輸入雑貨店での販売経験をもつ、Webライター。 北欧のスローライフに興味があり、北欧式整理収納プランナーの資格を取得しました。インテリアや収納、ライフスタイルなど、心地よい空間づくりのヒントを発信。 現在のモットーは「背伸びしすぎない、ていねいな暮らし」です。
すぐにサイズアウトするため数が増えやすく、色や形がバラバラな子供の靴。
「収納スペースが足りない」「脱ぎ散らかして玄関が、いつもゴチャゴチャ」と、お悩みの方は多いでしょう。
子供が自分で片付けられる靴収納を目指すなら、出し入れのしやすさが大切です。
特に玄関は、人の出入りが多い場所。
グッズを取り入れるときは、スッキリとした見た目も意識したいですね。
この記事では、子供が出し入れしやすい靴収納のポイントやアイデア、おすすめアイテムをご紹介します。
子供の靴にまつわるよくあるお悩み
大人の靴に比べて、子供の靴は種類やサイズが多く、お悩みもいろいろ。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- 運動靴やサンダル、長靴、よそ行きの靴など種類が多く、収納方法に悩む。
- サイズが小さくカラフルなので、ゴチャゴチャして見える。
- サイズアウトするペースが早いため、量が増えがち。
- お下がり用に取っておきたい靴もあり、収納スペースに余裕がない。
子供靴の収納を考えるときのポイント
子供の靴収納を考えるときは、「いらない靴がないかチェックする」ところから始めましょう。
サイズアウトしているけれどキレイな状態の靴は、知人に譲ったりフリマアプリに出品したりするのが、おすすめ。
後ろめたさを感じずに手放せます。
靴が入っていた箱をとっておくと、お下がり用をまとめておくのに便利です。
底がすり減っていたり、汚れがひどかったりして譲れる状態ではない靴の場合は、思い切って処分しましょう。
手元に残った靴は以下の4つのポイントを意識しながら収納してみてくださいね。
1.「出し入れのしやすさ」が大切
子供の靴収納で一番大切なのは、出し入れのしやすさです。
片付けるときに少しでも手間が掛かると、子供が自分で元の場所に戻してくれず、玄関が散らかる原因につながります。
散らかりを防ぐには、ワンアクションで出し入れできる収納が理想的。
毎日履く靴は下駄箱の中ではなく、玄関に出しっぱなしにしておくのが良いでしょう。
どうしても靴箱にしまいたい場合は、身長に合う低めの位置に収納したり、必要ならラベル付けをしたりするなど、取り出しやすい工夫を考えてみてくださいね。
2.湿気がこもらないよう「通気性」を意識
靴収納を考えるときは通気性の良さも重要です。
長い時間履いた靴は湿気がこもりやすく、放っておくと、嫌なニオイやカビの原因にもつながります。
収納場所やアイテムを考えるときは「乾燥」させることを心がけましょう。
特に、靴箱の中のように密閉されたスペースにしまう場合は、しっかりと湿気対策をおこなう必要があります。
乾燥剤・重曹の使用や、たまに扉を開けて風を通すなど、ご家庭に合った方法を見つけてくださいね。
おすすめのニオイ・カビ対策アイデア
ニオイやカビ対策として、重曹を入れた空き瓶に、ハギレでふたをして靴箱に入れておくという方法があります。
手軽に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
3.キレイな状態を保ってやる気アップ
靴は、砂やホコリなどで汚れやすいもの。
外遊びの多い子供が使うとなると、なおさらです。
収納方法を考えるときは、掃除しやすさも大切。
家事の負担を減らせますし、キレイな状態をキープすることは、子供の片付けに対するモチベーションにもつながります。
靴を浮かせて収納できるアイテムや、お手入れしやすい素材・デザインを意識して選びましょう。
4.成長に合わせて収納方法も見直す
子供の成長やライフスタイルの変化に合わせて、収納方法も見直しましょう。
子供の靴収納のステップ例
STEP1
靴を揃えることを習慣化
玄関や靴箱の定位置にシールで目印を付け、靴を揃えることを習慣付ける。
STEP2
収納ラックに戻す
靴を脱いだら、玄関に置いている収納ラックに戻す。
STEP3
1足以外は靴箱に
玄関に出しっぱなしにするのは1足のみ。他は靴箱にしまう。
収納アイテムを取り入れる場合は、長く使えるかどうかも意識して選ぶと良いでしょう。
靴の量に合わせて調整できる伸縮式のラックや、雑誌や植物ラックなど他の用途に使えるものなら、長い間活用できます。
玄関の靴箱の中に収納する場合のアイデア
子供の靴を下駄箱に収納する場合、できるだけ手間が掛からない方法を考えましょう。
玄関に出しっぱなしにするよりも、出し入れの工程が多くなりやすいので、面倒に感じさせない工夫が必要です。
100均の収納グッズなどを活用すれば、簡単に片付けやすい環境が手に入りますよ。
コの字ラックなら出し入れ簡単
コの字ラックを使った収納は、ワンアクションで出し入れできるのが魅力的。
空いてしまいがちな上のスペースを活用できるので、収納にゆとりが生まれます。
