キッチン道具の担当者。元司書であることから、モノを買うときは納得するまで調べ尽くす性分。ハウジーではクラスコと一緒に100を超えるキッチン道具の比較や検証を実施。本当に気に入ったキッチン道具の紹介や「困った!」を解決する記事をお届けしていきます。
今までいろんなアイテムを比較検証してきたハウジーマガジン編集部員Uchida。人気の「折りたたみバケツ」を最近買ってみたところ、思った以上にマルチに活躍してびっくり! わが家での使い道を含めて、その魅力をくわしくご紹介します。
折りたたみバケツに変えてよかったこと
バケツは掃除や洗い物など色々なシーンで便利に使える一方、出番のないときに邪魔になりがち。さらに大きめのサイズとなると「あったら何かと便利そう」とは思うものの、収納場所がなくて買えずにいました。
そんなとき、周りからすすめられたのが、折りたたみバケツの「ソフトバスケット」。
一般的なポリバケツと違い、「熱可塑性(ねつかそせい)エラストマー」というゴムのようにやわらかく弾力性のある素材が使われています。使わないときは折りたたんで収納できるので「それなら問題なさそう!」 と、さっそく使ってみることにしました。
「折りたたみバケツ」は、しまう場所に困らないところがいい
何といっても、一番はこれ! 出番がないときは、洗濯機横にスッと存在感を消してスタンバイしていてくれるところ。大容量なのに置き場所を取らないのは何よりも魅力です。
ひもを通す穴もついているので、掛ける収納もできます。
「折りたたみバケツ」は、シンクにもぴったりなのがいい
普通の丸バケツだと高さがあるので周りにも水がはねやすくて気になりますが、これならシンク内に収まります。
以前、わが家では洗い桶(おけ)を断捨離しました。でも、何かと大きなものをつけ置き洗いする機会が多く、ないと不便だなと後悔する日々。これなら洗い桶の代用アイテムとしても使えそうです。
「折りたたみバケツ」は、排水穴つきなのがいい
正直、使う前は大容量のバケツなんてそんなに使う? と思っていました。でも使ってみたいという決め手になったのが「排水穴つき」というポイント。
大容量のバケツは使った後に水を流すのが思いのほか重労働だし、下手すると周りが水びたしになることも……。
でも、この折りたたみバケツは底面に排水のための穴がついていて、少量ずつ水を流せるんです。
というわけで、今まで使っていた普通のバケツにはない魅力がいっぱい。「もっと早く知って買っておけばよかった!」と思いました。
マルチに活躍!「折りたたみバケツ」のわが家での使い道
掃除や洗濯シーンで活躍するのはもちろん、実際に日々の生活で使ってみると「折りたたみバケツがあってよかった!」と思うシーンが意外とたくさんありました。
実際にどんなふうに使えるか気になる方もいらっしゃると思うので、わが家で主な使い道についてもご紹介したいと思います。
【折りたたみバケツ使い道1】靴洗いに
子どもの靴のサイズが大きくなるにつれ、普通のバケツでは狭くて洗いづらく感じることが。しかも子どもの小学校では「おうちの人と一緒に洗いましょう」という宿題が出る日もあり、洗い方を教えるなら手元がよく見える方がいいなと思っていました。
折りたたみバケツがあると……?
現在この上靴で21センチですが、大人の27センチの靴も余裕で入りました。つけ置くだけなら、何足かまとめて入ります。
【折りたたみバケツ使い道2】洗面所での洗濯に
今までは、洗面所のシンクに水をためて別洗いをしていました。
そういうときに困るのが「ちょっと手を洗わせてー」と家族に言われること。「ごめん、キッチンに行ってきて」みたいなやりとりが結構発生します。つけ置き洗いとか時間がかかるときは特に、家族からもブーイングが。
折りたたみバケツがあると……?
結構幅は取ってしまってますが、それでも少しどかせるといつもどおり手洗いに使えます。洗面所の排水口が詰まることも減りました。
また、普通の丸バケツだと水を流すときにも持ち上げるのが重たかったのですが、こちらは排水穴があるのでバケツ自体を持ち上げなくても水を流せます。
【折りたたみバケツ使い道3】キッチンでのつけ置き洗いに
鍋底(裏側)が焦げついたときや茶渋を取りたいとき、それに水筒やふきんの消毒……。意外とつけ置き洗いしたいシーンって多いんですね。特に鍋のように大きなものは洗い桶がないと結構大変。シンクに水をためる方法もありますが、シンクの素材的にNGな洗剤があるので困っていました。
折りたたみバケツがあると……?
鍋でもフライパンでもどんとこい!なサイズ感。特に年末の換気扇掃除など、どうしようかと毎年悩んでいたのですが、このサイズのバケツがあれば気軽にできます。コンロの排気口網もすっきり入りそうだと思いました。
【折りたたみバケツ使い道4】屋外での洗濯や洗車に
わが家の庭には外に水道があるのですが、水受けがついてないので基本はホースをつないで洗車か水やりくらいにしか使えません。「泥だらけになった靴や靴下なんかを、家に持ち込まずに外で洗えたらなあ」と常々思ってたのですが工事するまではちょっと……悩んでました。
折りたたみバケツがあると……?
思う存分、外でお洗濯できます。持ち手もついてるので、洗った後にランドリーバスケットのようにぬれた服を持ち運べるのも便利。洗車をするときも、バケツのある・なしでは効率が違います!
【折りたたみバケツ使い道5】窓周りの掃除に
窓周りの掃除にモップ付きのワイパーを使っています。とても便利なアイテムですが、バケツは必須。あまり小さいとヘッド部分を縦向きに入れることになるので、ちょっと洗いづらいなと思っていました。
折りたたみバケツがあると……?
コラボアイテムかと思うくらいに、ジャストフィット! 部屋の中でも周りに水が飛び散らず、窓掃除が楽になりました。
【折りたたみバケツ使い道6】植物のお世話に
ちょっとした植物を家の中で育てているのですが、室内で植物の植え替え作業をするときは、新聞紙を敷いて周りが汚れないようにしていました。霧吹きで水やりをするときも、周りの壁がぬれるので場所によっては気をつかうことも。
折りたたみバケツがあると……?
家の中での植え替え作業も、バケツを使えばお部屋を汚さずスムーズにできます。霧吹きでの水やりも、この中に入れれば周りがぬれる心配もありません。
ライフスタイルに合わせてマルチに使える折りたたみバケツ
それぞれの用途別にアイテムをそろえようと思うと物が多くなってしまいますが、マルチに使える生活グッズがあれば、少ないアイテムですっきりとした暮らしが叶います。
折りたたみバケツは収納にも困らないので、シンクで使うもの用とそれ以外で使うもの用とで2つのバケツを使い分けてもいいかもしれません。
今回ご紹介した以外にも、ベビーバスやペットのお世話にも便利に使えます。寒い時期なら足湯に使うのにもよさそう。色々な生活のシーンで活躍する、折りたたみバケツ。あなたの暮らしにも、ぜひ迎え入れてみませんか?