中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。
セーターを干す時、ハンガーにそのまま干すと、肩に跡がついたり伸びたりと型崩れしてしまいます。
でも、ちょっと工夫すれば、型崩れさせずに干すことが可能。今回は、ハンガー1本で簡単にできる干し方や、ハンガーを2本使って長いニットを干す干し方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
【薄手のニット向け】ハンガー1本で「抱っこ干し」
まずは、ハンガー1本で簡単にできる方法をご紹介します。薄手のセーターや丈の短いニットを干す時に向いた干し方です。
ハンガー1本を使った干し方
手順1.胴の中ほどにハンガーを通す
胴の部分にハンガーを通します。ハンガーの横幅が狭い場合は、セーターの脇部分を少し折って調節してください。
手順2.袖を内側に折る
片方の袖を内側に折りたたみます。
手順3.袖をハンガーに掛ける
折った袖をそのまま下にスライドさせるようにして、ハンガーの肩部分に掛けます。
手順4.反対側の袖を掛ける
反対側の袖も、いったん内側に折り、スライドさせるようにしてハンガーの肩部分に掛けます。
手順5.ゆっくり持ち上げる
掛けた袖が落ちないよう、形をキープしたままゆっくりと持ち上げます。
手順6.状態をキープして干す
袖がハンガーを抱える形の「抱っこ干し」が完成! そのまま日陰で乾かしましょう。
この方法なら、セーターの肩に負担がかからず、胴部分の重みをしっかり軽減しながら干すことができます。特別な道具がなくても、手軽に型崩れを防げますよ。
ハンガー1本で干す時のコツ
ハンガー1本で干すと、どうしても生地が重なって乾きが悪くなってしまいます。できるだけ、風通しのよい場所で干すようにしましょう。また、袖がずり落ちると垂れて伸びる原因になります。目だたないところをピンチで留めて垂れないようにしておきましょう。
【ロングニット向け】ハンガー2本で「お姫さま抱っこ干し」
次は、ハンガー2本を使った干し方です。厚手のセーターや、ロングカーディガンなどの胴部分が長いニットを干す時におすすめの方法です。
ハンガー2本を使った干し方
手順1.胴の中ほどにハンガーを通す
セーターの胴にハンガーを通します。ハンガーの横幅が狭い場合は、乾いたときにシワが目立たないよう、脇部分を折って幅を調整しましょう。
手順2.片方の袖を内側に折る
片方の袖を内側に折りたたみます。
手順3.袖をハンガーに掛ける
折った袖をそのまま下にスライドさせるようにして、ハンガーの肩部分に掛けます。
手順4.反対側の袖を掛ける
反対側の袖も、いったん内側に折り、スライドさせるようにしてハンガーの肩部分に掛けます。
手順5.胴に2本目のハンガーを通す
1本目のハンガーとセーターのすその真ん中あたりに、2本目のハンガーを通します。
手順6.状態をキープして干す
2本のハンガーをゆっくり持ち上げると、「お姫さま抱っこ干し」が完成! 形をキープして日陰で乾かしましょう。
この方法では、まるで「お姫さま抱っこ」をしているように、ハンガーがセーター全体を優しく支えます。胴の重みを2本目のハンガーに分散して、肩や胴部分に余計な負担がかからないので、型崩れを防ぎながらしっかり乾かすことができます。
ハンガー2本で干す時のコツ
セーターが片寄らないよう、2本のハンガーにバランスよく掛けて干しましょう。ハンガーとハンガーの間隔を空けると風通しよく干せます。また、ロングカーディガンやニットワンピースなど、丈の長いニットはハンガーを3本に増やして掛けてもOKです。
ハンガー干しでも、気持ちよく乾かそう
セーターが型崩れしてしまう主な原因は、水分を含んだセーターの「重み」です。この重みで下に引っ張られ、肩に跡が付いたり、胴の部分が伸びたりしてしまいます。
そのため、セーターを干す際は、垂れる部分をできるだけ少なくすることが大切です。ただし、袖や胴をハンガーに掛けると、生地が重なりやすく、乾きにくくなるのは避けられません。結果として「せっかく洗ったのに、生乾き臭がする……」なんて事態になりかねません。
そんなことを防ぐためには、風通しよく干す工夫が重要です。さらに、以下のポイントを意識してみてください。
- 色あせの原因となるので直射日光はNG。必ず陰干しにする
- 室内に干す場合でも、風通しがよくなるよう工夫する
- 隣のハンガーと間隔を空けて干す
- 重みに耐えるしっかりしたハンガーを使う
これらのポイントを押さえて、ハンガー干しでも工夫しながら、お気に入りのセーターを長持ちさせてくださいね。