インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
狭いけど様々なものが置いてある洗面所。
収納スペースも多くはないし、片づけきることやキレイをキープすることが難しい場所ですよね。
でも、そんな洗面所もいくつかコツを抑えてお片づけしてみると、簡単に片づいて、キレイをキープすることができるんです。
今回は、私が使っている洗面所収納の便利グッズや片づけ方法、キレイが続くコツをご紹介します!
洗面所や洗面所収納のよくある悩み
洗面所の悩みってどんなものがあるでしょうか?
代表的なものを6つ挙げてみました。
- 洗面台の周りが水浸しになる
- ハンドソープや歯ブラシスタンドの底のヌメリが気になる
- 狭くてモノを置けない
- 家族それぞれのモノがあるから散らかりがち
- ドライヤーや髭剃りなど細々としたものの収納に困る
- パジャマや下着、バスタオルも置きたい
まだまだ出てきそうですね。
わが家の洗面所は180cm×170cmほどしかない、かなり狭い洗面所です。
洗面台の収納はないに等しいので、とにかくモノを減らして、本当に必要で毎日使うレベルのモノだけを置くようにしています。
それでは、わが家で実践している方法をご紹介しつつ、1から6の悩みを順番に解決していきましょう!
洗面台の水浸し・ヌメリ問題は「〇〇収納」で解決
家族は全く気にしている様子はないけれど、洗面台周りが水浸しだと気分がグッと下がりますよね。
特に朝は忙しいのに、ハンドソープやゴミ箱も外して洗面台を丁寧に拭いて整えるのって、ほんの数分かもしれませんがなかなかできないです。
でももし、洗面台になにもモノがなかったらどうでしょうか?
モノがなかったら、歯磨きをしながらでも片手でサッと洗面台を拭くことができそうですよね?
ということで、わが家ではハンドソープや歯ブラシ、歯磨き粉などをまとめて浮かせる収納にしました。
洗面台の「浮かせる収納」アイデア
使っているモノはこちらです。
ホームセンターの金具のコーナーにあるL字金具です。
サイズや色によって価格に差がありますが、これは300円ほどで購入しました。
金具を壁にビスで固定して、
ハンドソープを浮かせる収納にしています。
ハンドソープと金具の間に、耐震マットなどを敷いておくとズレて落ちる心配もありません。
歯ブラシや歯磨き粉も同じように浮かせる収納をしています。
今はセリアで購入したチューブ絞りと歯ブラシホルダーを使っています。
歯磨き粉はなんとなく歯ブラシスタンドの横に…というよりも、モノの住所をはっきりさせておくと片づけやすくなります。
そして、ゴミ箱はtowerのマグネットストッカーを使っています。
普通の小さなゴミ箱に見えますが、
後ろに大きくて強力な磁石がついているので、洗濯機の側面に設置して、
こちらも浮かせる収納にしています。
洗面台のヌメリ対策にも効果的
こうして浮かせる収納にすることで、洗面台を片手でサッと拭くことができます。
わざわざモノをどける必要がないので、ストレスが随分軽減されると思いますよ。
そして、浮かせる収納にすると洗面台との接地面がなくなり、「ハンドソープや歯ブラシスタンドの底のヌメリが気になる」という悩みも同時に解消しますよ!
【洗面所収納の悩み1】狭くてモノを置けない
洗面所にシャンプーや洗剤、入浴剤のストックを置いている方は多いと思いますが、そのストックは全て違う場所に保管してもいいですね。
洗面所は湿気も多い空間なので、ストックを置くのにあまり適した場所ではありません。
毎日使うモノだけに絞る。
まずはこれを徹底してみてください。
ストックがなくなるだけで、「狭くてモノを置けない」問題が解決するかもしれません。
【洗面台収納の悩み2】家族のモノが散らかりがち
ヘアクリームや化粧水、香水など、家族それぞれが使うモノを全て洗面所に置いてしまうと、あっという間にごちゃごちゃになります。
それに、朝の洗面所が大渋滞になってしまいます。
その場合は、
- 1人につき○個まで置いてもいい
- それ以外は各自の部屋に置いて使う
など、ルールを決めるといいですね!
