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アイロン掛けのやめ人さんに突撃

【やめ家事リポート4】「アイロン掛け」のやめ人さんに突撃

家事のコツ

ズボラ主婦ひらこが「やめていい家事」を達人に聞いて実践レポする連載シリーズ。

今回のやめ家事は「アイロン掛け」。
掛けるのやめたらどうなった?気になる"実際のところ"をリポートします。

家族は夫と中高生の娘が3人。アラフィフに突入してもともとのズボラ癖がさらにパワーアップ!日々、家事を楽にするネタや便利アイテムを探求中です。

「アイロン掛け」のやめ人さんに突撃!

ズボラではありますが一応、家事歴20年の私。
その長い家事人生の中でも、常に「面倒な家事ランキング」上位に君臨している家事といえば「アイロン掛け」。嫌すぎて自分の服はアイロンが必要かどうかで購入を決めているくらいです。

そんなアイロン掛けを、やめている人がいる? 耳を疑うような情報を入手したので、お話をくわしくお聞きしました。

〈今回のやめ人〉
57歳(女性)
3人暮らし
一戸建て

【突撃1】アイロン掛けをしなくていい、なぜそれが可能に?

いつも素敵なコーデでお仕事をされている今回のやめ人さん。とても服のアイロン掛けをしていないようには見えませんが……。さっそくインタビューをしてみました。

「アイロン掛けをしていないというより、実は❝アイロン掛けをしなくていい干し方❞をしているんです。綿素材の服なんかは普通に洗濯して干すとシワシワになると思うんですが、ある干し方をすると乾いたときシワがきれいに伸びているんですよ。」

なんと! そんな方法があるんですか。いったいどんな風に干しているのでしょう。

「昔、雑誌でスカーフの干し方として載っていた方法なんですが、脱水せずにびしょびしょのまま干すというやり方です。雑誌を見てから、スカーフやショールは脱水なしで干していたんですが、服を絞らずに干すようになったのは最近。

年を重ねるごとに肌触りのいい服を着たいなと思うようになってきたんですが、天然素材の服は洗濯して干すとシワが目立ってしまいますよね。それで小物でやっていた干し方を試してみたら、シワがきれいに伸びていたんです。それからは絞らずに干してアイロン掛けの手間を省いています。」

なるほど~。シワが気にならない仕上がりならアイロン掛けは必要ないですよね。
家事歴20年でもそんな方法があるとは知りませんでした。目からウロコ! これはいいことを聞きました!

【突撃2】ここがポイント! シワをきれいに伸ばすには?

アイロン掛けがいらない秘密が分かったところで、具体的にはどうやるのか気になります。やめ人さんに、絞らずに干すやり方を聞いてみました。

「干す時のポイントは絞らずにびしょびしょのまま干すことです。ハンガーに干してしばらくお風呂場に掛けておけば水が切れるので大丈夫です。手洗いなら洗った洗面器のままベランダまで持っていって干すこともあります。」

なるほど。水がしたたるのが気になっていたんですが、お風呂場に掛けておけば平気ですよね。洗面器を持って走るのもアリです!

「ハンガーに掛けたときには形を整えておくとよりいいですね。こうしておくと本当にぴんとシワが伸びるんです。ジャケット用とかの厚みのあるハンガーに掛けておくと、アイロン掛けが難しい肩部分もきれいに仕上がります。簡単にきれいに仕上がるびしょびしょ干しおすすめですよ!」

「びしょびしょ干し」! いいネーミングです。 水の重さでシワを伸ばすというワケですね。絞らずびしょびしょのまま形を整えて干す、しっかり覚えておきます。

【突撃3】「びしょびしょ干し」に向いているのはこんな服

最後に、いろいろな服をびしょびしょ干しにしてこられたやめ人さんから、こんなアドバイスをいただきました。

「この干し方は綿や麻の素材の服、ギャザーが細かく入ったようなお洒落着が向いていると思います。水の重みで自然にしわが伸びるし、ギャザーの形もきれいに仕上がりますよ。
あと、アイロンを掛けると素材の風合いがなくなってしまうような服にもおすすめです。天然素材のナチュラルなしわ感や起毛なんかのふわっとした感触も残せますよ。」

確かに。アイロンをかけるとペタっとなりすぎて元の風合いが死んでしまう服ありますよね。そんな服にも使えるワザなんですね。

「でも厚手の服は乾きが遅くなって匂いが出ることもあるのでおすすめしません。夏の服や、冬物でも薄手の服や小物なら試してみるといいかも。生地によってはしわが残ることもあるのでその時はアイロン掛けが必要かもしれません。洗濯表示の確認をしてから、様子を見つつやってみるといいと思いますよ。」

ふむふむ……なんだか私にも簡単にできそうな気がしてきました! それではさっそく「びしょびしょ干し」チャレンジやってみたいと思います!

