インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
2月には、「バレンタインの準備をしなきゃ」とバタバタする方も多いはず。
チョコレートを贈ると言っても、「作る?それとも購入する?」「もし作るなら何を?材料は?」「ラッピングはどうする?」「オシャレに見せるにはどうすればいい?」
などなど、悩みは尽きません。
そこで今回はワンランク上に見えるバレンタインのお菓子の作り方と、100均のアイテムを使ったラッピングアイデアをご紹介します!
初心者も簡単に!センスよく見えるおすすめスイーツ
「クグロフは初心者には難しいのでは?」と思いますよね?
実は全くそんなことはないんです!
このクグロフの型を使えば、簡単に見た目も華やかなスイーツができますよ。
初心者におすすめのケーキ型は?
今回使用するのはこちらのケーキ型です。
プラスチック製なので軽くて扱いやすく、耐熱温度はマイナス30度から230度と広範囲なので、ひんやりスイーツにも、焼き上げるスイーツにも対応しています。
食洗器や乾燥機は使用できませんが、汚れはつきにくいのでお手入れは簡単です。
直径14cm、高さ5.5cmと少し大きめなので、インパクトもあります。
この独特の形状は「クグロフ」というケーキを焼くためのもの。
「クグロフ」とは中性ヨーロッパで生まれ、今でもヨーロッパ各地で親しまれているケーキです。
地域によってレシピや味がさまざま。いろんなアレンジを楽しむことができます。
クグロフの作り方
それでは早速作ってみましょう!
<クグロフの材料>
- 薄力粉 ……100g
- アーモンドプードル……30g
- ベーキングパウダー……3g
- バター……150g
- 砂糖……80g
- 卵……2個
<クグロフを作るための準備作業>
まず作る前の準備として、薄力粉・アーモンドプードル・ベーキングパウダーは全て合わせてふるっておきましょう。
卵は混ぜ、バターは室温に戻します。
また、オーブンは170度に余熱しておきます。
クグロフの型の準備として、内側にバターかオイルを薄く塗り、そこに薄力粉を少々はたきつけます。
そうすることで焼きあがったあと、型から外しやすくなります。
一度だけ型にオイルを塗るのを忘れてしまい、気付かずにそのまま焼いてしまいました。
するとやはり型からキレイには抜けず、バラバラになってしまったので、オイルかバターを塗るのは忘れないようにしてくださいね。
<クグロフの作り方>
手順1.バターと砂糖を白っぽくなるまで混ぜ合わせます。
手順2.1でできたものに溶き卵を数回に分けて入れ、その都度よく混ぜ合わせます。
手順3.2でできたものに粉類を入れて、さっくりと混ぜ合わせます。
この時、泡だて器などは使わずヘラを使って優しく混ぜます。
手順4.バターかオイルを塗って薄力粉をはたきつけたケーキ型に材料を流し入れます。
手順5.全部入れたら、手で側面をトントン!と数回叩きます。
さらにテーブルから10cmほど浮かして、そこから2~3回落として空気を抜きます。
手順6.オーブンの余熱が完了したら170度で40分焼きます。
手順7.粗熱が取れたら型から外して完成です。
クグロフを好みの味にアレンジしよう!
今回は4種類のクグロフを焼いてみました!
- プレーン……レシピの通りに作ったものです。
- ブラックココア……プレーンのレシピにブラックココアを少しずつ足して、好みの色になるまで調整しました。
- ストロベリー……プレーンのレシピにストロベリーパウダーを少しずつ足して、好みの色になるまで調整しました。
- 抹茶…プレーンの点プレーンのレシピに抹茶を少しずつ足して、好みの色になるまで調整しました。
このようにアレンジも簡単にできるので、ぜひいろんなアレンジを楽しんでみてください。
写真映えする、4つのデコレーションアイデア
今回のテーマは「ワンランク上に見えるお菓子作り」なので、作ったクグロフをよりおいしく、写真映えするようにデコレーションしていきましょう。
今回は4つのデコレーションアイデアをご紹介します。
初心者の方でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください!
【アイデア1】エディブルフラワーで華やかに
まずはプレーンからデコレーションしていきましょう。
用意したものは粉砂糖とエディブルフラワーです。
エディブルフラワーは食べることのできるお花で、スーパーでも売っています。
まずはアイシングを作ります。
粉砂糖をボウルに入れて、少しずつ水(または牛乳)を足して混ぜます。
あまりサラサラにしてしまうと見た目がよくないので、ドロッとするくらいがちょうどいいですね。
アイシングをクグロフに流していきます。キレイにできました!
続いて、真ん中の空いているところを埋めます。
ケーキのスポンジやマーブルチョコレートなどを入れてもいいし、バタークリームを絞ってもいいです。
ある程度埋まったら、エディブルフラワーを飾り付けます。
アイシングを接着剤の代わりに使ってもいいですね!
