家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
毎日の洗濯に欠かせない洗濯ハンガー。数が多いと意外にかさばりますよね。取り出しやすいように出しっぱなしにしておくか、生活感を出さないために隠しておくか、意外に悩ましい洗濯ハンガーの収納。
そこで今回は、洗濯ハンガーの収納アイデアをいくつかご紹介します。自分のお家に合った収納スタイルを見つけてくださいね。
洗濯ハンガーの収納の決め方
洗濯ハンガーは雑然と収納しておくと、見た目がごちゃつくだけじゃなく、取り出すときにもからまってちょっとしたストレスになりますよね。
部屋干しなら気にする必要はありませんが、屋外に置く場合出しっぱなしにしていると直射日光や風にさらされ劣化してしまいます。洗濯ハンガーはどこにどのように収納するのが便利なのでしょうか?
【収納方法】吊るすorしまう?洗濯ハンガーはどうやって収納する?
洗濯ハンガーを収納する方法は、主に以下の2つ。
取り出しやすい場所に「吊るす」方法は、サッと取り出せるのでとても便利。ただ、この場合洗濯ハンガーを「見せて収納」することになるので、ごちゃついて生活感がでてしまう心配も。そうならずすっきりさせるためには、洗濯ハンガー自体を同じ色や種類のものに統一するようにしましょう。また「見せる収納」にする場合は、洗濯ハンガー自体が気に入ったデザインであることも重要です。
一方、洗濯ハンガーを見せないよう「しまう」方法も。洗濯ハンガーは生活感がでやすいアイテムなので、それを隠してすっきりさせたい人にぴったり。この場合、洗濯ハンガーがからまりにくいようなアイテムを選ぶとよいでしょう。
【収納場所】洗濯ハンガーをどこに収納する?
洗濯機から取り出すところから干す場所までの「動線」と家族分の洗濯を干すための「ハンガーの量」を考えて、どこにハンガーを収納するか決めましょう。
吊るす収納をするなら、洗濯機周りに収納するのが便利です。
もしハンガーの量が多くて洗濯機周りでは収まらないという場合は、洗濯物を干している場所の近く、例えばベランダの一角やベランダに通じる部屋に収納するのもひとつの手。ただし、この場合は隠して収納する方が、見た目もすっきりします。特にリビングに収納する場合は、インテリアとの相性も考えて選びましょう。
また、ベランダなど屋外に収納する場合は、風雨にさらされてハンガーが劣化するのを防ぐため、必ずフタのある収納ボックスに収納するようにしましょう。
洗濯ハンガーを【洗面所】に収納する場合のアイデア
洗濯ハンガーをどこに収納するか考える場合、第一候補はやはり洗濯機を置いている洗面所ですよね。
洗面所は、洗濯用品の他にも洗剤やタオルなどいろんなものを置いておきたい場所。かさばる洗濯ハンガーなどをスッキリ収納させられるかは重要な問題。ごちゃつかない収納にするために、必要のない洗濯ハンガーは整理して、最低限の本数にするとよいでしょう。
【アイデア1】洗濯機横に貼り付ける
洗濯ハンガーの量が少なければ、洗濯機にマグネットフックを取り付けて、そこに引っ掛けておくだけでもスッキリします。量が多いなら、洗濯機の側面を利用して洗濯ハンガーの収納スペースを作りましょう。
洗濯機の近くに洗濯ハンガーを収納しておくと、洗濯機から洗濯物を取り出してすぐにハンガーに掛けることができるので、洗濯物を洗面所や浴室で干すという人には特におすすめの方法です。
洗濯機に貼り付けて使えるマグネット収納用品はいろんなものが販売されていますが、1番にチェックしたいのが「どのくらいハンガーを掛けられるのか」という点。
バスタオル用、パーカー用のハンガーなど、通常の洗濯ハンガーとサイズが異なるものを使う場合、買ってから「入らない!」と後悔しないよう、横幅などもしっかり確認しておきましょう。
洗濯機横は目立たない場所とはいえ、洗濯ハンガーが丸見えになるのが気になる…という人は、半透明や真っ白のファイルボックスを使うのも手です。最近ではマグネットシートが付属され、洗濯機に貼り付けて使えるようなものも増えていますよ。
【アイデア2】洗濯機横やランドリーラックの隙間に置く
洗濯機横やランドリーラックにおけるファイルボックスのようなアイテムを使っても◎。スリムな設計のものを選べば、デッドスペースを有効活用できます。
この際、違う種類のハンガーを複数使っているなら、ボックスは分ける方がベターです。そうすると洗濯ハンガー同士からまる機会が少なくなります。
また上記のバッグのように、洗濯ハンガーがちょっと見えていてもあまり気にならないデザインのものを選んでも◎。このときもスリムなバッグを選ぶ方がよいでしょう。
【アイデア3】ランドリーラックに吊り下げる
同じく洗濯機周りのデッドスペースである洗濯機上を活用するのもおすすめの方法です。洗濯機上を収納スペースにするにはいくつか手段がありますが、洗濯機ラックと呼ばれるラックを設置すると、洗面所の収納スペースを大幅に増やすことができます。
ただし、洗濯機ラックは洗濯機周りに十分なスペースがないと設置できません。
もともと棚がある場合や、DIYで棚だけを作った、という人におすすめなのが、棚の下にぶら下げるという方法。画像のような棚に差し込んで使えるアイテムを使うもよし、DIYでハンガーバーを取り付けるもよしです。
ぶら下げすぎると棚に負担がかかるので、耐荷重には気を付けてくださいね。
【アイデア4】突っ張り棒を使って吊り下げる
