ネットショップで10年間、商品ページの制作を担当。キッチングッズやゴミ箱などの商品を知り尽くすプロ。豊富な商品知識と主婦歴20年の家事経験で、ライフスタイルにマッチしたアイテムをご提案します。
牛乳にジュースにめんつゆ、夏場は冷蔵庫のドアポケットが大渋滞。麦茶を冷やしたいけれど、もう冷水筒を入れるすきまがない!
そんなときは横置きにしても漏れない冷水筒がおすすめ。冷蔵庫内で冷やせる場所がぐんと増えます。
今回はドアポケットがいっぱいでもお茶を冷やせる、横置きOKの冷水筒をご紹介します。
横置きしても漏れない!麦茶ポットの失敗しない選び方
「冷蔵庫のドアポケットがいっぱいになる、だから横置きできる麦茶ポットがほしい」と買い直しを検討している人は、収納しやすさに注目して選ぶ人が多いかと思います。でも毎日、出番のあるだけに使い勝手も忘れてはいけません。
まず大前提として、横置きできる麦茶ポットは密閉性を保つ必要があるため、耐熱ガラス製のものはありません。素材はプラスチック製です。その上で、サイズと何本必要かを考えます。
- 1~2人暮らし……1~2リットル、
- 3人家族暮らし……2リットル以上にするor複数使いするか
サイズと本数が決まったら、以下についてチェックしていきましょう!
【収納のしやすさ】丸いか四角いか
横置きできる麦茶ポットは、四角いものだけと思うかもしれませんが、丸みを帯びたものや台形型なども。それぞれ使い勝手が違います。
- スクエア型……横置きしたときに安定感は抜群。デッドスペースなく収納もできる。ただし、角があるとそこに茶渋がたまりやすいことも。
- 丸型……安定感はないが、茶渋がたまる角がないので洗いやすい。取っ手がストッパーになるものも。
- 台形型……底にいくに従って広がっているので、テーブルで安定しやすい。ただ冷蔵庫内に収納したときに、デッドスぺ―スができる
洗いやすさと収納のしやすさは同居しにくいので、どちらを優先するかあらかじめ決めましょう。
【取り出しやすさ】取っ手の有無とカタチをチェック
取っ手は、「上と横」「上のみ」「横のみ」「付いていないもの」の4種類に分かれます。
2L以上は必須。取り出しやすいのは、上部に取っ手付きの麦茶ポット
上に取っ手が付いていると、横置きしたときに取り出しやすさがグンとアップ。ひざ下引き出しに入れるときにも便利です。
2リットルを超える麦茶ポットは、ドリンクが満杯に入っているとかなりの重さになるので、上部取っ手がついているものを選ぶようにしましょう。
注ぎやすいのは、上と横に付いている麦茶ポット
サイドに取っ手が付いているものは、使うときに注ぎやすいというメリットはありますが、冷蔵庫棚に横置きしたときもサイドポケットに入れた時も邪魔になるというデメリットもあります。
「注ぎやすさ」と「収納しやすさ」のどちらを優先するか考えましょう。
すっきり収納できるのは、取っ手なしの麦茶ポット
取っ手がない麦茶ポットはすっきり収まりますが、取り出しにくさは残ります。
子どもは、一人で取り出すということができない場合もあります。
【開けやすさ】口を回すタイプかロック型タイプか
横置きできる麦茶ポットは密閉性を保つため、ロック式だったり回す必要があったり、なにかしらアクションを必要とされます。
子どもがいる家庭なら、子どもも開けやすいか、開け方を確認するようにしてください。
【洗いやすさ】茶渋が溜まるカタチか、パーツの数をチェック
密閉性を保つために、横置きの麦茶ポットにパッキンが付いているものがほとんどです。またパッキンは、食洗機不可がほとんどで、小さいもパッキンは失くしてしまうことも。パーツ数は細かく書いているので、一緒にチェックしてみてください。
また、食洗機を使っている人はボディが食洗機OKかどうかも合わせてチェック。ただ麦茶ポットは茶渋がたまりやすいアイテム。なるべくミゾがないシンプルな構造で、口径が広く手が底まで届くものを選ぶと間違いがないでしょう。
