家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
最近の缶詰は、プルトップ式のものが多くなってきました。
しかし、すべての缶詰がプルトップ式ではないので、まだまだ缶切りが必要になることも……。
めったに缶切りを使わないと、いざというとき、どう使っていいか分からず困りますよね。
そんな人のためにタイプ別に缶切りの使い方をご紹介します。
開けやすいタイプの缶切りや、缶切りが手元にないときの代用アイデアもあわせてご紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
缶切りにも種類が。開けやすい缶切りのタイプは?
缶切りの種類は主に3つあります。それぞれの特徴をひとつずつ見ていきましょう。
【1】てこ式缶切り
いわゆる昔ながらの缶切り。
「てこの原理」を利用して、前後に動かしなが開けていくタイプ。
100均でも購入できてリーズナブル。また、コンパクトで持ち運びに便利です。
ただ、使い方にはちょっとコツがあるので、慣れないと難しいこともあります。
また、缶詰を開けた後は、どうしても缶詰のフチがギザギザになってしまうので、缶を洗うときにケガをしないよう気を付けましょう。
【2】回転式缶切り
ねじを回しながら缶を開けていくタイプです。
特にてこ式に比べ、コツがいらないので、万人が開けやすい缶切りです。
また、切り口がてこ式のようにギザギザにならないので、缶を洗うときもケガをしにくいところもメリット。
ただ、ねじを回すのに多少は握力が必要になります。
他のタイプに比べると、握力が弱い人には不向きかもしれません。アイテムによって必要な力加減も異なるので、なるべく少ない力で開けられるものを選ぶとよいでしょう。
【3】電動式缶切り
その名の通り自動で缶を開けてくれるタイプ。缶の上にセットしてボタンを押すなので、力もコツもいりません。
ネイルをしているときなど、爪が傷つくのが気になる時にもおすすめです。
また、左利きの人が開けにくいといったことがなく、利き手によらず使いやすいというメリットもあります。
とても便利な電動式缶切りですが、電池が切れているときや電源がないときに使えないので、非常時用のアイテムとしては困るかもしれません。
また、缶のタイプによっては電動式缶切りをセットしにくいものがあることや、ほかのタイプに比べて比較的高価なのもデメリットと言えます。
ワインオープナー・栓抜きなどと一体型の缶切り
ワインオープナー、栓抜きなどと1本でマルチに使えるタイプ。ほとんどはてこ式と同じ使い方です。中には9役というタイプもあり、アウトドアだけでなく災害用としてもっていると安心です。
ただ、てこ式と同じくちょっとしたコツがいったり、慣れないと使いにくい場合も。
昔ながらの「てこ式缶切り」の使い方
ちょっとコツがいるお伝えした、最もオーソドックスなタイプのてこ式缶切りの開け方をご紹介します。
今回使用するのは、「缶切り」「ワインオープナー」「栓抜き」の機能がひとつになったオーソドックスなタイプです。
印が付いているところが缶切り部分になります。
<てこ式缶切りで缶詰を開ける方法>
1. まず、缶切りのへこんでいる部分を缶のフチに引っ掛けて固定し、鋭くとがった部分を缶に刺して穴を開けます。
とがった部分を缶のフチにしっかりと当てると、スムーズに切れますよ。
2. あとは「てこの原理」を利用して、缶切りを前後に動かしながら、缶を開けていくだけです!
慣れないうちは缶切りが缶から外れてしまうこともありますが、また引っ掛け直して前後に動かして穴を開けていきましょう。
3. 最後に缶切りを使ってフタ部分を持ちあげれば終了!
<缶を開けるときの注意>
てこ式缶切りは、刃の部分がむき出しになっています。
手を滑らせるとケガをする可能性があるので、注意してください。
また、子どもの手が届く場所に置かないほうがよいでしょう。
缶切りがないとき、困ったときの代用品
バーベキューや知人宅などで「缶切りを忘れた!」「缶切りがない!」となることもあるでしょう。
また、災害時なども缶切りがすぐ手に入らない可能性もあります。
そこで身近にあるもので、缶切りの代用品として使えるものもご紹介します。
<缶切りの代用品として使えるもの>
- スプーン
缶のフチにスプーンの先をあてる。1か所に狙いをさだめてひたすらこすり、わずかでも穴があいたら、小さいスプーンをねじ込んで穴を広げて、前後に動かして穴を広げる。 - マイナスドライバー
缶のフチにマイナスドライバーを当てて、めん棒やハンマーを使って叩いていく。 - 硬貨
スプーンのように1か所をひたすらこするか、硬貨をゴムハンマーで叩く。 - ハサミ
ハサミの先端をこすりつける。ただしけがをしやすいので気を付けてください。 - アイスピックや千枚通し
先端を缶のフチにグリグリ当てて、穴を開けるのを繰り返すだけ。 - ラジオペンチやニッパー
先端をグリグリ押し当てて穴を開けたら、そこを取っ掛かりにして缶を切っていく。 - コンクリートや岩
缶詰のフタ部分をさかさまにしてコンクリートや岩にひたすらこすりつけるだけ。ものによっては液体がこぼれてしまう可能性も。
いずれも軍手などをはめてけがのないように十分気を付けておこなってくださいね。
別記事で、くわしくご説明していますので参考にしてください。
缶切りの使い方や代用品を覚えておくと便利!
プルトップ式の缶詰が多くなってきたとはいえ、場合によっては缶切りが必要なシーンに遭遇することもあります。
いざというときに慌てないよう、この記事を参考にしてみてください。
また、今回ご紹介したアイテムは、どれも使いやすいと評判なのでぜひ参考にしてみてくださいね。