場所がなくてもシーツを干せる「シーツハンガー」、ちゃんと乾くの?使い方と干し方検証

寝具類の洗濯は、衣類に比べて大きいものが多いため、かなり重労働です。
干すときは「ベランダが狭くて広げて干せない」、「マンションの規約でそもそもベランダで干せない」などの制約があることも。

大きなシーツや布団カバーを室内で効率よく干して乾かす方法、悩んでおられる方は多いのではないでしょうか。

今回編集部が着目したのは、省スペースでシーツやバスタオルなどの大型の洗濯物を干すことができる「シーツハンガー」。
ちゃんと乾くの?という疑問を解決するため、実際にシーツを干して乾くのか試してみました。

シーツの正しい洗濯方法や干し方などとあわせて、ぜひ最後までご覧ください。

シーツや枕・布団カバーの洗濯頻度は?

シーツと枕
よく、「人は寝ている間にコップ約1杯~1.5杯分の寝汗をかく」と言われます。
寝具の中でも、シーツや枕・布団カバーは直接肌に触れる分、ダイレクトに汗を吸うのでこまめに洗濯したいですね。

気になるのは汗だけではありません。
寝ている間に落ちた髪の毛や付着した皮脂などで、シーツなどはとくに汚れやすくなっています。
髪の毛や皮脂を栄養にしてダニが発生してしまうことも…。

シーツなどの洗濯頻度は、週1回がおすすめ。
夏場は汗をたくさんかくので、気になる方はもう少し頻度を上げてもいいかもしれません。

冬場は大丈夫、と思われるかもしれませんが、寒い冬でも着こんで寝ると汗をかきます。
最低でも、2週に1回は洗濯すると良いでしょう。


参考資料
※セシール「シーツの洗濯頻度はどれくらい?シーツの正しい交換・洗い方」検索日2021/9/7

シーツの洗濯で気を付けたい5つのポイント

週に1回、こまめに洗濯していれば、シーツの生地は痛みやすくなります。
シーツを長持ちさせるためにも、正しい洗濯の仕方を抑えておきましょう。

シーツを洗うときのポイント
  • 粘着シートで付着物を取り除く
  • 裏返してじゃばら折りに
  • 洗濯ネットに入れる
  • 柔軟剤は使わない
  • 布団コース(毛布コース)を選ぶ

シーツの洗い方|粘着シートで付着物を取り除く

シーツを洗う前に粘着シート
意外と忘れがちなのが「洗濯する前に汚れを落としておく」こと。
洗濯機を回すだけでは、髪の毛やホコリなどの細かいゴミは除去できません。

洗濯する前に粘着シートなどを使って、シーツの表面についたゴミを落とすのを忘れないようにしましょう。

シーツの洗い方|洗濯ネットに入れる

シーツを洗濯ネットに入れる
シーツの生地が痛むのを抑えるために、必ず洗濯ネットに入れましょう。

衣類用の小さな洗濯ネットに無理やり押し込むにはNG。
寝具も入る大きめのサイズを使いましょう。

シーツの洗い方|裏返してじゃばら折りに

マットレスや敷き布団から剥がしたシーツを、適当に丸めて洗濯していませんか?
くしゃくしゃの状態で洗濯すると、表面が擦れて傷んでしまいます。
洗う前のシーツを裏返す
シーツを裏返しておくと表面の摩擦が減るので、毛羽立ちなどを抑えることができます。
裏返したシーツは丸めず、じゃばら折りにします。
シーツをじゃばら折りにする
じゃばら折りにすることで、洗濯中にシーツがねじれて生地が痛むのを避けることができます。

