ハウジーショップや姉妹店でフライパン・鍋・キッチンツールを担当するバイヤー。メーカーの担当者と直接話す中で得た豊富な商品知識を元に、「毎日をより便利により楽しくする」キッチン道具を紹介していきます!
数年前から話題になっている「四角い天ぷら鍋」。キッチンバイヤーになってから、ずっと気になっていたものの家でじっくり使う機会はなかったのですが、今回、さらに進化したアイテムが登場したとあって、使ってみることに。そうすると、一人暮らしの私にはめちゃくちゃ便利でした。
単に四角いだけじゃない、今回は、そんな進化した天ぷら鍋をご紹介します。
ずっと気になっていた「角型のホーロー製天ぷら鍋」が進化した
私が今使っているのは、写真左側の黒い天ぷら鍋です。直径が16cmとコンパクトで、鉄製なのに軽い点がお気に入りです。
今回、使わせていただくことになったのが、写真右側の白い色の天ぷら鍋です。角型で、ホーロー製。しかも本体とフタがセットになっている天ぷら鍋です。
フタは本体にぴったり重ねられるので、すっきり収納できそうです。ホーローの白い色がキッチンに映えておしゃれ。しかも表面がつるんとしているので、汚れ落ちもよさそうです。
この角型天ぷら鍋で揚げ物をするのにぴったりの油の量は約900ml。今まで使っていた丸い天ぷら鍋ではぴったりの油の量が約550mlだったので、倍くらいの油が入ります。
ちなみにわが家はガスコンロですが、このホーロー天ぷら鍋はIHにも対応しています。
大きくて四角いので、一気揚げが可能
さっそく揚げ物をしてみました。今回揚げたのは、冷凍食品の白身魚のフライです。この白身魚は、2個食べたらおなかいっぱいになるようなサイズ感。晩ごはんのおかずにもなるし、余ったらお弁当にも入れられて便利なので、よく買っています。
結構強い火力で温めたところ、15~16分でちょうどいい温度になりました。
結構大きなサイズのフライですが、この通り2個入れてもまだまだ余裕がありました。縦向きに並べたら、MAXで4個は入れられそうです。
これまで使っていた丸い鉄製天ぷら鍋だと2個が限界だったのが、倍の量を揚げられることになります。今までは、もう1回揚げる必要があった翌日の弁当用フライ、これで「一気揚げ」することが可能になりました!
他にも角型天ぷら鍋は、いろんなアイテムが発売されていますが、実はこの「ちょい幅広」なサイズ感はなかなかない印象。いろんな食材が一気揚げできるので、ファミリーの人にもぴったりだと思います。
白色で四角いから見やすい
本体が白いと、フライが白い色から茶色になって揚がっていく様子がよく分かります。かつ角型なのでフライが重ならずに横並びに。だから、上から見たときに揚げ物がとても見やすい!
揚げ物って揚げる量や火力、室温によって揚げ時間が分かりづらいですが、パッと見て「焦げてないかな」「衣がはがれてないかな」と確認できるのは、思っていたより便利です。
フタがバットに早変わり!温め直しもできる
実はこのフタは揚げ物を置くバットにもなるんです!
