食器と雑貨が大好きな元ライフスタイル雑誌編集者。カオス状態の部屋をなんとかするべくミニマムに暮らすことを目指しています。雑誌編集者の経験を生かしたコーディネート記事やミニマムな暮らしに関する記事を配信中。
夏、モノがあふれる冷蔵庫。さっと取り出せるようにしておかないと、お目当てのものがみつからずイライラ。扉を開ける時間が長くなって、電気代もかさんでしまう。そんなことにならないよう庫内はスッキリ収納したいですよね。そこで今回は、冷蔵庫内の収納に役立つ便利グッズをご紹介します。
冷蔵庫でも冷凍庫でも使える!「残りもののおかず」には
家族の帰宅時間がまちまちで、夕食の時間もそれぞれバラバラ。そんなご家庭も多いはず。冬場なら食卓やコンロに置いておいて問題なくても、夏場は少しの間の放置も厳禁! 速攻、冷蔵庫へ入れる必要があります。
でも、冷蔵庫がいっぱいで鍋がそのまま入らない……。そんなときに、役立つアイテムをご紹介します。
食べ物ストッカー
サイズ違いでもきれいにスタッキングできるので、冷蔵庫の中がごちゃつきません。冷凍も電子レンジもOK。野菜・魚などかわいいイラスト付きなので、何が入っているか一目瞭然です。
ジップトップ ディッシュM
洗って何度でも使える、ファスナー付きのシリコン容器。冷凍・湯せん・電子レンジで使用できるので、下ごしらえや調理にも活躍します。スープなどの液体もこの容器を使えば、冷蔵庫の中に立てて保存可能。写真のMのほか、S・Lもスタンバイ。
冷蔵庫で!夏は大量に必要になる「飲料」を冷やすのに
熱中症対策のためにも、夏は家族分の飲料をちゃんと冷やしておきたいもの。「外から帰って飲もうと思ったら冷えてなかった……」そんなプチストレスをなくすためにも、便利グッズをうまく活用したいものです。
【冷蔵庫で】ビールなどの「缶」を冷やしておくにはコレ
缶を立てて収納すると、奥の方が取りにくい。冷えたものを取ろうとして手を伸ばすと何かの拍子で倒れてしまう。缶ビールなどを大量に冷やしているご家庭ではあるあるですよね。
暑い夏は冷やしても冷やしてもなくなる缶。「仕事から帰って一杯」、「学校から帰ってジュースを」というときにさっと取り出せる缶ストッカーをご紹介します。
冷蔵室収納トレー 500ml缶用
缶が自然に手前に転がる傾斜付き。前面に切り込みが入っているので、缶をしっかり持ってサッと取り出せます。スタッキングできるので冷やしたい缶が増えても安心。
上にも置ける缶ストッカー 500ml用
上段に入れた缶がぐるっと回り下段から取り出せるので、冷えた缶から取り出せます。2段になっていて冷蔵庫棚にデッドスぺ―スができません。庫内の収納力がアップします。
【冷蔵庫で】ペットボトル飲料を収納するならコレ
2Lのペットボトルは迷わずドアポケットに、でも500mlペットボトルはどこに収納するのか悩むという方、意外に多いのではないでしょうか。
缶と同じように転倒しやすいので、ケースを使って収納するのがおすすめです。
シューノ
奥行36cmで500mlペットボトルがちょうど5本入るサイズ。取っ手がついていて引っぱり出せるので、奥の方のボトルもさっと取り出すことができます。
【冷蔵庫・冷蔵庫ドアポケットで】収納しやすい冷水筒はコレ
沸かしても沸かしてもすぐになくなる麦茶。「定位置は冷蔵庫のドアポケット」というご家庭も多いとは思いますが、夏はドアポケットが大渋滞することも。
この大渋滞を解消するなら、横置きしても漏れない冷水筒がおすすめです。
タテヨコOKなので、冷蔵庫内の物量によって置く場所を変えることができるアイテムです。
2つ以上を使い分けたい場合、同シリーズで色違いのものを買いそろえると便利です。
並べて収納する際にいらない隙間ができず、「スッキリ見え」が実現。
しかも麦茶と自家製めんつゆなど、同じ色のものをいれても飲み間違える心配がありません。
ピッチャー 1.1L
冷蔵庫の棚にきっちり収まるスクエア型の冷水筒です。無駄なスペースがなく整然と収納できるのがメリット。四角いのでドアポケットにもぴったりと収まります。
冷水筒 2.1L
大量の飲み物をまとめて冷やしておける大容量サイズ。パッキン付きで密閉性が高く、冷蔵庫内に倒して置いても安心です。上部に取っ手がついているので、腰より下の引き出しスペースからも取り出しやすい設計になっています。
また、こちらの記事ではそのほかにも容量別で横置きできる冷水筒をご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
冷蔵庫で!「調味料」を保存するときに
【冷蔵庫で】ついついとっておいてしまう「細々した調味料」はコレ
刺身についてくる袋わさび、納豆についているからしなど「いつか使うかも?」とついつい取っておいてしまう小さな調味料。これら細々した調味料も整理を怠ると、「ある日、賞味期限切れのものが大量に発掘された!」なんてことにもなりかねません。