シミがついているときは…
シーツの表面にシミなどの汚れがついているときは、裏返す前に中性洗剤をつけて軽くつまみ洗いをしておきましょう。

シーツの洗い方|柔軟剤は使わない

肌触りを柔らかくしたり、防臭効果で臭い対策ができる柔軟剤ですが、シーツを洗濯するときには使わない方が良いと言われています。

柔軟剤は表面の繊維をコーティングしてしまうので、シーツの吸水性を悪くしてしまう可能性があります。

シーツの洗い方|布団コース(毛布コース)を選ぶ

洗濯機に「布団コース」や「毛布コース」があるなら、そちらのコースを選んで洗濯してください。

たくさんの水を使って普通のコースより回転を緩やかにして洗ってくれるので、シーツが痛みにくくなります。

シーツを干すときのポイント

シーツを干すときは、タオル類と同じようにしっかり広げて干すことが大切。
できる限りシーツが重ならないよう、通気性を良くすることを意識します。

といっても、広げるとかなりの大きさになるシーツを重ならないように干すのは至難の業…。
物干しスタンドを使ってシーツを干す
物干し竿で干すのが手っ取り早いですが、タオル用の物干しスタンドなどを使って干すこともできます。
物干しスタンドの形状によりますが、画像のように上からかぶせて干すのが一番簡単です(床に付かないように気を付けましょう)。

L字型の布団干し用のポールであれば、ポールを2本使ってシーツがMの字になるように掛けると通気性が良くなり、乾きが早くなります。


家族の人数が多ければ、当然洗濯するシーツの枚数も多くなります。
たくさんのシーツを一度に干そうとすると、かなり場所を取ってしまいます。

そんなときに便利なのが、シーツをコンパクトに干せるシーツハンガーです。

場所がなくてもシーツを干せるシーツハンガー

シーツハンガーは、その名の通りシーツを干すための特殊な形状をしたハンガー。
省スペースでシーツを干すことができるため、シーツを干す場所がなくても使えるとても便利なアイテムです。
シーツハンガー
このようにぐるぐると円を描いたような見た目から、「スパイラルハンガー」とも呼ばれています。
シーツだけでなく、カーテンやバスタオルなど大判のものを干すのに役立ちます。

収納にも困らないシーツハンガー
また、物干し竿や物干しスタンドよりも省スペースに収納しておけるのがうれしいポイント。このようにちょっとした隙間を利用できるので、狭い洗面所でも収納に困りません。
一人暮らしの方にもおすすめです。
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シーツハンガーの使い方

初めてシーツハンガーを目にした方は、「どうやってシーツを通すんだろう」と思われるかもしれません。
編集部スタッフも、初めてシーツハンガーを手にした時はうまくシーツを通すことができませんでした…。

しかし、コツを抑えればすぐに慣れるので、簡単に使い方をご紹介します。

手順1
シーツを2つ折りに
まず、シーツは長い方を折りたたんで2つ折りにします。
山折りの山の部分をシーツハンガーに通すので、両端をしっかり手で持っておきます。
手順2
シーツハンガーに通す
シーツハンガーの使い方
片方の端をシーツハンガーに通して引っ張ります。
この時、ただ引っ張るだけだと折り畳んだシーツがずれていってしまうので、もう片方の端もシーツハンガーに通して押し込むようにするとうまくいきます。
手順2
シーツの位置を調整する
シーツハンガーの使い方
通ったら、シーツハンガーが傾かないようにシーツの位置を調整します。
今回使用した「スリムくるくるハンガー」はセミダブルサイズまで対応しています。
通したシーツはシングルサイズだったため、少し余裕がありました。
円形のシーツハンガーと四角のシーツハンガー
シーツハンガーの形もいろいろあるので、円形のものと四角のものを比べてみました。
使ってみたところ、シーツが通しやすいと感じたのは円形の方でした。ただ、四角の方も慣れてしまえば問題ないと思います。
収納のしやすさで言うと、四角い方が立てておいても安定感がありそうです。

ところで、「こんなにコンパクトにしたら風通しが悪くなってちゃんと乾かないのでは?」と思ってしまいますよね…。
シーツハンガーの使い方
ハンガーとハンガーの間隔を計ってみると、6.3cmありました。薄手のシーツを通すと、その間隔は6cmほどになります。
たしかに、ちゃんと乾くか微妙な印象。

実際にこの「スリムくるくるハンガー」を使ってシーツが乾くのか、いろんなシーンで試してみることにします。

シーツハンガーを使ってシーツが乾くのかを検証

スリムくるくるハンガー
今回はこちらの「スリムくるくるハンガー」を使って、2通りの干し方でシーツが乾く時間を計測します。シーツはニトリで販売されている「布団用カバー3点セット」の敷布団カバーを使用。サイズはシングルで素材はポリエステルです。
  1. 風通しのよい室内(窓際)で干す
  2. 風通しのよい室内(窓際)で「サーキュレーター」を回しながら干す
  3. 浴室内で「浴室乾燥」を回しながら干す

検証は2日かけて行いましたが、気温は25度±2度、湿度は60%±5%の条件下で干すようにします。

シーツが乾くのにかかった時間は?

