家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
歯磨きコップは逆さまに置くのか浮かせるのか、どう置けばいいのか悩みますよね。口をつけて使うものだから不衛生になるのは避けたいもの。
そこで今回は歯磨きコップを衛生的に置く方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
歯磨きコップを衛生的に置くための6つのポイント
歯磨きコップが汚れる原因はカビやピンクぬめりの元になる細菌。これらを防ぐためには、水がたまらない置き方にしたり、洗面所の湿度や温度に気を付けたりすることが大切です。さらに子どもがいる場合は、簡単で続けられる収納方法にすることも頭に入れておきましょう。
歯磨きコップは「風通しのよい場所」に置く
小さい衛生品が多くごちゃつきがちな洗面所。見た目をすっきりさせるため、歯磨きコップを収納棚の中に収納したいと思うかもしれません。ただ、収納棚の中は湿気がこもりやすく、カビが発生しやすくなるため、あまりおすすめできません。歯磨きコップを衛生的に置いておくためには、風通しがよく乾きやすい場所に収納するのがベストです。
どうしても棚の中しかしまう場所がないという場合は、歯磨きコップの水気をしっかり切って置き、ときどき扉を開けて換気するようにしましょう。
口部分が触れないように「逆さまに置く」
歯磨きコップを使った後そのまま上向きに置くと、中に水がたまって汚れに原因になります。またホコリやごみが入ってしまうことも。歯磨きコップを置く時は、口を下にして逆さまに置くようにしましょう。ただそのまま置くと歯磨きコップの口部分が洗面台に触れて不衛生になるので、スタンドを使って置くのがおすすめです。
棒状のスタンドにコップを逆さにして置くだけ。スタンドとコップがセットになっていて、ごちゃつきがちな洗面台に置いてもすっきりした見た目になるようデザインされたアイテム。コップは写真のホワイトと、中が透けるクリアの2色から選べます。
こちらもスタンドに伏せて置くタイプの歯磨きコップセット。接地面が吸盤になっているので、洗面台に置く他、鏡などの壁面にくっつけて横向きにも使えるのが特徴。スタンドはダブルコーティング加工で、汚れやサビがつきにくくなっています。
自然に水が切れるように歯磨きコップを「浮かせる」
さらに衛生的に置くには、歯磨きコップを浮かせるようにしましょう。浮かせる収納にすればコップの内側の水がよく切れ、空気の通りもよくなって早く乾きます。さらに直置きしないので洗面台の掃除も楽に。ただし取り付ける場所によっては小さな子どもでは手が届かない場合もあるので、設置する位置をよく確認しておきましょう。
歯磨きコップのを底部分をマグネットでくっつけて逆さに浮かせる仕組みになっています。くっつけるだけなので子どもでも簡単に戻せるのが◎。洗面所にすっきりなじむスタイリッシュなtowerデザインです。
洗面の扉下のデッドスペースをコップ置き場として活用できるアイテム。棚に挟むだけで設置は簡単。調整ネジでしっかり固定して使えます。先端にはシリコーン製のキャップが付いているので、歯磨きコップの内部を傷つけません。
「汚れがつきにくい」歯磨きコップを選ぶ
置き場所を考えた上で、歯磨きコップの素材や形にもこだわればさらによいでしょう。汚れがつきにくいステンレス素材や、水が残りにくいシンプルな形の歯磨きコップを選ぶのがおすすめです。ただし取っ手がないと子どもの手では持ちにくい場合もあるので、サイズの確認を忘れずに。
ステンレスの中でもサビにくく耐久性のよい18-8ステンレスを使用して歯磨きコップ。水アカがつきにくくサッとお手入れできます。口径5.6cmと小さめに作られているので、子どもでも持ちやすく場所をとらずに置けるのがうれしいポイント。
