家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
布団って本当にかさばりますよね。小さな部屋に住んでいると、クローゼットや押し入れには布団が入らないという場合も。「毎日しきっぱなしにするわけにもいかない布団はどうしたら?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんな方のために毎日できる布団収納のアイデアと便利アイテムをご紹介します。
押し入れやクローゼットがないときの布団の収納アイデア
布団を毎日上げ下げする、しまうとなると本当に大変ですよね。
それでもやはり、湿気やダニのことを考えると敷きっぱなしは避けるようにしましょう。しまう場所がなく室内に置いておく場合も、定位置を決めて毎日ちゃんと畳むことが大切です。
ただ、三つ折りにして畳むだけでは、一番下になる部分に湿気が溜まってダニの温床に。畳んでおくときには、ひと工夫必要です。毎日でも苦にならないアイデアを早速ご紹介します。
【布団収納アイデア1】すのこの上におく
寝ているときにコップ一杯分の汗をかくというのはよく聞きますよね。そのため、畳やベッドに直接畳んで置いておくと、ダニの温床になったり床板を傷めてしまうことも。
そこで通気性を保つために「すのこ」を敷いてその上に布団を置くというのが、最も手軽です。このとき、生活感を隠すためにお気に入りの布をかけるとなお◎。
また下記のようなすのこベットを使うのもおすすめです。
防虫や調湿効果のある効果があるひのきを使ったすのこベット。手軽に2つ折りにすることができ、起床後は折りたたんでおくと、布団干しに変身。また、床と接する面に滑り止めが付いているので、床を傷つけず置くことができるので安心。
こちらはジャバラに畳めるすのこベッドで、布団を室内干しすることも可能。重さも約4.3kgと軽いので、折りたたんだり移動するときにラクチンです。折りたたむと約7.5cm幅になり、収納する際に場所をとらないのもうれしいところです。
しなりのいいラタン素材のすのこベット。ダークブラウンで、アジアンテイストのお部屋はもちろん、ビンテージテイストや和室のお部屋にもマッチ。使わないときは3つ折りにすることが可能。
【布団収納アイデア2】室内物干し竿に干す
一人暮らしの家の場合、布団干しをするベランダがないということもありますよね。室内干しできるアイテムを使って、毎日掛けて置くというのもひとつの手です。通気性も保たれるだけなく、省スペースになって◎。
使わないときは洗濯物を干すアイテムとしても使えるので、一石二鳥です。
自分の身長や部屋のサイズによって、幅と高さ両方調節ができる室内物干し竿です。アルミ製で軽いので、持ち運びしやすいのも◎。布団はもちろん、毎日の洗濯物を干してもOK。最小幅は約90センチで一人暮らしの人にぴったり。ハンガーを掛けられるフックも付いています。
「出しっぱなしにしてもスタイリッシュに決まる物干し」というコンセプトで作られたPORISH(ポーリッシュ)のインテリア物干しシリーズの布団物干し。ステンレス製で丈夫なだけでなく、軽さにもこだわったアイテムです。
【布団収納アイデア3】布団を立てて部屋の隅におく
三つ折りにして畳むとダニの温床になりますが、畳んでベルトなどで縛って立てておくと通気性がよくなるのでおすすめです。この際コンパクトになる布団収納袋に入れて立てておくというのも手です。布団収納袋には、円柱状になるタイプと長方形になるタイプがあるので、お好みで選んでOK。
すのこの上に畳んでおくよりコンパクトになるので、小さなお部屋に住んでいる方にはよい方法です。ただ、単にすのこの上に畳んで置いておくより手間はかかるので、注意が必要。自分のズボラ具合を考えて、毎日できるか考えてみてくださいね。
布団をのせて、両側から包んで、バンドで締めるという3ステップで丸めることができる布団収納袋です。包むので、布団をたたんだはいいけど、布団収納袋にうまく入らないという事態がないのがうれしいところ。掛け布団、毛布、敷き布団用がスタンバイ。
