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一生ものを見つけよう。鉄フライパンのおすすめ12選
「鉄フライパン」というとメンテナンスや扱いが難しい……というイメージがあって、ちょっと敬遠されがちかもしれません。でも鉄フライパンは使い慣れれば一生モノにもなり、他の素材のフライパンにはない魅力がいっぱい。
そこで今回は、鉄フライパンの魅力やおすすめのアイテムをご紹介します。最新の人気ランキングもありますので、ぜひ最後まで見てください。

使って分かった!鉄フライパンの魅力
「育てる」という表現が使われるほど、長く愛用する人も多い鉄フライパン。まずは実際に使ってみて実感した鉄フライパンの魅力をご紹介します。

【魅力1】食材がおいしく仕上がる
鉄フライパンの最大の魅力は、食材をおいしく調理できること。熱伝導率が良く強い火力で一気に調理できるので、お肉はうまみを閉じ込めてジューシーに、野菜はシャキシャキに仕上がります。
実際に鉄フライパンを使ってみると、鉄板に食材をのせたときの熱気やジュウジュウとおいしそうに焼ける音、油がはじける様子など、調理中から本格的な雰囲気を楽しめました。
またこんがりとおいしそうな焦げ目がつくのも鉄フライパンの特徴。見た目にも食欲をそそるごちそうが、焼くだけで手軽にできるのも魅力です。
【魅力2】買い替えのストレスがない
表面がコーティングされたフライパンは定期的に買い替えが必要です。買い替え時には、次にどんなフライパンを買うかや、古くなったフライパンを捨てるタイミングなど、迷ったり悩んだりすることがストレスになることも……。
その点、鉄のフライパンは上手に付き合えば一生使い続けられるほど耐久性がよいアイテム。だから買い替えのストレスからも解放されます。
ひとつのフライパンを長く愛着を持って使い続けられるのも鉄フライパンのメリットです。
鉄フライパンを選ぶときはここをチェック
使いやすい鉄フライパンを選ぶためはチェックしておきたいポイントがあります。買ったけどいつの間にか引き出しの奥にしまったままになっている……ということにならないためにも、選ぶときのポイントを確認しておきましょう。
【1】家族の人数は?「サイズ」をチェック
1~2人前の調理なら18~24cmくらいのサイズがおすすめ。26cm以上あるとハンバーグを4つ並べて焼ける大きさなので家族分の調理に便利です。
【2】使い勝手は?「重さ」をチェック
鉄フライパンの場合、大きさと一緒に必ずチェックしておきたいのが重さ。鉄は重い素材なので、大きなフライパンになると、あおったり片手で持ち上げたりするのが難しくなる場合があります。洗うときや出し入れするときなど、調理以外のシーンも思い浮かべながら、自分が扱える重さかどうかを確認しておきましょう。
【3】直接つかめる?「取っ手」の素材をチェック
取っ手は金属製の場合と、木製や樹脂製など金属以外でできている場合があります。
木製や樹脂製の持ち手の場合は、調理中に直接つかんでも熱くないので安心。ただ長く使っているうちに取り付け部分がゆるんでとれてしまうことがあるので注意が必要です。
金属製の持ち手の場合は熱くなるので、ミトンやふきんなどを使ってつかむ必要があります。同じ金属であっても握りやすいよう柄だけステンレス製のものや持ち手が長くなっているものもあります。
【4】熱源は?「IH対応」かをチェック
家のコンロがIHの場合は、鉄フライパンがIH対応かも確認しておきましょう。ガス火専用の鉄フライパンは、そもそもIHコンロでは使えないので必ずチェックが必要です。
【5】初めて使うときは?「空焼き」「油ならし」が必要か
鉄フライパンは買ったあと、そのまますぐに使い始められないのが基本です。必ず、サビ止め用のコーディング剤を焼き切る「空焼き」と油膜をはるため油をなじませる「油ならし」という作業が必要です。
>>使い始めはどうする?鉄フライパンの「空焼き・油ならし」の方法
この面倒な作業がいらないフライパンも最近は発売されています。そんなに難しい作業ではありませんが、「ちゃんとできるかな」と不安なら、「空焼き」「油ならし」が不要なものを選ぶとよいでしょう。
お気に入りを見つけよう。鉄フライパンのおすすめ12選
それでは、鉄フライパンのおすすめを紹介していきます。自分が使いたい場面に合わせて選んでみてくださいね。
初心者が持つ最初の1本におすすめの鉄フライパン