画像のように突っ張り棚や突っ張り棒を使って、洗濯機上に収納スペースを作るという手もあります。
【アイデア5】ランドリーバッグにいれる
ランドリールームから干す場所まで間取り上少し離れているという人は、ハンガーを持ち運びしやすいものに収納しておくと便利。
1番オーソドックスなのはバッグ型の収納アイテムに入れること。主に洗濯物を入れて運ぶのに使うランドリーバッグは、洗濯ハンガーの持ち運びにも役立ちます。
また、以下のように洗濯ハンガーだけでなく洗濯小物をまとめて収納しておけるバッグもあります。
洗濯ハンガーのほかにもピンチハンガーや洗濯ピンチ、また洗濯ネットなどもまとめて収納できる便利なアイテムです。仕切りがたくさんついているので、洗濯ハンガー同士がからむ心配がないのもうれいしいところです。
ランドリーバッグは、使わないときにはコンパクトに畳めるものを選ぶとベスト。スリムな設計のものを選んで洗濯機横に引っ掛けて置くというのもひとつのアイデアです。
洗濯ハンガーを【リビング】に収納する場合のアイデア
普段から部屋干しをしている人は、リビングの空いたスペースや今は使っていない部屋に物干しスタンドを設置して洗濯物を干す、というケースが多いと思います。リビングなどのリラックス空間で、洗濯ハンガーを目立たず収納しておくにはどうすればいいでしょうか。
【アイデア6】インテリアになる収納ボックスに隠す
お部屋のインテリアを壊さない、おしゃれなボックスに隠しておくのも手です。画像のボックスは、リビングの棚やカラーボックスに入れて使えるインナーボックス。ホワイト、ブラウンといった定番色からピンク・ブルー・イエローといったハッピーカラーまでカラー展開が豊富。自分のリビングのテイストに合わせてコーディネイトできるアイテムです。
出し入れできるので、干したい場所にボックスのまま移動させればラクラクです。
【アイデア7】収納スツールに隠す
見映えという点から考えると、リビングの家具やインテリアの雰囲気に合った収納アイテムを用意できる方がよいですよね。例えば、座面の下が収納になっているようなスツールやベンチなどを選べば、リビングでも邪魔になることはありません。
収納できるスツールは種類も豊富なので、好きなデザインを選んで正解。ただ、洗濯ハンガーを入れるなら正方形のタイプではなく、縦長もしくは横長のものを選ぶとからまりにくくてよいでしょう。
【アイデア8】サイドテーブルに収納する
ソファ横などに置くサイドテーブル。最近ではテーブル下に収納スペースがあるものも発売されています。といってもいちいち机上を開ける必要がでてきますが、サイドテーブルとしても収納アイテムとしても使えて一石二鳥という意味ではおすすめ。室内干しはいつもリビングでしているというのなら、一考してみて。
【アイデア9】かごに入れる
カゴにいれるのもおすすめです。カゴは置いておくだけでインテリアになるので、ナチュラルインテリアが好きな人にはベストチョイス。洗濯物を干す場所に、洗濯ハンガーをいれたまま移動できるのもうれしい点。
洗濯ハンガーはどうしても生活感がでてしまうので、できれば写真のように、洗濯ハンガーをすっぽり隠せる高さのものを選ぶとなお◎。
【アイデア10】収納トートを使う
トートバッグを収納アイテムとして使うのもアイデアです。
トートバッグなら、洗濯物を干して空っぽになっている間、コンパクトに折りたためるというメリットも。また、持ち手がついているので、天気によって干す場所が違ってくるなら、持ち運ぶのにも便利。
リビングで使うなら、写真のようにインテリアとマッチするものを選んで正解。
【アイデア11】インテリアになるゴミ箱を使う
リビング用ゴミ箱を使うのもひとつの手です。リビング用ゴミ箱は、インテリア性が高いものが多いので、ごちゃつかず収納することができます。
もしゴミ箱を使うなら、スリムな設計のものを選ぶのがおすすめ。リビングは棚と棚、家電と棚など隙間ができやすい場所です。こういった隙間をうまく使えって、目立たないよう収納するとよいでしょう。
洗濯ハンガーを【屋外】に収納する場合のアイデア
リビングに収納スペースがないという場合や、そもそも屋外で洗濯物を干すという場合は、洗濯ハンガーの収納場所を屋外に作るという選択肢も。先ほどもご紹介した通り、洗濯ハンガーの劣化を防ぐために日光や風雨からしっかり守ることができる場所や収納アイテムを選ぶことが大切です。
【アイデア12】屋外用ゴミ箱に隠す
ベランダやガレージなどの屋外に置いてもOKな収納アイテム、となると限られますが、1番手っ取り早いのは屋外用ゴミ箱を使うことです。収納力もバッチリで、フタもしっかり閉まるので激しい雨風からも洗濯ハンガーを守ってくれます。
【アイデア13】アウトドア用コンテナに隠す
アウトドア派なら、普段使わないアウトドア用コンテナに洗濯ハンガーを入れておくとというのもおすすめです。中にはベンチの代わりになるモノもあるので、一石二鳥です。
屋外で使えるおすすめの収納アイテムは別の記事でまとめていますので、ぜひこちらも参考にしてください。
使いやすい場所に収納して洗濯をラクに
どこに洗濯ハンガーを置いておくと便利かは、お家の間取りによって異なります。
- 洗濯物の量
- 洗濯機周りに置きたい小物
- 室内に干すことが多いのか室外で干すことが多いのか
- 洗濯機から干す場所までの動線や間取り
をもう一度よく考えた上で、上記のアイデアを参考にしてみてくださいね。
この記事が、自分にとっての「ベスト収納」を見つけるきっかけになれば幸いです。