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狭い洗面所でも「すっきりキレイ」をキープするコツ【整理のプロがやっている収納術】

狭い洗面所でも「すっきりキレイ」をキープするコツ【整理のプロがやっている収納術】

収納

築15年の小さいわが家。
洗面所は脱衣所も兼ねています。狭くて収納場所は洗面台ひとつしかありません。

でもいくつかの工夫をすることで、いつもすっきりと清潔感のある洗面所にしています。
わざわざ掃除の時間を取らなくてもキレイをキープできる、使いやすい洗面所の作り方をご紹介します。

都内の一戸建てに住む、整理収納アドバイザー主婦。もともと片付けと掃除が苦手で、開かずの間が3LDK中2部屋あったのですが、資格取得を機に、家中を片付けました。片付けが苦手な人の気持ちに立って、わかりやすいコラムを書くように心がけています。

「キレイが続く洗面所」を作る前の2つのチェックポイント

片付けの基本です。いつもここから。
まずは洗面所にしまっている物を全部出してみましょう。

そのうえで以下の2点をチェックしてください。

CHECK1.アメニティや試供品は、本当に使う?

以下は本当に全部使うものでしょうか?

  • ホテルから持ち帰ったアメニティ
  • シャンプーや化粧品などの試供品

歯ブラシなどのアメニティ類は「旅行グッズ」「防災袋」などに入れて保管。
また試供品をもらったら、すぐに試すか、使う気が起きなければ処分しましょう。
旅行先で試供品を使って肌が荒れたりしたらとても残念ですよね。

モノに管理されたくなければ「もらわない、持ち帰らない」意識を持つことも大切です。
洗面所の奥にしまいこんで忘れ去られていたものは、きっと必要のないものです。

CHECK2.洗剤などのストックの量は?

特売だからといくつも買うことはおすすめできません。たった数十円の違いで……

  • スペースが占領される
  • 管理が発生する
  • 新商品を試したくてもストックがあるから買えない
  • 消費期限はなくても劣化はする

と、意外にデメリットの方が多いんです。
私はシャンプーなどの在庫は1つにして、開封した時に次を買うようにしています。

洗面所をすっきりキレイにキープする6つのコツ

だいぶ不要なモノが減ったところで……私が実践しているポイントは以下の通りです。

【コツ1】出ているモノを減らす

ごちゃごちゃとモノが置いてあると、見た目がすっきりしないだけでなく掃除がしにくくなります。さっと拭けるように、洗面台やキッチンなど水回りは極力モノがないのが理想です。

必要最低限のモノだけ置いた洗面所

わが家は泡ボトルとアクリルコップ、メラミンスポンジだけを出しています。

洗面所の上のスペースに隠して収納

また洗面所上は、100円ショップ、シルクの「Petit cadeau」のマルチクロスを使っています。少し寂しいので、ダイソーのグリーンネックレスをはわせています。

【コツ2】出ているモノの色をおさえる

洗面所に出ているモノの色をおさえる

先ほど、洗面所には「極力モノを置かない」と書きましたが、最低限置かないといけないものは色を統一させます。

わが家で洗面所の角に置いている、泡ボトルとアクリルコップは透明、メラミンスポンジは白で統一しています。

洗面台の右側が浴室の入り口です。
壁にティッシュとごみ入れを掛けています。先ほど紹介した、洗面所上に使っているマルチクロスと同じ「Petit cadeau」でそろえています。リネンぽいナチュラルな雰囲気が気に入っています。