角度がついて滑らず持ちやすい歯磨きコップ。スタイリッシュで高級感があるので、インテリアにこだわった洗面台でも雰囲気を壊さずに置くことができます。同じシリーズのディスペンサ―やソープディッシュとコーディネートするのもおすすめ。
子供がいる場合は、簡単な収納方法を
子どもがいる場合は、洗面台の奥や鏡付近に置き場所を作ると、手が届かず毎回大人のお手伝いが必要になることも……。トレーの上に逆さまに置くだけなら、子どもでも簡単にできて、置き場所も自由に変えられるのでおすすめです。さらに歯磨きコップは割れたり重かったりする素材は避けましょう。
歯磨きコップの口がカーブ状になっているのが特徴。逆さに置いても口に触れる部分が下につかず衛生的に置けます。また空気の通り道ができるのでコップ内部を効率よく乾かせるのも◎。しかもトレーは珪藻土でできていて、子どもがしっかり水切りせずに置いてもぐんぐん吸水してくれます。さらに持ち手の穴が歯ブラシ立てにもなる工夫満載のアイテムです。
持ち手に角度を利用して、斜め置きにできる歯磨きコップです。斜めにすることで自然に水が切れ、口は洗面台に触れないので衛生的。接地面が少ないので掃除の手間が少ないのも◎。アートのように置けて子どもが面白がってくれること間違いなし。
歯磨きコップの水を素早く吸水する「エコカラット」のコップスタンド。珪藻土の約5倍の吸収力で水滴を素早く吸収できるのが魅力。置き場所を選ばないので、子どもの手の届く位置に置きやすいのも◎。
食器用洗剤で実はとれない!歯磨きコップのカビの取り方
衛生的に置いているつもりでも、ふと気づけば洗剤ではとれない汚れがついてしまっていたということもあるかもしれません。定期的に食器用洗剤で洗うのが基本のお手入れです。ただ、黒カビやピンクのヌメリはそれでは落ちないことも。その際は、以下の方法を試してみてください。
「熱湯」を使う
消毒には熱湯を使うのが効果的。ただし、熱に弱いプラスチック素材のものが多いので、必ず耐熱温度を確認してから行なうようにしましょう。
「消毒用エタノール・アルコール」を使う
消毒用エタノールかアルコールで殺菌するのも効果的。口に付けるもので心配というなら、食品にも使える酒由来のアルコールを使うとよいでしょう。アルコールに弱い黒カビに有効な手段です。
「塩素系漂白剤」を使う
ピンクのヌメリには塩素系漂白剤を使って殺菌するのがおすすめ。ピンクのぬめりの原因菌は、実は食器用洗剤で落ちない菌のひとつ。食器用洗剤で洗ったのに、すぐ発生するというのはこのためです。
スプレータイプの塩素系漂白剤を吹きかけた場合は、泡が消えるまで数分放置しましょう。頑固な汚れには、塩素系漂白剤を溶かした水に30分ほど漬け置きしてから、しっかり洗うと効果的です。
「重曹とお湯」を使う
歯磨きコップは直接口にするものなので、「あまり強い洗剤を使いたくない」という場合は、食品グレードの重曹とお酢を使って除菌するのもおすすめです。
<重曹とお湯で除菌する手順>
- お酢と水を1対2の割合で薄め、スプレーボトルに入れてカビに吹きかける。
- さらに重曹を振りかけてから、もう一度お酢のスプレーを吹きかける。
- その後、2時間ほど放置し、スポンジなどでこすり落とす。
- 最後にお酢と重曹を水でしっかり洗い流す。
少し時間はかかりますが、ちゃんと放置してカビを撃退しましょう。
歯磨きコップを衛生的に置いて気持ちよく使おう
歯磨きコップは種類が豊富で新しいランナップも次々登場しているので、買い替えるタイミングで置き方も見直すとよいかもしれません。
歯磨きコップを衛生的に置けば、家族みんなが気持ちよく使えます。さらに歯磨きコップのお手入れや洗面台の掃除の時短にもつながるとうれしいですね。ぜひ自分のライフスタイルに合った方法を見つけてください。