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ローリングストックが難しい人必見!失敗しないコツと実践方法

キッチン

「ローリングストックしたいけれど、続けられずに失敗しそうだな……」。
こんな漠然とした不安から、ローリングストックをあきらめてしまったという人、意外と多いのではないでしょうか?
あるいは、実践してみたけど上手くいかなかったという人もいらっしゃるかもしれません。

実は、ローリングストックは、たった「3つのステップ」を守るだけで、失敗なく行えるんです。
この記事ではローリングストックの「よくある失敗例&解決策」と「3STEPで出来る実践方法」を解説していきます。

調理師・ライター。つくること・食べることが大好きで調理師免許を取得。医療福祉施設での勤務経験あり。おいしいご飯のレシピや暮らしの便利なもの、日ごろの衛生管理について、わかりやすい記事をお届けします。オムライスとモンブランが大好きです!

解決編!ローリングストックのよくある失敗を回避するには?

ローリングストックが続かない原因はどこにあるのでしょうか?
まずは、よくある失敗例を確認しながら、失敗を回避する方法・解決策を紹介します。

【失敗例1】管理が面倒・賞味期限を切らしてしまう

せっかく食品をストックしても、管理が面倒になって「いつの間にか賞味期限が切れていた」なんてことありませんか?

管理が面倒になる原因は、ストックの量や保管場所を把握できないことにあると考えられます。
ストック量や保管場所をわかりやすくするためには、ストック専用のボックスなどを用意するのがおすすめです。

ストックはボックスにまとめる」と決めることで、収納場所の分散を防止。決まったボックスにストックを保管すれば、パッと見たときの減り具合がわかりやすくなります。

また賞味期限を切らさないためには、ざっくりとでよいので賞味期限を把握することが大切です。
そのために、食品の大まかな賞味期限(××××年〇月まで)をメモして、目につく場所へ貼っておきましょう。わざわざ食品を取り出してチェックする手間がなく、賞味期限を確認できますよ。

また賞味期限を切らしてしまう理由は、そもそも「ストックした食品を食べる機会が少ない」からかもしれません。
よく食べる食品なら自然と消費していくので、賞味期限切れの心配もなくなります。

< 賞味期限切れを防ぐ解決策 >

  • ストック専用ボックスにまとめて収納場所の分散を防止する
  • 賞味期限リストを作る
  • よく食べる食品をストックする

【失敗例2】レトルト食品・インスタント食品が高くてまとめ買いできない

「いざローリングストックをすると、思った以上にお金がかかる……」。
ローリングストックの定番といえば、レトルトやインスタントの食品。
備蓄にかけられる金額によっては、これらの食品を十分に買えないこともあるでしょう。

しかし、レトルト食品やインスタント食品だけが備蓄ではありません。
普段から当たり前に買っている食品も、ローリングストックになりうるんです。

例えば、米、わかめや切干大根などの乾物、みそなどの調味料だけでも「白いご飯とおみそ汁」を用意できます。
無理に商品を買いそろえようとせず、まずは「身近な食材を少し多めにストックしてみる」ことを意識しましょう。

< 高くてまとめ買いが難しい人への解決策 >

  • 普段食べているものを多めにストックする

【失敗例3】つい備蓄分も食べてしまう

食品を多めに買ったはよいものの、なかには「ストックがあると食べてしまう!」という方もいらっしゃいますよね。

レトルトカレーやインスタント食品は手軽に食べられるので、ついつい頼ってしまうことも多いはず。

そんな場合は、備蓄用と日常用のストックを完全に分け、目につかない場所へ収納するのがおすすめです。

キッチンから離れた場所に収納すれば、災害時に万が一キッチンへ立ち入れなくなったときの保険にもなります。

ただし、「奥底の方に収納してしまったせいで、ストックの存在を忘れる」ということがないように注意してください!

