都内の一戸建てに住む、整理収納アドバイザー主婦。もともと片付けと掃除が苦手で、開かずの間が3LDK中2部屋あったのですが、資格取得を機に、家中を片付けました。片付けが苦手な人の気持ちに立って、わかりやすいコラムを書くように心がけています。

洗濯物ボールは、どんな効果がある?実際に使って試したみた結果
今、話題の洗濯ボールをご存じでしょうか?
洗濯物の乾燥時間が短くなったり、柔軟剤を使わなくても洗濯物がふんわり仕上がるのだそう。
今回、2週間ほどわが家のドラム式洗濯機で「ドライヤーボール」をほぼ毎日のように使ってみたので、率直な感想をお伝えします!

洗濯ボールとは
洗濯ボールには、大きく分けてプラスチック製とウール製の2種類があります。
私が使っているのはシービージャパンのもので、洗浄済みのクリーンウール100%を使って作られた「ドライヤーボール」です。

ドライヤーボール
こちらが、その「ドライヤーボール」です。ウール100%でできた直径7cmのボールで、手に持った感触はまるで硬い羊毛フェルトの大きな玉みたい。特に気になるにおいはありません。淡い白色でコロコロしていてかわいらしいです。
この洗濯ボールは乾燥機用のボールです。そのため、この「ドライヤーボール」自体は、洗濯しているときは使えません。そのため、洗濯から乾燥まで全自動で行う場合は、洗濯が済んだタイミングで一時停止してからドライヤーボールを入れて使う必要があります。
メーカーの公式サイトによると、
- 洗濯物の水分を吸水するので、効率よく洗濯物を乾かせる
- ドラム内でバウンドすることで、洗濯物がほぐれ絡まない
- 柔軟剤がなくてもふんわり仕上がる
といった効果があるそうです。本当にそうなのか実際に使ってみます。
ホコリはつかない?「洗濯ボール」を使った率直な感想
「ドライヤーボール」の使い方はとても簡単です。ドラム式洗濯機で乾燥運転をする時に、洗濯物の中にボールを放り込むだけ。
ここでは、わが家で実際に使っている様子ををご紹介します。
わが家では洗濯が終了したら、外干しするものと洗濯機乾燥にかけるものに分けています。洗濯機で乾燥させるのは、タオル・肌着・パジャマなどです。

乾燥にかけるものと一緒に、洗濯ボールを3つ放り込みます。
素材が柔らかいためか、バウンドする音は特に気になりませんでした。
ウール100%素材ということで「洗濯物にウールの繊維がつくかも?」と心配でしたが、そういったことは全然なく、乾燥フィルターのホコリが急に増えた感じもありませんでした。
短縮になる? 洗濯ボールで乾燥時間の結果
乾燥時間は、予定では3時間。乾燥が終わるまで、実際どれくらいかかるでしょうか。

乾燥運転中は、洗濯機の中で洗濯ボールがコロコロと弾んでいました。そして、ほぼ表示された予定時間ぴったりで乾燥が終了しました。
(乾燥フィルターの掃除はマメにしていますが)今までは「残り10分」の表示が出て見直し運転が長く乾燥が終わらず、結局予定よりも30分以上オーバーすることが大半でした。
しかし、洗濯ボールを使ってからは乾燥時間の延長がほとんどありません。
日によっては、予定の乾燥時間よりも30分ほど早く終わることもあります。ふと気がつくと、「まだ乾燥終わらないのか……」から「あれ?もう乾燥終わってる……」と思うことが増えました。
この洗濯ボールを使うようになってから、洗濯機の見直し運転が減ったため、たしかに乾燥時間が短くなったと感じます。
ボールを入れることによって、洗濯物がほぐされてかたまりにならないので、乾燥ムラもなく予定通りに乾燥が終わるのだと思っています。、
何個入れる? 洗濯物が多いなら洗濯ボールを増やすのもアリ
洗濯ボールはいくつ入れるといいのでしょうか。使用目安を見ていきます。

このドライヤーボールについては、少量の衣類なら3個、大量の衣類であれば6個が目安というふうにパッケージには記載がありました。
今は3個しか入れていませんが、もしかすると倍の数入れることでさらに乾燥時間が早くなるかもしれません。わが家でも追加購入を検討中です。
ふわふわに仕上がる? 洗濯ボールを使ったときの差
「ドライヤーボール」を入れて乾燥させた洗濯物は、洗濯ボールを使わない時と比べてどう違うのでしょうか? 2週間ほど使ってその仕上がりの差を感じたのは、ダウンコートを洗濯したときでした。

手洗い可能なダウンをおしゃれ着洗いモードで洗濯し、5時間ほど自然乾燥させました。
ほぼ乾いたところで、洗濯ボールを入れて15分くらい乾燥運転させてみました。
こちらの写真は乾燥機にかける前後の写真です。その違いは一目瞭然です!

乾燥機に入れる前はぺちゃんこだったダウンが、フカフカになり最高の手触りになりました。
乾燥機にかけるだけでもある程度ダウンが膨らみますが、ドライヤーボールがはる動き=手ではたくと似た作用をして、羽毛を立たせてくれたのかもしれません。
ドライヤーボールのおかげでクリーニングに出したような仕上がりになりました。自宅で洗えばエコなのはもちろん、大満足しています。
わが家のドラム式洗濯機の乾燥温度は65度と低めなので、今回はダウンをそのまま通常通り乾燥しました。でも乾燥温度が設定できる場合は、ダウンはなるべく低温で乾燥させてください。また、ダウンをホームクリーニングする際は、必ず洗濯表示をご確認の上、表示に従って洗濯・乾燥を行うようにしてください。
生乾き臭は? 洗濯ボールを使って驚いたこと

乾燥時間の短縮やふんわりとした仕上がり以上に、ドライヤーボールではっきりとした違いを実感した点があります。それは「生乾きのにおい」がしないということ。
ドライヤーボールを使った時は、洗濯物はほぼ無臭で、生乾きのにおいがほとんどしないのです。ある日、タオルから生乾き臭がしたのですが「その日はドライヤーボールを入れ忘れていた」ということがありました。
洗濯物がドライヤーボールでほぐされることで、ぬれた状態が短時間になったため、生乾きのにおいの元になる雑菌の繁殖が防げているのだと個人的に思っています。その結果、生乾き臭そのものを抑えることができているのでは?と思います。
出しっぱなしもOK。わが家のスタイルにあった洗濯ボール
今や「ドライヤーボール」は、わが家の洗濯時の必須アイテムとなりました。
2週間使い続けてみて、
- 効率よくふんわりと洗濯物を仕上げてくれることを実感
- 生乾きのニオイが発生しにくいのがうれしい
洗濯をしてから外干しと乾燥にわけるという、わが家のスタイルにもぴったり。ボールそのものも白くてコロコロしてかわいいのですが、付属のメッシュ素材の収納袋もシンプルなので、普段から出しっぱなしでも気になりません。
柔軟剤を入れなくてもフワフワに仕上がるので、敏感肌の人や小さなお子さんがいるご家庭、柔軟剤の香りが苦手な人にもこの洗濯ボール「ドライヤーボール」はオススメです。

ドライヤーボール
アイテムを見る公開日:2022年6月14日
更新日:2025年6月265日
