中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。

【やめ家事リポート7】「洗濯物の外干し」のやめ人さんに突撃
ズボラ主婦ひらこが「やめていい家事」を達人に聞いて実践レポする連載シリーズ。
今回のやめ家事は「洗濯物の外干し」。
外に干すのやめたらどうなった? 気になる実際のところをリポートします。

「洗濯物の外干し」のやめ人さんに突撃!
洗濯物を干すのは「晴れは~ソト、雨は~ウチ」という節分スタイルに、さほど疑問もなく過ごしてきた約半世紀。35歳を過ぎて発症した花粉症でくしゃみが止まらなくても、外干ししてはハタいて取り込んできた私ですが……。
昨年末におこなった「やめた家事ランキング」では、洗濯物の外干しをやめたという人が多数いることが発覚!
え? 知らん間に洗濯物外に干さない時代到来してる? とワタシ的にかなり焦る結果に。そこで今回は、洗濯物外に干さない波に先にのってるやめ人さんにお話をうかがいました!
〈今回のやめ人〉
- 40代(女性)
- 4人暮らし
- 一戸建て
【突撃1】洗濯物外に干すのや~めた! そのきっかけは?
いつもニコニコ。家事や子育てとお仕事を手際よく両立されている今回のやめ人さん。外干しをやめるきっかけは何だったのか? さっそくワケをうかがいました。
「6年前に仕事を始めたのがきっかけですね。平日会社から帰るとバタバタ……。その忙しい時間帯に洗濯物を取り込むのが面倒だなと思うようになったんです。それで外に干すのをやめようと思いました。」
なるほど。生活スタイルが変化したのがきっかけだったのですね。室内干しにしてお悩みは解消したのでしょうか?
「家の中なら自分の好きな時に干したり取り込んだりできるから、帰宅後の忙しい時間に洗濯物を片付けることがなくなりました。時間的にも気持ち的にも余裕ができたのですごくよかったです。」
それはいい選択をされましたね! 洗濯だけに……!
【突撃2】新たに必要となる物干し場。やめ人さん流の干し方は?
これまで外に干していた洗濯物を家の中で干すとなると、新たに室内干しのスペースが必要になりそうです。やめ人さんのお家では、どこにどうやって干しておられるかお聞きしました。
「うちは階段の上に突っ張り棒で洗濯物を干すスペースをつくりました。ちょうど吹き抜けになっているので、1階の空気が上にあがって洗濯物が乾きやすいみたい。あと、シャツを干すハンガーを肩の部分に厚みがあるタイプに変えて、より乾きやすいように工夫しています。」
家の中で乾きやすいところに物干しスペースがつくれるとベストですね! 厚みのあるハンガーなら服の中に空気が入りやすくなって早く乾きそう。
【突撃3】バッチグーな家族の変化とは?
やめ人さんのおうちでは、外干しをやめたことで家族にも変化がみられたそうです。いったいどんな変化があったのでしょうか?
「洗濯物を家族の目のつくところに干しているので、子どもが乾いた自分の服を勝手に持って行ってくれたりして片付けの手間が減りました。外干ししていたときより今のほうが断然メリットが多いから、やめてよかったな~と思っています。」
室内に干していることで家族も家事に協力しやすくなったということですね。子どものお手伝いにもなってバッチグー!
外干しをやめて大満足の様子のやめ人さん。私もさっそく「洗濯物の外干しやめ」にチャレンジしたいと思います!
マネしたらどうなった? ズボラ主婦の実録レポート
【レポート1】室内干しへのシフト、わが家の問題点は?
今まで洗濯物は基本外で乾かしてきた私。風や日光に当てたいという理由のほかにも、実は重大な事情があります。
それは……室内には洗濯物を干すスペースがあまりない!ということ。
わが家ではこんなアイテムを使って室内に物干しスペースをつくっています。

「DRY・WAVE(ドライ・ウェーブ)」吊下げ型室内物干し
こちら、本連載第2回「洗濯物たたみやめ」でもチラリと登場している物干し。天井に2本取り付けて竿を渡し、室内物干しとして活躍中です。

