キッチン道具の担当者。元司書であることから、モノを買うときは納得するまで調べ尽くす性分。ハウジーではクラスコと一緒に100を超えるキッチン道具の比較や検証を実施。本当に気に入ったキッチン道具の紹介や「困った!」を解決する記事をお届けしていきます。
見た目が同じようなデザインでも、いざ使ってみると砂糖が固まりやすかったり、使い勝手に不満があったりすることも多い「砂糖入れ」。
今回は、意外と難しい砂糖入れの選び方とおすすめアイテムについてくわしくご紹介します。
固まらず使い勝手のよい「砂糖入れ」を選ぶときのポイント
砂糖は、温度や湿度の変化による影響を受けやすい調味料です。そのため、ほおっておくとカチカチに固まることも。料理中、頻繁に使う調味料であるだけに、砂糖が固まりにくく使い勝手のよい保存容器を選びたいですよね。次のようなポイントをおさえると失敗が少なくすみます。
<砂糖入れを選ぶときのポイント>
- 密閉性が十分か
- 砂糖が詰め替えやすいか
- 洗いやすいか
- 傷がつきにくいか
合わせて「片手でも扱いやすさいか」「付属のスプーンの使い勝手」もチェックしておくと、調理中スムーズに使うことができます。
以下の記事で、砂糖が固まるNGの保存方法をリポートしたUchidaと保存容器ならおまかせというバイヤー川村がリサーチしてセレクトしました。
調理中に片手でとりやすい!おすすめの砂糖入れ
調理中、最も出番が多いといっても過言でもない砂糖入れ。砂糖を固まらせず密閉できるという点はもちろん、片手での開けやすさや洗いやすさなど、使い勝手に優れたものを選びました。
手前が開く!人気の「マーナ」の砂糖入れ
持ち手側である手前がオープンするという他にはない仕様で「使いやすい」と絶大な人気を誇るアイテム。分量がぴったり量れるすり切りが付いているのもうれしい点。さらにこのすり切りは、付属のスプーンをひっかけておけるので、スプーンが沈む心配もありません。もちろん密閉性も折り紙付きです。
こちらの記事で、その使い心地を詳細にレポートしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
>>料理のやる気UP! 買ってよかった調味料ストッカー【私の好きなマーナ】
調味料ごとに色分け!かわいい砂糖入れ
ちょっとレトロな色と丸みを帯びたフォルムがかわいい砂糖入れ。色は、ホワイト、レッド、イエローとスカイブルーがラインナップ。同じ色のスプーン付き。そのスプーンは、口部分にひっかけられる仕様になっていて沈まないのもうれしい点。写真のレギュラータイプと容量少なめのスリムタイプ、2サイズ展開。豊富なラインナップで、数種類の砂糖を使い分けているという人にもおすすめです。
スタイリッシュに決まる!ダルトンの調味料入れ
ステンレスとガラスでスタイリッシュな雰囲気が漂うDULTON(ダルトン)の砂糖入れ。中身や残量がひと目で確認できるので、複数の砂糖を使い分けている人にも使いやすいアイテムです。同じシリーズのオイルジャーはインスタグラマーたちから絶大な支持が! それだけに、こちらのスパイスジャーの使い勝手ももちろん◎。シリーズでそろえるとスタイリッシュなキッチンになるはずです。
棚の下のデッドスペースを有効活用できる砂糖入れ
食器棚や吊戸棚下にできてしまうデッドスペースを有効活用! 保存容器3つと収納レールがセットになった「ジョセフジョセフ」のアイデアの光るアイテムです。取り付け方は簡単。粘着テープでくっつけるだけ。取っ手はついていないものの、片手で取り出しやすいフォルムです。
サイズ豊富でそろえて美しい!おすすめの砂糖入れ
砂糖や塩だけでなく、スパイス類、乾物などもそろえて保存したいという人へ。サイズ展開が豊富な保存容器をご紹介します。
調味料がインテリアになるキャニスター
砂糖や塩を入れるだけで、キッチンインテリアに仕立ててくれる保存容器。丸みを帯びた木ブタだから、スタッキングが可能に。本体は耐熱ガラスを使用しているので、フタを外せば電子レンジもOK。450mlと800mlの2サイズがあります。
キッチンインテリアになる!ナチュラルな砂糖入れ
シンプルながら温かみのあるアイテムがそろう「LOLO(ロロ)」のキャニスター。高級木のチークと白磁を使用したアイテムで、飽きがこず長く愛用して正解。角型でスタッキングしても並べてもすっきり収まるもうれしいところ。同シリーズには大さじ小さじがひとつになったスプーンもあり。チーク材もしくは白磁製のものがあるので、一緒にそろえてみて。
どこに置いてもサマになる「tower」の保存容器
本体は陶器製、フタは樹脂製でできたキャニスター。引き出しにしまったときに一目瞭然になるよう、フタは透明になっているのがポイント。キャニスター同士がぴったりスタッキングできるような設計になっているのも、うれしいアイテム。山崎実業「tower」らしい機能美が詰まったアイテム。
