中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。

伸ばさず干せる! セーターの干し方アイデア9選
セーターやニット、できることなら自宅で洗いたい!でも、干し方を間違えると「なんか伸びてる?」「こんなシルエットだった?」なんて、悲しい仕上がりになることも。
そんな失敗を失敗をしないため、セーターやニットを“伸ばさずに干す”コツを、便利なアイテムと一緒にご紹介します。

セーター・ニットを自宅で洗うとき、気を付けたいこと
ズボラ主婦の私。洗ったセーターをついハンガーでそのまま干して、見事に首元ビローン事件を起こしたことがあります。お気に入りだったのに、あのショック、忘れられません……。
そんな悲劇を繰り返さないためにも、セーターやニットを洗う時や干す時に気をつけたいポイントを、トラブル別にまとめました。
「ニット・セーターが縮む」のを防ぐには?

昔、セーターをそのまま洗濯機で洗って、洗いあがった時には大人用が子どもサイズになってた……なんてこともありました。ニットやセーターが縮む主な原因は、洗濯するときの水の温度と摩擦熱。だからこそ、洗濯表示を確認して、その通りに洗うことが大事なんです。
「ニット・セーターが伸びる」のを防ぐには?
濡れたニットって、意外と重たい。何も考えずにハンガーにかけると、肩がガバッと広がって、丈もビローンと伸びてしまうことに。
そんな失敗を防ぐには、干し方が命!特に負担がかかりやすい「肩」と「胴回り」をしっかり支えることがカギ。さらに、袖や胴周りが垂れ下がらないように干すことが大切です。
おすすめは、平らに広げて干す「平干し」スタイル。専用の「平干しネット」を使えば、負荷を分散できて、伸びにくくなりますよ。
「ニット・セーターの型崩れ」を防ぐは?
脱水したあとは、なるべく早く形を整えてから干すのがポイント。
首まわりがヨレやすいタートルネックは、アイロンを使うのもおすすめです。一度乾かした後、蒸気を当てながら軽く押さえて整えます。このときも、温度は低温で!洗濯マークをチェックしてからにしてくださいね。
以下に、ニット・セーターを干す時の基本ルールをまとめました。
- 必ず陰干しにする
- 風通しを意識して干す
- 平干しがベター
ただ、「平干しネットを持ってない」という人もいると思います。そんなときも、ご安心を。実は、身近なアイテムをちょっと工夫するだけで、セーターを型崩れさせずに干す方法があるんです。
ここからは、平干しネットを使う方法はもちろん、代用品を使ったアイデアもあわせてご紹介していきます!
【干し方1】ニット・セーター用の「平干しネット」を使う

まず、一番おすすめなのが、平干しネットを使うことですニットやセーターが伸びたり型崩れしたりしないように設計されているので、とにかく安心感があります!
しかも、セーターのサイズに合わせて作られているから、干すときにあれこれ迷わず“ポンッ”と置くだけ。ズボラさんにもありがたい時短アイテムなんです。
写真のように一度に何枚も干せるタイプのほかにも、以下のようなタイプもスタンバイ。

物干しスタンド用平干しネット
こちらは物干しスタンドの上を有効活用できるタイプの「平干しネット」。1枚しか干せないもののデッドスペースを有効活用できるのがうれしい点です。
下記の記事で、いろんなタイプの平干しネットを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
>>【セーターが型崩れしない】伸ばさず干せる「平干しネット」おすすめ7選
【干し方2】「部屋干し」アイテムを使って干す

Clothes Dryer(クロスドライヤー)
室内干し用の物干しを使って干すというのも、ひとつのアイデアです。最近では、写真のように上部にセーターが平らに干せるスペースが付いたタイプも登場していて、室内干ししながら型崩れ対策もばっちり。
【干し方3】「ハンガー1本」で抱っこ干しにする

わざわざ、平干しネットを買いたくないという人には、ハンガーを使って干す方法もあります。ポイントは、なるべく重さを分散させて、肩や胴回りが垂れ下がらないようにすること。
ハンガーに抱っこさせるようなイメージで干すと、型崩れしにくくなりますよ。
<ハンガー1本で、ニット・セーターを干すときのコツ>
- 胴周りが垂れ下がらないように、ハンガーに吊り下げる
- 袖をハンガーに巻き付けるようにする
- しっかりした丈夫なハンガーを使う
具体的な方法は、以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
>>ハンガーだけで簡単! 「セーター・ニット」が伸びない干し方
【干し方4】ハンガー2本で「お姫さま抱っこ干し」にする

