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いらない派も必見!すっきり置けてヌメラない三角コーナーの選び方
最近はシンク内に三角コーナーを置かない派が増えています。でも、三角コーナーを置かないとなると「調理中のゴミはどこに捨てるの?」「生ゴミの水気はどう切るの?」といった悩みや疑問もあり、やっぱり置いた方がいいのかなと迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、三角コーナーにありがちな「シンクの中で場所を取る」「ぬめりが気になる」という悩みを解消できるアイテムの選び方について、くわしくご紹介します。

本当にいらない?三角コーナーを置くメリットとデメリットとは
三角コーナーを置くかどうかを迷っている方のために、まずは三角コーナーのメリットとデメリットを見ておきましょう。
三角コーナーのメリット
三角コーナーの一番のメリットは、調理中に出るゴミをまとめて捨てることができるという点。
野菜や果物の皮やヘタなど、調理中にはさまざまなゴミが出ますが、そのたびにキッチンのゴミ箱に捨てるのは手間ですよね。三角コーナーに一時的にまとめておき、後で一気に捨てる方が家事の時短にもなります。
「しっかりと生ゴミの水気を切れる」のもうれしいポイント。
また、排水と一緒に流れてしまいがちな細かなゴミの量を減らすこともできるので、とても環境に優しいアイテムとも言えるでしょう。
三角コーナーのデメリット
一方で、お手入れをせずに放っておくと、ぬめりや汚れが発生してしまうというデメリットがあります。ずっと生ゴミが入ったままだと、見た目やにおいも気になりますね。
また、シンク内で三角コーナーが場所を取るため、作業スペースが狭くなるというのも、よくあるお悩みです。
でも実は、最近では色々と改良されて進化してきているため、こうしたデメリットは解消されつつあります。
三角コーナーを置こうか迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。
【タイプ別】デメリットが気にならない三角コーナーの選び方
三角コーナーには主に3つのタイプがあります。
デメリットが気にならない三角コーナーを選ぶポイントについて、それぞれのタイプ別にご紹介します。
据え置きタイプ
誰もが一度は目にしたことのある昔ながらのスタンダードな置き型タイプ。
安定感に優れているため、「両手がふさがっていてもゴミを捨てやすい」「水切りネットを使わなくても済む」などのメリットがあります。
昔はプラスチック製が主流でしたが、最近ではぬめりや汚れがつきにくくお手入れしやすいステンレスや銅の金属類も人気。デザインも昔より場所を取らないスリムなものが増えています。
また、吸盤などで浮かせられるものや、においを防ぐふた付きのものがあるのも、このタイプならではの特徴。
三角コーナーをシンク内に常に置いておきたい人や水切りネットのランニングコストをおさえたい人におすすめです。
ホルダータイプ
水切り袋やネット、食品用のポリ袋をセットして使えるホルダータイプ。
ゴミが溜まってきたら、袋を交換するだけでOK! 生ゴミが三角コーナーに直接触れないので、お手入れの手間がかからないのがうれしいポイントです。
ホルダータイプには折りたためるものも多く、普段からシンクに置きたくない場合は、必要な時だけ出して使うこともできます。
使い捨てタイプ
100均などでも売られている紙素材やポリエチレン素材などで作られた自立型水切り袋など、使い捨てタイプの三角コーナーもあります。
調理中など必要な時にだけシンクに置き、使用後はそのまま捨てるだけという、こちらもお手入れの手間がかからないのがポイント。
「とにかくシンクには何も置きたくない」という方におすすめです。
ただし、普通の通常の水切りネットに比べて、1枚当たりのコスパは結構高めです。基本的には1回使用するたびに捨てるので、生ゴミの量が少ないご家庭や一人暮らしのご家庭には、少々不向きかもしれません。
【素材別】衛生的に使える三角コーナー選びのポイント
三角コーナーは形だけでなく、素材も豊富。選ぶ素材によって特徴やお手入れ方法が異なります。
使い勝手の良い三角コーナーを探すために、素材についてもチェックしておきましょう。
ステンレス・銅などの金属製
置き型タイプに多いステンレス製の三角コーナーは、丈夫で長持ちしやすいのが特徴。他の素材に比べて少々お値段が張るものもありますが、その分長く使えるので買い換えの頻度は少なくて済みます。
接地面が少ないデザインの物が多く、スタイリッシュでスリムなデザインの物も多いです。シンクを傷つけないようにゴムなどで保護されているものを選ぶと安心です。
衛生面を重視する場合は、抗菌仕様のものか銅製のものがおすすめです。
銅製の三角コーナーは特有の色合いと光沢が魅力。
「10円玉を排水溝に入れておくと、ぬめりが取れる」という便利技があるように、銅の抗菌作用はぬめりの原因となる菌の増殖を抑える効果があるといわれています。
ただし銅には、洗剤に含まれている酸などによって次第に黒ずんでしまうという性質があります。普段のお手入れはタワシやスポンジで水をかけながら落とす程度にとどめましょう。
シリコン・プラスチック
シリコン製やプラスチック製の三角コーナーは、軽くて安価というメリットがあります。
ステンレスや銅などの金属製品に比べて、カラフルな色合いやおしゃれなな形状のものなどデザインが豊富なので、キッチンを華やかにしたい人におすすめ。
ただし、シリコンやプラスチックなどの素材には、汚れやにおいがつきやすいというデメリットがあります。なるべく洗いやすい形状の物を選ぶか、袋をかけて使うホルダータイプの方がストレスなく使えます。
また、軽量で安定性に少々欠けるので、シンクの中で勢いよく水を流したときや手がぶつかったときなどに動いてしまうことがあるのも難点。
置き場所を固定したい場合は吸盤付きのものがおすすめです。
省スペースで汚れにくい!おすすめの三角コーナー8選
ここでは「しっかりと生ゴミの水気が切れる」「場所を取らない」「お手入れが楽で衛生的」という3つの条件を満たした、おすすめのアイテムをご紹介します。
定番の三角コーナー以外にも色々なタイプを網羅しているので、ぜひチェックしてみてください。
【1】水気をしっかり切れる「折りたたみタイプ」

