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甘酒

初めてでも簡単!炊飯器やステンレスボトルで甘酒を作る方法や保存方法を解説

家事のコツ

甘酒と聞くとイメージするのは、酒粕から作られたアルコールの甘酒や、米麹から作られたノンアルコールの甘酒(以下、甘酒)のどちらかではないでしょうか?

甘酒は別名「飲む点滴」と呼ばれるほど、栄養価が高く、子どもからご年配の方まで飲むことができる発酵食品として、近年注目を浴びています。

そんな甘酒ですが、実はお家で簡単に作れることを知っていましたか?
今回は誰でも簡単にお家で甘酒を作る方法をご紹介します。

コンビニなどの商品開発業務に従事し、食の大切さに気づく。双子の男の子を育てながら、「食べ方」と「出し方」、ゆるいナチュラル生活の実践の仕方をお伝え中。

日本の伝統的な発酵食品「甘酒」の効能とは


甘酒にはさまざまな栄養素が含まれています。
代表的なものはブドウ糖やオリゴ糖、体の中で作ることができない必須アミノ酸、三大栄養素1のエネルギー代謝をサポートするビタミンB群、現代人が不足しがちな食物繊維など。

加えて、麹菌が出す酵素の種類が多いため、甘酒は消化・吸収に負担をかけずに摂り入れることができるのでおすすめなのです。

甘酒の主な効能についてさらに詳しく見ていきましょう。

腸が元気になって便秘解消

甘酒には、腸内にすんでいる善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれています。
オリゴ糖が善玉菌を増やしてくれることで、腸内環境を整えてくれるのです。

加えて、水溶性と不溶性の両方の食物繊維が豊富に含まれています。
水溶性の食物繊維は腸内の善玉菌を増やすだけでなく、体にとって不要なものを包み込んで外に排出してくれます。
不溶性の食物繊維は水分を含んで膨らむことで、腸を刺激して便通を促してくれます。

オリゴ糖と食物繊維の両方を含んでいる甘酒は腸内環境を整えて、便秘を解消してくれることが期待できるのです。

ダイエットの救世主

甘酒の20%はブドウ糖で構成されています。
ブドウ糖は脳にとって唯一のエネルギー源であるとともに、素早く体に吸収されるため、低血糖時の素早いエネルギー補給にも最適とされています。

また、吸収が素早いため、少量でも満腹中枢が刺激されることで食べ過ぎを抑えてくれるのです。

加えて、たくさん含まれている酵素の中には、脂肪を分解・吸収するリパーゼという酵素が存在します。
これは吸収することでエネルギーが作られて、皮下脂肪や内臓脂肪を燃焼させてくれるので、脂肪の蓄積を抑えることが期待できます。

美肌効果

甘酒に多く含まれるビタミンB群は、単独で動くよりも、みんなで助け合いながら働くことで、効果が期待できる栄養素でもあります。
その中でも、ビタミンB2やB6などが豊富に含まれていることで、三大栄養素の代謝をサポートしたり、皮膚や粘膜を健康にしたりします。

また、腸内環境が整うことで、体の中に不要なものも基本は便や尿として排出されるので、皮膚が不要なものの出口として使用されることがなく、美肌効果も期待できるのです。

自家製甘酒の作り方はいろいろ


いろいろな効能が期待できる甘酒ですが、実はお家でもさまざまな方法で手作りすることができるのです。

麹菌の持っている酵素が、お米のでんぷん質を糖化することによって、甘酒は作られます。
この「糖化する工程」を加えることで甘酒は甘くなり、子どもにとっても飲みやすくなります。

そして、麹菌の酵素がしっかり働いてお米のでんぷん質を糖化させるためには、

温度:60度
時間:8時間

上記の環境を準備することが必要です。

お家で甘酒を作るときに必要なものは?

一般家庭内で、甘酒を作る環境を簡単に整えることができるものには、

  • 炊飯器
  • ステンレスボトル(保温ボトル)
  • ヨーグルトメーカー

などがあります。

米麹とお水を用意したら、後はほったらかすだけで、簡単に自家製甘酒ができてしまいます。

こちらの記事ではお家で自家製甘酒を作りたい人向けに、「炊飯器」と「ステンレスボトル(保温ボトル)」で甘酒を作る方法をご紹介します。
これらを持っているという人は、ぜひ甘酒を作ってみてください。