- パーツが少ないか
- パッキンが何個ついているか
- 食洗機対応か
- 口が広く手がとどくか
- 茶渋がたまりやすいミゾや角がないか
【お茶の作りやすさ】耐熱かどうか
先ほど、横置きできる麦茶ポットはプラスチック製だといいましたが、プラスチック製でも熱湯OKというものもあります。熱湯OKなら、煮出したての麦茶を熱いまま注いだり、紅茶を出したりできて便利ですよ。
「2リットル以下」の横置きできる麦茶ポット
注ぐときや洗うときも、重くなく扱いやすい定番のサイズ。1~2人暮らしの人だけでなく、家族が多い人も複数買いして、なくなりそうになったら次のお茶を沸かして……という使い方をするのがおすすめです。
売れている順にご紹介します。
ドアポケットにも入るスリムタイプ
スリムジャグ<限定カラー>(1.1L)
一見丸型に見えるものの、ボディは丸みを帯びたスクエアでフタが丸くなったタイプ。カラバリが方つでかわいいということで、売れています。フタも半月型になっていて開けるときに回しやすいのも使いやすさの秘密。上部に取っ手がなくても。取り出しやすいというメリットにもつながっています。パーツは4つ。熱湯OKです。
山崎実業「tower/タワー」倒して置ける冷水筒
機能的で便利なアイテムがそろう山崎実業「tower」ブランドの麦茶ポット。名前も「倒して置ける冷水筒」とそのまんま。フロスト加工がされていて半透明に見えるのもおしゃれ。熱湯はNGで、パーツは6つ。洗いやすさがやや劣りますが、見た目にこだわりたい人に売れています。
お茶出ししやすいと人気の麦茶ポット
医療器具にも使われ、人体に無害と話題の新素材「トライタン」を採用。透明度も高くガラスのような見た目ながら、丈夫な上に耐熱性もしっかり。さらにボトルに茶こしが付いていて、お茶が出しやすいということで高評価レビューが付いているアイテムです。パーツは6つ。注ぎ口が細くなっているので取り出しやすさも◎。熱湯OK。
茶渋が付きにくい加工がされた麦茶ポット
ドリンクビオ D-112(1.1L)
フタは茶しぶが付きにくい特殊樹脂を配合。ボディは丸みのあるスクエア型で手が入るようになっています。さらにパーツは3つと、洗いやすさも考えられた麦茶ポットです。フタは回して開ける仕様で、手間はかかりますが、しっかりと密閉。熱湯不可で食洗機も不可です。
持ちやすい取っ手付き
「KINTO/キントー」PLUGジャグ(1.2L)
持ちやすく、ストッパー代わりになる取っ手が特徴。ドアポケットに入れた時にも邪魔になりにくいデザインになっています。また、底まで手を入れて洗えるからお手入れしやすいのもうれしいポイント。スタイリッシュなデザインで食卓をおしゃれに彩ります。
シンプルな見た目が美しい麦茶ポット
ラストロK-1273(1.2L)
とにかくシンプルで機能的なものがいいという人にぴったりなのがこれ。丸みを帯びたスクエア型、ワンタッチオープンのフタで、洗いやすさと開けやすさを実現。取っ手がないので、収納のしやすさも抜群。熱湯OK。パーツは5つ。
ドリンクビオ SP120(1.2L)
ドリンクビオ SP120(1.2L)
とにかくシンプルで機能的なものがいいという人にぴったりなのがこれ。丸みを帯びたスクエア型、ワンタッチオープンのフタで、洗いやすさと開けやすさを実現。取っ手がないので、収納のしやすさも抜群。熱湯OK。パーツは5つ。
持ち手が短く邪魔になりにくカタチ
ドリンクビオ1100S(1.1L)
子どもが注ぎにくいというので、取っ手どうしても欲しいという人におすすめなのがコレ。取っ手が短くて邪魔になりにくいということで売れているアイテムです。ワンプッシュオープンなのもうれしいところ。パーツは5つ。熱湯OK。
スタイリッシュな四角形
ドアポケットにぴったり(1.1L)
