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ゴミ箱とゴミ袋のサイズは合ってる? 合わない時の対処法も

ゴミ箱とゴミ袋のサイズは合ってる? 合わない時の対処法とは

家事のコツ

ゴミ箱にゴミ袋がぴったり合わないと、隙間ができてゴミが落ち毎回ストレスを感じることがありますよね。でも、大きめのゴミ袋を買うと割高になって、コスパ的にもったいないと感じることも。
そこで、ぴったりセットできるゴミ箱とゴミ袋の関係を調査。ぴったり合わないときの対処法も紹介しているので、参考にしてください。

ハウジーマガジンを運営するキッチン・雑貨の専門卸売り「クラスフィルグループ」で実験を担当するリケジョ。「何を買ったらいいの?」という悩みに応えるべく、商品を実験して徹底調査していきます!

45Lのゴミ箱には、45Lのゴミ袋が合うのか

ゴミ箱に合うゴミ袋を探す時には、どのサイズを選べばいいのか迷うことがあるかもしれません。一般的なキッチン用ゴミ箱のサイズには、「20L」「30L」「45L」「70L」のサイズがあり、ゴミ箱用のゴミ袋にも、同様に容量別の表記があります。

一般的なゴミ袋なら、基本は合うはず

一般的なゴミ箱用ゴミ袋の「縦の長さと横幅のサイズ」はほぼ決まっています。容量とサイズの対応は、以下の通りです。

<ゴミ袋のサイズ一覧>

ゴミ袋の容量ゴミ袋の長さ×ゴミ袋の幅
20L60cm×52cm
30L70cm×50cm
45L80cm×65cm
70L90cm×80cm

ゴミ箱担当のバイヤー高取によると「30Lのゴミ箱には30Lのゴミ袋が、45Lのゴミ箱には45Lのゴミ袋が合うように作られています」とのこと。ゴミ箱の形や深さによって多少の違いはありますが、基本的には、ゴミ箱と同じ容量のゴミ袋を選べば問題がないということです。

ただし、ゴミ袋とサイズが違う場合も

地域指定のゴミ袋

ただし、地域指定のゴミ袋の場合は、注意が必要です。少し長細かったりして、一般的な市販のゴミ袋と、カタチが違う場合も。そうすると容量は同じですが、ゴミ箱とぴったり合わないということもありえます。

試しに、手元にある地域指定のゴミ袋を計ってみました。取っ手がある45Lタイプのものです。

  • 縦……約59cm(取っ手含んで約80cm)
  • 横……約66cm(幅44cm+マチ22cm)

長さは、取っ手を含むと約80cmですが、取っ手を含めないと約59cm。取っ手の付いていない一般的なゴミ袋より、かなり短いことが判明!つまり、深いゴミ箱だと「長さが足りない!」なんていう事態も考えられるということです。

指定のゴミ袋に合ったゴミ箱を探す方法

地域指定のゴミ袋にピッタリ合うゴミ箱を探すには、以下の方法で計算して確認することができます。

【1】「口の大きさ」を計る

ゴミ袋の口のサイズを測る

まず、ゴミ袋の口部分の幅を計ります。

ゴミ袋のマチのサイズを測る

マチがある場合は、マチも計りましょう。

ゴミ袋の口の大きさは、「(幅+マチ)×2」で計算できます。写真の45Lサイズのゴミ袋では、口の大きさは約130cmでした。

<p>次に、ゴミ箱の口の大きさを調べましょう。ネットショップの商品ページでは、画像やスペックの表でサイズが表記されていることが多いので、確認してみましょう。</p>

スライドペール

アイテムを見る

次に、ゴミ箱の口の大きさを調べましょう。ネットショップの商品ページでは、画像やスペックの表でサイズが表記されていることが多いので、確認してみましょう。

また、店頭の商品であればパッケージを見る他、実物を計るとより確実です。

四角いゴミ箱の場合、口の大きさは4辺の合計です。写真のサイズ表記の場合、
26.5cm+41cm+26.5cm+41cm=135cm
が、口の大きさになります。

【2】「縦の長さ」を計る

ゴミ袋の縦のサイズを測る

次にゴミ袋の縦の長さを計ります。取っ手付きの場合は、取っ手までの長さを計りましょう。

写真のゴミ袋では、長さは約60cmでした。

ゴミ箱の縦の長さも、サイズ表で確認したり実際に計ったりして調べましょう。

【1】で登場したゴミ箱の高さは、表記通りの60.5cmになります。

【3】誤差を確認する

最後に、ゴミ袋とゴミ箱で、口の大きさと縦の長さを比べて差を確認します。

上記の例では、

  • 口の大きさ……ゴミ袋130cm、ゴミ箱135cm
  • 縦の長さ……ゴミ袋60cm、ゴミ箱60.5cm

となり、少しだけゴミ袋のサイズが小さい計算になりました。ただ、ゴミ袋はゴミ箱の内側にセットするため、外寸より少し小さめでも問題はありません。ゴミ箱の内寸が表記されている場合は、内寸を参考にしましょう。

