家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
「狭くてゴミ箱の置き場所がない」「ゴミ箱を床に置くと掃除の時に面倒……」そんなお悩みは、ゴミ箱を浮かせることで解決します。
今回は、狭い洗面所でも設置しやすいアイデアやおすすめの浮かせるゴミ箱をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ゴミ箱を浮かせて、こんなプチストレスを解消
お部屋の必需品であるゴミ箱。なにげなく床置きにしている人も多いかもしれませんが、浮かせることで以下のようなメリットが。毎日のプチストレスを減らせるのでおすすめです。
<ゴミ箱を浮かせるメリット>
- お掃除ワイパーやロボット掃除機が使いやすく掃除がラクになる
- かがまなくても捨てられるので体の負担が少ない
- 赤ちゃんやペットの手が届きにくくイタズラ防止になる
- 床に置かないので部屋がすっきり見える
次では家の中の場所別に浮かせるアイデアやおすすめのアイテムをご紹介していきます。
【リビングで】ゴミ箱を浮かせるアイデア
家族が一日を過ごしたり、ときには来客もあるリビング。人の目に付きやすい場所なので、デザイン性のあるものやフタ付きのものを選んで、生活感を隠すのが正解。また、リビングはホコリのたまりやすい場所。だからゴミ箱の定位置を決めて浮かせておくと、掃除もしやすくなるのでGOODです。リビングで出るゴミがティッシュやキャンディの包み紙程度なら小さなサイズでもOKですが、お菓子の箱やチラシといったかさばるゴミも捨てたいなら大きめを選ぶようにしましょう。
【アイデア1】壁に吊り下げて浮かせる
空いている壁に吊り下げる方法。ヒモやハンドル付きのゴミ箱なら、押しピンやフックを使って手軽に吊り下げられます。賃貸の場合は、壁の穴が目立たないピンを使うようにしましょう。
タップトラッシュ(5L)
壁に付けたフックに、本体のハンドルを引っ掛けて壁掛けにできるゴミ箱です。丸いフォルムでリビングにやさしくなじむのが◎。ホワイト、スモーキーブルー、ベイクドイエロー、カーキの4色展開です。
壁掛けダストボックス(9L)
穴が目立たないピンを使って壁付けにできるゴミ箱です。9Lとたっぷり入るので、ティッシュの空き箱やお菓子の袋など大きめのゴミも捨てられます。
【アイデア2】リビングダイニングの横にフックを掛けて浮かせる
リビングにダイニングテーブルやリビングテーブルを置いているなら、フックを付けてゴミ箱を浮かせるのもおすすめ。くつろいだり、ごはんを食べている時にすぐに捨てられるので、キレイな空間を保てます。
BAGdust(5L)
紙袋のようなゴミ箱に見えないデザインが魅力。木でできていて、温かみのある雰囲気でリビングに溶け込みます。外からゴミ袋が見えないようにセットできるのも◎。
【アイデア3】ソファ横にS字フックを使って浮かせる
リビングにソファや椅子があってそこにいることが多いなら、ひじ掛けにS字フックを使って引っ掛けるのもおすすめです。ただし、ひじ掛けがないソファでは、引っ掛ける場所がないため難しい場合もあります。
穴付きのゴミ箱ならS字フックで簡単に引っ掛けられます。小さめサイズのシンプルなデザインのゴミ箱がおすすめ。
【アイデア4】浮いている脚付きゴミ箱を使う
あらかじめゴミ箱本体に脚が付いていて浮いているゴミ箱を買うのもおすすめ。ロボット掃除機が通らない場合もありますが、床をモップ掛けで拭いたり掃除機をかけるときに便利です。
「miffy/ミッフィー」小物入れ兼ダストボックス(7L)
ミッフィーの柄が周囲一周にはいっていながら、白とブラウンのナチュラルな色合いでインテリアを邪魔しないゴミ箱です。ふた付きでゴミが隠れるのも◎。
「brabantia/ブランバシア」Boタッチビン(36L)
ロボット掃除機も通るだけでなく、屈まず使えるのがポイント高し。フタはプッシュすれば開閉する方式で、ペットや子供のいたずら防止にも◎。インテリアに合わせて選べる7色展開。
【洗面所で】ゴミ箱を浮かせるアイデア
コットンや綿棒、洗濯槽の糸くずや排水口を掃除したティッシュなどちょっとしたゴミを捨てることが多い洗面所。手の届くところに浮かせておけばサッと捨てられてストレスがありません。狭い空間なので動線の邪魔にならないところに設置するのがポイントです。