アイテム名のとおり「ドアポケット収納」を優先したアイテムですが、スクエアで横置きもOK。とにかくデッドスペースを作りたくないという人にぴったり。サイドにくぼみがあるので、指がすべらず持てるデザインです。フタを回すだけで簡単に開閉できます。
水やお茶がおいしいままキープできる麦茶ポット
「EMBALANCE/エンバランス」ピッチャー(1.6L/2.1L)
野菜が長持ちすると話題の保存容器「EMBALANCE(エンバランス)」のピッチャー。お茶や水がまろやかになるというレビューも多数です。お茶を入れるだけでなく、このピッチャーに水を保存して、料理に使ってもOK。パーツは5つ。耐熱温度は100度。
樹脂製で割れないから安心
LS ボトル(1L)
レトロ瓶のようなおしゃれなデザインが魅力。割れない樹脂製で、ベランダやお庭でのティータイム、バーベキューなどのアウトドアでも活躍します。一見洗いにくそうですが、ボトルの太いところで分解できるので中に手を入れてしっかり洗えておすすめです。
大容量。2リットル以上の横置きできる麦茶ポット
用意したお茶がすぐになくなる大家族には、一気にたっぷり冷やせる大容量サイズを選んでもOK。毎日スポーツする人や屋外での作業が多い人にも便利です。
このサイズでは上部に取っ手がついていものがほとんど。それを引き出しやすいかどうかも考えて選ぶとよいでしょう。
省スペースに置けるスクエアフォルム
ピッチャー K-1280(2.1L)
スライド式で開閉ラクラク。取っ手がないシンプルな形で、大容量サイズでも省スペースに収納できます。手を入れて洗えるので底や上部の角までしっかり汚れを落とせます。キャップ部分は防汚加工で茶しぶが付きにくいのもうれしい。
洗いやすさ抜群のパッキン一体型の麦茶ポット
シームレスピッチャー (1.6L/2.1L/3L)
フタとパッキンが一体化。「パッキンとフタを分解して洗う必要がないので洗い物の時短になる」と編集部ひらこが一番推しているアイテムです。ハンドルのすぐ上に開閉レバーがあるので手が小さい人や子どもでも操作しやすい設計です。1.6L・2.1L・3Lの3サイズ展開。熱湯OK。パーツは4つ。
指1本でカンタン開閉が便利
ドリンクビオ2100K(2.1L)
片手で開けられるワンプッシュ式。指を離せばフタがまるので閉め忘れの心配もありません。熱湯OKで沸かしたお茶をすぐに入れたいときにも便利です。
飽きのこないシンプルデザイン
ファインジャグ(2.2L)
フタをまわしてあけるタイプ。上部ハンドルをしっかり持てるので、指がすべらずラクに開閉できます。側面が平らになっているので横置きにしても転がりません。ちょっとレトロなカットが受けている理由。飽きがこず長く使えるデザインです。
大容量。でも見た目にこだわりたい人に
ドアポケットにぴったり(2.5L)
先ほど紹介したスクエアタイプの麦茶ポットの大容量版。取っ手が邪魔、美しくないと思っている人にぴったり。そもそもはドアポケット仕様ですが、横置きOK。側面は取っ手なしでもつかみやすいようなカタチになっています。
大量のお茶を一気に冷やせる3リットル
ラストロ3L
部活やアウトドア、屋外作業など大量のお茶が必要な場合に便利な大型タイプ。熱湯OKで沸かしたてのお茶をそのまま入れられます。サイドと上部にハンドルがついていて、重くなってもしっかり持てます。
冷蔵庫のすきまで冷やしておいしいお茶を楽しもう
冷蔵庫のドアポケットがいっぱいのときも、横置きにして便利に使える冷水筒をご紹介しました。もしタテ置きしなくてもOKというなら、ドリンクサーバーも視野に入れてみてはどうでしょうか?
最近では、冷蔵庫で邪魔にならないドリンクサーバーが多数発売されています。
夏場は冷蔵庫の中がぎゅうぎゅうになりがちですが、あきらめずに空いたスペースを活用して、いつでも冷たいお茶を楽しみたいですね。
ここまで読んで、横置きにこだわらないという人は、「冷水筒セレクション」でもご紹介しています。ぜひご覧ください。