マネしたらどうなった? ズボラ主婦の実録レポート

【レポート1】私の普段のアイロン掛け

アイロン掛けが必要な服の中でも私が一番厄介だと思っているのは、夫の綿シャツ。洗って干すと結構シワが目立つし、私や子どもの服より大きい分、アイロン掛けが面倒くさいんですよね。
掛けなきゃな~と思いつつ、いつも後回しに。そしてやっと掛け始めるのが、いよいよ夫が着る日の朝。

朝は一日で一番体力あるし(アラフィフのリアル)、寝起きでぼーっとしてるから苦手な家事でも面倒くさいと思う前に終わる、というのも朝やっている理由です。

ん?なんかこれ……
どっかで聞いたことある話
思えば掃除も、朝寝起きにやってる……!

そんなわけで私のアイロン掛けは「夜明けのプレス」なんですが、ぼーっとしながら掛けているのできれいにシワが伸びていないことも多かったんです。

【レポート2】実録! びしょびしょ干し

そこで今回は、厄介者扱いされている夫のかわいそうなシャツを「びしょびしょ干し」にしてみました。

洗濯機で洗ったあと、脱水前にシャツを取り出して水がぼたぼた落ちてる状態のまま、いったんお風呂場に干します。

見ていると水が上から下に流れて裾や袖口に集まっていくのが分かりました。生地をつたう水の流れと、下に下にとたまった水の重みで自然に生地がピンとなってる! これにはびっくり。

手でも、エリや袖、全体をピンピンと伸ばしておきました。
このあと水が切れてから外に干していたのですが、半日くらいでほとんど乾いていました。9月の晴れた日でしたが、びしょびしょでも思ったより早く乾いてこれもびっくりでした。

さて、それでは気になる「びしょびしょ干し」の仕上がりは?
さっそく、脱水して干した時との違いをご覧ください!

脱水して干したシャツ

まずこちらは普通に洗濯して脱水して干したシャツ。

脱水せずに干したシャツ

そしてこちらがびしょびしょ干しのシャツです。

違い、分かりますか?

しわが出やすい袖口や裾を拡大してみた写真もご覧ください。

脱水して干したシャツ

脱水干しのほうはしわが目立っています。

脱水せずに干したシャツ

びしょびしょ干しのほうは、袖やすそもきれいにしわが伸びています。

びしょびしょのまま干すと想像以上にしわがのびてピンとなっていて感動! 思わず「すごい」と声に出るほどきれいに仕上がりました。

【レポート3】予想はしてた…家族の反応は?

さて実際にこれを着る夫の反応は、というと。
シャツを手にとって、「今日のシャツ、アイロンきれいにあたってるね」とのこと。

いや、予想はしてたけど……。私の普段のアイロン掛けって何? なんだか悔しいので、ほんとはアイロン掛けてないことは内緒です。

突撃してわかったこと

びしょびしょのまま干す今回のチャレンジ。
水がしたたる状態のまま干すので最初は「これでいいのかな?」とそわそわしていたのですが、だんだん絞らない豪快さが病みつきに! 今ではアイロンが必要なシャツやお洒落着は全部びっしょびしょのまま干しています。

ちょっとだけ洗濯機で脱水してから干してみたりもしたのですが、やっぱり全然絞らずそのまま干した時のほうがシワがなくきれいな仕上がりでした。
そして今回実験したシャツのようにポケットがある服は、ハンドタオルをたたんで入れておくとポケット部分のしわ防止になりましたよ。

この干し方を知ったおかげで、もう「夜明けのプレス」は必要なくなりました。
買い物に行って服を選ぶときにもアイロン掛けのことを気にしなくてよさそう。これからはアイロンを気にせず好きな服を選べるのが楽しみです!

ちなみに今回私がお風呂場で使っているのは、こちらの「シャワーフック用物干しハンガー」。お風呂のシャワーフックに差すだけでハンガー干しができる便利グッズです。私のびしょびしょ干し必須アイテムです。

シャワーフック用物干しハンガー

シャワーフック用物干しハンガー

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