【アイデア5】洗濯機横にマグネットタイプのゴミ箱をくっつける
洗濯機にはマグネットアイテムがくっつくので、マグネット付きのゴミ箱をくっつけて浮かせることができます。弱いマグネットだと洗濯機の振動で落ちることもあるので、専用のマグネット式ゴミ箱を選ぶとストレスがありません。
山崎実業「tower/タワー」マグネット洗濯洗剤ボールストッカー(1.8L)
強力なマグネットで洗濯機の振動でも落ちる心配がありません。towerのスタイリッシュなデザインも◎。
壁掛けダストボックス(9L)
マグネットで洗濯機に貼り付けて使えます。狭い空間でも圧迫感の少ない半円形のフォルム。シャンプーの詰め替えのゴミなど大きめゴミも入るサイズです。
【アイデア6】洗濯機横にフックでゴミ箱やゴミ袋をくっつける
洗濯機に吸盤やフックを貼ってゴミ箱を吊り下げたり、マグネットフックに直接ゴミ袋を掛けたりしても浮かせることができます。デッドスペースになりがちなちょっとしたすき間を手軽に活用できます。
atomico キッチンペール(7L)
付属のフック付きパーツを使って、洗濯機横にゴミ箱を浮かせて設置できるアイテム。奥行15cmで洗濯機横のすき間を活用できます。
ハングポケット(6L)
ゴミ箱本体の穴を利用して、フックに下げて使えます。口が広くポイポイ簡単にゴミ捨てできるのが◎。
▲写真撮影:柳澤 知伽
山崎実業「tower/タワー」マグネットスプレーフック
2個組のマグネットフックです。洗濯機横にくっつけてレジ袋の持ち手を掛ければ簡易のゴミ箱になる便利アイテムです。
▲写真撮影:ハナ
【アイデア7】ランドリーラックに吊り下げる
ランドリーラックを使っているなら、空いているバーにゴミ箱を吊り下げるのも簡単な方法。付属の小物入れをゴミ箱として使ったり、100均でも売っているフック付きのピンチハンガーなどをゴミ箱代わりにするのもよいでしょう。
フック付きの収納アイテムをゴミ箱に。洗濯機のフィルターのゴミや、洗剤を詰め替えた時のパッケージをすぐに捨てられます。
山崎実業「tower/タワー」伸縮 突っ張り棒用棚板
棚板にバーやフックが付いた伸縮式の突っ張りラックです。フックにピンチハンガーを吊り下げて浮かせるゴミ箱として使えます。フックやバーに直接ポリ袋を掛けるもアリ。
【アイデア8】空いている壁にゴミ箱をくっつける
ゴミ箱を直接壁にくっつけてしまうのも手。空いている空間を無駄なく利用できる上、ブラブラしないのですっきり取り付けることができます。
山崎実業「tower/タワー」ウォールダストボックス&収納ケース(2L)
専用の石膏ボードピンで、壁面に取り付けできるゴミ箱。壁の穴が目立たないので賃貸でも使いやすいアイテムです。
【アイデア9】洗面台下の扉裏に貼りつける
目に入らないところにゴミ箱を浮かせたいという場合は、洗面台下の扉の裏にくっつける方法もあります。デッドスペースを活用できるのも◎。
「CURVER/カーバー」分別ダストボックス(10L)
洗面台下のの扉裏に取り付けられるゴミ箱です。フタ付きでニオイを閉じ込められるのが◎。ネジでの取り付けになります。
【キッチンで】ゴミ箱を浮かせるアイデア
生ゴミや食品のパッケージなどいろいろなゴミが出るキッチン。シンクそばにゴミ箱を浮かせておくことで、移動することなくゴミを捨てることができます。野菜の水分やトレーに残った肉のドリップなどで床を汚しにくいので掃除の手間も減らせます。
【アイデア10】シンク内にくっつける
山崎実業「tower/タワー」蛇口にかけるポリ袋ホルダー
蛇口にひっかけてポリ袋を掛ければ浮かせるゴミ箱に。調理中に出るゴミをすぐに捨てられます。フレームのみの構造で清潔に保てるのが◎。
シンクバスケット
シンク内に吸盤でくっつけられるバスケットです。水切りネットをかければ浮かせるゴミ箱に。下に置かないのでヌメリを軽減できるのが◎。
【アイデア11】シンク下の扉にくっつける
シンクやまな板から一番近いのがシンク下の扉。生ゴミを捨てる時はもちろん、三角コーナーには入らない大きな野菜くずや食品トレーなどのゴミを捨てたい時にも便利です。
「leye/レイエ」ムニッと!レジ袋ホルダー