使いやすい鉄フライパン
使いやすい鉄フライパン
職人が一つひとつ、本体を700度近くなるまで焼き入れ油をなじませる「ハードテンパー加工」を施しています。そのため使い始めの「空焼き・油ならし」が不要で、届いたらサッと洗ってすぐに使えるのがうれしいポイント。持ち手は、握りやすく熱くなりにくいので初心者にも安心です。人気ランキングでも1位に輝いたシリーズです。
「油ならし」がいらない鉄フライパン

鉄匠
鉄匠
鉄鍋につきものの、焦げ付きやすい、サビやすいという短所を解消した鉄フライパンです。本体には窒化処理が施されているのでサビが発生しにくくなっています。空焼きと油ならしの必要がなく、調理後に油をなじませる作業も不要なので、手間なく気軽に使えます。
軽く扱いやすい鉄フライパン

スゴ軽 槌目鉄深型フライパン
スゴ軽槌目鉄深型フライパン
フチに向かって薄くする仕上げで軽量化を実現した鉄フライパンです。本体には槌目(つちめ)加工を施し、熱ムラが少ない仕様。チャーハンのようにフライパンをあおる料理のほか、お肉をじっくり焼いたり高温での炒め物にもぴったりです。手軽に使えるのが人気で、ランキング3位に入賞しているアイテムです。
焦げ付きにくい鉄フライパン

ビタクラフト「スーパー鉄」
ビタクラフト「スーパー鉄」
船舶や航空機に使われる加工技術を応用した、ビタクラフト独自の「窒化4層加工」。この加工によりサビにくい強靱な鉄フライパンになっています。ハンドルは持ちやすくて熱くなりにくいステンレス製。面倒なお手入れも不要で手軽に本格調理が楽しめます。

ファイバーライン加工鉄製フライパン
ファイバーライン加工 鉄製フライパン
内面に細かい凹凸を施したファイバーライン加工で、食材と鍋の間に油が回りこげつきにくくした鉄フライパンです。油なじみが早く調理の時短になる上、食材の旨味をしっかりと引き出します。
こだわる人におすすめ、本物志向の鉄フライパン

「デバイヤー」ミネラルビーエレメント
「deBUYER デバイヤー」ミネラルビー エレメント
フランス創業の老舗調理器具メーカー、デバイヤー社製の鉄フライパンです。熱ムラが少なく素材のうまみを生かした調理が可能。ハンドルと本体のバランスがよく見た目が美しいのも魅力。デザインと機能性を両立した逸品です。
IH対応で使いやすさ抜群の鉄フライパン

ネオキャスチールフライパン
ネオキャスチールフライパン
こだわりの鉄で本格的な高温調理ができる鉄フライパンです。ガス、IHはもちろんオール熱源に対応。持ち手は樹脂に天然木を貼り合わせ、デザイン性と機能性を兼ね備えています。取っ手には穴がついているので吊り下げ収納が可能。お手入れで油を塗ったあと引き出しの中にしまいたくない人にもおすすめです。売上ランキング2位入賞の人気アイテムです。
燕三条の職人が作った鉄フライパン

「郷技」木柄フライパン
「郷技」木柄フライパン
金属加工で有名な新潟県燕三条の職人が丹精こめて作った鉄フライパンです。熱まわりのよい鉄にエンボス加工が施されているので、鍋全体に均一に熱が伝わり料理が素早く仕上がります。食材がくっつきにくいのも特徴。使うほどに職人の技を堪能できる一本です。

「匠」マグマプレート
「匠」マグマプレート
日本製の高品質鉄材を使用した鉄フライパンです。内側と外側の細かい凹凸を付けた「マグマプレート」を使用。凹凸による広い表面積と高い熱伝導率で食材の奥までしっかりと熱が伝わり、旨味を閉じ込めた調理が可能です。また凹凸があることで食材に接する面積が少なくなり、焦げ付きにくくなっています。
デザインと機能性を両立した一生ものの鉄フライパン

柳宗理フライパン
柳宗理 フライパン
工業デザイナー柳宗理デザインの鉄フライパン。フライパンの両面に細かな凹凸を施したマグマプレートを採用していて、油なじみがよくこびりつきにくくなっています。さらに油を切ったり汁物を移し替えやすい独特の形で、愛用者が多い逸品です。
一人暮らしにおすすめの鉄フライパン