きちんと片づけられる数かつ、必ず毎日使うモノのみを置くようにすると、ごちゃついた印象がなくなります。
ごちゃついた印象がなくなれば、自分が散らかしてしまったところが目に付くので、自然と片づけもするようになります。
洗面台の引き出しは取り出しやすさを意識
観音開きの収納ではなく、スライドタイプの引き出しがある場合は、収納方法にもコツがあります。
ヘアスプレーや制汗剤などは背が高くてバランスが取りにくいので、引き出しを動かすたびにがちゃんがちゃんと動いて、倒れたり引っかかったりしやすいもの。
そんなときは、100均などで手に入る収納ケースを用意してみましょう。
1つのケースに1つのモノを入れるようにするだけで、引き出しを動かしてもグラつかず安定するのでオススメです!
【洗面台収納の悩み4】ドライヤーなどの収納はどうする?
以前、ドライヤーやヘアアイロンの収納についてくわしくご紹介しましたが、使用頻度が高い場合は、コードを挿したままで収納するのもアリ。
使った後はコードをクルクルと巻いてキレイに片づけるのももちろんいいですが、続けられなければ意味がありません。
美しさよりも、家族みんながストレスなくキレイをキープできるようなお片づけ方法を選択することが1番です。
コードを刺しっぱなしでもスッキリ収納
ヘアアイロンの収納には、towerのヘアアイロンスタンドを使用していて、ここに立てかけるだけでOKにしています。
ドライヤーの収納については、セリアのドライヤースタンドを使って鏡のフレームに引っ掛けています。
以前は洗面台の引き出しの扉に引っ掛けていましたが、開け閉めするときに少し邪魔だったので、いろいろと試してみた結果、今はこのような形になっています。
こちらもコードは挿したまま、ここに置くだけでOKとしています。
【洗面台収納の悩み5】パジャマや下着、バスタオルも置きたい
置き場所に困るパジャマやバスタオル。
冬は特にかさばるので、どうしてもまとまったスペースが必要ですよね。
洗濯機の上に収納できるランドリーラックもいいですが、もしもっとスッキリと見せたいなら、壁面を使った可動式の収納、チャンネルサポートはいかがでしょうか?
壁面を収納スペースにできるチャンネルサポート
チャンネルサポートとは、スリットの入った棚柱(たなばしら)の金物です。
まずは壁に棚柱を2本設置して、スリット部分に棚受けを差し込みます。
あとは棚板を乗せるだけで収納棚の完成です。
スリットがいくつも入っているので、いつでも棚板の高さを変えることができてとても便利ですよ。
ランドリーラックを設置するより、見た目もスッキリして見えると思います。
これはダイソーで購入した収納ケースです。
わが家ではこれを1人1つずつ用意して、各自の下着やパジャマ、バスタオルをまとめて入れています。
下着やパジャマ、バスタオルなどは同じタイミングで使うものなので、ざっくりとここにまとめています。
例えば、パジャマは自分の部屋、下着はクローゼット、バスタオルは洗面所にあって…とバラバラに置いておくよりも、グループにしてざっくり収納にした方が、片づける人も使う人も楽です。
「スッキリ見せ」のアドバイス
洗面所をスッキリ見せるためには、色をそろえることも重要です。
一色でまとめなくても、モノトーンで揃えるとか、パステルカラーでそろえるとか、統一感が出ていれば印象はかなり変わります。
あとは、画像を見ていただければ分かると思いますが、収納アイテムの形をそろえるのもいいですね。
なんとなくだいたいのモノが四角でそろっているだけでも、かなりすっきりと見えるはずです。
掃除もラクで使いやすい洗面所を目指そう
洗面所って収納の難しさ以外にも、髪の毛などのゴミやカビのヌメヌメ、さらには洗剤・クリームのベタベタなどお掃除もとても大変な場所です。
なので、「まずはモノを減らす!」が大切。
本当に毎日使うモノだけに絞って、お掃除が楽なように置いてみます。
そして、家族みんなが使いやすいかどうか様子を見て、モノの住所をはっきりとさせる。
一度に全部が解決しないかもしれませんが、
減らす → 整える → 様子を見る → 住所の決定
これを繰り返しやってみてくださいね!