分別してる?

自治体によって分別方法はさまざまですが、ゴミ箱の収納スペースは限られていますよね。そこで、何種類に分別しているのか、まず聞いてみました。

主婦100人アンケート「ゴミは何種類に分別してる?」の円グラフ

一番多かったのは、6種類!「燃えるゴミ・プラスチックゴミ」に加え「ビン・缶・ペットボトル」を分別しているという人が多くいました。加えて「乾電池・古紙や段ボール・陶器やガラス」を分別しているという声も。毎日出るいろいろなゴミを、細かく分別している様子がうかがえました。

どんな方法で分別している?アイデア別にご紹介

2種類以上に分別している人で、多くの人が分けていると回答したのが「燃えるゴミ・プラスチックゴミ・ペットボトル」。これらはそれぞれにゴミ箱を用意して捨てているという人が多くいました。どんなゴミ箱を使って分別しているのか、ゴミ箱を用意しないゴミはどうやって捨てているのか、さっそく見ていきましょう。

ふた付き分別ごみ箱をカウンター下で使っている

「SOLOW ペダルオープンスリム」を使ってカウンター下でゴミ箱を分別するアイデア

アンケートで一番多かったのは、同じシリーズのふた付きゴミ箱を使って分別しているという声。生ゴミが含まれる「燃えるゴミ」は、ニオイが出るのでフタ付きゴミ箱を使うのがマスト。さらに同じシリーズで揃えるのにはワケがあるようです。

「見た目が同じものを使うことで、キッチンの見た目がすっきりします」(40代・3人暮らし)

「ゴミによって指定のゴミ袋の大きさが違うので、同じシリーズのサイズ違いのゴミ箱を使っています。横幅は違っても高さが同じなので、キッチンの棚下に並べて置けるのがいいです」(30代・5人暮らし)

ゴミ箱を横に並べて使う場合、同じシリーズのものを使うことですっきり見せを実現している人が多くいました。ただカウンター下で使う場合は、フタの開け方に注意しておかないと開けるたびにぶつかってストレスになることも。プッシュ式で前から捨てられるタイプや、真ん中から左右に分かれて開くタイプを選ぶのがベストです。

レジ袋で分けられるゴミ箱を使っている

ゴミ箱の分別アイデア「ゴミ箱の中でレジ袋で分けて分別する」

あまり出ないゴミは、ひとつのゴミ箱の中で分別しているという声も。量は少なくてもゴミ箱を使うことでメリットを感じているよう。

「キッチンにいくつもゴミ箱を置く場所がないので、缶とビンはひとつのゴミ箱の中で分別しています。レジ袋に入れてそのまま床に置くよりすっきりしました」(2人暮らし・30代)

「缶はキッチンに並べていましたが、ふと手が当たった時に倒れてストレスに。ゴミ箱を仕切って半分を缶入れにすることでストレスが解消しました」(2人暮らし・20代)

ゴミ箱の中で分別する場合は、袋止めの枠にミゾやフックがついたものを選ぶことが大事。ミゾにレジ袋の取っ手を引っ掛ければ、簡単に分別できてレジ袋が中でずり落ちるストレスもありません。ゴミ箱の袋止めには種類があるので、以下の記事も参考にしてください。

>>ゴミ箱の「袋止め」の使い方。ゴミ箱別に簡単・ベストのつけ方を検証

縦型の分別ゴミ箱を使っている

縦型ゴミ箱「コンテナスタイル」を使って分別するアイデア

5種類や6種類に分別している人の中には、それぞれにゴミ箱を用意しているという人も。でも家の中にそんな数のゴミ箱を置く場所がないという時は、横に並べないアイテムをチョイスするのも手。

「縦型のゴミ箱を使っています。5つ入れるところがあって、燃えるゴミ・プラゴミ・ビン・缶・ペットボトルが全部分別できます。床の場所をとらないのがいいです」(50代・4人暮らし)

ゴミの捨て場所を1か所をまとめれば、分別したゴミをあちこちに捨てにいく必要がありません。例えば「ペットボトルのラベルをはがして、プラスチックとペットボトルのゴミ箱に入れる」「調味料のビンのフタを外して、プラスチックとビンのゴミ箱に入れる」といったように、分別してその場でゴミ捨てが完了。ハサミやガス抜きといった道具も一緒に置いておけばさらに時短になりますね。

ランドリーバスケット使って分別している

ランドリーバスケットを使って分別するアイデア

フタ付きのゴミ箱を使っていない人からは、こんな意見が出ていました。

「ペットボトルや古紙は、ニオイが出ないからフタ付きのゴミ箱は使っていません。ランドリーバスケットにゴミ袋をセットすることでポイポイ捨てられるし、つくりがシンプルで洗うのが楽なところが気に入っています」

水や汚れに強いランドリーバスケットをゴミ箱にすることで、手入れの手間を減らすアイデア。軽くて移動もラクにできるから、回収場所に持っていくときも負担が減ります。スタッキングできるものを選べば、分別ゴミ箱として便利に使えます。

ダンボール製のゴミ箱を使っている

ダンボール製のゴミ箱を使って分別

ゴミ箱の手入れが面倒、よく引っ越しをするという人からはこんな意見が。

「ダンボールでできたゴミ箱を使っています。汚れてきたら交換できるし、引っ越しの時もかさばらずラクに運べます」

「一人暮らしをしている大学生の娘に。使うのは4年間だけだし、大きなプラスチック製のゴミ箱は手入れもが大変だろうなと思ったので」

毎日使うゴミ箱は、いつのまにか汚れてくるもの。でも賃貸の部屋で大きなゴミ箱を丸洗いするのは大変ですよね。引っ越しする予定があるなら、気軽に交換できるダンボール製のゴミ箱を使うのはナイスアイデア。しかもダンボールだから、ゴミ箱自体をリサイクルに出せるというエコな方法です。

