布団はかさばるので、できるだけスッキリ、そしてラクに収納したいですよね。
布団収納袋には、圧縮袋も含めるとたくさんの種類があり、「いったいどれが使いやすいの?」と迷ってしまいます。
今回は、布団収納袋を選ぶときに役立つ、布団をスッキリ収納するために布団収納に求めたいことを洗い出してご紹介します。
そして、布団収納袋に求められるポイントをすべて抑えた、ニトリの布団収納袋の使いやすさの秘密を暴いていきますよ。
しっくりくる布団収納袋に出会えていないという方、要チェックです!
目次
布団収納袋に求められる「収納のしやすさ」
年に数回とはいえ、布団を入れたり出したりする作業はとても重労働です。
家族の人数が多いとそれだけ使う布団の枚数も多くなるので、なおのことですよね。
そのため、布団収納袋に求められる最も重要なポイントは、「収納のしやすさ」です。
まずは、収納しやすい布団収納袋とは何を指すのかを整理してみましょう。
収納袋に入れやすいこと 布団収納袋に布団を楽に出し入れできる必要があります。 |
押入れなどに入れやすいこと 押入れやクローゼットなどに収納袋を楽に出し入れできる必要があります。 |
省スペースに収納できること 同じ布団を収納するにしても、より省スペースな方がいいですね。 |
収納力があること 1つの収納袋に入る布団の枚数は多い方がいいですね。 |
押入れやクローゼットに入れたときの見た目や、中身が分かりやすいかも重視したいポイントですが、まずは上記の「収納のしやすさ」に着目して布団収納袋を選ぶといいかと思います。
しかし、上記の4つのポイントすべてを抑えた収納袋には、なかなか出会えないのが現実です。
例えば、収納力を求めてたくさん布団が入るタイプのものを選ぶと、押入れやクローゼットへの出し入れがしにくくなってしまいます。
より省スペースに収納するためにコンパクトになるタイプのものを選ぶと、布団の入れ方が複雑になり、布団を袋に入れてコンパクトにするのが面倒になる、なんてことも。
実際に使ってみないと分からないこともあるので、布団収納袋って意外と「買ってから失敗した…」ということが起こりやすいんです。
ニトリのロングセラー!「布団収納バッグ」って?
ニトリにはいろんな種類の布団収納袋が販売されていますが、中でもロングセラーのシリーズが「布団収納バッグ」です。
この「布団収納バッグ」、実は編集部スタッフも愛用しています。
その理由は、布団収納袋に求めたい「収納のしやすさ」のポイント4つを完璧に抑えたアイテムだからなんです!
「布団収納バッグ」の特徴
「布団収納バッグ」シリーズは2サイズ展開で、MサイズとLサイズがあります。
- Mサイズ
- Lサイズ
(広げたとき)約幅70×奥行50×高さ18cm
(畳んだとき)約幅50×奥行35×高さ36cm
(広げたとき)約幅100×奥行70×高さ18cm
(畳んだとき)約幅70×奥行50×高さ36cm
編集部スタッフが愛用しているのはLサイズ。
一人暮らしですが、寒がりなので特に冬に使う布団や毛布類はたくさん持っています。
人よりも持っている布団の量が多いことは自覚していますが、今のところLサイズ2つに全ての布団がちょうど収まっています。
「布団収納バッグ」は、パッケージにも書かれている通り、収納するものに応じて形が変わるのが最大の特徴です。
布団の入れ方や収納袋の見た目自体は他の布団収納袋と大差ありませんが、この中にはすごい秘密が隠されているのです。
今回、編集部では「布団収納バッグ」の「収納のしやすさ」について、100均の布団収納袋と比較して詳しく調べてみることにしました。
ニトリと100均の布団収納袋の「収納のしやすさ」を比較
「布団収納バッグ」と比較するために用意したのは、同じような大きさの収納袋、セリアの「羽毛布団収納袋」です。
