家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
服を収納したり整理したりするのに便利な「衣装ケース」。昔の洋タンスほど大そうでないにしても、サイズも大きく必要な分をそろえるとかなりお金もかかります。もし買い間違えても、簡単に処分するわけにもいかず、絶対に買い物で失敗したくないものの一つ。そこで今回は衣装ケースのおすすめをご紹介します。
衣装ケースを選ぶ時はここがポイント
まず最初に、衣装ケースを置きたい場所の「幅・奥行き・高さ」を計りましょう。中でも奥行きは特に重要。あまり奥行きが長くても引き出しの奥まで届かず、使いづらくなってしまいます。また今持っている衣装ケースと同じと思って追加で買ったら、奥行きが違ったということもよくあります。面倒だと思っても必ず計測して買うようにしましょう。その上で以下の点を確認するようにしましょう。
【タイプ】クローゼットに置くかリビングに置くか
衣装ケースは主に以下のタイプに分けられます。置きたい場所によって使いやすいタイプが変わってくるので、特徴を確認しておきましょう。
■引き出しタイプ
1段の引き出しタイプ。積み重ねて自分の好きなようにカスタマイズできるのがメリット。
最近は、クローゼットや押入れの中だけでなく、お部屋に置いてもおしゃれになるデザインのものも登場しています。
■チェストタイプ
整理ダンスタイプ。プラスチック製のものでもリッチ感があり、リビングや寝室といった空間になじむのがメリットです。
天板付きなら上に、いろんな雑貨を置いてインテリアを楽しんで正解。
■前開きタイプ
横から取り出せるタイプ。そのため背が低い子どもも使いやすいのが◎。引き出しタイプの上に重ねて、目線の高さだけこのタイプの衣装ケースにするのも、使いやすくなっておすすめです。
■ボックスタイプ
ロック式になったタイプも多く、持ち運びやすいので引っ越しの時も便利です。ただ、フタを上から開ける必要があるので、積み重ねる取り出しにくくなるのがデメリットです。
■隙間ボックスタイプ
またボックスタイプには、ベッド下やクローゼット・押入れの隙間に入るように設計された薄型のアイテムも最近では登場しています。
【ブランド】定番で買い足せるかどうか
衣装ケースを買い足したいと思った時、「同じものを探したけどもう手に入らなくなっていた」となればショックですよね。いつでも同じものを買い足せる、定番ブランドの商品を選んでおくと安心です。
【素材】床に置くか棚上で使うか
プラスチック製の収納ケースは、頑丈ですが重いので、棚下やクローゼット下段に置くのに向いています。重ねて使えるのがメリットです。密閉性の高いアイテムもあり、湿気やほこりから衣類をしっかり守ってくれるのもうれしい点。ただし通気性が悪いので、衣類はしっかり乾かしたものを収納するおようにしましょう。
一方、布製や不織布製の衣装ケースは、軽いので、棚上の収納向き。通気性がいいので、衣類でだけでなくカバンといったアイテムの収納に使ってもOK。ただし、上に重ねたりすると中にはいっているものが型崩れする可能性があるので、注意しましょう。
【色】空間になじませるかアクセントにするか
押入れやクローゼットの中で使うなら、ベーシックな色で統一するのがおすすめです。また、タンスを置く感覚でお部屋に置くつもりなら、フローリングの色を考えて選ぶとインテリア性が高くなって◎。
また、あえていろんな色を選んで組み合わせて楽しむのもひとつの手。とくに子ども部屋は華やかになってかわいい空間に演出することができます。
編集部ひらこは5人家族なので、父はブラック、母はホワイト、子どもたちは、ブラウン、ピンク、ブルーとそれぞれの好きな色を選んで色分けして使っています。
また衣装ケースには、クリアタイプ・半透明タイプ・透けないタイプがあります。
- クリアタイプ……クローゼットや押入れで、オフシーズンの服の収納に
- 半透明タイプ……リビングやクローゼットで、よく着る服の収納に
- 透けないタイプ……リビングで使う時や、下着のような見せたくないものの収納に
また服をきれいに畳んで入れるのが苦手という人は、透けないタイプを選んでおくのがおすすめ。ポイポイ収納をしていても、中身がみえないのですっきりした空間になりますよ。
【キャスター】移動させるか?