ハンガーゴミ箱を使ってレジ袋別に分別

ゴミ箱の分別アイデア山崎実業「tower/タワー」テーブル下レジ袋ハンガーを使う

家族が多く缶やペットボトルのゴミが毎日のように出るという人からは、こんなアイデアが。

「レジ袋を掛けられるハンガーで、ペットボトルと缶を分別しています。ゴミ箱だとすぐいっぱいになってあふれるけど、これならゴミ袋いっぱいまで入れられるのがいいです。手前にスライドするようになっていて、捨てるのも簡単です」(30代・4人暮らし)

プラスチック製のゴミ箱でストレスになることのひとつが、ゴミ袋いっぱいまで入らないこと。ゴミ箱から出してみると、ゴミ袋にまだ余裕がある……というデメリットが。特にペットボトルや缶は、ゴミ箱にあまり入らないことに悩んでいる人も多いよう。そんな悩みはゴミ袋をゴミ箱に入れない専用ハンガーを使うことで一気に解消されます。

ポリプロピレン製の収納ボックスを使っている

ゴミ箱の分別アイデア「ポリプロピレン製のゴミ箱」を使って分別する

バスケットを使う他にも、ゴミ箱の素材にこだわっているという意見がありました。

「生ゴミはふた付きの密閉ゴミ箱を使っていますが、ペットボトルや紙ごみはポリプロピレン製ゴミ箱を使って分別しています。汚れても拭いたり洗ったりできるし、掃除の時にちょっと持ち上げるのもラクです」(40代・2人暮らし)

軽い素材ながら。そのまま置かないことで、積み上げてなだれてくるストレスを回避できます。バスケットと同じく、汚れたら簡単に洗える使い勝手のよさも◎。

トートバッグを使って分別している

ゴミ箱の分別アイデア「トートバッグ」を使って分別する

手持ちのバッグを使って、冷蔵庫横を分別場所にしているというアイデアも。

「布のトートバッグを、マグネットで冷蔵庫の横に引っ掛けて分別しています。布製なのでゴミが少ない時はペタンとなって、邪魔にならないのがいいです」(30代・3人暮らし)

トートバッグを使うと中のゴミが見えにくく、生活感が出ないナイスなアイデア。捨てる時に持ち運びやすいのも◎。ペットボトルや乾電池の軽いゴミの分別に向いています。

エコバッグを使って分別している

ゴミ箱の分別アイデア「エコバッグのシュパット」を使って分別する

ペットボトルや缶といった資源ゴミは、スーパーの回収ボックス入れているという声もみられました。どうせスーパーに行くならという発想で、出てきたのはこんな分別アイデアです。

「ペットボトルはエコバッグに入れて集めています。スーパーに行くときはエコバッグごと持っていって、中身を回収ボックスに入れ、今度は買い物したものを詰めて持って帰っています。こうすれば、ペットボトルを捨てるのも、エコバッグを持っていくのも忘れることもありません」

エコバッグをフル活用するナイスアイデアです。エコバッグはいろいろなサイズがあるので、ペットボトルは大きなバッグに、食品トレーは小さなバッグにと分別することもできますね。デザインも豊富なので、気に入ったものを選べばキッチンのアクセントにもぴったりです。

仕切り付きのバッグを使って分別している

「仕切り付きバスケット」を使って資源ゴミを分別する

細かいゴミの分別にはこんなアイデアも出ていました。

「開いた紙パックやペットボトルのふた、乾電池は、スーパーや公民館の回収場所に持っていく必要があるので、まとめて持っていけるようにバッグの中に集めて冷蔵庫の上に置いています」

仕切り付きのアイテムを使って、冷蔵庫の上をリサイクルゴミの置き場所にするのはナイスアイデア。デッドスペースを利用することで、すぐに捨てられてしかもキッチンを広く使うことができますね。ごちゃつき感が出ないように、見た目にかわいいかごやボックスを使うのがおすすめ。冷蔵庫上を利用する活用する時のコツをまとめた以下の記事も参考にしてください。

>>冷蔵庫上を収納スペースに。有効活用するにはどうするのが正解?

ゴミ箱を使わず紙袋を使っている

ゴミ箱の分別アイデア「紙袋で分別する」

小さなゴミや子供の部屋のゴミには、ゴミ箱を使わないアイデアも。

「子供部屋のゴミはほとんど燃えるゴミなので、お店でもらう紙袋をゴミ箱として使っています。燃えるゴミ以外のゴミがあるときは、キッチンのゴミ箱に捨てさせています。ゴミがいっぱいになったら紙袋ごと捨てられます」(40代・5人暮らし)

家族が多いと、リビングに寝室に子供部屋と、各部屋のゴミを回収して回るだけでも手間がかかります。さらにゴミを仕分けたりゴミ袋を付け替えたりしているとか大変な作業に。分別は各自に任せて、余りがちな紙袋を利用することで、手間を減らせるアイデアです。

ゴミの分別を見直して、毎日の家事をラクに

「SDGs」や「サスティナブル」という言葉をよく耳にするようになって、環境を意識することが増えた人も多いかもしれません。一方でコロナ禍以降、おうちで過ごす時間が増えて、家のゴミが増えたという声もよく聞き、ゴミの分別ストレスが増している印象。

ゴミを分別するのが面倒くさいなと感じている人は、分別方法や使うアイテムを見直すことで、毎日のストレスが軽減するかもしれません。今回のみんなの意見を参考に、毎日の家事をラクにしていきましょう。

<調査概要>

  • 調査手法:オンラインアンケート
  • 調査期間:2024年3月12日(火)~3月19日(火)
  • 調査対象:20代~60代の男女
  • 有効回答数:107人
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