炊飯器で甘酒を作る方法&手順

「ヨーグルトメーカーが家にない」
「ステンレスボトルのニオイ移りが気になる」
そんな方にもおすすめなのが、どのご家庭にもある炊飯器を使用して甘酒を作る方法です。

< 材料 >

  • 米麹…200g
  • 水…300cc~400cc
  • 炊飯器
  • 濡れ布巾、タオル

※用意する水の分量は使用する麹によって吸水率が異なるので、様子を見ながら調節するようにしてください。
※「米麹:水=1:1.5~2.0」の比率で、炊飯器の大きさや作りたい量に合わせて、量は調整してください。

それでは作り方を見ていきましょう。

< 作り方 >

1.米麹に固まりがある場合、手でほぐしておく。

2.炊飯釜に米麹と水を入れて、よくかき混ぜる。

3.炊飯器のフタをしめずに、濡れ布巾もしくはタオルをかける。

 炊飯器を使うときの注意点
最近の炊飯器は、保温力が高いので、完全にしめてしまうと温度が上がりすぎて、発酵が上手くいかなくなってしまいます。

4.炊飯器の「保温」ボタンをおす。

炊飯器を使うときの注意点
ここで間違えて「炊飯」ボタンを押さないように注意しましょう。温度が上がりすぎてしまいます。

5.4時間後に、一度フタをあけてかき混ぜる(この一手間を行うことでより美味しくなります)。

6.8時間経ったら保存容器に入れてできあがり。

ステンレスボトル(保温ボトル)で甘酒を作る方法&手順

こちらではステンレスボトルを使った甘酒作りについてご紹介します。
ステンレスボトルはヨーグルトメーカーなどと違い、多くのご家庭にあるものだと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

< 材料 >

  • 米麹…100g
  • 水…150cc~200cc
  • ステンレスボトルもしくは魔法瓶…1個
  • 温度計…1個

※用意する水の分量は使用する麹によって吸水率が異なるので、様子を見ながら調節するようにしてください。

それでは作り方を見ていきましょう。

< 作り方 >

1.米麹に固まりがある場合、手でほぐしておく。

2.お鍋に水を入れて火にかける。

3.65度付近になったら、米麹を加える。
そのまま火にかけて、約65度になるまで火にかける。

4.65度になったら火を止めて、ステンレスボトルに移す。

5.温度が下がり過ぎると糖化が進まないので、4時間後に一度中身を鍋に戻して火にかける。
そしてもう一度65度まで温度を上げる。

6.温度が65度になったら、もう一度ステンレスボトル中身を移して、さらに4時間放置する。

7.8時間経つと麹の粒が柔らかくなるのでできあがり。

自家製甘酒の保存方法と飲みやすくする工夫

手作りした甘酒はどのように保存しておけばよいのでしょうか。
こちらでは甘酒の保存方法と保存期間、飲みやすくする工夫をご紹介します。

甘酒は「冷蔵」か「冷凍」で保存

甘酒を保存する際は、冷蔵もしくは冷凍で保存しましょう。
それぞれの保存方法はこちら。

甘酒を冷蔵で保存する

冷蔵で保存した場合の保存期間の目安は、

  • 火入れをした場合…約1ヶ月
  • 火入れをしない場合…約1週間

となります。
火入れは、加熱してひと煮立ちさせることです。
ひと煮立ちさせることで保存性が高まります。

ただし、ひと煮立ちするとせっかくの発酵や酵素の働きが失活してしまいます。そのため、栄養価を重視する場合は火入れしないで保存する方がおすすめです。

甘酒を冷凍で保存する

冷凍保存した場合は、約3ケ月は保存可能です。
冷凍やけしてしまうと風味が落ちてしまうので、できるだけ早くいただくのがおすすめです。


冷凍する時のポイントは、1回の使用量で小分けして冷凍してあげることです。
製氷皿やジップロックの保存袋で平らに薄く冷凍して、割って使用できるようにするのもよいでしょう。

解凍する時は、電子レンジを使用しないようにしましょう。
電子レンジを使用すると発酵や酵素の働きが失活してしまうので、冷蔵庫内で自然解凍してあげるとよいでしょう。

飲みやすくするならペースト状に

手作りした甘酒は、ペースト状にすることで飲みやすくすることができます。
ミキサーやブレンダーにかけて、なめらかなペースト状にしてみましょう。


コップに注いだときの見た目はこれくらい変わります。

甘酒ライフ始めてみませんか?

自家製甘酒は麹だけを手に入れることができたら、簡単に作ることができる体に優しい飲み物です。
朝食代わりに取り入れたり、料理の時に砂糖の代わりに使用したり、いろいろな活用方法もあるのが甘酒の特徴です。

まずは一度作ってみて、甘酒のある生活を楽しんでみてはどうでしょうか?

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