司書の経験を活かし、日常生活に役立つ情報や疑問について文献調査や専門機関への取材・実験などを行いながら日々お役立ち情報を発信しています。 7歳の男の子ママとして子育てに役立つ記事も執筆♪

シンクの生ゴミに悩まない!簡単にできる三角コーナーの代用アイデア
最近は、シンク内が狭くなることや掃除の手間が増えることなどから、三角コーナーを使いたくない人が増えています。
三角コーナーを使わない場合、料理をしたときに出るシンクの生ゴミはどのように処理すればよいのでしょうか?
この記事では、三角コーナーをやめたいけど「生ゴミの処理方法が不安」「コスパのかからない代用方法が知りたい」という方にぴったりの三角コーナーの代用アイデアをご紹介します。

調理中に出るゴミを何とかしたい!三角コーナーの代用アイデア
三角コーナーの代用方法や代用アイテムには、色々なものがあります。
わが家では以前、100均などでも買える自立できるタイプの水切り袋を買っていました。
でも、コストが気になるのと、プラスチック製の水切り袋を毎日消費することが少々気になっていました。
「他に何か方法はないかな」ということで、定番ではありますが、私が実際に試してみた代用アイデアをご紹介します。
【1】新聞やチラシで代用

代用アイデアとしてよく挙げられる、新聞紙や広告の紙で生ゴミ入れを作る方法。折り紙の要領で生ゴミを入れる箱や袋を作り、生ごみを入れて包んで捨てるというものです。
我が家でも、ときどきまとめて作っています。
さまざまな折り方があるようですが、我が家でしている折り方を一つご紹介しますね。
とても簡単に折れるので、小学生低学年のわが子も折り紙のように一緒に楽しんで作ってくれます。

1.新聞紙を広げる(小さいサイズでいい人は半分に折るか、切って使ってもOK)
2.下から3分の1くらいを折る
3.左から3分の1くらいを折る
4.右側を折る。このとき反対側のポケット部分に差し込むように折ります

5.新聞紙を裏返します
6.上の両側の角を真ん中に向かって折り、三角形にします
7.三角を下のポケットに入れるようにして折ります
8.上下をひっくり返し、底面を袋状に広げれば完成です

野菜などの食材を切った時に出る皮やヘタなど、水気のない調理くずを処理するのに向いています。
「箱を折るのが大変」「面倒くさい!」という方には、数枚重ねた新聞紙を調理台に広げるだけという方法もおすすめです。
※多少汁気のあるゴミも大丈夫だと思いますが、我が家のシンクは色移りがしやすい素材なので、なるべくぬれた状態で使わないようにしています。
【2】牛乳パックで代用

空の牛乳パックの口の部分をひらいて、中に生ゴミを捨てるという方法です。新聞などより丈夫で強度があり、水にぬれてても破れません。
ただし、パックの開口部が結構狭いため、捨てにくさは若干あります
ゴミ箱に捨てる時は、ギュッとパックを抑えて中に入れたゴミの水気を切った後、粘着テープなどでしっかり止めるなどして、しっかりと口を閉じてにおいが漏れないようにすれば完璧です。
牛乳などパック飲料をよく消費するご家庭なら、もっともおすすめの方法と言えるでしょう。
少量の廃油であれば、牛乳パックに新聞紙や古布などを詰め、油をしみこませて捨てることも。
ただし、自然発火を避けるため、念のため少量の水を混ぜておき、粘着テープなどでしっかりと封をしてから捨てるようにしています。
【3】ポリ袋で代用

スーパーの果物・野菜コーナーに備え付けられている薄手のポリ袋や、肉や魚を買った際に使う袋づめコーナーに置いてある透明なポリ袋。
あるいは調理用やゴミ処理用に、敢えて購入しているという方もいらっしゃるかもしれません。
調理の際に出る生ゴミであれば、このポリ袋に入れるだけでも十分処理できます。
難点は、袋が自立しないということ。

そこで便利なのは、上記の写真のようなスッキリと調理台に置けるポリ袋ホルダーです。
こちらは不要な時は折り畳みもできるため、狭いキッチンでもそれほど場所を取りません。また、洗ったコップや牛乳パックなどを干すのにも使えます。
すぐに捨てるのはもったいないので、ある程度ゴミを溜めてから捨てたい場合には、フタ付きのタイプもあります。

夏場など、においや虫が気になる場合はフタができる方が安心です。
ただし、こちらは折り畳んで収納することはできないので、どちらのメリットを重視したいかで選ぶようにしましょう。
他にも調理台ではなくシンクで使いたいという方向けのポリ袋ホルダーもあります。
例えば、キッチンの蛇口に引っ掛けるタイプのポリ袋ホルダーであれば、シンクの中でもスペースをほとんどスペースを取りません。

汁物の食べ残しはどうしたらいい?

三角コーナーをやめるにあたって、一番気になるのは「残った汁物の処理」。
特に、カップラーメンなどの汁物などは、ときどき食べ残してしまうこともあるのではないでしょうか?
「麺は排水口ネットでキャッチできるし、気にせず排水口に流している」という方もおられますが、環境面などを考えるとちょっと悩ましいところ。
麺などの固形物なネットでこせても、ラーメンの汁に含まれた油分までは処理することができません。
ラーメンの汁を排水口に流すと、排水管や排水パイプの中にも油分が流れて行ってしまい、いずれは詰まりや劣化の原因にもなってしまいます。
実は、こういった場合に便利な「残った麺スープ 固めてポン」という残り汁専用の凝固剤があります。
残り汁に入れて混ぜるだけで固まり、そのまま容器と一緒に捨てることができます。

凝固剤 残った麺スープ 固めてポン
ご家庭だけでなく、オフィスやアウトドアなどでも便利に使えそうですね。
他にも、少量の汁物であれば新聞紙に吸わせて処分することもできます。量が多い場合は、ドラッグストアなどで売られている油を吸い取る用の不織布に吸収させてから捨てるという方法もありますよ。
生ゴミをためず、シンクをきれいに保とう
三角コーナーを使わない場合は、生ゴミをあまりため込まずに「お料理を終えたらすぐ捨てる」のが基本になります。
こまめに生ゴミを処理することで、シンクの清潔さが保たれますし、ぬめりやにおいなどの悩みからも解放されます。
ご家庭にあった生ゴミの処理方法が見つかるとよいですね。