都内の一戸建てに住む、整理収納アドバイザー主婦。もともと片付けと掃除が苦手で、開かずの間が3LDK中2部屋あったのですが、資格取得を機に、家中を片付けました。片付けが苦手な人の気持ちに立って、わかりやすいコラムを書くように心がけています。
まるで自分の手のように使うことができる、小さなトングをご存じでしょうか?
長さのある菜箸やトングよりも食材がつかみやすく、使い勝手がいいと人気のキッチングッズです。
今回は、100均の「ステンレスミニトング(マルチトング)」とレイエの「ゆびさきトング」の気になる使い心地の違いを比べてみました!
人気のレイエ「ゆびさきトング」とそっくりな100均のミニトングを比較
レイエの「ゆびさきトング」
ミニトングの中でも特に人気なのが、レイエの「ゆびさきトング」。
シンプルな手のひらサイズのトングなのですが、ネットショップの口コミが軒並み高評価!
気にはなりますが、1000円を超える価格なのでちょっと高い気もします。
100均のそっくりさん「ステンレスミニトング」
100円ショップにも似たような商品が売っています。数年前にとりあえず、こちらを購入してみました。
しかし……数回使っただけで、手にすることがほとんどなくなってしまったのです。
理由は、肝心の「挟みやすさ」に大きなストレスを感じたからです。
【ミニトング比較】使い勝手を4つのポイントで比べてみる
実際にそれぞれのミニトングを使ってみたところ、その使用感には大きな違いが!
今回は「見た目」「挟みやすさ」「収納しやすさ」「洗いやすさ」という4つの項目について、各ミニトングを評価してみました。
レイエ「ゆびさきトング」 | 100均「ミニトング」 | |
「見た目」 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
「挟みやすさ」 | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ |
「収納しやすさ」 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
「洗いやすさ」 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
総合点(★の数) | 19点 | 11点 |
見た目
2つのトングをサイズ感が分かりやすいように並べてみました。
100均の「ステンレスミニトング(写真左)」の方が「ゆびさきトング(写真右)」よりも少し小さいです。
どちらも先端が浮くので、汚れがつくことを気にせず置くことができます。
手触りはレイエの「ゆびさきトング」の方が良く、見た目も高級感があります。
挟みやすさ
まずは、ミニトングを手でグッと挟んでから、離してみました。
100均は挟む前(写真左上)と後(写真左下)で、開き具合に大きな違いがあります。対して、レイエの「ゆびさきトング」(写真右上・右下)は前後の広さにほとんど違いがありません。
「ゆびさきトング」にはへたりにくく持続性のあるバネが使われていて、ヨコ方向に加えタテ方向にも曲げ加工がされています(特許取得)。
100均(写真の左上・左下)はバネのききが弱く同じようには戻りません。自分でぐいっと開かなければいけません。
「挟んだあと戻らない」ことで作業がしづらく、使う度にストレスを感じてすぐに出番がなくなってしまいました。
また個体差があるかもしれませんが、合わせた時に100均の先端は若干ずれてしまいます。
一方でレイエの「ゆびさきトング」(写真右上・右下)はぴたっと先端がそろいます。
収納しやすさ
続いて収納のしやすさです。
こちらについては、とくに両者の差はありませんでした。
どちらもデザインがシンプルで余計な凹凸がありませんが、吊るすための穴などが無く、折りたたむこともできません。
キッチンの浅い引き出しの中でそれなりに場所をとるので、★1つ減らしました。
洗いやすさ
最後は洗いやすさです。
キッチングッズとして衛生面は気になるところ。使用後に洗うのが面倒でないかも気になるポイントですね。
両方ともステンレス製なので、食洗機に入れることができます。
どちらも継ぎ目がないので洗いやすく、お手入れがしやすいので清潔感があります。
レイエの「ゆびさきトング」の方は、さらに凹凸がなくヘリも滑らかに加工されており、より洗いやすかったため★を満点にしました。
使ってみた結果、私が選ぶなら…レイエのゆびさきトング
100均のミニトングとレイエのゆびさきトングを比べると、その価格には約10倍以上の差があります。
「似たようなデザインだし、大して機能は変わらないのでは?」と思いますよね。
私も実はそう思っていました。
でも、実際に「ゆびさきトング」を使ってみると、もっとも肝心な挟みやすさに大きな違いがありました。100円とはいえ、あまり使わず処分することになってしまったので、もったいないことをしました。
100均の価格のお手軽さは魅力ですが、やはりトングとしての使いやすさに優れた「ゆびさきトング」の方がおすすめだと思いました。
つかむだけじゃない!私流「ゆびさきトング」の使い方
「ゆびさきトング」はとても使い勝手がいいので、わが家ではほぼ毎日出番があります。
ここでは、レイエの「ゆびさきトング」の使い道をご紹介します。
肉や魚をつかむ
「ゆびさきトング」は、手で触ることをためらう肉や魚、においがつきやすいニンニクなどをつかむのに最適です。
肉を多めに買って小分けにする時にも便利。使い捨てのビニール手袋が不要になりました。
熱いものをつかむ
熱くて手で持てないものにも「ゆびさきトング」がおすすめです。
グリルから焼きたてのパンを出す時や、温めたレトルトカレーを取り出す時にも使っています。
ひっくり返して広い方で挟めば、レトルトカレーを最後まで絞り出すこともできるので、とても便利。
魚の骨取りに使う
「ゆびさきトング」は本当に自分の指先のように使えるので、菜箸よりも使いやすく、魚の皮をはがしたり骨を取るのが簡単です。
皮と骨を取る・ほぐす・混ぜるという3つの工程を、ミニトング1つで済ませることができます。
手が汚れず魚のにおいもつかないので、いちいち洗う手間もありません。
押さえる
揚げたてのトンカツや焼いたばかりの肉を押さえながら切るときにも「ゆびさきトング」の出番。
ミニトングを使えば、冷めるまで待たなくてもカットでき、手も汚れません。
とりわける
大皿に置いても映えるし、総菜などの取り分けにも使いやすいです。
箸では取りにくいサラダや玉子なども優しくつかめますし、ミニトマトなどつるつるした食材もしっかりと落とさずに取れます。
番外編
わが家では「味付けたまごメーカー」を愛用しているのですが、できた卵を取り出しづらいのが難点。
そんな悩みも、先端が広くて幅もある指先トングが解決してくれました。
まとめ
このように、わが家では「ゆびさきトング」を”手の代わり”として、毎日のように気軽に使っています。
手が汚れないので、ネイルをしている方にもおすすめのアイテムです。
デメリットをあげるなら、フッ素などのコーティングがされているツールに使う時に傷がつかないように気を遣うことと、熱伝導が良いので火を使う調理には不向きということでしょうか。
「気になるけど高いから100均で」と思うのはよくあることです。
私も必ずといってよいほど、気になるアイテムがあった時にはまず100均で買えないかを検討しています。
100均のものでも人気メーカーのものでも、機能性の良いものを選べば使うたびにうれしくなりますし、長く使うことができることが多いです。
この記事が、小さなトングが気になっている方の参考になればうれしいです。
「leye/レイエ」ゆびさきトング
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