来客時や洗濯物を干さないときは竿をすぐ取り外せて部屋がすっきりするところが魅力で使い始めたアイテム。
でも今では毎日取り付けっぱなしの干しっぱなし。ついにはファミリークローゼットという称号まで与えられました。
他にも脱衣所などに洗濯物を干せる場所は作っているのですが、窓際でエアコンに近いこの場所が一番乾きやすい場所。室内干しの一等地なんです。でも竿1本分しかないので、たくさん干すのはちょっと難しい……。
この限られたスペースにちょっとでも多く干したい……! そこで思いついたのが「ハンガー乗車率アップ作戦」です。
つまりこんな具合。

タオルを干したピンチハンガーのフレームに、靴下などの小物をひっかけて干す、名付けて「ひっかけ干し」。
これなら、ピンチはタオルでいっぱいになってもフレームを利用してまだ干せる! つまりピンチハンガー乗車率がアップして、同じスペースでもたくさん干せるというわけです。
ちなみに普段はもっとモリモリひっかけてます。
外干しの場合は風で飛んでしまうのでピンチではさむ必要がありますが、室内だからピンチではさまなくてもOK。室内干しだからこそ、この「ひっかけ干し」のワザが使えるんです。
【レポート2】さらに進化! 子育てママにもおすすめの干し方とは?
この「ひっかけ干し」いつもより多く干せるほかに、ひっかけるだけだから干すのに時間がかからないというメリットがあります。
さらに片手でもパパっと干せちゃう!
もうかれこれ十数年前になりますが、片手でぐずる赤ちゃんを抱っこしながらもう片方の手でいろんな家事をやっていた私。
中でも苦労したのが「洗濯物を干すときに靴下をピンチにはさむこと」なんです。これは赤ちゃんを下ろして両手を使わないとできませんでした。
でもこのひっかけ干しなら片手でもできる! だから赤ちゃんはごきげんなまま家事も済ませることができるんです。
ただ赤ちゃんの小さな靴下や小物は、フレームに引っ掛けにくいしすぐ落ちるのでは? と思いますよね。そんなときはこんな工夫をしてみても。

こちらは「ポイポイ干し」。
ハンガー上部の平らなフレーム部分に洗濯ネットを広げて、その上に靴下や小物をポイポイのせていく干し方です。
小さな靴下や小物も落ちにくい、ひっかけ干しの進化形!
あらかじめネットをピンチで留めておくと、落ちにくくなってなお良しです。
赤ちゃんがいないおうちでも、ひっかけ干しよりさらに時短になるのでおすすめです。
【レポート3】かつてはブーイングもあった家族の反応
実はこのポイポイ干し、最初はセーターなどを干す「平干しネット」を使ってやっていたんです。
平干しネットの上に小物をポイポイ広げていくだけだからラクチン……と思っていたのですが、平干しネットってセーターを干すためのものなので、けっこう大きいんですよね。
たまに使うのには問題ないのですが、毎日の小物干しのために部屋の中に吊り下げておくとかなりの存在感。
家族からは「うわっ、じゃま……」と不評……。
でも今回ご紹介した「ピンチハンガー+洗濯ネットのポイポイ干し」なら、いつも室内干しに使っているスペースしか場所をとらない!
だから家族からのブーイングもありませんでした。
「洗濯物の外干し」のやめ人さんに突撃してわかったこと
洗濯物の外干しをやめた今回のチャレンジ。
雨や花粉を気にすることもないし、帰宅してすぐ洗濯物を取り込むという手間や義務感から解放されました。今まで当たり前だと思ってやっていたことも、実は結構ストレスだったのかも。
晴れたらいいね~
のお天気まかせの外干しから
どんなときもどんなときも
自由に干せる室内干しにチェンジ!
家の中には干すスペースがあまりない、という人も部屋干しアイテムを追加したり干し方を工夫したりして、ぜひ「洗濯物の外干しやめ」にチャレンジしてみてくださいね!
ちなみにポイポイ干しがすぐにできる、上部がネットになったこんなアイテムもあります。気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

角ハンガー 超スーパー 56
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