大きさは、約幅62×奥行50×高さ33cmで、シングルサイズの羽毛布団がちょうど1枚入るサイズになっているようです。
Lサイズの「布団収納バッグ」を畳んだときのサイズよりやや小さいくらい。
この2つの収納袋を使って、「収納のしやすさ」に欠かせない4つの要素を比較し、使い勝手の違いを明らかにしていきます。
- 収納袋に入れやすいこと
- 押入れなどに入れやすいこと
- 省スペースに収納できること
- 収納力があること
比較ポイント【1】布団が収納袋に入れやすいか
布団の入れやすさを左右するのは、収納袋の口の広さや入れ方、入れた後の閉め方といったあたりでしょうか。
さっそく、「布団収納バッグ」に布団を入れてみましょう。
布団収納バッグは周囲三辺にファスナーが付いており、開けると口が大きく広がります。
真ん中には仕切り板が付いており、立てて使うことも寝かせて使うことも可能。
今回は立てて入れてみました。
入れると言っても、四つ折りにした布団や毛布を上に置くだけ。
四辺中二辺に芯板が入っているので、布団の角を合わせるだけですっぽり収まります。
左にはシングルサイズの掛け布団、右には同じくシングルサイズの毛布が2枚きれいに入りました。
あとは、ファスナーでフタをするように閉めていきます。
強いて言うなら、ファスナーを閉める範囲が広いので、ぐるっと閉めていくのがやや大変。
とはいえ、口も大きく開くし入れ方も難しくなく、とても入れやすいと感じました。
100均の布団収納袋の開け方・入れ方は?
セリアの「羽毛布団収納袋」は、センターファスナータイプと言って真ん中にファスナーが付いています。
先ほどと同じ四つ折りにした布団を入れてみました。
「布団収納バッグ」とは違って口が狭い分、布団を押し込むように入れていく必要があります。
また、「羽毛布団収納袋」は芯板が入っていないので、布団を収納袋の形に合わせて整えるのにも苦労しました。
布団の入れ方の1番の違いは、「布団収納バッグ」は左右に布団を入れるのに対し、「羽毛布団収納袋」は上に重ねる、という点。
上に布団を重ねると、下の布団が出しにくくなりますよね。
その点、「布団収納バッグ」は左右に入れ分けができるので、どちらの布団も出しやすいというメリットがあります。
比較ポイント【2】押入れやクローゼットに入れやすいか
布団収納袋には、大きく分けて「自立するもの」と「自立しないもの」があります。
自立するかどうかは、布団収納袋の中に入っている芯板の強さが関係します。
「布団収納バッグ」の芯板は厚みもしっかりしているので、重い敷き布団や毛布などを入れても袋がくたっとなりにくいです。
しかし、自立させようと立ててみたところ、中の布団がくの字に曲がってしまいました。
敷き布団や毛布など、重さのある布団を入れないと自立させるのは難しそうです。
ただ、壁に立てかけてみると、しっかり立ってくれました。
縦向きでも、もちろん横向きでもちゃんと立ってくれるので、クローゼットや押入れの中ではしっかり形を保てそうです。
また、芯板がしっかりしているおかげで、片手で取っ手を持っても中の布団がずれにくく運びやすかったです。
100均の布団収納袋は芯板がない…
一方、「羽毛布団収納袋」は芯板がないので、壁に立てかけても自立させることはできませんでした。
クローゼット内での「立てる収納」には向いていなさそうです。
比較ポイント【3】省スペースに収納できるか
先ほど、「布団収納バッグ」の最大の特徴は形が変えられることだとお伝えしました。
この特徴を活かすことで、クローゼットや押入れのスペースに応じて布団の収納の仕方を変えることができます。
先ほど広げて使っていた「布団収納バッグ」をもっとコンパクトにするには、真ん中に付いている変身ファスナーと呼ばれるファスナーを開けます。
変身ファスナーを開けきったら、布団を仕切るときに使っていた仕切り板が外側に広がりました。