ベストなのは、ゴミ袋とゴミ箱の口の大きさが、5~10cm大きいくらいのサイズ。このサイズ差があるとゴミ袋をゴミ箱の縁にしっかり引っ掛けやすく、ずれにくいため、日常のゴミ捨て作業が楽になります。

また、ゴミ袋の長さはゴミ箱より約10~15cmほど余裕があると、袋の口をしっかり固定しやすく、安定して使用できます。

ゴミ袋は小さすぎるより、大きければいいと考えるかもしれませんが、ゴミ袋が大きすぎると、ゴミ袋が余って口からはみ出してしまうことも。また、大きなサイズのゴミ袋ほど割高になるのでコスパ的にもったいないという点も頭に入れておきましょう。

ゴミ箱とゴミ袋のサイズが合わなかったときの対処法

すでに使っているゴミ箱とゴミ袋のサイズが合わないと、ゴミ捨てのたびにストレスになることも。そんな時の対処法を紹介します。

ゴミ袋の口が合わない場合は「引っ張って伸ばす」

ゴミ箱とゴミ袋が合わずすき間があくとき

ゴミ箱の口よりゴミ袋が小さい場合、すき間からゴミが落ちてストレスになります。そんな時は、ゴミ袋の口を引っ張って伸ばす方法があります。

ゴミ箱バイヤーの高取によると「実はゴミ袋には、伸びる素材と伸びない素材の2種類があるんです。伸びるのは低密度ポリエチレン、伸びないのは高密度ポリエチレンです」とのこと。

伸びる素材の、低密度ポリエチレンと表記のあるゴミ袋を選べば、手で伸ばして口のサイズを広げることができそうです。

伸びる素材のゴミ袋と伸びない素材のゴミ袋

手元にある地域指定のゴミ袋を見ると、プラスチックゴミ用は「低密度ポリエチレン」、燃えるゴミ用は「高密度ポリエチレン」の記載がありました。

試しに、伸びる素材「低密度ポリエチレン」のゴミ袋を引っ張ってみました。

ゴミ袋とゴミ箱が合わない時の対処法「引っ張ったる前のゴミ袋の口の長さ」

まずは、ゴミ袋の口付近に、横10cmで目印を付けます。

ゴミ袋とゴミ箱が合わない時の対処法「ゴミ袋を引っ張って伸ばす」

次に、ゆっくり手でひっぱって伸ばします。

ゴミ袋とゴミ箱が合わない時の対処法「引っ張ったあとのゴミ袋の口の長さ」

引っ張ったところを計ってみると、11cmに。引っ張る前よりも、1cmも伸びていました。

ちなみに、同じ要領で伸びない素材「高密度ポリエチレン」のゴミ袋も引っ張ってみました。結果は、10cmが10.5cmに。引っ張った感触も、硬くてあまり伸びないかんじでしたが、まったく伸びないわけではなく、少しは伸びるということが分かりました。

ただ、市販のゴミ袋では素材に「ポリエチレン」としか書かれていない場合もあります。試しに「ポリエチレン」の表記だけのゴミ袋を引っ張ってみたところ、伸びる素材と同じく、10cmを11cmに伸ばすことができました。

ゴミ箱とゴミ袋が合わない時の対処法でぴったりフィット

ゴミ袋によって差はあると思いますが、ゴミ袋の口が小さい場合は、引っ張って伸ばすことでジャストフィットするかも。試す価値はありそうです。

引っ張る時のコツは少しずつ、ゆっくり伸ばすこと。1か所を強く引っ張ると破れることがあるので気を付けてくださいね。

ゴミ袋の長さが足りない時は、底上げする

ゴミ袋のサイズが合わない時のアイデア「新聞紙で底上げする」

ゴミ箱とゴミ袋の長さが合わない場合、ゴミがたまってくると重みでゴミ袋がずり落ちてストレスになります。そんな時は、ゴミ箱の底に丸めた新聞紙を入れて底上げする方法がおすすめです。

新聞紙は吸湿性があり、生ゴミの湿気を吸い取ってくれます。また、インクには消臭効果があるとされ、ゴミの嫌なニオイを和らげてくれる働きも。ただし、しばらくすると新聞紙自体が臭ってくるので定期的な入れ替えは必要です。

新聞紙が手に入らなければ、ペットボトルやよく宅配の荷物に入っている緩衝材を使うのも手。身近にあるものを利用して、底上げで縦の長さを調整してみてください。

それでもサイズが合わない時は、奥の手も

地域指定のゴミ袋に合うものがどうしても見つからない、合うかどうか不安で躊躇(ちゅうちょ)してしまうなら、ゴミ箱に入れること自体をあきらめる……というのもひとつの手です。
最近は、ゴミ箱ホルダーというアイテムも登場しています。このアイテムなら、ゴミ箱のサイズが合う合わないということをいちいち考える必要がありません。

<p>「ユニード」分別ポリ袋ホルダー</p>

「ユニード」分別ポリ袋ホルダー

アイテムを見る

また、引っ越しをする機会が多い人にもおすすめ。最近よく売れている商品です。

ゴミ箱とゴミ袋が合わない問題で、毎日のゴミ捨てがストレス……という人は、ぜひご紹介した方法やアイテムを参考に、イライラのない快適な毎日を手に入れてくださいね。

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