シンク下の引き出しや扉に引っ掛けて、穴にレジ袋の端を押し込むだけで浮かせるゴミ箱になるアイテムです。吸盤で扉や冷蔵庫に貼り付けて使うこともできます。
シェルパカ 折り畳めるキッチン用ダストボックス(8L)
大きく口が開いて、トレーややレトルト食品のゴミも捨てやすいのが特徴。使わないときは折りたたんでコンパクトになるので、見た目もすっきり。
シェルパカ スライド式のフタ付きダストボックス(7L)
フタを手前に引くとスライドして開く仕組みになっています。フタを開けっぱなしにしても邪魔にならずスムーズに調理できます。
【アイデア12】冷蔵庫にマグネットで貼りつける
マグネット式のゴミ箱なら冷蔵庫横に貼り付けて浮かせて使えます。床には置き場所がないという場合も、冷蔵庫横なら邪魔にならずに設置できるのでおすすめ。
山崎実業「Plate/プレート」マグネット&シンク扉ゴミ箱(1.8L)
冷蔵庫に直接貼り付けて使えるゴミ箱です。限られたスペースでも邪魔にならないコンパクトなサイズ。付属のフックを使ってシンク下の扉に引っ掛けることもできます。
壁掛けダストボックス (4L)
4Lの容量でたっぷり入るマグネット式のゴミ箱。トレーやパウチのゴミもラクに入ります。半円形で圧迫感が少ないのも◎。
【アイデア13】空いている壁にくっつける
空いている壁に直接くっつけるのも手。特に大きめのゴミ箱は、壁にしっかりと取り付けることで落ちる心配なく使えます。
「brabantiaブラバンシア」 ソート&ゴーウェイストビン(10L)
シンプルなデザインで壁付けにしてもサマになるゴミ箱です。ホワイト、グレー、ミント、グリーンの4色があるので、色違いで分別用にするのも◎。ネジでの取り付けになります。
【トイレで】ゴミ箱を浮かせるアイデア
トイレットペーパーの芯やお掃除シート、衛生用品などのゴミが出るトイレ。ゴミ箱は座ったときに手の届く位置に浮かせて設置しておくと便利です。中身が見えないよう、フタ付きや透けない素材を選ぶのもポイント。
【アイデア14】壁にくっつけて浮かせる
山崎実業「tower/タワー」ウォールトイレポット&収納ケース(4L)
towerのスタイリッシュなデザインが魅力のゴミ箱。前面のパネルを手間引くとゴミが捨てられる仕組みで、上にモノが置けるのもGOOD。
壁掛けダストボックス (4L)
トイレの狭い空間でも引っ掛かりにくい半円形のフォルム。4Lサイズでたっぷり入るので、ゴミ袋をこまめに交換するのが面倒な人にもおすすめ。
【アイデア15】ペーパーホルダーに差し込んで浮かせる
山崎実業「tower/タワー」トイレットペーパーホルダー上トレー&収納ケース(4L)
トイレットペーパーホルダーの後ろに差し込んで取りつけるので、壁に穴を開けなくていいのが◎。芳香剤を置いたりお気に入りの小物を飾ったりするのにぴったりのトレー付きです。
【子供部屋で】ゴミ箱を浮かせるアイデア
子供部屋では「ゴミをゴミ箱に捨てる」という習慣をつけさせるためにもゴミ箱は定位置を決めるようにしましょう。子供部屋は散らかりがちなので、浮かせて定位置を決めるとよいでしょう。また、子供部屋で出るゴミといえば、勉強に使ったフセンやプリントなどの紙類とそれら包装に使われているプラスチック類が主。2つあると分別できて便利です。
ただ、子供が小さい時は浮かせるとゴミ箱に頭をぶつける心配もあるので、浮かせるなら小学生高学年になってからが安心です。
ハングポケット(6L)
吊り下げ金具付きでフックに引っ掛けるだけで浮かせるゴミ箱に。プラスチック製のシンプルなデザインで、お手入れがラクにできるのもポイント。リビング学習の机の横にもおすすめです。
▲写真撮影:柳澤 知伽
ショッパーダストバッグ
ショッパーバッグみたいなゴミ箱です。紙ではなくポリプロピレン製なので湿気のあるゴミを捨てても大丈夫。
浮かせるゴミ箱で暮らしを快適に
浮かせるゴミ箱は、普通のゴミ箱を両面テープなどで浮かせる方法もありますが、すぐに落ちてきてしまったり、跡が残ってしまったりとうまく浮かせられないこともあるかもしれません。そんな時も、浮かせることを考えてつくられたゴミ箱を使うことで、長くストレスなく浮かせることができるようになります。
ぜひ今回ご紹介したアイデアやアイテムを参考に、ゴミ捨ての悩みを解消して快適な暮らしを手に入れてくださいね。