シーツが乾くのにかかった時間
シーツが乾くのにかかった時間を計測すると、このような結果になりました。
サーキュレーターを回しながらシーツを干す
風通しの良い室内に干しておくとおよそ3時間でしっかりシーツが乾きました。
そしてなんと、サーキュレーターも併用した場合だとおよそ1時間半で乾いていました。

土日はゆっくり寝ていたい派の方でも、お昼の12時までにシーツを洗って干しておけば、夕方までには乾いている計算
シーツが綿素材ではなく、乾きやすいポリエステル素材だったこともありますが、当初の予想より乾くのが早かったので驚きです。

浴室乾燥でシーツを干す
浴室乾燥を使えば、浴室内でもおよそ1時間半で乾くことも分かりました。
浴室乾燥は上から風が出るので、シーツの下の方は少し乾くのが遅かった印象。
ただ、天気が悪い日が続いても、シーツハンガーを使えば狭い浴室内でもシーツを干すことができるのはうれしいですね。

厚めのバスタオルもしっかり乾く!

シーツハンガーでバスタオルを干す
薄いシーツはしっかり乾きましたが、シーツより厚みのあるバスタオルではどうなのかも試してみました。

風通しのよい室内でサーキュレーターなしの状態で干した場合、およそ5時間で乾きました。
バスタオルだと2枚掛けられるので、日常的にバスタオル用のハンガーとして使うのもアリだと思います。

ちなみに、バスタオルや枕カバーを干す場合は、片方を長くして風があたる場所を広くしておくと効率が良いですよ。

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ゴム入りのボックスシーツはどうやって干すのが正解?

敷布団やマットレスにすっぽり被せるタイプのボックスシーツは、外れないように縁にゴムが入っています。
ゴムが入った部分はどうしても皺が寄って乾きにくいのが悩みどころ…。
シーツハンガーでボックスシーツを干す
シーツハンガーにボックスシーツを通してみましたが、このようにゴムが入っている部分は伸ばすことができません。
ここだけ生乾きになるのは避けたいですよね。

形状が特殊な分、しっかり広げて干すのが難しいボックスシーツは、どうやって干すのがベストなのでしょうか。

ボックスシーツの干し方|ハンガーを2本使って干す

ハンガーを2本使ってボックスシーツを干す
いろんなサイトで紹介されているのは、「ハンガーを2本使って干す」方法です。
普通のハンガーだとシーツのサイズに合わなかったので、バスタオルも干せる伸縮タイプのハンガーを使ってみました。

これなら、ゴムが入っている部分にも風が通るので、ちゃんと乾きそうです。

ボックスシーツの干し方|伸縮タイプのピンチハンガーを使う

伸縮タイプのピンチハンガーでボックスシーツを干す
実は、シーツを干せるアイテムはシーツハンガーだけではありません。
このような伸縮タイプのピンチハンガーもシーツを干すのに重宝します。

しかも、伸縮タイプのピンチハンガーはシーツの縁をピンチで挟んで干すので、ボックスシーツも楽々干すことができます。

シーツハンガーよりやや見た目が不格好になりますが、普通のピンチハンガーとして靴下やハンカチなどの小物を干すこともできるので、汎用性があるのがうれしいポイントですね。

つまみやすくて絡まないピンチはどれ!?角ハンガーの干しやすさを5つの観点から比較・実験

干すのが面倒なものこそラクに干す!

シーツの正しい干し方や、シーツを省スペースで干せるシーツハンガーの使い方を見てきました。

シーツに限らず、布団や布団カバーなどの大物の洗濯は時間もかかるし重労働です。
そんな干すのが面倒なものこそ、シーツハンガーなどの便利グッズを使ってラクをしちゃいましょう!

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