薄く立てて収納できるタイプの布団収納袋。クローゼットや押入れの隙間を有効活用できるのがうれしいアイテムです。写真のような薄型になるものから、棚上にのせやすい厚みのあるタイプなどもラインナップ。
【布団収納アイデア4】「布団ラック」にまとめて置く
布団ラックを使うというのもひとつの手です。床や畳の上に布団をそのまま置くと、通気性を保つことができずダニの温床になりますが、布団ラックにおけばその心配もありません。そういう意味でクローゼットや押入に布団を収納する際も布団ラックを使うのがベスト。
また室内の片隅に置くなら、キャスター付きを選ぶと布団の出し入れもしやすく、掃除のときにも動かすことができるので◎。布団ラックに置く場合も定位置を決めて、毎日折りたたむようにしましょう。
棚の高さは3段階に調整できるタイプの布団収納ラック。そのため、布団だけでなく季節家電や衣類収納ケースなども一緒に収納できるのが便利。色はクローゼットの中はもちろん、部屋の片隅においてもなじむホワイトとグレージュがスタンバイ。
防虫効果や調湿効果のある桐を使用した布団収納ラックです。幅は84センチから115センチまで調節できるので、シングルはもちろんダブルサイズの布団も収納することが可能。通気性も保つことができるので、押入れやクローゼットで使いたいアイテムです。
【布団収納アイデア5】クッションにする
最近は、布団を畳んで入れるとクッションになる布団収納袋があります。丸いものや四角いもの、小さくなるものから大きめクッションになるものまで、さまざまな種類が発売されていますが、毎日使うなら畳みやすさを重視して選ぶようにしましょう。
シングルサイズのかけ布団なら4つ折りにするだけ! ミニベットにしても背もたれにしてもL字型にしてソファにしても使えるのもうれしい点。1人暮らしで部屋が狭い人にはもってこいの布団収納袋です。
クッションにもなり隙間にも立てられるスクエアタイプの布団収納袋。四角いため、布団や毛布を畳んで収納しやすいのがポイント。毎日畳んでも苦にならないアイテムです。
布団を畳んで入れると、背もたれクッションにも枕にもなるクッション。中材にウレタンチップを使用していて「ヘタリにくさ」を実現しているのもうれしいポイント。サイドにスマホやリモコンを入れられるポケット付き。
【布団収納アイデア6】ソファやオットマンにする
クッションタイプではなくソファになるものもあります。一人暮らしでフローリングに布団を敷いている方にはぴったり。
三つ折りにした敷布団が座面、四つ折りにした掛布団が背もたれになる仕組みです。
お部屋を広く使えて、布団収納の悩みとも無縁。ソファを買う必要もないので、一石三鳥と言える便利アイテムです。
布団をクルクル丸めるだけでプフ風のオットマンにできる布団収納クッションカバー。サイドにスマホやリモコンを入れて置けるポケット付きなのもうれしい点。持ち手もついていてラクラク移動もできます。
【布団収納アイデア7】インテリアにする
上記で紹介したクッションになる布団収納袋の中には、インテリアにするとぴったりなものもあります。
ひんやりした素材で、夏にも暑苦しさを感じないアイテムです。そのため冬の布団を収納するのにぴったり。毎日収納するには少しコツがいりますが、部屋がどうしても狭くなるという人にはおすすめ。
布団収納に湿気対策は必須!でも万年床寸前になったら……
でも「仕事が忙しくて、ついしきっぱなしになる」というのであれば、布団用除湿シートを使うことをおすすめします。
ただ、除湿シートを使ったからと安心せず、やはり定期的に畳んだり干したりして湿気対策はきっちりしましょうね。布団乾燥機などもあわせて使うのもおすすめです。また、クッションやソファにする場合も、カバーはこまめに洗って清潔に保ちたいものです。
くれぐれも万年床にしてキノコが生えた!なんて昭和の漫画のようなことにならないようにしましょう。
部屋が狭い、収納スペースがない方には、布団の収納は大きな悩みのひとつ。こちらの記事で、手軽に収納できる方法が見つかれば幸いです。