何段もある衣装ケースは、中身を入れるとかなりの重さに。掃除や衣替えで移動させることがあるならキャスター付きを選んでおくと便利。
ただ押入れの上段や部屋の隅に置く場合は、不用意に動かしてしまうと落下の危険性が。また子どもやペットがいたずらして事故につながることも考えられます。キャスター付きを選ぶ場合は、ロックが付いていものを選ぶと安心です。
組み合わせて使える「引き出しタイプ」のおすすめ
収納したいものや置き場所に合わせて、積み重ねて使えるタイプです。買い足せるよう定番ブランドから、おすすめをピックアップしました。
【奥行50cm】すっきり置けるデザイン
「like-it ライクイット」クローゼットシステム
奥行き約50cmでクローゼットでもリビングでも使いやすいサイズ。すっきりした見た目で人気の衣装ケース。凹凸がなくほこりがたまりにくいのも◎。白、黒のほか、空間になじむベージュ、グレーの展開も。高さは16cm、21.5cm、31.8cmの3タイプ。
【奥行53・74cm】買い足したい時も安心の超ロングセラー
「Fits/フィッツ」フィッツケース
約40年の歴史を持つ「フィッツ」。長年規格が変わらないのが安心のポイント。丈夫で使いやすく、豊富なラインナップでファンの多いシリーズです。
【奥行60cm】押入れや奥行きのあるクローゼットにぴったり
ファインテナー
上下に凹凸が施され積み重ねてもぴったりフィットします。人が通るリビングで使っても安心。前面が半透明のタイプと透けないタイプから選べるのも◎。
【奥行53・74cm】着たい服が見つけやすい前面半透明タイプ
「ストラ」
出っ張りやへこみがほとんどないすっきりした形が魅力。ほんのり透ける前面で中身をほどよく隠しつつ、ひと目で何が入っているか分かりやすくなっています。引き出しはストッパー付きで、不意に抜け落ちてしまうことがなく安心です。
【奥行35.8cm】連結パターンが多くて人気
「コレクトケース」
サイズが豊富で、置く場所に合わせて連結できると人気の衣装ケース。そのため押し入れやクローゼットだけでなく、リビング・デスクサイド・キッチンの隙間など、お部屋のどこでも使用可能。すべてこのシリーズで揃えるといった使い方もできるアイテムです。別売りでキャスタもあり。
【奥行40cm】前開きタイプと組み合わせて使える
「カバゾコ」
幅は30・45・60cmから、高さは浅型と深型から選べます。透けないホワイト、ブラック、ほんのり透けるクリア、クリアブラウンの4色展開。よく着る服と下着など見せたくないもので分けるのも◎。前開きタイプの「カバコ」と一緒に使えます。
お部屋に調和する「チェストタイプ」のおすすめ
タンス代わりに使えるチェストタイプは、押入れの下段やクローゼット内だけでなく、お部屋の片隅に置いても◎。いろんなテイストのものをピックアップしました。
【奥行41cm】クローゼットにもお部屋にも置ける半透明タイプ
「ピット」木製天板ワイドチェスト
木製の天板付きでナチュラルな雰囲気が魅力。クローゼットの中はもちろん、お部屋に置いても優しくなじみます。天板は耐荷重10kgで、かばんや小物の一時置きとしても便利。引き出し部分はほどよい透け感で、子どもでも中身が分かりやすいのが◎。3段タイプと4段タイプがあります。
【奥行41cm】インテリアに調和する、木目×ホワイトのデザイン
「Fits/フィッツ」フィッツプラス
リビングに違和感なく置けるデザインが魅力。引き出しの左右に小さなローラーがついて軽い力で開け閉めできるのが◎。引き出しを閉めると自動でロックされ、不意に飛び出してしまうのを防止します。幅は35・55・65・75cm、3段~7段の豊富なラインナップでぴったりを選べるのがうれしい点。
【奥行42cm】7色から選べる脚付きチェスト
ルームスシェード
透けないタイプで、引き出しの前面は7色から選べます。脚付きのかわいいデザインが魅力。足の高さは約5.5cmあるので、チェストの下のお掃除がラクにできます。幅はスリムとワイド、段数は3~5段をご用意。
【奥行41cm】メンズのお部屋にも合わせやすい
「Fits/フィッツ」フィッツプラス プレミアム
光沢があり高級感のあるデザイン。かっちりとしたフォルムで、メンズのお部屋にも似合います。幅は55・65・75cm、段数は3・4・5・7段のラインナップがあるので、自分にぴったりをセレクトできます。ホワイトとブラックの2色展開。
【奥行41cm】前面パネルで見せる収納ができる
「Fits/フィッツ」フィッツプラス デコ
前面の穴あきパネルに、フックを掛けたり棚をつけたりして、自分だけのオリジナルデザインを楽しめます。写真はホワイトでガーリーな雰囲気に仕上げた例。他にブラックがあるので、CDジャケットやヘッドフォンを飾ってかっこよくまとめても◎。
誰でも使いやすい「前開き」タイプのおすすめ
横から取り出せる前開きタイプは、おもちゃや学用品をいれるのにもぴったりです。こちらもテイスト別にセレクト。下は引き出しタイプ、目線の高さは前開きタイプと使い分けるのもひとつの手です。