鉄匠
鉄匠 20cm
一人暮らしにおすすめの20cmサイズ。空焼きと油ならしが不要ですぐに使えます。焼き物や炒め物はもちろん、深さがあるので油を多く使った揚げ焼きなど、いろいろな料理に重宝する鉄フライパンです。

おなべのような鉄フライパン
おなべのような鉄フライパン
「焼く・炒める・揚げる」調理がこれひとつでできる深型の鉄フライパンです。深さは約7cmで深めの設計なので、揚げ物をしても油が飛び散りにくく、少ない油でカラっと揚がります。一人暮らしで使いやすい小さめのサイズです。
【番外編】2022年売れ筋ランキング
おすすめアイテムから選べないというなら、売れ筋の鉄フライパンから選んでみるのもひとつの手です。手軽に使いやすいものから本格調理ができるプロ仕様のものまで、人気のアイテムがランクインしています。ぜひ、鉄フライパンを選ぶ際の参考にしてください。(リビングート楽天市場店調べ)
1位:使いやすい鉄フライパン
「初心者が持つ最初の1本におすすめ」でもご紹介。空焼きと油ならしをする必要がない鉄フライパン。
>>アイテムを見る
2位:ネオキャスチールフライパン
ガス、IHはもちろんオール熱源に対応した鉄フライパン。
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3位:スゴ軽 槌目鉄深型フライパン
軽いので鍋振りが楽にできて疲れない鉄フライパン。
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4位:「郷技」 木柄炒め鍋
燕三条の職人が丹精こめて作った鉄フライパン。
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5位:「匠」マグマプレート
日本製の高品質鉄材を使い、食材が焦げ付きにくい凹凸加工をほどこした鉄フライパン。
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6位:鉄職人
深型タイプで揚げ物にも最適な鉄フライパン。
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7位:鉄職人 鉄製フライパン
オール鉄製で頑丈なプロ仕様の鉄フライパン。
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8位:ビタクラフト「スーパー鉄」ウォックパン
ビタクラフト独自の加工で錆びにくい鉄フライパン。
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9位:おなべのような鉄フライパン
天ぷら鍋や炒め物など幅広い用途に使える深型タイプの鉄フライパン。
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10位:柳宗理マグマプレート
「一生ものの鉄フライパンのおすすめ」でもご紹介。注ぎやすい独特の形をした、柳宗理デザインの鉄フライパン。
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鉄フライパンを使うときの4つの極意
手をかければかけるほど、油がなじみ使いやすくなる鉄フライパン。初めて使うときには「空焼き」「油ならし」の作業が必要ですが、そのほかにも毎回の使用前や使用後の取り扱いで注意したいポイントを4つ説明します。
【極意1】使用前に油返しをする
「油返し」は鉄フライパンの表面に油をなじませ全体の温度を均一にするために行ないます。調理前には、熱した鉄フライパンに油を入れてなじませる油返しをすることで、焦げ付きを防いで調理することができます。
【極意2】使用後はぬるま湯で洗う
使用後は基本的には洗剤を使って洗うのはNGです。洗剤を使うとせっかくなじませた表面の油が流されてしまうので、ぬるま湯とたわしを使って汚れを落とすようにしましょう。
焦げがついてしまったときは、フライパンに水を入れて沸騰させ、汚れをゆるませると落ちやすくなります。
【極意3】濡れたまま放置しない
鉄フライパンは水気に弱いので、濡れたまま放っておくとサビの原因になります。調理をしたあともソースやたれなどが残ったまま放置しておくのはよくありません。できるだけすぐに洗うようにしましょう。
洗ったあとは火にかけてしっかり水分を飛ばしておくのも、サビさせないための秘訣です。
【極意4】油を塗って保管する
最後に、フライパンの内側と外側に油を塗って保管しましょう。シンク下など湿気の多い場所に収納する場合は外側にサビが浮いてくることもあるので、鉄部分の全体に油を塗っておくのがおすすめです。
これらは、鉄フライパンを使う上で必要になる一般的な方法です。鉄フライパンにはさまざまな種類があるので、付属の取扱説明書をよく読むことも忘れないでくださいね。
鉄フライパンでワンランク上の料理を楽しもう
いかがでしたか?
丁寧に使えば一生ものにもなる鉄フライパン。お手入れも習慣化してしまえば、手間に感じることも少なくなります。
鉄フライパンを育てて、ぜひワンランク上の格別な料理を楽しんでくださいね。