家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
「洗濯ハンガーはいつもぶら下げっぱなしよ!」といいつつ、「他のおうちはどうしているんだろう?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は整理収納アドバイザー柳澤さんに「洗濯ハンガーを出しっぱなしにするメリット」や「洗濯ハンガーはどうやって収納すべきか」を聞いてみました。
散らかる洗濯ハンガー、どうするのがいい?
洗濯ハンガーはそもそも出しっぱなしにしていて問題ないのでしょうか?柳澤さんに伺いました。
「ご家庭の洗濯動線や洗濯物の量を考えて、あえて出しっぱなしにする『見せる収納』にしておくことも選択肢のひとつです。
また、部屋干し派の方は出しっぱなしにしておいても洗濯ハンガーの劣化を心配する必要はありません。」
しかも洗濯ハンガーは「あえて」だしっぱなしにしておくメリットもあるようなんです。
洗濯ハンガーを出しっぱなしにしておくメリットには、洗濯機から取り出してすぐ干せる、洗面所などのデッドスペースを有効活用できるなどがあげられます。
洗濯ハンガーはプラスチック製なのでしまう方がよいのかと思っていましたが、そうでもないんですね。
洗濯ハンガーのベストポジションは?
洗濯ハンガーはどこに置いておくと1番便利なのでしょうか?
柳澤さんによると、「マンションにお住まいの方はベランダの竿に、戸建てにお住まいの方は軒下の竿にぶら下げっぱなし!という方が多いのでは?」とのこと。室内干しの場合でも意外と洗濯ハンガーは出しっぱなし派が多い印象のようです。
では、柳澤さんのご自宅では使わないときの洗濯ハンガーをどうしておられるのでしょう。
実際の洗濯事情と一緒に教えていただきました。
「洗濯機から取り出してすぐ干せるという動線の良さからも、わが家では洗面所にあるのがベストだと思っています。
わが家には乾燥機がないので、天気の良い日は一気に外干し、夜間や天気の悪い日は洗面所で5人分の洗濯物を干しています。かなりの量です。
1番よくやるのは、洗面所を締め切って除湿機をかけるという方法なので、洗濯ハンガーもほぼ洗面所にあるのが実情。
洗濯ハンガーの量も多く、どこかに収納するというのは不可能なのであきらめました。
洗面所やお風呂、専用のドライルームなどで干している場合、洗濯ハンガーの収納場所を確保するにはアイデアが必要です。」
確かに、家族の人数と比例して洗濯ハンガーも増えていくというのは誰でも抱く悩みですよね。
その洗濯ハンガーの収納場所を確保するアイデアとは具体的にどんなものがあるのでしょうか。
「例えば、洗面所の場合、洗濯機周りは特に狭くなっているので、狭さを活かして棚板や突っ張り棒を取り付けたりして、上の空間をうまく活かしています。」
洗濯機上はデッドスペースになりがちなので、うまく利用するのは賢いやり方ですよね。
それ以外にも収納アドバイザーさんならではのアイデアが。
「洗濯ハンガーが少しであれば洗濯機の前面にマグネットフックでつけておくのもいいですね。
今回ご紹介したのは、洗濯ハンガーをすぐに取り出せるよう突っ張り棒やマグネットフックで引っ掛けておく方法です。
洗濯をする人や家族が洗濯ハンガーを収納しない、引っ掛けておくだけでOKということなら、それでいいと思います。」
洗濯ハンガーをすぐに取り出せる収納アイテム3選
「洗濯ハンガーは出しっぱなしが使いやすいけど見た目がごちゃっとならないようにしたい」とお思いの方も多いはず。
見た目はスッキリ、でも必要な時にはさっと洗濯ハンガーを取り出せる、そんなアイテムを集めてみました。
洗濯機横でハンガーを掛けて収納できるラック
洗濯機横にハンガーを掛けておけるマグネット付きの収納ラックです。真ん中のバーは平たく薄いので、洗濯ばさみなどもはさんでおけて便利。木ネジで壁面への取り付けもできるので、洗濯機横に限らず、ハンガーを収納したい場所に設置することも可能です。
洗濯機周りの棚を利用する棚下ハンガー収納
洗濯機の上や、洗面台、衣類棚など、「上の空間」が余っていればこちらがおすすめです。デッドスペースを有効に活用できるだけでなく、手に取りやすく、サッと取り出してすぐ使いやすいのもポイント。おしゃれなtowerシリーズなので、他のアイテムと揃えても統一感が出ます。
ハンガーの種類ごとに掛けられる収納ラック
取り出しやすく、使いやすいハンガーのための収納ラック。ハンガーの種類ごとに分けて使えば、からまって取り出しにくいというストレスからも解放されます。高さがあるので、いろんなタイプのハンガーに対応できます。
「洗濯ハンガーを収納する」というプチストレスを解消
柳澤さんいわく「洗濯ハンガーを収納するデメリットは、『収納する』というひと手間がかかるということ。ストレスになるようなら収納をがんばる必要はありません」とのこと。
確かに「しまう」ことができなくて、ストレスになっているならいっそ考え方をかえてみるのも手かもしれません。
今回ご紹介したアイテムやアイデアを参考にして、手軽で納得のいく洗濯ハンガーの収納場所や収納方法を検討してみてくださいね。