都内の一戸建てに住む、整理収納アドバイザー主婦。もともと片付けと掃除が苦手で、開かずの間が3LDK中2部屋あったのですが、資格取得を機に、家中を片付けました。片付けが苦手な人の気持ちに立って、わかりやすいコラムを書くように心がけています。
調理スペースを広く使いたい場合は、折り畳めるタイプの水切りラックが便利です。
現在の住まいで、いつも使っているのは、山崎実業tower(タワー)の「折り畳みラック」です。
実はこの折り畳みラックが進化した新商品が発売されたとのこと(2020年8月現在)。早速実際に使ってみて新旧の商品と比較しながらくわしくレポートしていきたいと思います!
【旧商品】tower「折り畳み水切りラック」のお気に入りポイント
このtowerの「折り畳み水切りラック」は、シンプルかつスタイリッシュで、使わない時はコンパクトに折りたためるところが気に入っています。
両端のシリコンが滑り止めと傷防止になっていて、新しいキッチンを傷めずに済みそうな安心感があります。
かれこれ1年以上使っていますが、塗装のはげや劣化はほとんど見られません。
たまにシリコンを外して漂白スプレーを全体にかけ洗い流していますが、サビもなくきれいです。
使わない時は、こんなふうにくるくる丸めて畳んでおけるので、シンクを広く使えます。
まだ十分に使えますし、現状の商品も気に入っているのですが、新商品は一体どこが変わったのか……気になります。
【新商品】シリコントレー付きのtower「折り畳み水切りプレート」をレポート
こちらがtowerの新しい「折り畳み水切りプレート シリコントレー付き」です!
本体が全てスチール製の以前のバージョンと違って、全体の3分の1くらいがシリコントレーになっています。シリコン素材の部分はとても柔らかく、この製品も同様にクルクルと巻くことができます。
この「シリコントレー」が実に便利でありがたいアイテムなのです!
なぜかというと、これまでの水切りラックにあった「プチストレス」がこれで改善されたから。
では、どう改良されたのか見てみましょう。
【進化ポイント】小物や細いツールの置き場所ができた
わが家は基本的には食器洗い乾燥機を使っているのですが、食器洗い乾燥機に入れられないものや、洗い物の量が少ない時は手洗いをしています。
プチストレスというのは……
箸やスプーン、ペティナイフ、箸置きなど細いものや小さいものを置くときに、メッシュタイプのラックだと、とても気を遣うのです。
縦向きにすると下に落ちてしまうので、横向きに置くしかありませんでした。
それがシリコントレー付きのラックの場合は……
シリコン部分ならどういう向きに置いても落ちないので、置くときに気を使わなくていい。
これはとてもいい!
そしてもっと細かいもの。例えば、水筒のパーツやお弁当のピックなどを置くことができます。
【従来通りの使いやすいポイント】鍋なども乾かせる
スチール部分が少なくなりましたが、鍋など重たいものを置いても、たわむことはありません。
【気になった点の解決策】使いにくい点もこう解決した
新しいtowerの「折り畳みラック」は、とても良く考えられていて素晴らしい商品なのですが、気になった点をあげてみました。
乾きにくいシリコン部分はサッと拭く
素材的に仕方ないとは思うのですが、シリコントレー部分の水が少し乾きにくい点が気になりました。
包丁などの接地面がいつまでも乾かないことも。
長時間濡れている時は、布巾でサッと乾いてない部分を拭いています。
お皿が立てられないが、鍋のフタなどを立てて使う
こちらは新旧両方に言えることですが、このtowerの「折り畳みラック」は、スチール部分があみだくじのように仕切られています。
ショップサイトなどには、よく写真のように、お皿を立てた使用例が載っています。でも残念ながら、今わが家にあるお皿はどれもサイズが合わず立てられませんでした。
せめて格子の間隔がもう少し短ければ、取り皿サイズが立てられるのかなと思いました。
立てられるものとしては、フライパンのフタのサイズがちょうど良いので、こんなふうに逆さにして乾燥させています。
水筒や牛乳パックなどが倒れるのは、自己流で解決
最後に、自己流で解決していることがあります。
このtowerの「折り畳みラック」は、水筒や牛乳パックなどを伏せて置こうとすると、どうも安定しません。
シリコントレーの部分は、重たいものを置くには素材がやわらかくすぎて、たわんでしまうので無理。
スチール部分も、幅があり倒れやすいので置けません。
この問題を解決しようと試行錯誤してみたのが、こちら。
100円ショップで買った樹脂製の「巻きす」を置きました。
この「巻きす」を横向きにラックの上に敷いて、その上に水筒を置きました。
そうすると、平面になるので、水筒を置いても倒れなくなりました。
ラックを畳むときは、巻きすを縦向きにすれば一緒に巻くことができます。
我ながら良い考えです。
使う時に巻きすの反りを戻さないといけませんが……。
牛乳パックや水筒の乾燥には、グラススタンドのようなものを使えばよいのかもしれませんね。
でも、できればこの折り畳み水切りラックのスペースで全て完結できるとありがたいのです。
たとえば、部分的にスチール幅を密にするとか?だともっとうれしいなと感じました。
【番外編】新商品tower「折り畳み水切りプレート」はこんな風にも使える!
先ほど、使わないときは水切りラックを折り畳んで仕舞っておけると書きましたが、実は、シンクに渡した水切りラックを別の用途に使うこともできます!
わが家では、水切りラックの上を調理中の作業スペースにしています。
たとえば……
野菜の水を切る。
調理する材料を置く。
料理の一時置きに。
など。
見た目がシンプルなので、ラックを出しっぱなしにしても悪目立ちすることがありません。
ここに色々と置ければ、キッチンの作業スペースを広く使うことができますね。
水切りラックを選ぶときは、キッチンに合ったサイズを
我が家はキッチンの色に合わせてホワイトを使用していますが、ステンレスや黒系のキッチンだったらブラックもカッコイイですね。
最後に、購入される際の注意点をひとつ。
この折り畳み水切りラックは、S(奥行き約 38cm以下のシンクに対応)とL(奥行き約 54cm以下のシンクに対応)の2種類のサイズがあります。
シンクに合わないと、はみ出たり安定しないので、キッチンシンクのサイズを必ず測ってから購入しましょうね。