お風呂に入っている最中に鼻血が出ても(笑)すぐに取れるし、その下にごみ入れを掛けてポイっと捨てられるようにしています。

色味を統一させた洗面所用ごみ入れ

このごみ入れは元はポーチなのですが吊るすために、穴をあけて麻ひもを通しました。
次に使うポリ袋を入れてから、袋をセットしています。

また、壁には100均の石膏ボード用フックを使っています。落ちにくいのでとても便利。画びょうより外れにくいので、最近こればかり使っています。

石膏ボード用フック

【コツ3】収納用品をそろえる

収納用品をそろえる

洗面台の正面の扉を開けた写真です。

使いやすくするコツは、同じ収納用品を使ってなるべく立てて収納することです。使用しているのは、ダイソーの小さいサイズの積み重ねボックスです。

洗面台下の収納にも、全て積み重ねボックスを使っています。

積み重ねられるボックスを使用して整理された洗面下収納

そろえると見た目もすっきりするし、重ねられるのでそれをいかした収納ができます。

【コツ4】「浮かせる」収納をする

水回りは、清潔な状態を保てるようなるべく「浮かせる収納」にします。

歯ブラシを浮かせて収納

この「歯ブラシホルダー」は超おすすめです。最近、片付け好きさんのブログなどでもよく見かけます。
白くてシンプルなデザインで、見た目もとても清潔感があります。
少し傾斜がついているので、落ちてくることもなく出し入れがスムーズ。
下に置かないので持ち上げる必要もなく、汚れたらさっと拭けばよいのでとてもラクです。

5本掛けられるのも、人数が多いご家庭にうれしいですね。
お値段は1000円ほど。
毎日気持ちよく使えることを考えたら「買い」だと思います。

【コツ5】「掃除道具」は取り出しやすい場所に置く

歯磨きをしながら、洗面台にあるメラミンスポンジで鏡などの汚れや気になるところをこすっています。
洗面台扉の中も気になった時にティッシュでさっと拭くだけです。

取り出しやすい場所に置いたメラミンスポンジ

「持ち上げて拭く」作業は億劫(おっくう)なものです。
「汚れてる」と思った時にすぐ掃除できるようにしておくことがポイントです。
「思わず掃除しちゃった」となるくらい取りやすくしておきましょう。

洗面所下に置いてある掃除用品

また、洗面所下に置いてある掃除グッズ。省スペースのため、サイズ違いの2つのボックスを重ねて収納しています。

下段には手肌にも優しい万能クレンザーの「ハイホーム」。メラミンスポンジにつけて鏡をクルクルこするとウロコが取れるんですよ~。
スプレー容器に入っているのは、食器用洗剤を薄めたものとクエン酸。お風呂を徹底掃除するときに使っています。食器用洗剤は万能だし、クエン酸は水垢に効きます。

【コツ6】カビ予防に防水テープとタイルシールを使う

わが家の洗面台には、壁との間に1cmくらいのすき間があります。

カビ予防に防水テープとタイルシールを使う

水が入ってカビが生えるのを防ぐために防水コーナーテープとタイルシールを貼っています。
1cmくらい隙間がある場合は、バックアップ材(100均でも扱いがあるそうです)をつめてから防水コーナーテープを貼ります。水が入らないのはとても安心感があります。ダイソーで購入した3Dタイルシールも水よけに。

すっきりキレイになった洗面所を快適に使うために

水回りが清潔だと気持ちがいいですよね。
ポイントは「モノをなるべく置かない」、「掃除道具がすぐ取れる」です。
掃除がラクだときれいをキープできます。しまえれば見た目もすっきりしますね。

洗面所はモノを少なくして、メラミンスポンジとティッシュがすぐ取れるようになっていれば「ながら掃除」が実現できます。

ちなみに、せっかくキレイになった洗面所を快適に使うために、工夫していることが2つあります。

1つ目はペット用の足ふきタオルの置き場所
我が家では犬を飼っているのですが、散歩の後、浴室で足を洗っています。
足ふきには使い古しのハンカチを使っていますが、つっぱり棒をつけて無印良品のフックをかけて吊るしています。こうするとすぐに使えるので便利です。

レシピスタンドに収納した体重計

また、意外に困る体重計の置き場所。お風呂の前の廊下で量るので、体重計を近い場所に置いています。ダイソーのレシピスタンドを少し曲げて立てかけています。

最後に、やっているのが「銭湯スタイル」。シャンプーやボディソープをカゴにまとめて洗面所に収納し、入る時に持ち込む方法をとっています。浴室に置きっぱなしにないので水垢やカビがつきにくく、浴室の掃除もとてもしやすくなりますよ。

狭くてもあきらめず気持ちいい空間をめざそう

いかがでしたか?

狭い洗面所でもあきらめず、収納するモノや収納の仕方を見直して、すっきりした空間になるように工夫していきたいですね。

参考になるアイデアがあれば、ぜひ取り入れてみてください。

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