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ホコリまみれ!フェイクグリーンの掃除方法

ホコリにまみれた!フェイクグリーンの掃除方法

インテリア

水やりもいらず枯れないフェイクリーン。つい放置しておくとホコリにまみれてしまっていたということはありませんか? せっかくリアルな見た目のフェイクグリーンでもホコリまみれで嘘っぽく見えてしまいますよね。また誤った方法で掃除すると、リアルな質感が失われたりしてトラブルになることも。

そこで今回は、フェイクグリーンの正しい掃除方法についてご紹介します。

家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。

ホコリが付いた、フェイクグリーンの掃除方法

フェイクグリーンの軽いお手入れにおすすめのものをまずはご紹介します。今から紹介するホコリをはらうのは、

ホコリをダスターではらう

フェイグリーンをクイックルワイパーで掃除

▲写真撮影:まい

一番手軽なのは、ダスターやはたきでサッとホコリをはらうことです。普段から定期的にお手入れしているなら、葉の表面にふわっと乗っているだけの状態のホコリはこれだけでとることができます。

特におすすめなのは、花王の「クイックルハンディ(※)」というアイテムです。下記の記事を執筆してもらったライターまいさんも愛用していますが、社内でもフェイクグリーンの掃除にこちらのアイテムを使っています。理由は、しっかりとホコリを吸着してくれるので、周りにホコリが舞いにくいという点。

特に春先は花粉が付いていることもあるので、クリックルハンディのように吸着するダスターを使うとよいかもしれません。

エアダスターでホコリを飛ばす

手のひらサイズの小さいフェイグリーンの場合、はたきやダスターでホコリをはらうのは難しいですよね? そんな場合は、キーボードの掃除によく使われるエアダスターを使うと◎。

葉っぱが小さい多肉植物のフェイクグリーンや根本部分の細かいパーツにホコリが付いているとき、エアダスターなら一気にホコリを吹き飛ばせて便利です。

ドライヤーでホコリを飛ばす

フェイスグリーンのホコリをドライヤーでふきとばす

エアダスターがないという場合は、ドライヤーで代用してもOK。このとき、フェイクグリーンを痛めないよう必ず冷風モードで使うようにしましょう。

ただドライヤーの場合、エアダスターと違ってピンポイントで風に当てるのが難しいので、くれぐれも注意が必要です。繊細なフェイグリーンのパーツや葉が折れたりしないよう、弱めの風から様子をみるようにしてください。

払ってもとれないホコリに!フェイクグリーンの汚れを拭き取る方法

ついて間もないホコリより、やっかいなのは時間の経ったホコリです。水分や油分を吸ってこびり付いたホコリは、表面をはらうだけでは取れないことも。そんなときには、ウェットティッシュで拭き取るのもひとの手です。

フェイクグリーンをウエットティッシュで拭き取って掃除

サッとなでるようにやさしく拭き取るようにします。細かい葉が無数にあるもの、葉の表面が毛羽立っているようものは、注意しながらすすめます。引っ掛かってうまく拭き取ることが難しいと感じたら、無理に掃除するのはやめるようにしましょう。

細かい部分までしっかりと拭けるので、厚手のものよりウェットティッシュのように薄いものがおすすめ。汚れても使い捨てができるのも◎。ウエットティッシュにもいくつか種類があるので、試してみました。

アルコール入りウェットティッシュで拭き取ると

フェイクグリーンの素材は一般的にはアルコール耐性のあるポリエチレンが使われているので、アルコールウェットティッシュを使ってもOKなのだそう。

そこで、キッチンカウンターに置いていたフェイクグリーンで実際試してみます。写真のようにホコリまみれ。少し油が混じっているのか、乾拭きしてもホコリはうまく取れませんでした。

フェイクグリーンをアルコール入りウェットティシュでふく

アルコールティッシュでやさしく拭き取ったところ、写真のようにキレイになりました!

水拭きするときの注意点

葉に着色料として添加剤が使われている場合は、アルコールによってその成分が溶けだす場合があります。まず、水拭きをする場合は、必ず目立たない部分で色落ちや変色がないか試してみてからにしましょう。

お手入れの注意書きがあれば、それに従うように気をつけてくださいね。

ひどい汚れに!フェイクグリーンの丸洗い方法

プラスチック製のフェイクグリーンは水濡れを避けたほうがよいものが多いため、丸洗いは正直おすすめできません

丸洗いしたフェイクグリーン

丸洗いできるのは、

  • 水にぬれても大丈夫なビニール製のフェイクグリーン
  • 葉が毛羽立っているといった表面に特殊な加工がされてないフェイクグリーン
  • フェイクグリーンの中に針金の芯が入っていないフェイグリーン
  • 水に溶けやすい接着剤や塗料が使用されていないフェイクグリーン

