中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。
ズボラ主婦ひらこが「やめていい家事」を実践レポする連載シリーズ。
今回のやめ家事は、なんと「年末大掃除」。
ズボラ流でチャレンジした「大掃除やめ」をレポートします!
大掃除をしてはいけない日って?
大掃除は「してはいけない日」があるのを知っていますか?
調べてみると、大みそかには大掃除をしないほうがいいそうなんです。
12月31日は家を守ってくれる年神様をお迎えする日なので、それまでに家をきれいにしておくのがいいそう。
なぬ……これまで、終わらない大掃除をいつも大みそかまで持ち越していた私……。
それなら今年は早めの大掃除にチャレンジ!と言いたいところですが、なんせズボラ主婦、そう簡単に大掃除が始められるわけがない!
大掃除を大みそかに持ち越さないためにはどうするか?
考えた結果、「家事やめ」連載担当者として「大掃除」こそやめるべき家事なのでは!?と思い当たりました。
というわけで今回は、「大掃除やめ」にチャレンジします!
「大掃除やめ」チャレンジ7つの方法
大掃除をやらないための方法は以下の7つ。順番にご紹介していきます。
【方法1】普段からちょっとずつ掃除しておく
普段からまめに掃除しておけば、年末に手ごわい汚れと格闘することも少なくなります。
これ、分かっていても去年まではできていなかったんです……。でも、なんと今年はできてるー!
なぜなら、「やめ家事」チャレンジで毎日掃除する習慣ができたから。
本連載の第1回「掃除機掛けやめ」で毎日床のワイパー掛けをしているおかげで、今年は大掃除で床の拭き掃除をする必要がありません。それにワイパー掛けが終わったら、シートの汚れていない面で、建具の凸凹やテレビ裏に積もったほこりをちょい拭きしていたので、細かいところも割ときれいなんです。普段のちょい拭き掃除で、今年は年末のがっつり拭き掃除をやらなくてすむというわけです。
【方法2】長いスパンで掃除しておく
毎日の掃除でとりきれない汚れは、年末にまとめてキレイにしなきゃと毎年気が重くなっていました。でも長いスパンで手を付けておけば年末は楽ちん。
例えば大掃除の定番「お風呂のカビ取り」。私の場合、これも第5回「お風呂ゴシゴシ洗いやめ」で登場したカビ取り剤のおかげで、すでに終わっています。
優秀なお掃除アイテムを活用することで、気が重い作業でも手を付けるハードルが低くなり、早めに終わらせることができました。
【方法3】不用品をためない
去年までの私は、年末に家中に散乱したモノを、いるものといらないものに分けるだけでかなりの時間と体力を消費していました。
でも今年はそんなに大変じゃない。なぜかというと、第3回「ゴミ箱やめ」で教えてもらった紙袋ゴミ箱を活用しているから。
つまり、使わない紙袋を「一時ゴミ箱」にして不用品になりそうなモノを入れていくようにしたんです。
例えば、うちの場合、3人の子どもが学校から持ち帰るプリント類がすごい量になります。そこで、期限のあるお知らせは、目を通したらすぐに「一時ゴミ箱」に入れるようにしました。お知らせの日が過ぎたら紙袋ごと古紙リサイクルに出せばOK。これで年末に大量の紙との格闘するイベントがなくなりました。
【方法4】目立つところだけ掃除する
気合いを入れて大掃除をしなくても、家の中で目立つ場所をきれいにしておくだけでも気分が変わります。
たとえば、家族みんなが通る「玄関のタイル床」。うちは家族が多いせいかすぐに汚れてしまいます。
玄関の床は、「玄関タイルブラシ」を使うと掃除が簡単。ブラシの裏面をぬらして玄関床をこすると……
キレイになりました!
もともと模様のあるタイル床なので写真では成果が分かりにくいかもしれませんが、実際には床の色がパッと明るく変わるくらい、汚れがすっきり落ちました。
玄関の床がきれいになるだけで、家に入ったときの気分がずいぶん違うので、年末の「目立つ場所だけ掃除」におすすめです。
【方法5】気になるところだけ掃除する
家の中でどうしても汚れが気になる場所だけを掃除するのも手。いつも気になっている場所がキレイになれば「大掃除した感」がしっかり味わえます。
私が今年気になって掃除したのは2か所。
まず1か所目は、キッチンのすき間のほこりです。
毎日ワイパー掛けをしていても、すき間までは掃除していなかったので、冷蔵庫とシンクのすき間にほこりが積もっていたんです。
そこで使ったのは、すき間掃除用ワイパー「シートでスキマキーレー」。
なんと1㎝のすき間に入って汚れをきれいにしてくれるアイテムです。もともとふわふわシートが付属しているのですが、使い切ってしまったので手持ちのウェットシートを装着してふきふき。
シートでとりきれない汚れは、こんなふうにぞうきんを巻き付けて輪ゴムでとめてゴシゴシしました。
そーっとすき間から引き出してみると……
「◎△$♪×¥●&%#?!」
汚れが、すごすぎて
こと、ばに……なら、ない……
写真でお見せできないのが残念ですが、何年分?かのホコリがごっそりとれました。
ほんとうによかった。
……という話を編集部でしていたら「おそうじペコさんが、すき間にたまったホコリは菌やカビの温床になってアレルギーや病気の原因になることもある、って話してたよ」と聞きました。
そんな危険な状態でずっと放置していたなんて! これからは一年に一度はすき間の掃除をちゃんとしていこうと思います。
2か所目は、お風呂の天井です。
お風呂の天井は、カビがあるとお風呂全体に降って広がってしまうと聞いたことがあって気になっていたんです。
しかもお風呂は、第4回「アイロン掛けやめ」で服の一時干し場所にもなっているところ。せっかく洗った服を気持ちよく干すためにも、天井や壁をきれいにしておきたい。
そこで使ったのがこちらの「ふわーとお風呂キーレー」。
水で濡らしてシャッと水気を切って天井をなでていくだけで、気になる汚れをすっきり落とせました。
そしてこのブラシ、ボリュームがすごい。
先端が取り外せて狭い場所にもふわふわブラシが入り込んでくれるから、シャワーフックや蛇口の入り組んだところまで一気にキレイにできました。
【方法6】プロにお願いする
それでも家をきれいにして新年を迎えたい、という場合は「プロにお願いする」という手段もあるよと
編集部員に教えてもらいました。
確かに、自分では掃除が難しいところや汚れがとりきれないところも、プロにお任せすれば安心。
ハウスクリーニングにはいろいろなサービスがあるので、一度検討してみるのもいいかもしれません。
【方法7】気にしない
年末は時間がない、どうしても面倒、というとき最終手段は「気にしない」!
大掃除をがんばりすぎて体調を崩してしまっては大変です。また今度でもいいや、と気楽に過ごすことも選択肢に入れておいてくださいね。
年末を楽しく過ごそう
いかがでしたか?
今年はいろいろな家事をやめてきたのに、年末の大掃除までやめられるなんて……。
我ながら、スゴイと感心しています。
12月はクリスマスに冬休み、楽しいイベントも目白押し。
面倒な家事は
CHA-CHA-CHA
と済ませて、自分の好きなことをたくさん楽しみたいですね!
大掃除やめで紹介した方法を試して、年末を元気に気持ちよく過ごしてくださいね。