でも、これでもまだ少し地味な気がします。
そこで、アラザンを飾り付けてみました。一気に華やかになりましたね。
キラキラのアラザンは100円ショップにもありますよ。
キラキラと宝石のように輝いています。プレーンはこれで完成です。
【アイデア2】サクサク食感をプラス
次はストロベリーです。
用意したものは、粉砂糖、ピスタチオ、フリーズドライのフランボワーズ。
プレーンと違って、今回は全体にアイシングしていきます。
ケーキクーラーなどの上にクグロフを置き、下には流れ落ちるアイシングを受ける為のお皿を置いておきます。
たっぷりとアイシングを塗りました。
固まってしまう前に、ピスタチオとフランボワーズを飾りましょう。
たっぷりのせてみました。
ストロベリーの爽やかな酸味に、シャリッと甘いアイシング、そしてサクサクしたピスタチオやフランボワーズ。
風味も食感も楽しめそうです!
ストロベリーはこれで完成です。
【アイデア3】金粉でさりげない特別感を
次は抹茶です。
用意したものは、抹茶とホワイトチョコレートです。
まずは湯銭でホワイトチョコレートを溶かしていきます。
大きめの鍋やフライパンに水を浅めに入れて、そこへ砕いたホワイトチョコレートが入ったボウルを入れ、湯煎で溶かしていきましょう。
先にホワイトチョコレートだけを溶かしてから、抹茶を少しずつ入れて色を調整していきます。
チョコレートがいい色になったら、クグロフに塗ります。
小さめのスプーンを使って少しずつ塗っていきます。
抹茶の色がキレイなのでひと手間加えなくてもいいかもしれませんが、金粉を少し散らしてみるのはどうでしょう?
お正月の余りなどがあれば、ぜひ飾ってみてくださいね。
余っていたアラザンも少し飾って、抹茶はこれで完成です。
【4】イチゴでバレンタインっぽく
最後はココアです。
用意したものはチョコレートです。
こちらはバレンタインっぽくデコレーションしていきましょう。
抹茶のときと同じで、湯せんでチョコレートを溶かして、ゆっくりとクグロフに塗ります。
こちらにももうひと手間加えてみましょう!
まずはイチゴをのせてみました。なんとなく色が加わったことでしまりましたね。
さらに砕いたナッツを散らしてみました。ここで終わってもいいですが、あともうひと手間だけ加えてみます。
粉砂糖をふるってみましょう。
振るうときは、優しく力を抜きます。
力を入れて振るってしまうと一気に真っ白になってしまい、イチゴの美しい色が消えてしまうので注意が必要です。
1番バレンタインっぽいケーキになりましたね!
ココアもこれで完成です。
これで4種類のクグロフのデコレーションが終わりました。
どれも華やかでおいしそうにできました!
100均で見た目に差を!2つのラッピングアイデア
味も見た目もワンランク上のケーキができたら、ラッピングもひと手間加えてみましょう。
今回は100均でたくさんラッピンググッズを用意しました。
どれもそのまま使えて、十分にオシャレにラッピングができますが、ひと手間だけ加えて自分だけの「他とはちょっと違うラッピング」をしてみましょう!
【ラッピングアイデア1】ケーキを袋で包む
まずはケーキを袋で包んでいきます。
プレーンのケーキを包むのに用意したものは、厚紙とビニール袋です。
- 手順1. 厚紙はクグロフよりも一回り大きめにカットしてクグロフに敷きます。これで形が崩れる心配はありません。
- 手順2. ビニール袋にそっと入れます。
- 手順3. メッセージや日付を入れたタグを作ります。
- 手順4. タグをケーキを入れたビニール袋にホチキスで留めます。
エディブルフラワーがつぶれてしまわないように、ビニールは余裕を持たせて大きめを使用してくださいね。
オリジナル性を出すなら、アプリなどを使って、簡単なタグを自作できるといいですね!
私はいつも「PHONTO」というアプリを使って簡単にデザインしています。
少し難しいと感じる方は、手書きでも素敵ですよね。シールや海外の雑誌を切り抜いたものでもOKです。
【ラッピングアイデア2】ケーキBOXに入れる
ケーキを専用のBOXに入れるだけでも特別感を演出できます。
こちらはセリアの「ケーキBOX4号/ベージュ」です。
15×15×10cmとサイズ感がちょうど良かったので購入しました。
気持ちがいいほど、ぴったりキレイに収まりました!
こちらもただ入れるだけではなく、ひと工夫凝らしてみましょう。
- 手順1. ケーキBOXを閉じてフタをします。
- 手順2.1つ目のラッピングのときと同じように、オリジナルのタグを作るか、シールや雑誌の切り抜きなどを貼ります。
- 手順3.ユーカリを数本、麻ひもで簡単にまとめます。
- 手順4.ホチキスを使ってボックスに固定します。ホチキスの針が見えないように整えたら完成です!
簡単で安くお店のようなオリジナルのラッピングが完成しました。
アプリでオリジナルのタグをデザインをするのは難しく感じるかもしれませんが、文字だけならチャレンジしやすいと思います。
ぜひ試してみてくださいね。
少しの工夫でワンランク上のお菓子に
今回は初心者さんでも最後まで簡単に楽しく作ることができるように、難しい道具も難しい工程もなくしてみました。
ぜひ作ってみてくださいね!