この通り、大き目の揚げた白身魚のフライをのせてみました。アルミ製なので軽く、しかも持ち手があるので持ちやすい! しかも表面にフッ素樹脂加工が施されているので、触り心地はつるっとしていて油切れもいい感じです。
波型になっていてほどよく空気が抜けるのか、白身魚のフライをしばらく置きっぱなしにしてもベチャっとすることもありませんでした。
さらに、このフタはグリルトレーとしても使える優れものです! 揚げ物をのせたままラップしておき、食べる直前にトースターや魚焼きグリルに入れて温めると、時間が経っても揚げたてのおいしさを味わうことができます。
揚げたてを食べたくて、わざわざ自宅で揚げ物をしている私にとって、フタで温め直しができるのはとてもうれしい点です。電子レンジで温めてべちゃべちゃになってしまった揚げ物を食べる必要がなくなってハッピー! 忙しくてお惣菜の揚げ物を買って帰った日にも使いたい!と思いました。
フタがグリルパンに変身! グリル調理もできる
揚げ物の温め直しができるということは、フタ単体で他のグリル調理にも活用できるということ。
グリルでじっくり焼く料理も好きなので、さっそく活用してみることに。おいしそうな新玉ねぎを買ったので、シソと片栗粉を付けた豚バラ肉を巻いて、フタにのせて焼きました。SNSで紹介されていたメニューです。
魚焼きグリルの中に入れるのにもぴったりなサイズ感でした。フライパンと同じフッ素加工が施されているおかげで焦げつかず、豚バラもはがれずに済みました。
揚げ物だけでなく、グリル調理も可能になって、レパートリーが増えそうです。
本体もフタも油汚れが残らず、洗いやすい
揚げ物の後始末って結構面倒ですが、この角型天ぷら鍋はお手入れもしやすくて感動しました。
オイルポットに油を移す際は、“角”を使えば簡単に流すことができます。
これまで使っていた丸い天ぷら鍋には注ぎ口が付いていたのですが、この注ぎ口部分に揚げ物のカスが溜まると油が流れなくなるし、溜まったカスを取り出すのが大変で苦労していました。
角型だとどこからでも油を注げて、本体に揚げ物のカスが残らないんです。
本体はホーロー製で、洗った後、油残りがまったくないことにも感動しました。これまで使っていた鉄製だと、サビ防止のために油を引いておく必要があり、どうしてもギトギトしてきます。でもホーロー製だとそういったこともなく、洗いあがりはスッキリ。
もうホーロー製の天ぷら鍋以外使えなくなりそうです。しかもフタもフッ素加工が施されたアルミ製で、軽くて洗いやすかったです。
幅広サイズなのに、収納もスッキリ
角型の天ぷら鍋を初めて使ってみましたが、収納がしやすいことを実感しました。
このようにコンロ横に置いたりコンロ下の収納スペースに入れたりするなら、丸型より角型のほうが場所を取らずにスッキリして見えます。この角型天ぷら鍋なら、こんなふうに出しっぱなしでもいいなと思いました。
本体が白、フタが黒でコンロの色とも合っていますし、四角いのでこのようなコンロ脇にきれいに収まります。
同じシリーズでなんと角型のオイルポットもあるので、今回一緒に使ってみましたが、一緒に使うなら断然出しっぱなしで「見せる収納」がいいなと思いました。
実際使って判明! 進化型の角型鍋が大ヒットの予感がする
一人暮らしで揚げる量がそれほど多くないので、最初はこの大きさの天ぷら鍋は持て余してしまうかなと思っていました。だた実際に使ってみると「一気に揚げておいて、残った分はフタにのせて保存。食べる直前にグリルで温め直して食べる」スタイルの方が楽。一人暮らしの揚げ物好きには、タイパ抜群のアイテムだと感じました。
もちろん、大きめサイズなのでファミリーにも使い勝手◎。
<ファミリー層におすすめのポイント>
- 揚げ物好き家族がいる人にぴったりなサイズ感
- ちょい幅広で、大量揚げが可能
- 見せる収納にしておけば、いつでも揚げ物が始めやすい
1つで2役の「ホーロー天ぷら鍋」、いつでもサクサクの揚げ物を楽しめるアイテムとして、私のお気に入りの仲間入り決定です。
ちなみに、ホーロー天ぷら鍋と一緒に使ったのは、「ホーローオイルポット」と「コンパクトレンジパネル」。3点セットで使うと使い勝手抜群なのはもちろん、インテリアとしても統一感が出るのでおすすめです。
「ホーローオイルポット」と「コンパクトレンジパネル」は以下の記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。
ホーロー天ぷら鍋(トレー付)
アイテムを見る※本記事は、メーカーからのサンプル協力をいただいて執筆しています。ただし、記事内容やランキングへの意思決定に関与するものではありません。