上記に該当しなくても、薄い葉でできたフェイクグリーンは質感が失われてしまうこともあります。丸洗いする場合は目立たない場所で、端っこをまず水付けみて問題ないか試してから洗うようにしてください。判断はご自身で行うようにしてくださいね。

また注意事項がある場合は、その内容にそってお手入れをするようにしましょう。

フェイクグリーンを洗うときに必要なモノ

フェイクグリーンの丸洗いに必要なもの

基本的に、汚れてしまったフェイクグリーンのお手入れには洗剤は不要で、水のみでキレイにできます。衛生面が気になる場合は、除菌効果を持つクエン酸を水に少量混ぜて使うのがおすすめ。ホコリだけでなく気になるニオイや雑菌も一緒に落とすことができますよ。

  • 水200ml:クエン酸小さじ1杯
  • タオル、何度も使えるキッチンペーパー
  • バケツ

フェイグリーンを水洗いする手順

ここでご紹介しているのは、水で洗えるタイプのフェイクグリーンの場合(主にビニール製のもの)のお手入れ手順です。特に難しい手順はありませんが、一応ご紹介しておきます。

フェイクグリーンをバケツに入れる

1.フェイクグリーンを水に浸す

フェイクグリーンが入るサイズのバケツあるいは洗面器などにフェイクグリーンを入れ、ひたひたになるまで水を入れます。
(ニオイや菌が気になる場合は、クエン酸水をお使いください)

フェイクグリーンを洗う

2.フェイクグリーンを洗う

端の部分を持って、フェイクグリーンを逆さのまま揺らすようにすると、奥の方に入り込んだホコリも出てきます。
クエン酸水を使用した場合は成分が残らないように、水に入れ替えてもう一度すすぎ洗いをします。

フェイクグリーンを乾かす

3.フェイクグリーンを乾かす

タオルなどの上に寝かせて、乾くまで置いておきます。
日光に当てず、風通しのよい場所に置いて乾かしましょう。

フェイクグリーンのホコリを予防する方法は?

お手入れは月一くらいでいいとはいっても、たくさんフェイクグリーンを置いている場合など、やっぱりホコリを払う作業は大変なものです。できれば、なるべくホコリや汚れがつきにくいように予防したいですよね。

静電気防止スプレーが効果的

そもそも、フェイクグリーンにはなぜホコリがつきやすいのでしょう? 

実は、フェイクグリーンの主な素材であるポリエチレン(PE)などのプラスチックは、静電気を帯びやすいという性質をもっています。静電気が帯電している状態のものは、空気中に浮かぶホコリやチリを寄せ付けてしまいます。

そのため、フェイクグリーンのホコリを防ぐ場合は「ホコリ防止スプレー」「静電気防止スプレー」が効果的。買った直後やお掃除後すぐのキレイな状態のときにスプレーしておくと、ホコリが付きにくくなりますよ。

触媒加工の施されたフェイクグリーンもおすすめ

光触媒加工のオリーブのフェイクグリーン

お手入れが面倒だと思われる方は、葉の表面に汚れがつきにくいようにCT触媒や光触媒などの触媒加工が施されたものを選ぶのもひとつの手かもしれません。写真のオリーブのフェイクグリーンには光触媒が施されており、葉っぱがツヤツヤとしています。

ホコリがつきにくいのはもちろん、こういった特殊加工がされていると、お手入れのときもすぐにキレイになります。

既にお持ちのフェイクグリーンに光触媒の効果をつけたい場合は、「光触媒スプレー」も市販されています。周りの空気をキレイにするなど、ホコリ対策以外の効果もあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

フェイクグリーンを長持ちさせるために

お手入れして気に入ったフェイクグリーンは、なるべくキレイな状態で長持ちさせたいですよね。最後にフェイクグリーンをキレイに保つために気をつけたいポイントを2つお伝えします。

フェイクグリーンはプラスチック製やビニール製であることがほとんど。そのため外線によりどうしても色あせしてしまいます。UVカットのコーティングがされたものや光触媒の特殊加工がされたもの以外は、なるべく室内や日陰に置くようにしましょう。どうしても日の当たる場所に置きたいというなら、光触媒加工のフェイクグリーンを置くか、ときどき向きを変えると長持ちしますよ。

また、葉っぱや枝が取れた場合について。
実は、フェイクグリーンによく用いらているポリエチレン(PE)は、接着材ではくっつきにくい素材のひとつです。市販されているプラスチック用接着剤も「ポリエチレン(PE)は除く」と書かれていることがあります。接着剤を買う際は、よく注意書きを確認してから使うようにしましょう。

フェイクグリーンは注意してお手入れすれば、長く愛用できるアイテムです。少しでもキレイを保って、フェイクグリーンを楽しみたいですね。

※クイックルは花王の商標登録です。

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