< つい食べてしまう場合の解決策 >

  • 備蓄用と日常用のストックを完全に分ける
  • 備蓄用の食品は目につかない場所へ収納する

実践編!失敗しないローリングストック【3ステップ】

ここからは、失敗せずにローリングストックを続けるための方法を、3ステップで解説していきます。ローリングストックは「備える→使う→買い足す」というサイクルを回すことが基本です。

備蓄だけして満足してしまうのではなく、「使う」「買い足す」も実践すると、失敗の確率は低くなりますよ。

【ステップ1】備える

はじめに、備蓄する食品を決め、必要な量を買いそろえます。
あらかじめ自宅にある食品の在庫と必要な量を照らし合わせ、足りない分を購入しましょう。

ローリングストックは最低3日分、できれば1週間分を目安に用意することが望ましいとされています。

水は1人あたり1日3L、食料は1人1日2食を最低ラインとして、世帯の人数や年齢に合わせて備蓄量を調整してください。

以下は、備蓄量の計算例です。

例(大人2人世帯、備蓄3日分の場合)

  • 水……3L×2人×3日=18L
    (参考:2Lペットボトルの水9本)
  • 食料……2食×2人×3日=12食
    (参考:レトルトご飯12個+レトルトカレー6袋+缶詰6個)

食品のストックを一度に買いそろえることが難しい場合は、徐々に商品を買い足してストックを完成させるのも、ひとつの方法です。
徐々に揃えていく場合は、途中でストックの賞味期限が切れないように、なるべく保存が利く食品から順に購入しましょう。

カップ麺やレトルトご飯は賞味期限が数か月で切れることも。思った以上に長持ちしない食品です。
安売りされていることも多くありますが、必要量以上に買い込まないよう注意してくださいね。

【ステップ2】使う(食べる・飲む)

ステップ1で備蓄した食品は、賞味期限が切れる前に少しずつ消費していくのがベスト。

一定の期間で「ストック消費の日」を設けると、無理なく備蓄を使っていけますよ。
例えば月に1回「レトルトカレーを食べる日」を決めておけば、ご飯作りも楽になるので一石二鳥です。

一方、使用頻度の低い食品や長期保存できる食品は、うっかり存在を忘れてしまいがち。
食べ忘れ防止の対策として、あらかじめ大まかな賞味期限を紙にまとめ、目につくところへ貼り付けておきましょう。

逆に使用頻度が高い食品(例:ツナ缶など)は、ストックを切らさないように確認し、こまめに買い足します。

【ステップ3】買い足す

ストックの買い足しは、基本的に「使った」タイミングでおこないます。
とはいえ、ストックを使ったすぐ次の日に買い足す必要はありません。

普段の食料品の買い出しをする日までに使ったストックをメモしておき、買い物ついでにストック分も購入しましょう。

一方で、ある程度ストックを消費してから、まとめて買うのはダメなの?という意見もありますが、消費し切ってからのまとめ買いはあまりおすすめできません

理由は、ストックを消費した状態で災害が起こったときのリスクが高いから。
「非常時に備えるための食品が、そのときにはなくなっていた」となったら元も子もありません。

買い足しはできるだけこまめにおこない、いつ来るかわからない災害などに備えましょう。

【最終解決方法】それでも、ローリングストックが続かない人には…

ストックする食品を考えたり、食品を定期的に購入したり。
ローリングストックをおこなう一連の流れが、正直なところ面倒になってしまうこともあるでしょう。

そんなときは思い切って、企業が販売している「ローリングストックセット」や「ローリングストックのサブスクリプション(定期購入)」を利用してみましょう。

企業のローリングストックセットや定期購入サービスの一例

アマノフーズからは、フリーズドライ食品がセットになった「ローリングストックBOX」が販売されています。

フリーズドライのおみそ汁や雑炊、シチューや丼の具と、レトルトご飯が一緒になった商品です。

日清食品グループでは「カップヌードル ローリングストックセット」を販売中。
片手鍋、5年保存水、ガスボンベ、コンロなど+カップヌードル9食がセットになった商品です。
カップヌードルだけを販売する定期購入サービスもあるので、買い出しの必要がありません。
日頃から忙しい方にはうれしいサービスですね。

その他にも……

  • 吉野家:缶詰にご飯と具が入った「缶飯」
  • CO-OP:ローリングストック商品セット
  • IZAMESHI(イザメシ):LIFE IZAMESHI REGULAR(長期保存食のセット)

など、さまざまなローリングストック専用商品が販売されています。
便利なセットを購入して、まず「ローリングストック」を経験してみるのもおすすめですよ。

ローリングストックで「備えあれば憂いなし」状態をキープ

ローリングストックは「備える→使う→買い足す」のサイクルを回す備蓄方法です。

そのため、一度用意すれば終わりではなく、日常のなかでサイクルを続けていく必要があります。

今回ご紹介した3つのポイント、失敗例と解決策も参考に、無理なく続けられるローリングストックを目指しましょう。

防災グッズセレクション」では非常時に役立つアイテムを多数ご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

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