布団収納バッグをひっくり返して…
ゆっくり折り畳むように重ねていきます。
仕切り板が開ききると、しっかりとした底面に早変わり。
布団がはみ出さないよう、側面をマジックテープで留められるようになっています。
形を整えたら、2つの取っ手を合わせて、こちらもマジックテープで留めて固定します。
広げていたときと比べると、高さは増しましたが、幅が約半分になりました。
編集部スタッフの家では、畳んだ状態の「布団収納バッグ」をクローゼットの上段に並べています。
以前は収納袋を上に重ねて収納していたのですが、そのせいで布団を入れ替える時期には、下に入れた布団がぺちゃんこに潰れており、ふんわり膨らませるのに時間がかかっていました…。
「布団収納バッグ」に変えてからは、このように横に並べられるようになったのでとても満足しています。
セリアの「羽毛布団収納袋」は形を変えることはできないので、「布団収納バッグ」のクローゼットや押入れの空きスペースに応じて形を変えられるというのは、「省スペース」という観点からもとても良いメリットではないでしょうか。
比較ポイント【4】収納力はバッチリか
布団収納袋は、基本的には1つの袋に1つの布団を入れます。
中には布団一式を1つの袋にまとめて入れられるものもありますが、その場合は収納袋自体が大きくなるので、出し入れがしにくくなります。
「布団収納バッグ」の場合、仕切り板を立てて使うことで複数の布団をしっかり区切って入れておくことが可能。
これが結構便利で、編集部スタッフの場合は冬に使う毛布2枚と、春や秋頃に使う合い掛け布団を一緒に入れています。
逆に、冬に使う羽毛布団は羽毛が潰れないよう、仕切り板を寝かせて羽毛布団を1枚だけ入れて使っています。
このように、入れるものに応じて収納する方法を変えられるのも「布団収納バッグ」の魅力です。
100均の布団収納袋の収納力は?
セリアの「羽毛布団収納袋」は、合い掛け布団1枚と毛布1枚がピッタリ入るサイズでした。
「布団収納バッグ」には毛布が2枚入ったので、若干収納力は劣る結果になりましたが、サイズ感通りの収納力だと思います。
芯板がないということは、布団の畳み方が雑だったり、多少布団を入れすぎたりしても伸縮してくれるメリットがあります。
しかし、生地の素材である不織布は強く引っ張ると破れる可能性があるので、ぎゅうぎゅうに入れすぎるのは禁物です。
ニトリ「布団収納バッグ」の使いやすさの秘密まとめ
「布団収納バッグ」が人気の理由は仕切り板や変身ファスナーなど、「収納のしやすさ」を追求した機能性にあることが分かりました。
使いやすさの理由である機能性について今一度おさらいしてみましょう。
今回ご紹介した「布団収納バッグ」のように、収納するものに応じて形が変えられる布団収納袋は他にもあります。
例えばこちらの「高さが2倍になる布団収納袋」は、ファスナーを開くとよりたくさんの布団を入れることが可能に。
「布団収納バッグ」と違って布団を上に重ねていくので、布団の出し入れには工夫が必要ですが、夏物の布団を収納しておく冬場にはファスナーを閉じて畳んでおくなど、シーズンによって大きさを変えられるというメリットがありますよ。
他にも、シーズンオフの布団をクッションやソファとして使えるものもあります。
こちらも、編集部スタッフが実際に使用しているものをご紹介しているので、良かったらチェックしてみてくださいね。

おわりに
前述の通り、自分の理想の布団収納袋にはなかなか出会えないものです。
編集部スタッフも、何度も何度も買い替えて、たどり着いたのがニトリの「布団収納バッグ」でした。
まだしっくりくる布団収納袋に出会えていない、もっと使いやすいものを探しているという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
▼今回紹介したニトリの布団収納袋



