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マルチポットおすすめ「チャームキッチン 」

進化するマルチポットおすすめトップ10。プロが選ぶ人気アイテムは?

キッチン

一台で何役もこなす「マルチポット」。数年前から、一人暮らしの人を中心に話題になっている調理器具です。

最近は「使いにくい」という点も払拭され、どんどん進化してきています。今回はそんなマルチポットについてご紹介します。

家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。

マルチポットって?主な使い方は?

マルチポットとは、その名の通り1台で何役にも使える調理器具のこと。やかん・ポットと鍋のいいとこどりをしたアイテムで、「沸かす・茹でる・焼く・炒める・煮る・揚げる・炊く・和える」とどんな調理もできるというスゴイアイテムです。見た目はヤカン・ポット・深鍋のいいとこ取りとした丸いフォルムが特徴です。このぽってりとした形で、お湯を沸かすケトル・やかん、飲み物をを淹れるポット、鍋、フライパンすべてを1台で兼用することができます。

<マルチポットの賢い使い方例>

  • 【沸かす】お湯を沸かす、お茶を煮出す、コーヒーを淹れるドリップポットにする
  • 【茹でる】インスタントラーメンを作る、スパゲティを茹でる、野菜を茹でる
  • 【焼く】ウィンナー、
  • 【炒める】チャーハン、野菜炒め
  • 【煮る】スープを作る、汁物を作る
  • 【揚げる】唐揚げを作る
  • 【炊く】ご飯を炊く
  • 【和える】ポテトサラダ・ホットケーキの生地を作る

マルチポットの魅力は、1台で何役もこなせるので、調理器具を減らすことが可能だということ。また
コンパクトで場所を取らないので収納場所に困りません。冷蔵庫に入れることができ、保存容器としても使えるため、一人暮らしの人にはぴったり。

マルチポットは冷蔵庫にすっきり収まるのがメリット

また壺のようなカタチをしているので、揚げ物をしても周囲に油が飛び散りにくいのもうれしいところです。

一方、デメリットとしては下向きのハンドルのため、焼いたり炒めたりするには深すぎる、持ち手が熱くなるといった声も。口が狭くなってぽってりとした形のものが多くやや洗いにくいといった難点も。油分が残ってしまうこともあるので、その後すぐ水を沸かすといった調理に抵抗がある人もいるかもしれません。

ところが最近では、ますます進化してきて「炒めやすく」「蒸す」調理までできるアイテムも登場してきました!

マルチポットの失敗しない選び方

マルチポットはなんでも作れるアイテムだけに、どういった基準で選んでいいか迷う人もいるのでは?以下のポイントを順番でチェックしていくとよいでしょう。

【大きさ・容量】家族の人数は?

マルチポットのおすすめ「ToMay(トゥーメイ)マルチポット」

マルチポットは大きくても3L程度までの容量が多く、大量の食材の調理には向きません。その前提で目安は、

  • 1~2人暮らし……満水容量2リットルのマルチポットがおすすめ。水は1.4リットル程度、米を炊くなら1~2合ができるサイズ。
  • 3~4人の家族暮らし……満水容量3リットルのマルチポットがおすすめ。水は、2.8リットル程度沸かせ、米は3合程度を炊くことが可能。

ちなみに満水容量とは読んで字のごとく、マルチポット満タンまでいれたときの容量です。水を沸かすときは、だいたいその7割ぐらいの容量だと考えてください。

コーヒーカップは150ml、マグカップで200~250ml前後。袋入りインスタントラーメンはだいたい1つに必要な湯量は500mlです。

【素材とコーディング】よく作りそうな料理を考える

当初発売されていたマルチポットは、アルミ合金のボディにフッ素加工が施されているものがほとんどでした。ただ、コーティングのないものの方が長持ちするので、最近はいろいろな素材・コーティングのものが発売されています。

<素材別の特徴>

  • アルミ製……熱がよく伝わって軽い。マルチポットの場合は、フッ素加工・セラミック・チタンコーティングいずれかがされているものがほとんど。コーティングの種類によっては劣化が早い場合も
  • ホーロー製……金属の表面にガラス質の素材がコーディングされたもので保温性も高い。酸にも強く味噌汁やソース、煮込み料理を作るのにぴったり。ただ衝撃に弱いという弱点も
  • ステンレス製……丈夫で長く使えるのがメリット。ただ、くっつきやすいので「炒める」「焼く」が中心になりそうなら向かない

ケトル・ポットの代わりとして使うことが多いなら、表面加工がないマルチポットを選ぶほうがベター。長時間煮込む、高い温度で湯を沸かすといったを頻繁に行うと劣化を早めてしまう場合もあるからです。

<コーティングの特徴>

コーディングされたマルチポットを使うと、くっつくストレスがありません。「焼く」「炒める」といったフライパンの代わりとして使う頻度が多いなら、表面加工のあるものを選ぶようにしましょう。