ちゃんと使い切るためにも、整理グッズを賢く利用しましょう。
冷蔵庫トレー ワイド
奥のものが取り出しやすい引き出し式のトレーです。透明で何が入っているかひと目で分かるので小さな調味料の迷子を防げます。取り付けは棚板に差し込むだけ。場所の移動も簡単にできます。
BRICKS 小物ケース
穴が開いていて冷気の通り道をふさがないので、庫内の整理にぴったり。いろんな調味料を使い分けている人には朗報!スパイスカレーなどを作る際ケースごと取り出せば、何度も冷蔵庫を開け閉めする事態を防げます。
【冷蔵庫ドアポケット】みんな悩む「チューブタイプ」の調味料はコレ
ドアポケットにそのまま入れていると、つい埋もれてしまうチューブタイプの調味料。倒れやすく埋もれやすいからこそ、ちゃんと定位置を決めて収納するのが正解です。
おすすめの収納方法としては、ドアポケットに仕切りで定位置に収める、吊り下げる、チューブ用専用ホルダーを使うなどです。
わさび、からし、しょうがなど複数のチューブタイプ調味料を使っている方、必見です。
冷蔵庫用仕切り クリップス
ドアポケットの仕切りとして使うクリップです。倒れやすいチューブ類も仕切りで定位置を決めて収納できます。置きたいアイテムに合わせて好きな位置に取り付け可能。ドアポケットを使いやすく整理できます。
冷蔵庫収納 ミニホルダー
ドアポケットの手前にはさんで取り付けるホルダーです。ドアポケットの外側に取りつけるので、ぱっとみて誰でもわかるという利点が。ドアポケット前というデッドスペースを利用するので、庫内の収納力がアップします。
チューブクリップ 引っ掛け式
調味料のチューブを吊り下げて収納できるクリップ。よく使うものだけをはさんで下げておけば、サッと取り出せて便利です。口を開けた袋入りの食品を冷蔵庫で保存したいときにも便利です。
野菜室や冷蔵庫で!「野菜・米」を保存するときに
野菜といえば、形もサイズもバラバラで、冷蔵庫内で場所をとる食材のひとつですよね。
しかも、今どんなものが冷蔵庫内にあるのかちゃんと把握しておかないと、「気が付いたら腐海の森に沈んでいた」という事態に。フードロスをさけるためにも、野菜は適切に保存して食べきりたいですよね。
ここでは鮮度を保ちながらスッキリ収納できるグッズや野菜室を仕切るグッズをご紹介します。
【野菜室・冷蔵庫で】「野菜の鮮度を保ち」ながら保存ならコレ
野菜は実った状態で保存するのが鮮度を保つコツです。例えば、アスパラやきゅうり、人参などは立てて収納するのが正解。
また野菜が劣化する原因、エチレンガスや野菜そのものからでる水分、湿気から野菜を守ることも大切です。
野菜専用につくられたケースなら、鮮度を長く保つことができるのでおすすめです。
ベジマジ たてる
野菜を立てた状態で保存できる野菜スタンドです。野菜室だけでなく、冷蔵庫内のサイドポケットにもぴったり入るサイズ。そのまま作業台に出して使えるので、調理中に何度も冷蔵庫を開ける手間を減らせます。
ベジマジ つつむ
キャベツや白菜を包んで保存できます。「梅炭和紙」を内側に使用し、菌の繁殖を抑え鮮度を保つ効果があります。端はポケット状になっているので野菜を簡単に包めます。汚れたら洗って衛生的に使えるのもうれしいポイント。
OXO グリーンセーバー
最も足が早い野菜といえばレタス。レタスを長持ちさせたいなら、こちらのフードキーパーがおすすめです。活性炭リフィルが野菜からでるエチレンガスを吸収し、通気性のよいバスケットで水分や湿気から野菜を守ります。腐敗スピードを遅らせて新鮮な状態でより長く保存できますよ。
【冷蔵庫で】「切った野菜」のおいしさを保存するならコレ
またサラダを作っているときに「葉物野菜をちぎりすぎた」なんてことありますよね。そんなときは、庫内で保存中も水切りができるザル一帯型アイテムで保存しましょう。
ただし、切った野菜は長持ちしないので、早めに消費するようにしましょうね。
ベジマジ あらう
生野菜を洗って水切りしそのまま保存できる保存容器です。脚付きのザルで底にたまった水に野菜が触れず、痛みにくい構造になっています。また透明度が高く美しい容器なので、そのまま食器として食卓に出せて便利です。
【野菜室で】「根野菜」を清潔に保ちながら保存するならコレ
常温保存が常識になっている人参などの根野菜。本来これらの野菜は❝土付きのまま風通しのよい冷暗所で保存をする❞というのがセオリーなのですが、35度を超える猛暑日も珍しくなくなった昨今では、野菜室にいれて保存するのがベターです(※1)。
ただ、根野菜を保存する場合は冷気がかかりすぎないよう、袋などにいれて保存するのが正解です。ここでは野菜室を仕切ったり、根野菜を入れて保存するのにぴったりなグッズをご紹介します。
