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ガラスボウルでサラダ作り

1つで3役こなす万能アイテム!耐熱ガラスボウルを使い倒す方法

キッチン

ステンレス、プラスチック、ホーローなど様々な素材のあるボウルですが、万能に使えておすすめなのが耐熱性のガラスボウルです。
耐熱ガラスボウルなら、下ごしらえも、調理も、さらに器としても使うことができるからです。

今回は万能アイテム、耐熱ガラスボウルを使い倒す方法をご紹介します。メリットを最大限活かしたレシピも紹介しますので、これから一人暮らしをする方やキッチンに眠らせてしまっている方は参考にしてみてくださいね。

幼いころから「つくること」全般が好きで調理師、ハンドメイド作家に。ハウジーでは主婦の負担になりがちな毎日の料理を楽しめるよう、ちょっとしたヒントをお伝えします。また「大人の食育」に直結する料理のおもしろさをシェアしたい!北海道での菜園づくりや調理の工夫はブログとインスタグラムでも発信しています。

混ぜるときも焼くときも!ボウル1つでパウンドケーキが作れる

ガラスボウルは重さがあるので混ぜるときに安定すること、また金属のボウルで時々ある、泡立て器で削れた金属片が混入する心配がないというのもいいところです。
耐熱ガラスのボウルで「ワンボウルケーキ」を焼いてみましょう。

材料を混ぜるところからケーキの焼き上がりまで、ボウルひとつでできるという、手間なしレシピです。

皿にのったケーキ

材料(中サイズ 直径21.5cmのボウル1個分)

  • バター 150g
  • 砂糖 120g
  • 卵 2個
  • 小麦粉 150g
  • レーズンやくるみ お好みで

ポイントは、油の分量が多めの「パウンドケーキ」のレシピで作ること。
オーブン紙を敷かなくてもきれいに取り出すことができます。

ボウルでケーキの生地を混ぜる

1.分量のバターをボウルに入れ、電子レンジに10秒かけて柔らかくします。

2.泡立て器でバターを混ぜ、白っぽくなってきたら砂糖を加えてすり混ぜます。

卵と粉を加えて混ぜる

3.卵を加えてさらに混ぜます。

4.ふるった小麦粉を加え、ゴムベラを使って切るようにして混ぜます

オーブンで焼き上げたところ

5.最後にボウルのふちに付いた生地をきれいにします。

6.レーズンやくるみをふりかけ、そのままオーブンへ。180度で40分前後焼いたらできあがり。

<<耐熱ガラスなら生焼けもこわくない!>>

表面が焦げてきたけど中がまだ焼けていないというとき、耐熱ガラスなら電子レンジで再加熱することが可能です。電子レンジは中心部から火が通るので、「真ん中だけ焼けていない」というときにぴったり。

ラップをせずに電子レンジで加熱してみてください。中心部からモコモコと生地が盛り上がってきます。

加熱のしすぎはケーキが固くなってしまいますので、様子を見ながら3分から5分加熱します。竹串を刺してみて生地がついてこなければOKです。

耐熱ボウルで焼いたケーキ

下ごしらえも調理もボウルで!和風ポテトサラダができる

次は、電子レンジで下ごしらえをしてから、そのまま同じボウルで調理をする使い方。
ジャガイモやニンジンなどの下ごしらえは、電子レンジで加熱する方法が簡単ですよね。洗い物が減らせるのも、うれしいポイントです。

和風ポテトサラダの材料

材料

・ジャガイモ 3個
・カニカマ 5本
・小ネギ 少々
・鰹節パック 1袋
・マヨネーズ 適量
・醤油 少々

ジャガイモは皮をむき、小さくカットしてガラスボウルに入れ、ラップをして電子レンジで6分加熱します。(固ければ追加加熱してください)

やわらかくなったらレンジから取り出し、ボウルのまま少し冷まします。そのあと、マヨネーズ、醤油で味付けをし、割いたカニカマ、小ネギと和えます。

出来上がったサラダ

器に盛り付け、鰹節を上からかけたら出来上がり。

ごはんのおかずになる、和風ポテトサラダです。

調理してそのまま食卓へ!カラフル野菜サラダができる

ガラスのボウルは、サラダボウルとしてそのまま食卓に出しても違和感がありません。
その特徴を生かして、調理と盛り付けが同時にできるスライスサラダを作ってみましょう。

野菜をスライス

ボウルの中に落ちるように野菜をスライサーでカットしていきます。

カラフルな野菜をどんどん重ねていきます。

今回は黄色のパプリカ、オレンジ色のニンジン、緑のキュウリをスライスして重ねました。

サラダにまめを加える

上からサラダ豆と白ごまをトッピングします。
ドレッシングを上から回しかけ、10分ほど置いて味をなじませるとできあがり。

耐熱ガラスボウルを使うときに注意したいこと

耐熱ガラスは、メーカーによって多少異なりますが400度前後の高温で使用できるので、オーブン料理に使うことができます。
また「耐熱温度差」は120度ほどのものがほとんど。「耐熱温度差」が120度あれば、冷えたままのボウルに熱いゆで汁をあけても大丈夫ですし、オーブンから取り出した熱いボウルを室温のキッチンに置いても大丈夫です。

しかし、ガスコンロやグリルなどで加熱した場合は、一部分のみが高温になって温度差が開いてしまい割れる危険があります。「直火不可」と記載があるのはそのためです。

また、耐熱ガラスを使って電子レンジでカラメルソースを作ったことがありますが、この使い方はメーカーでは非推奨だそう。
材料の砂糖は溶けると非常に高温になり、砂糖と接している部分とそうでない部分の温度差が開きやすいので、破損の可能性があるそうです。
わたしが作ったときはたまたま大丈夫でしたが、分量や室温などの条件が変わると危険ですので注意しましょう。

ガラスボウルはサイズ違いでそろえておくと便利

我が家では大・中・小の耐熱ガラスボウルを愛用しています。

大中小のガラスボウル

大サイズは直径25cmほどで、野菜を洗ったりパン生地をこねたりするときに便利です。
中サイズは21.5cmで、今回はケーキを作るときに使いましたが、普段のいろいろな下ごしらえにも一番便利なサイズ。
小サイズは直径18cmで、今回は野菜サラダに使用しました。少量の冷凍お肉を解凍したり、残った野菜をちょっと入れておいたりするときにも重宝しています。

1つで何役もこなすガラスボウル、メーカーによって深さが違って、軽いタイプもあります。
お好みに合わせて選んでみてくださいね。

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