  • フッ素コート……マルチパンの種類も豊富で安価なのが魅力。ただし、塩分や酸に弱いので、味噌汁を作ったり、パスタを茹でたりするといった使い道が中心なら劣化を早めてしまう心配が。また長時間高温で空焚きをするのはNG。
  • セラミックコート……遠赤外線効果で焼いても煮てもふっくら仕上がる。摩耗に強く熱の伝わりも早い。ただし焦げ付きやすく、中火で使うのがベター。また使う際には必ず油を引く必要がある。温度変化に弱く、熱い状態のマルチポットを急に冷水にさらしたりするのはNG
  • チタンコート……フッ素加工樹脂に丈夫なチタンを混ぜたコーティング。チタンの丈夫さとフッ素樹脂加工のくっつきにくさの両方を兼ね備えているが、値段が高い。

【ハンドル】頻繁にする料理で「下向き」か「横向き」

「下向きハンドルは持ち手が熱くなる」「焼いたり、炒めにりがしにくい」という声を受けて最近は横向きハンドルのものも発売されています。どのような調理での出番が多いかを考えて「持ち手タイプ」選ぶとよいでしょう。

■「沸かす・茹でる」中心なら下向きハンドルが便利

マルチポットのおすすめポイント「rintoマルチポット」

下向きハンドルのマルチポットは、水切りがしやすいので水を沸かしたり、汁物を作るのに向いています。

もし下向きハンドルのマルチポットで焼いたり炒めたりするなら、持ち手が熱くなりやすいため注意が必要。炎が鍋底からはみださない中火以下の火力で使うようにしましょう。

■「炒める」「焼く」中心なら横向きハンドルが便利

「copan/コパン」マルチポット

「炒める」「焼く」といった調理を頻繁にしそうなら、横向きハンドルのものをラブ方がベターです。

持ち手が熱くなりにくく、混ぜやすいといったメリットがあります。

【カタチ】深いか浅いか

マルチポットのおすすめ「ToMay(トゥーメイ)マルチポット」

最近、浅めのマルチポットも発売されています。「炒める」「焼く」といったフライパンとしての機能を求めるなら、浅めのマルチポットを選ぶ方が便利です。

IH対応かをチェック

おうちのコンロがIHの場合は、IHで使えるかを必ずチェックしておきましょう。今はガスコンロであっても、引っ越しなどの可能性があるならIH対応やオール熱源対応の鍋を選んでおくと安心です。

そのほか機能

最近ではフタが自立する、フタにキッチンツールが挟まるといったものやアミ付きのものも登場しています。

おすすめのミルクパン「サル付き多用途鍋」

特にザル(ストレーナー)が付いたタイプなら、茹でたとき水をきったり、揚げ物をしたときにの油を切ったりすることも可能。さらに蒸し器としても活躍します。蒸し器として使うときには、空焚きしないよう注意してください。

料理別に向いているマルチポットの特徴をまとめると……

ハウジーショップの姉妹サイト「リビングート」のレビューを分析すると、主に「お湯を沸かす」ケトルで

  • お湯を沸かすことが多いなら……表面加工されてないマルチポット
  • 調理中心なら……表面加工があって持ち手が下のマルチポット
  • 味噌汁を作るパスタを茹でることが多いなら……表面加工されてないホーロー製かステンレス製マルチポット
  • 炒める・焼くことが多いなら……浅くて横ハンドルのマルチポット
  • 蒸す・揚げるのに便利なのは……ザル付きのマルチポット

ただ、「揚げる」と「白湯を沸かす」シーンで、どうしても油残りが気になるというなら、湯を沸かすのはケトル、それ以外の調理はマルチポットとした方がよいでしょう。

売れ筋をもとに選んだマルチポットポットおすすめトップ15

今回は、商品ページを年間300ページ作っているタカハシとキッチンバイヤー川村が、選んだベスト10をご紹介。姉妹サイトリビングートの人気ランキングをもとにしたおすすめ順にご紹介します。

マルチポットと言えばコレの人気シリーズ「ToMay」

<p>「ToMay/トゥーメイ」マルチポット</p>

「ToMay/トゥーメイ」マルチポット

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マルチポットがトレンドになり始めた頃から人気シリーズ「ToMay(トゥーメイ)」。熱伝導のよいアルミ合金にフッ素加工を施したスタンダードタイプで使い勝手も◎。満水容量2.2リットルのMサイズはイエローとライトブルー、3リットルのLサイズはネイビー・レッドの展開。どれも差し色になるカラーで、キッチンを明るく彩ります。IHにも対応。

一人暮らしにぴったりの小さめサイズで一番人気

<p>チャームキッチン </p>

チャームキッチン

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満水容量1.9リットルで一人暮らしにぴったり。小さめサイズで最も売れているロングセラーアイテムです。その理由はキッチンになじむグレーとベージュの色と、コロンとした見た目のかわいさ。アルミ合金にフッ素加工を施したスタンダードタイプです。IHにも対応。