ダルトン 野菜保存袋
オーガニックコットンで作られているので、野菜や果物などをそのまま入れても安心です。汚れても洗えるのもうれしいポイントです。
【冷蔵庫・野菜室で】お米を保存するならコレ
お米も野菜と同じように「鮮度」があるのはご存じでしたか?精米日から時間がたてばたつほど、鮮度が落ち、炊いた時においしいと感じなくなっていきます。
また湿気や高すぎる温度も大敵。夏場はぜひとも冷蔵庫で保管したいものです。
そこで冷蔵庫用米びつをご紹介します。
密閉米びつ
計量カップのフタがついた冷蔵庫用米びつ。縦においてドアポケットに、横に置いて庫内棚にと置き場所を選ばないので使い勝手抜群です。
冷蔵庫用米びつ 横型
ワンプッシュでフタが開く冷蔵庫棚用米びつ。重い米びつがラクに引き出せるようにキャスターが付き。底は斜めになっていてお米が救いやすいと、細かいところまでアイデアが行き届いたアイテムです。
冷凍庫。夏、カオスになるのを避けるために
夏はアイスや氷、余ったおかず、食材など……とにかく凍らせるものが増えて、すぐにパンパンになる冷凍庫。
整理を怠って、お目当てのものを探し回る羽目になると、庫内のものがみるみる溶けてしまう原因に。冷凍していても、溶けたり凍ったりを繰り返すと食材が劣化してしまいます。
外気温の高い夏こそ、冷凍庫をちゃんと整理しておきましょう。
【冷凍庫】さっと取り出すために整理するならコレ
引き出し式冷凍庫の場合、収納の極意はとにかく立てること。立てれば、上からみたときに何がどこにあるか一目瞭然なのでさっと取り出せます。
また、穴が開いていたり凹凸があるものなど、冷気の通り道を確保できるアイテムを選ぶことも大切です。
スライドできる!冷凍庫スタンド
ボックス1コと冷凍庫用スタンド3枚がついたセット。仕切りには凹凸、ボックスは穴が開いていて冷気を循環できる工夫も。向かいあわえてコの字型にも連結可能です。
フリーザースタンド
フリーザ―パックを立てて収納できるスタンド。クリップ付きで液もれ防止、底は波型になっていてズレ防止と細かいところまで配慮が行き届いたアイテム。ストレスなくスッキリ収納することが可能です。
【冷凍庫で】ごはんを冷凍するならコレ
一善分のお茶碗のサイズに合った丸い冷凍保存容器を使っているという人も多いかもしれません。ただ、不要な隙間ができないという意味では、四角い容器がおすすめです。
マーナ 極 冷凍ごはん容器
お米マイスターと共同開発。ムラなくおいしく解凍することにこだわった保存容器です。薄く四角いので、冷凍庫でかさばらず保存できます。
食べ物ストッカー ごはん
「ごはん」の絵柄入りで間違わない。しかも「ぱん」「さかな」「やさい」など他のシリーズとスタッキングできるので、冷凍庫がスッキリ片付きます。このままお弁当箱にしても違和感のないかわいさです。
【冷凍庫で】「おかず」を冷凍するならコレ
夏休み中の子どものために、ランチを作り置きして出かける、そんな機会も増えるこの時期。作り置きおかずも冷凍庫に、というご家庭も多いのではないでしょうか。
作り置き用や残りもののおかずはジッパーにいれて立てて保存するのもアリですが、プラごみを減らしたいなら繰り返しつかえる容器を使うのもひとつの手。
ここでは冷凍もできて、そのまま電子レンジでチンできる便利グッズをご紹介します。
マジカリーノ シリコーンバッグ
冷凍・冷蔵はもちろん、温める・蒸す・潰す・漬ける・低温調理をすると7役もこなすマルチシリコンバッグ。フック付きで、引き出し式庫内からすっと取り出せ、湯せん時にも使いやすい。自立するのもうれしいポイント。
ルクエ ユーザブルシリコンバッグ
密閉度が高く、カレーなどの液体を入れても心配なし。ロックバーをはずせば、湯せんにも電子レンジにも対応しているので、そのまま温めることも可能。油性ペンでメモがかけるので、庫内の整理にもぴったりです。500ml、1L、1.5Lの3サイズ展開(写真は1L)。
冷蔵庫をスッキリさせて節電に
夏は冷やすものが増えて、ギューギューになる冷蔵庫。
冷蔵庫をスッキリさせれば、いらない買い物をしなくてすむので、節約にもフードロス削減にもなります。また、冷蔵庫のものを把握することで、無駄な開閉もへって節電にも!まさにいいことずくめです。
節電という観点でいうなら、冷蔵庫は詰め込みすぎず適切な空間を作る、冷凍庫はある程度詰め込むというのがセオリー。
今回ご紹介したアイテムを使って、スッキリした冷蔵庫を目指しましょう!
参考資料
KAGOME「野菜の保存 冷蔵庫に向かないものも!? 野菜の常温ストック術」 検索日:2022/7/20
東京電力エナジーパートナー「電気の省エネ術 冷蔵庫 使い方のポイント」 検索日:2022/7/20