【奥行42cm】引き出しタイプと組み合わせできる
カバコ
フタを全開にした状態でキープできるので、服の出し入れラクラク。透けないタイプと透けるタイプがあり、使う場所や用途に合わせて選べます。カバコだけで積み重ねるだけでなく、同じシリーズの引き出しタイプのカバゾコの上にのせても便利。
【奥行34cm】やさしいカラーで子ども部屋に◎
ソイカラーズ
アイテム名のとおり、ソイ(豆乳)を思わせる甘めのニュアンスカラーで、お部屋がかわいく演出できる衣装ケース。幅44.5cmで3段まで積み重ね可能。天板の耐荷重は2kgで、ちょっとした飾り棚や小物の一時置きとして便利。子ども部屋にもぴったりです。
【奥行34cm】スタイリッシュに決まる白と黒展開
「ビッグエル」
白と黒でスタイリッシュに決まる衣装ケース。クローゼット・押入れ・リビングはもちろんのこと、オフィスやデスク周りに使ってもOK。飽きがこないデザインで、ずっと使えるのもうれしいところです。別売りでキャスターもスタンバイ。
【奥行46cm】サイズ、カラー展開が豊富
「froq/フロック」
横幅は、スリム・レギュラー・ワイドの3タイプから、高さは、浅型・深型の2タイプから選べます。どのサイズも奥行きが46cmなので、積み重ねてすっきり使えるのが◎。カラーは7色から選べるので、1色でまとめても、好きな色で組み合わせてデザインしても素敵です。
シーズンオフの服にぴったり「ボックスタイプ」のおすすめ
ボックスタイプの衣装ケースは、たっぷり入るので、シーズンオフの洋服を収納するのにぴったりです。洋服を害虫や湿気からも守ってくれる頑丈なプラスチック製と、気軽に場所を移動できるクラフト製をピックアップしました。
【奥行40・55cm】積み重ねてスペースを活用
とっても便利箱
サイドロックでしっかりフタがしまるので、ホコリが入りにくい衣装ケース。3段まで積み重ねできます。フタにミゾがついているので、重ねてもズレにくい安心設計。シンプルなデザインでクローゼットや押入れがすっきりまとまります。
【奥行27~42cm】持ち手とキャスターが付いて移動ラクラク
「PRX」フリーボックス
しっかりロックできるので、中の服を湿気から守って保管できます。持ち手付きで片手で持ちあ運べるので、衣替えの時もラクラク。クローゼットの中に、どの向きに入れても中身がひと目で分かるのも◎。服をたっぷり入れて重くなっても、ラクに引き出せるキャスター付きです。
【奥行54.5cm】部屋置きでもサマになるかっこいいデザイン
「NWボックス」
工具箱のような見た目で部屋の中に置いてもサマになるデザイン。浅型と深型の2段になっているので、薄い服とボリュームのある服を分けて収納できます。バックルで固定して2つをまとめることができ、移動や引っ越しの時もラクラク。
【奥行37.5cm】手軽の使えるクラフトボックス
「jawadrop/ジョードロップ」
前面を手前に引いて出し入れできるボックスです。すぐ上に棚板がある場所や積み重ねた状態でも、フタを開けずに中身の出し入れができます。取っ手付きで持ち運びもラクラク。素材には100%リサイクル紙を使用し、環境に配慮しているのも◎。シンプルなものからアクセントになるデザインまで6柄をご用意。
デッドスペースを活用「すき間ボックスタイプ」のおすすめ
薄型でスぺパ抜群の衣装ケースから、ハーフオープンや5つの持ち手付きなど、便利に使えるひと工夫があるものを選びました。
【奥行80cm】クリアタイプで一瞬で中身が分かる薄型衣装ケース
ベッド下収納ボックス
高さ17cmの薄型でベッド下に服を収納するのにぴったりの衣装ケース。奥行きは80cmでベッド下の空間を無駄なく利用できます。フタはハーフオープン式で、全部引き出さなくても中身を出し入れできるのがうれしい点。中が見えるクリアと、透けないダークブラウンの2色展開。
【奥行41・45cm】ベッド下にも入るキャリーケース型
クローズケース<当店別注アイテム>
キャリーケース型になっているので、衣類を詰めやすく、ひと目で確認しやすいのが特徴。向きを変えられるキャスター付きで、ベッド下やソファ下から楽に引き出せます。クローゼットのすき間に立てたり、5段までの積み重ねも可能。写真の透けないタイプの他に、クリアタイプもスタンバイ。
立てる収納もできるファブリック素材の衣装ケース
「ストレリアカチオン ラックボックス」
軽いファブリック素材ながら芯材入りでしっかり自立する衣装ケース。クローゼットのすき間に立てて収納できる他、薄型なのでベッド下で使ってもOK。前面と両サイドに5つの持ち手がついて、どの方法からも引き出しやすいのが◎。
使いやすい衣装ケースで衣類管理をラクに
いかがでしたか? 衣装ケースをうまく組み合わせて収納力をあげれば、面倒な衣替えも必要なくなるかもしれません。
ぜひ自分にあった衣装ケースを見つけて、衣類の管理をラクにしていきたいですね。