kcud 生ゴミ水切り器
ちょっと珍しい形状の三角コーナー「生ゴミ水切り器」。
生ゴミをギュッと挟み込んで、水気をしっかり切ることができるアイテムで、手を汚さず衛生的に使えるばかりでなく、約10%ゴミを減量化できます。
使わない時は折り畳んでおけば場所をとらず、軽いプラスチック製なので屋外でも使いやすいですよ。
【2】シンクがスッキリ見える「ふた付きタイプ」

山崎実業 浮かせるフタ付き三角コーナー
フタ付きのタイプは、気になるにおいや汚れを軽減できるだけではなく、シンクがすっきりして見えます。
「吸盤だと、重さで落ちてしまいそうで不安」という方には、この「AQUA」のように複数の吸盤でしっかり固定できるものがおすすめです。
【3】丸い形で圧迫感なく使える「ゴミ箱タイプ」

シンクトラッシュ フタ付き
三角コーナーは、実は形状もいろいろ。シンクによっては角ばっていない方が、圧迫感がなくスッキリ見えることもあります。
「シンクトラッシュ」は丸い形が特徴的で、カラーも豊富でキッチンが華やかになります。
三角コーナーとして以外にも、水切りネットのストック入れなど、ちょっとした小物収納にも役立ちます。
【4】ワンタッチでふたができる「ホルダータイプ」

パコン!としまるごみ袋ホルダー
ワンタッチで設置した袋の口が開閉できるゴミ袋ホルダーなら、三角コーナーのデメリットを全て解消することができます。
ゴミが入っている状態でも、袋の口さえ閉めておけば、悪臭やコバエの発生を防ぐことが可能。
シンクの側面に沿って付着するので、狭いシンクでも邪魔になりません。
「据え置きタイプの三角コーナーを使いたいけど、シンクが狭くて……」とお悩みの方にもおすすめです。
【5】場所を取らず水切れ抜群!「円すい形のタイプ」

円錐型 プレミアム・ミズリード
円すい形というちょっと特徴的な形が気になる、このアイテム。シンクを占拠せず、広々と使えます。
また、汚れに強いステンレス製で、中に直接ゴミをためても汚れがつきにくく、ふた付きなので気になる生ゴミのにおい対策もできます。
【6】シンク内に置かずに使える「スタンド式のホルダータイプ」

tower ポリ袋エコホルダー
こちらは同じゴミ袋ホルダーでも、シンクの中に置かなくても済むタイプ。
まな板のすぐ横に置いておくと、料理中のゴミを床などに落とさずに入れられるので便利です。グラスやペットボトルなどを乾かすのに使うこともできます。
使わない時は畳んでコンパクトになるので、キッチンスペースが狭い人にもおすすめです。

tower ポリ袋エコホルダー フタ付き
こちらは、フタ付きタイプのゴミ袋ホルダー。においが気になるという人やキッチンをスッキリ見せたい人にはこちらがおすすめです。
【7】キッチン以外にも使える「つり下げ式のホルダータイプ」

ムニッと!レジ袋ホルダー
キッチンのキャビネットドアなどに引っかけて設置するつり下げタイプです。
引っかけられる場所があれば、車内・寝室・洗面台などキッチン以外のゴミ箱としても使うことが可能。シンク内はもちろん、調理スペース全体を広く使いたい人に向いています。
また、引っかける場所がない時は、吸盤で貼り付けができるのも便利なポイントです。
【8】お手入れも不要で水切れもよい「使い捨てタイプ」

水切り袋 しぼって・ポイ!
こちらの「しぼって・ポイ!」は、その名の通りシンク内で自立して、使い終わったらそのまま捨てる使い捨てタイプ。
三角コーナーの掃除が面倒という人、調理時以外にはシンクに何も置きたくない人に向いています。
理想の三角コーナーグッズで暮らしを快適に
水分を含んだままの生ゴミを直接ゴミ箱に捨てると、悪臭や虫の発生につながります。三角コーナーは、しっかりと生ゴミの水切りができるものを選びましょう。
ご家庭に合う三角コーナーを選ぶことで、毎日の生ゴミ処理のストレスが少しでも減らせるといいですね。