スタイリッシュに決まるバックル付き保存容器
黒と透明の2色展開で、そろえるとスタイリッシュに決まる保存容器。バックル付きの定番デザインで、飽きがこないのもおすすめするポイント。砂糖を入れるのにぴったりな470mlのSサイズのほか、M、Lとパスタケースと4.5リットルの大容量バケツサイズもラインナップ。調味料だけでなく、米びつ、パスタ、乾物すべてそろえて◎。
他の保存容器とも統一しやすい人気シリーズ
砂糖が約220g入る300mlのサイズからお米3.2kgが入る4.0リットルサイズまで、豊富なラインナップで人気の密閉保存容器「フレッシュロック」。棚上や引き出しにずらっとシリーズでそろえると美しい見た目に。定番アイテムなので、欲しい時にいつでも追加で買えるのもうれしいところ。300mlに入りきらなかった砂糖は、他のサイズに入れて正解です。
白・赤・青でスタッキングしてカラフルに
がばっと大きく口が開く仕様で、1点ロックのため、中に入れた砂糖を取り出しやすいのが魅力の砂糖入れ。色は赤・青・白、サイズは430ml・680ml・1.4リットルの3サイズ展開で、スタッキングするとカラフルにキッチンを彩ってくれます。スタッキングしても取り出しやすい隙間ができるデザインもポイント。
カプセルのような見た目がかわいい保存ポット
液体を入れて真っ逆さまにしても漏れない完全密閉を誇る保存容器です。開閉時は回すだけで開けやすさも抜群。サイズは砂糖が440g入る680mlサイズと、300g入る470mlサイズ、油ポットの3種類がラインナップしているので、キッチンカウンターにずらっと並べてもOK。小さじ1のスプーンが付いているのもうれしい点。
食卓に置きっぱなしOK。ティータイムにおすすめのシュガーポット
コーヒーや紅茶を楽しむときにかかせない砂糖。毎日ティータイムを楽しむなら、出しっぱなしでもOKなアイテムを選びたいもの。そこで食卓に並べたままでもかわいいシュガーポットをセレクト。使う頻度が少なくても固まらないよう、密閉性も重視してセレクトしています。
チークと陶器の質感が食卓を温かく彩るシュガーポット
ティータイムを特別な時間にしてくれそうなナチュラルな雰囲気のキャニスター。陶器の質感とオーク材の組み合わせで、食卓に並ぶ食器やカトラリーとの相性も抜群。フタにはパッキンが付いていて密閉性ももちろん折り紙付きです。砂糖を入れるのはもちろん、コーヒー粉を入れてもおすすめ。
見た目と機能性を兼ね備えたキントーの砂糖入れ
長崎県波佐見町で砂岩土をベースに作られた釉薬(ゆやく)の風合いが特徴的なキャニスター。特徴的なくびれのあるカタチは、持ちやすさと砂糖の取り出しやすさを実現しています。フタはコルクで密閉性も◎。
テーブルになじむ木製のシュガーポット
木製のキャニスターながら、フタにパッキンがついていて密閉性も◎。「SALT(ソルト)」「SUGAR(シュガー)」「TEA(ティー)」「SPICE(スパイス)」「NUTS(ナッツ)」の5種類がラインナップ。食卓にそろえたくなるシュガーポットです。
軽くて割れにくいプラスチック製の砂糖入れ
軽くて割れにくいプラスチックながら中身が見えるので、砂糖の残量も一目瞭然。調味料はもちろん、シリアル、ハーブを入れて「見せる収納」にしてもOK。「01」~「04」と刻印されたパッケージとプラスの文字がかわいいフタの組み合わせで、インテリアにもなる保存容器です。
クラシカルな見た目が印象的なラウンドストッカー。樹脂製で割れにくく軽いので、砂糖や塩といった重さのある調味料を入れても扱いやすいのも◎。サイズは、330・500・750mlの3サイズ展開。あえて色違いでそろえるのもおすすめ。海外のホテルのような空間を演出してくれるアイテムです。
絶対に固まらせたくない人におすすめの砂糖入れは?
社内で砂糖の保存状況についてリサーチをしていた時に、なんと「今まで一度も砂糖を固まらせたことがない!」という人を発見しました!
参考までに普段使っている砂糖入れを聞いてみたところ、下記の素焼きのシュガーポットをずっと愛用しているという話でした。
なんと未開封のまま固まってしまった 砂糖ですら、中に入れるとサラサラ状態に! 内側に釉薬(ゆうやく)が塗ってあり、内部の水分を逃さずに保湿してくれるのがサラサラの秘訣だそうです。
どの容器も砂糖だけでなく、塩やコーヒーといった他の調味料・乾物を保存してもOK。おそろいで購入してそろえると、キッチンがすっきりおさまりそう。
どんな場所に置きたいか、どんなシーンで砂糖をよく使うかといったことを具体的にイメージをしながら、選ぶと失敗しにくいですよ。
あなたのご家庭にぴったりな砂糖入れを選んでみて下さいね。