インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
どうしてもモノが増えてしまうキッチン。私自身も「もっとモノを減らしてお掃除を楽にしたい!」と思いチェックしてみると、「これをしまって収納したい!」と思うものが1つだけあったんです!それは、米びつです。
今回は、米びつはどこに置くのが正解なのか、どんな米びつを選べばいいのかについて、ライフオーガーナイザーの視点でわが家の事情をご紹介します。
掃除しやすいキッチン収納の基本とは?
キッチンって狭い空間なのに、冷蔵庫やオーブン、炊飯器、コーヒーメーカー、ゴミ箱などの大きいもの、それに食器やお弁当箱などなど……かなりモノが多いですよね。しかも油はねや野菜くずなどで汚れやすくもあるので、掃除しやすいようできる限りすっきりとさせておきたいですよね。
キッチンをすっきりさせるには、冷蔵庫やオーブンなどの家電以外のモノをどこに収納するのかがポイントになります。
「出す収納」にするか「しまう収納」にするかの判断基本は、
- よく使うから出しておく
- あまり使わないからしまっておく
ということ。ひとつひとつチェックしながら、使いやすく整えやすいキッチンにしたいですよね。
置き場所を米びつを買い替えたワケ
これまでは米びつも、炊飯器やコーヒーメーカーと並べて「出して収納」していました。
こうして見ても、かなり収納スペースを取っているんです。
1日1回か、多くても2回しか使わないので、どこかにしまって収納したいと思ったのと同時に、どうせしまうならガラスの容器も軽いものに替えたいと思いました。
左のガラスの米びつは今まで使っていたものです。
13年程使っていますがかわいらしくてお米の残量も見えるし、とても気に入っていました。
ただ、ガラスなので重たいのと、形が少し変わっているので、しまって片付けるのには向いていないんですよね。
新しく買い替えた「towerの米びつ」よかったところは?
軽くて、形もデザインもシンプルなものを探した結果、新しく購入したのは山崎実業の「towerの米びつ」です。
ガラスの米びつと同じで5kgのお米を入れることができます。本体の材質はABS樹脂なので、重量が830gととても軽いのもこれにしようと思った理由です。
towerの米びつに隠された驚きのアイデアが……
フタを開けてみました。
少し開けにくい?硬いかな?と思いましたが、これはパッキンでしっかりと密閉されているからでした。お米の酸化や湿気からきっちり守ってくれそうです!
上から見るとこのような感じになっています。
底の中央部分がくぼんでいるのが分かりますか?
すごく不思議でしたが、実はここにも細かいアイデアが隠されていて……
計量カップがキレイに入るんです!
お米が少なくなると、底の中央部分にお米が落ちるような仕組みになっていて、計量カップでお米をすくいやすい構造になっています。いつもガラスの米びつを傾けてお米を集めていたので、これには驚きました!
計量カップにも使いやすい工夫が……
計量カップも素敵なんです!
普通の計量カップって、なぜかメモリが全て赤文字ですよね?でも、付属で入っていた計量カップの文字は黒文字でカッコイイ!!しかも普通米と無洗米、両方書いてあるので助かります。
持ち手がついているので、持ち手がない計量カップよりもお米に触れずに使えていいですね。
実際5㎏のお米をいれてみたら……
towerの米びつには、お米5㎏がちょうど入りました。
取り出し口が広く、すくいやすい形状ですね。
袋ごと入るかな?と思い、入れてみましたが少し厳しかったです。
もし袋ごと入れたいのであれば、同じtowerシリーズに「密閉 袋ごと米びつ」という高さのあるアイテムがあります。こちらなら、5kgの米袋ごとスッポリ入りますよ!
【米びつの置き場所アイデア】キッチン内であちこち試し置きしてみた
towerの米びつの魅力が伝わったでしょうか?では、この米びつをどこへ収納するか、いろいろと試しながら、決めてみましょう。
【米びつの置き場所アイデア1】炊飯器の横に出して置く
まずは元の場所、炊飯器の近くに置いてみました。
シンプルでインテリアにも馴染んでくれるので、ここでもいいのですが、今回は「米びつをどこかにしまって収納したい」ので、別の場所を考えてみます。
【米びつの置き場所アイデア2】炊飯器の下に収納する
もしも引き出し式のキャビネットや、オープンラックなどであれば炊飯器のすぐ隣か、炊飯器の下に置くと使い勝手もよくなりそうです。
ただわが家の場合は引き出し式ではないので、ここもボツになりました。
【米びつの置き場所アイデア3】シンク下に収納する
キッチンの壁側のキャビネット周辺には置くことが出来なかったので、次はシンクやコンロ周りで試してみました。
シンク下、コンロ下はすでにモノが入っていましたが、いろいろと入れ替えたり、冷蔵庫へ移してスペースを確保して置いてみることにしました。
キレイに収まりました。想像以上にいい感じです!無印良品のファイルボックスとWECKの保存瓶、白とガラスで統一感もあっていいですね。
キッチンに立って上から見てみると、お米の残量が見えるのですごく便利です!
実際にお米を取り出すときもあまり腰を屈めることなく、スッと取れて高さもいいですね。
ただ、シンク下は風通しが悪く熱がこもりやすい場所です。あまりお米を食べない方、長期に渡ってお米を保存する方には不向きかもしれません。湿気もこもりやすいので、しっかり密閉できるタイプの米びつだと安心ですね。
【米びつの置き場所アイデア4】冷蔵庫の野菜室に収納する
わが家の野菜室は外れない仕切りがあるので、今回の米びつは横向きでしか入れることができないのですが、冷蔵庫の中もいいですよね。
冷蔵庫でお米を保存するメリットは結構たくさんあります。湿気がこもりにくく、日の当たらない温度の低い場所を好むお米にとって、冷蔵庫はぴったりの場所なんです。
残量が分かりやすくて、在庫管理がしやすいのもうれしいポイントです。
米びつの置き場所はココに決定!
米びつをいろんな場所に置いて、使い勝手を試してみました。1番いいのは、もちろん使う場所である「炊飯器のそばに置く」ですが、米びつは大きくてスペースを取るので「絶対にここが正解!」というのを言い切れないところがあります。
今回数か所で試してみて、わが家ではシンク下に収納することにしました。
米びつが視界から消えただけでもかなりすっきり。油汚れやホコリを気にして毎日ゴシゴシ磨くこともなくなったので、楽になりました。
「出す?」「しまう?」米びつの置き場所の正解って?
今回は米びつをどこにしまうかを決めたかったので、「しまう収納」になりましたが、もちろん飾って楽しむのもいいですよね。たくさんのかわいい雑貨を眺めながらキッチンでごはんを作るのは、本当に幸せを感じると思います。
使いやすく出しておくのが正解、しまい込むのが正解……どちらも正解です。心地よければいいんです。
今回ご紹介したtowerの米びつは、お米以外のものを入れても使えます。ペットのご飯を入れたり、オートミールなどを入れたり、派手なパッケージのプロテインを隠すために使ってもいいですね!
真っ白でシンプル、なのにスタイリッシュでついつい「ちょっと見て!」と自慢したくなってしまう米びつ、ぜひチェックしてみてくださいね!