中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。
セーターやニットをお家で洗ったとき、干し方に悩んだことはありませんか?
お気に入りのセーターやニットが、干している間に伸びたり型崩れしたりすると、ショックですよね。
そこで今回は、家にあるもので簡単に型崩れを防ぎながら、上手に干せるアイデアをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
セーターを伸ばさず干すポイントは?
セーターやニットは、正しく干さないと形崩れしたり、生地が傷んだりすることもあります。まずは、干す時のポイントを確認しておきましょう。
- 日光に当たると色あせや生地が傷む原因になるので、必ず陰干しにする
- 室内干しでも、風通しよく干す
- ハンガーに掛けて干すときは、間隔をあけて通気性をよくする
- 重みを分散させるために、垂れている部分を少なくする
特に気を付けたいのは、型崩れ。セーターが伸びたり型崩れしたりする原因は、干したときに水分の重みで下に引っ張られてしまうから。ハンガーにそのまま掛けただけでは、重みが肩に集中してハンガー跡がついたり、胴部分が長く伸びてしまったりします。
型崩れを防ぐには「重みを分散させて干す」ことが大切。特にポイントとなるのは「肩」と「胴まわり」です。この部分に負担をかけずに干すためには、平たく置いて干せる「平干しネット」を使うのが最適です。
>>【セーターが型崩れしない】伸ばさず干せる平干しネットおすすめ7選
でも、平干しネットがないという時は、家にあるアイテムを活用してみましょう。身近にあるものを工夫して使うことで、手軽に型崩れを防ぎながら干すことができますよ。
【干し方1】ハンガー1本で「抱っこ干し」
まずは、ハンガー1本で簡単にできる方法をご紹介します。薄手のセーターや丈の短いニットを干す時に手軽にできる干し方です。
手順1.胴の中ほどにハンガーを通す
セーターの胴にハンガーを通します。ハンガーの横幅が狭い場合は、セーターの脇部分を少し折って調節してください。
手順2.袖を内側に折る
片方の袖を内側に折りたたみます。
手順3.袖をハンガーに掛ける
折った袖をそのまま下にスライドさせるようにして、ハンガーの肩部分に掛けます。
手順4.反対側の袖を掛ける
反対側の袖も、いったん内側に折り、スライドさせるようにしてハンガーの肩部分に掛けます。
手順5.ゆっくり持ち上げる
掛けた袖が落ちないよう、形をキープしたままゆっくりと持ち上げます。
手順6.状態をキープして干す
袖がハンガーを抱える形の「抱っこ干し」が完成!そのまま日陰で乾かしましょう。
この方法なら、セーターの肩に負担がかからず、胴部分の重みをしっかり軽減しながら干すことができます。特別な道具がなくても、手軽に型崩れを防げますよ。
<干す時のポイント>
- 袖や胴の一部は生地が重なるので、風通しよく干す
- 袖がずり落ちる時は、目立たないところをピンチで留める
【干し方2】ハンガー2本で「お姫さま抱っこ干し」
厚手のセーターや、ロングカーディガンなどの胴部分が長いニットの場合は、ハンガーを2本使うのがおすすめです。
手順1.胴の中ほどにハンガーを通す
セーターの胴にハンガーを通します。ハンガーの横幅が狭い場合は、乾いたときにシワが目立たないよう、脇部分を折って幅を調整しましょう。
手順2.片方の袖を内側に折る
片方の袖を内側に折りたたみます。
手順3.袖をハンガーに掛ける
折った袖をそのまま下にスライドさせるようにして、ハンガーの肩部分に掛けます。
手順4.反対側の袖を掛ける
反対側の袖も、いったん内側に折り、スライドさせるようにしてハンガーの肩部分に掛けます。
手順5.胴に2本目のハンガーを通す
1本目のハンガーとセーターのすその真ん中あたりに、2本目のハンガーを通します。
手順6.状態をキープして干す
2本のハンガーをゆっくり持ち上げると、「お姫さま抱っこ干し」が完成! 形をキープして日陰で乾かしましょう。
この方法では、まるで「お姫さま抱っこ」をしているように、ハンガーがセーター全体を優しく支えます。胴の重みを2本目のハンガーに分散して、肩や胴部分に余計な負担がかからないので、型崩れを防ぎながらしっかり乾かすことができます。
<干す時のポイント>
- 胴の重みが片寄らないよう、ハンガーを平行に掛けて干す
- 胴部分が長いセーターやカーディガンは、ハンガーを3本に増やしてもOK
【干し方3】竿に直接干す
物干し竿があれば、竿に直接掛けて干すのも簡単な干し方です。生地が重なる部分が少なく、風通しよく干すことができます。
<干す時のポイント>
- ピンチで留める時は、跡が目立たないよう脇のあたりをはさむ
- 袖を下に垂らすと重みで伸びてしまうため、袖も竿にかけておく
【干し方4】ピンチハンガーの上面に干す
靴下や小物を干すピンチハンガーがあるなら、その上面を利用するのも便利な方法です。ピンチは小物干しに使って、デッドスペースになっている上の面を利用できるので一石二鳥!
<干す時のポイント>
- ピンチハンガーの上面の汚れをキレイにしてからセーターをのせる
- 袖が垂れないようにして干す
【干し方5】洗濯かごの上で干す
大きめの洗濯かごがあるなら、上に広げて干すのも簡単な方法です。格子状の洗濯かごを使うと、通気性がよく、セーターの裏側まで効率的に乾かすことができます。
<干す時のポイント>
- 袖やすそが床につく場合は、折りたたんで垂れないようにする
- 途中でひっくり返すと、反対の面も早く乾かせる
【干し方6】段ボール箱の上で干す
身近にある段ボール箱を使って干す方法もです。段ボール箱のフタの部分を立てて、その上にバスタオルを掛け、上にセーターを広げるだけでOK。いつでも手軽にできる方法です。
<干す時のポイント>
- 袖やすそが長い場合は、垂れないよう折りたたむ
- 裏側が乾きにくくなるので、途中でひっくり返して全体をまんべんなく乾かすようにする
【干し方7】風呂ふたの上で干す
浴室の風呂ふたの上に広げて干すのもひとつの手です。お風呂のデッドスペースを有効活用できるアイデアです。
<干す時のポイント>
- セーターにカビが移らないよう、使用前に風呂ふたをきれいにしておく
- 風呂ふたに直接セーターを置くのが気になる場合は、バスタオルを敷いてから干す
伸ばさず干して、冬のおしゃれを楽しもう
寒い冬も、お気に入りのセーターやニットを着れば、体も心もほっこり温まります。大切なセーターやニットを長く愛用するためには、干し方にもこだわることが重要です。
今回紹介した干し方を参考にして、冬のおしゃれを楽しんでくださいね!