「靴箱がギュウギュウ詰めで取り出しにくい」という場合に、ぴったりです。
ケース・ボックスは使い分ける
100均で購入できるプラスチックのケースやボックスを使って、子供の靴を収納しても良いでしょう。
種類が豊富なので、使用頻度や目的に合ったタイプを選ぶのがポイントです。
ふた付きのケース・ボックス
砂やホコリを防げるので、たまにしか履かない靴の収納に向いている。
ふたを閉めれば、上に積み重ねられる。
ふた無しのケース・ボックス
ふたを開け閉めする手間がないので、普段使いの靴を入れるのに、おすすめ。
透明タイプのケース・ボックス
ラベル付けなどをしなくても、中身が一目で分かる。
圧迫感がなくスッキリして見える。
色付きタイプのケース・ボックス
カラフルな靴を目隠しすれば、生活感をカバーできる。
ラベル付けする必要がある。
ウォールポケットで扉裏が収納スペースに
靴箱の扉裏スペースに余裕がある場合、透明のウォールポケットを取り付ければ、簡単に子供専用の収納スペースが完成します。
ポケットに入れるため、靴底の砂やホコリが靴箱に落ちないのも嬉しいポイント。
靴のサイズに対して、一回り大きめのポケットを選ぶと出し入れしやすいですよ。
立てて収納すればコンパクト
子供の靴をなるべくコンパクトに収めたいなら、立てて収納できる「シューズケース」がおすすめ。
一足取り出しても他の靴が倒れない仕切り付きタイプが、おすすめです。
100均のシューズケースや手づくりも
100均でも購入できるシューズケースもありますし、ファイルボックスなどを使っても良いですね。
気に入ったボックスに仕切りがなければ、牛乳パックなど家にあるもので代用してもOKです。
牛乳パックで作る収納ケースなら、汚れたときに捨てられるので、気兼ねなく使えますよ。
子供でも使いやすいシューズラックのおすすめ5選
玄関は人の出入りが多く、来客の目にも触れやすい場所。
子供が片付けやすいだけでなく、見栄えにもこだわりたいですよね。
シンプルなデザインで、使いやすいシューズラックを5つピックアップしました。
収納アイテムの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シンプルで使いやすい【山崎実業 伸縮シューズラック】
伸縮式のシューズラックは、下駄箱や靴のサイズに合わせて幅を調節できるのが魅力です。
取り入れるだけで、収納力が2倍にアップ。
上部にできたスペースを無駄なく使えます。
靴箱の中に入れても良いですし、玄関に出しっぱなしにして、よく履く靴の収納にするのもおすすめ。
奥行きが狭く、スッキリとしたデザインなので、お手入れも簡単です。
デッドスペースを活用【山崎実業 浮かせる伸縮シューズラック】
靴箱に差し込むだけで空いたスペースを活用できる、シューズラックです。
「毎日履く靴は出しっぱなしにしておきたいけれど、ゴチャゴチャして見えるのは困る」という方におすすめ。
靴箱の下なので視界に入りづらいですし、浮かせることでスッキリ見えます。
床掃除するときに、靴を持ち上げたり移動させたりする必要がなく楽々です。
外遊びグッズも一緒に収納【山崎実業 キャスター付き 玄関収納】
こちらのラックは子供の靴だけでなく、ボールやラケットといった公園グッズもまとめて収納できます。
仕切り板は動かせるため、入れるアイテムに合わせて調節可能。
子供の成長に合わせて、長く使えるのが嬉しいですね。
サイドにはフックが付いており、ヘルメットや帽子を吊り下げられて便利。
キャスター付きなので、玄関の掃除もスムーズにおこなえます。
省スペースに置ける【ライクイット シューズラック3段】
玄関のスペースが限られている方には、こちらのシューズラックがおすすめです。
段が斜めになっているので、奥行わずか17.5cmと省スペース。
複数買って、横に並べて使っても良いですね。
ふたや扉がなく、ワンアクションで取り出せるのもポイント。
一番上の段は子どもの長靴やブーツを収納するのにぴったりです。
シューズラックとして使わなくなったら、マガジンラックとして雑誌をディスプレイすることもできます。
ホコリや汚れから守る【SIMPDIY シューズボックス】
「たまに履く靴は、なるべくホコリや汚れを避けて収納したい」という方に最適な、シューズボックス。
靴箱の中に入れても良いですし、そのまま玄関に置いて使っても良いですね。
積み重ねられるため、靴が増えても安心です。
透明なので、目当ての靴が一目で分かるのが嬉しいポイント。
ラベル付けをする手間を省けます。
指を掛けるための穴が開いているため、通気性もバッチリです。
SIMPDIY シューズボックス・ケース (透明 12個セット)
片付けが面倒にならない仕組みを目指そう
この記事では、子供が自分で靴を出し入れしやすい収納のコツやアイデア、おすすめ収納アイテムなどをご紹介しました。
収納を考える時は、片付けが面倒にならないよう、子供目線の仕組みづくりが大切です。
親が自分だけで考えず「使いにくいところはない?」と本人に聞いてみるのも、おすすめ。
その子に合った収納方法を見つけてあげてくださいね。