長めのニットや重みのあるセーターは、普通に干すとすぐ伸びてしまいますよね……。そんなときにおすすめなのが、ハンガー2本を使った“お姫さま抱っこ干し”!
ハンガー1本の“抱っこ干し”よりも、胴や袖の重みがしっかり分散されるので、型崩れをグッと防げます。
<ハンガー2本で、ニット・セーターを干すときのコツ>
- 1本目で上半分、2本目で下半分を支えるようにセット
- 袖はハンガーにクルッと巻き付けて垂れ下がらないようにする
セーターが重いときは、3〜4本のハンガーでさらに分散させるのもアリ!
くわしい方法は、下記の記事をチェックしてください。
>>ハンガーだけで簡単! 「セーター・ニット」が伸びない干し方
【干し方5】「物干し竿」を使って干す

物干し竿があれば、竿に直接掛けて干すのもラクな干し方です。生地が重なる部分が少なくすむので、風通しがよく、ハンガーに干したりするより乾きやすいのが◎。
<竿にセーター・ニットを干す時のコツ>
- ピンチで留める時は、跡が目立たないよう脇のあたりをはさむ
- 袖を下に垂らすと重みで伸びるので、袖も竿にかけておく
【干し方6】「ピンチハンガー」を使って干す

フリーピンチャー
子供用の軽くて小さめのものなら、ピンチハンガーの上の面を使うというのも手。普段デッドスペースになりがちな部分を有効活用できる、一石二鳥の裏技です。上面の凹凸で跡がつきそうなら、タオルなどを敷いてから広げると安心ですよ。
<ピンチハンガーにセーター・ニットを干す時のコツ>
- ピンチハンガーの上面の汚れをキレイに拭いてからセーターをのせる
- 重めのニット・セーターは避ける
【干し方7】「洗濯カゴ」を使う

家に大きめの洗濯かごがあるなら、セーターの干し場所として活用できます。特に格子状のカゴなら、風が通りやすくて◎。
上にバサッとのせるだけでOKだから、ズボラさんもうれしい簡単な干し方です。
中央部分が重みでたるんだり、洗濯カゴのフチ部分で跡がついたりといったことが気になるなら、セーターの下にバスタオルを敷いてからのせると安心です。
<洗濯カゴを使って、ニット・セーターを干すときにコツ>
- 袖やすそが床につく場合は、折りたたんで垂れないようにする
- 途中でひっくり返すと、乾きが早くなる
【干し方8】「段ボール箱の上」で干す

家にあるものですぐに平干ししたいなら、段ボール箱も使えます!段ボール箱のフタを立て、その上にバスタオルを広げて、セーターをふんわりのせるだけでOKです。
ポイントは、段ボール箱の底面に干したり、フタを閉じた状態の上に直接広げたりしないこと。試してみたところ、直接のせて干すと、段ボールが水分を吸い過ぎて、セーターが乾きにくくなってしまいました。
<段ボールを使って、ニット・セーターを干すときにコツ>
- 段ボールの上に直接干さない
- 途中でひっくり返して全体をまんべんなく乾かす
【干し方9】浴室の「風呂フタの上」で干す

「もう干す場所がない…」そんなときは、お風呂のフタの上を活用するのも手。浴室のデッドスペースを使えば、場所を取らずに干せるので意外と便利なんです。
ただし、浴室は湿気がこもりやすくて乾きにくいのがネック。浴室乾燥機がない場合や、窓がない浴室ではドアを開けて湿気を逃がす工夫をすると◎。
また、風呂フタのカビや汚れには要注意!しっかり掃除してから使いましょう。
<風呂フタを使って、ニット・セーターを干すときにコツ>
- 使用する前に風呂フタをキレイに掃除しておく
- バスタオルを敷いてから干してもOK
コツをおさえて、セーター・ニットを干そう
平干しネットがなくても、身近なもので代用できる方法はたくさんあります。
ただし、代用品はどうしても型崩れや伸びてしまうリスクがあるので、お気に入りの1枚なら、専用の「平干しネット」で干すのがやっぱりおすすめです。
それでも、ちょっとした工夫で上手に干すことは可能!ポイントは「重みを分散させること」「通気性を確保すること」です。
今回ご紹介したコツを参考に、自宅でも気軽にケアしてみてくださいね。
公開日:2022年7月8日
更新日:2025年5月14日