パスタ鍋、麦茶作りにぴったりでおすすめ

<p>「バンビーノ」ディープポット</p>

「バンビーノ」ディープポット

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「炒める」料理には向かないものの、お湯を沸かしたり、スープを作ったり水気のある料理を作るのが得意。特にパスタ鍋の代わりになる!と人気のアイテムです。満水容量は3.2リットルで、約1.8リットルの水を沸かすことが可能。夏にはケトルの代用として麦茶作りをするのにも活躍しそう。IHにも対応しています。

コスパがよいと人気のマルチポット

<p>スタンド蓋付きマルチポット</p>

スタンド蓋付きマルチポット

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満水容量が2.5リットルで、MとLのちょうど間の大きさ。2人暮らしからファミリー層まで使えるほどよいサイズ感が評判のマルチポット。フッ素加工が施されたタイプの中で、お値段がお手頃なのも魅力のひとつ。フタは立てかけられる仕様になっているのも人気の理由です。

深・浅いタイプに取っ手付いた4点セット

<p>「ToMay/トゥーメイ」ハンドル着脱式</p>

「ToMay/トゥーメイ」ハンドル着脱式

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深いタイプと浅いタイプのマルチポットと着脱式ハンドル、フタが付いた「ToMay(トゥーメイ)」シリーズの4点セット。取っ手がとれるので、食器代わりにそのまま食卓へサーブしてOK。本体のみオーブンにも対応。だから、他のマルチポットの役割にプラスして、オーブン調理も食器代わりにもなるというアイテム。これ1つで、ポット、ケトル、鍋、フライパン、グリルパンの役割を果たしてくれます。

平たいので炒めやすいマルチポット

<p>「ToMay/トゥーメイ」マルチパン</p>

「ToMay/トゥーメイ」マルチパン

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「炒める」「焼く」調理がしやすい浅めタイプのマルチポット。カレーが4~5皿できる満水容量3リットルのLサイズ(写真)のほかに、満水容量2.5リットルのMサイズもスタンバイ。フライパン代わりに使いたいという人は、深めタイプではなく浅めタイプを選んで正解です。

ザルが付いたステンレス製のマルチポット

<p>「逸品物創」マルチポット</p>

「逸品物創」マルチポット

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表面加工のないステンレス製で、ザルが付いたマルチポット。お湯を沸かすだけでなく「蒸す」「茹でる」がラクラクできるアイテムです。またステンレス製ですべての熱源に対応している上、丈夫なので、長く愛用できるのもうれしい点。日本製なのが人気の理由です。
同シリーズに、ザルが付いてないタイプもあります。

かわいいと女性に人気!セラミック加工のアイテム

<p>「copan/コパン」多用途鍋</p>

「copan/コパン」多用途鍋

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コロンとしたフタとピンク色でかわいい!と女性に人気のマルチポット。セラミック加工で、遠赤外線効果も期待でき、料理がおいしく仕上がるのが魅力。オリジナルレシピ付きで、初めての一人暮らしの人にもぴったり。このルックスなので、コンロに出しっぱなしにしてもOK。毎日フルに使えるアイテムです。IH対応。

横向きの取っ手でお湯が注ぎやすい

<p>「D&S」マルチポット</p>

「D&S」マルチポット

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ハンドルが横向きのタイプのマルチポットで一番人気のアイテムです。焼き物がしやすいよう裾がくの字に折れ曲がった独特のカタチが特徴。ミルクパンのような見た目と柄で、冷蔵庫に入れるときも邪魔になりません。1人分の袋麺がすっぽり入るサイズで、ひとりランチにぴったりです。IH対応。

人気の「ミッフィーフェイス」シリーズのマルチポット

<p>富士ホーロー「ミッフィーフェイス」</p>

富士ホーロー「ミッフィーフェイス」

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表はいつものミッフィー、裏は目を閉じて寝ているミッフィーがプリントされていて、コンロに出しっぱなしにしていてもインテリアになる見た目が人気。表面加工のないホーロー製で、ニオイ移りしくく、煮込み料理やみそ汁を作るのにも最適です。化粧箱入りでプレゼントにも人気のアイテムです。IHに対応しています。

マルチポットを使いこなそう

一台あるととても便利なマルチポット。1台7役と言われていましたが、どんどん進化して最近では8役・9役と増えてきました。

<p>富士ホーロー え~なポット</p>

富士ホーロー え~なポット

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今回紹介しませんでしたが、「あおる」作業がしやすい上向きハンドルのものも登場しています。

万能すぎて使いこなせるか心配な人に、レシピブックが付いたアイテムも発売されています。どの調理器具からそろえたらいいのか、迷っているなら、はじめの1つ目にマルチポットを選んでみてはいかがでしょうか。

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