大学で建築・インテリアについて学んだのち、大手家具販売店に就職。現在はインテリア・ライフスタイル専門のママライターとして活動中。念願のマイホームを手に入れ、北欧インテリア×グリーンのある暮らしを楽しんでいます。
買い物や通勤通学、アウトドアなどさまざまなシーンで活躍するリュック。
大容量で両手も空くため頻繁に使うけど、買い物の時に財布がすぐに出せなかったり、玄関の前で鍵をガサゴソ探したりといった経験がある人も多いのでは?
そこで今回は、リュックの中身を上手に収納する方法について紹介します。
リュックの中身がごちゃごちゃしやすいワケ
リュックを開けると、中身がごちゃごちゃでどこに何があるかわからない状態になっていることって多いですよね。
そもそも、なぜリュックの中身が乱れやすいワケは
- 高さがあるため「ものが積み重なる状態」なので、底にあるモノが見つけにくい
- リュックの中身を取り出すとき、モノの位置が動いてしまう
- 容量が大きいので、不要なものも入れてしまいがち
といったことが考えらえます。
では、実際にリュックの中身をきれいに収納するためのテクニックをご紹介します
リュックに持ち物を入れる前にやっておくべきコツ
まずは、事前にチェックしておきたいポイントを紹介します。
【コツ1】不要なものを持ち運ばない
リュックに限らずどのカバンを使う時にも言えることですが、出かける前には中身の確認をして、不要なものを取り出しておきましょう。
レシートやゴミ、飲みかけのペットボトルなどがないかチェックしてすっきりさせます。
また、出かけ先がかわるごとに全部取り出して整理するのもおすすめ。
通勤や買い物、レジャーなどシーンによって必要な持ち物が変わるので、整理しないと使わないものが入れっぱなしになることがあります。
リュックの中身をこまめに整理して、持ち物を少しでも減らすことでごちゃごちゃの軽減につながります。
【コツ2】持ち物のジャンル分けをしておく
不要な中身を出したら、持ち物のジャンル分けをしておきましょう。
後ほど紹介するポーチを使った小分けの時に役立ちます。
おすすめは、使用シーンごとに持ち物を分ける方法。
買い物や仕事などのシーンごとに使うアイテムで分けておくと、1つのポーチを取り出すだけで必要なものがそろいます。
<シーン別持ち物の例>
- 買い物で使うモノ……エコバッグ・財布・ポイントカードのケース
- 移動時に使うモノ……イヤホン・モバイルバッテリー
- 仕事で使うモノ……書類や書籍・文房具
- 感染対策グッズ……マスクケース・除菌アルコール・ウェットティッシュ
リュックの中身を上手に収納するためコツ
上手に収納するためのポイントは持ち物がリュック内で移動せず、どこに何があるかわかる状態にすることです。
【コツ1】ポーチやファスナーなどを使って持ち物をまとめる
リュックに入れるものはポーチや巾着を使っていくつかにまとめましょう。
ジャンル分けしたものをそれぞれポーチに入れてからリュックに収納すれば、細々したものも行方不明になりません。
ポーチに仕切りやポケットがついているものなら、ジャンルが違うもの同士も同じポーチに区別して入れられ、コンパクトにまとめられるので便利です。
ポーチにもいろいろな素材がありますが、何を入れたか忘れてしまう可能性があるなら、透明や半透明素材のポーチを活用しましょう。
ひと目で何が入っているかわかり、取り出しやすさもアップするのでおすすめです。
コの字型にファスナーがついたマチ付きのファスナーケース。
A4サイズなどの大きいケースは、リュック内を適度に仕切ってくれるので、整理しやすくなります。
また、スリムでリュックがパンパンになりにくいスライダーケースを使うのも手。
写真のケースは半透明の100均のもの。適度に中身を隠せるので、リュックの中身がスッキリした印象に。
サイズバリエーションが豊富なため、書類から小物まで収納したいものにあわせて選べるのもおすすめポイントです。
【コツ2】リュック用のバッグインバッグを活用する
バッグの中身を整理できるバッグインバッグには、リュック用のものがあります。
縦に長いのでリュックの高さをいかして収納できるのがポイント。
また、リュックの中を仕切れるため、モノが移動しにくくなる利点もあります。
リュックの中身を入れ替える時も、まとめて取り出せて便利。
やわらかい素材のリュックに使うと、バッグインバッグが支えとなってしっかりリュックを立たせてくれるので、出し入れのしやすさもアップします。
実際リュックにいれるときのコツ
それでは実際にリュックに持ち物を入れていきましょう。上手に収納するのに役立つ便利なアイテムとともに入れ方を紹介していきます。
【コツ1】ポーチや巾着は「立てる」イメージで入れる
ジャンル分けした持ち物をポーチや巾着にそれぞれ入れたら、立てて並べるイメージでリュックに入れていきます。
この時、ポーチの下にはものを入れないようにするのがポイントです。
また、リュックの口を開けた時に見やすくするため、奥から手前に向かってポーチの高さが低くなるようにするのがコツ。リュックの口を開けた時に、長財布や水筒、ポーチなどすべてのアイテムが目に入るように立てて収納していきます。
小さいポーチの上にはスペースができますが、積み重ねるとごちゃごちゃの原因になるので、空けておくようにしましょう。
【コツ2】スライダーケースやファスナーケースを上手に使う
A4サイズなどの大きいケースを使うとリュックがシャキッと立つので、持ち物の出し入れがしやすくなります。
また、リュックの真ん中にいれれば、仕切りの役割も果たし、リュックの中身がごちゃつきません。
また、ファスナーケースの中に財布やポーチなどを入れてしまうという方法も。
ファスナーを開けたままリュックに入れておけば、取り出す時もスムーズ。
マチ付きのスライダーケースだとかさばるのが気になる場合は、フラットなスライダーケースを使うのも手です。
書類やペンをいれるといったイメージが強いですが、小さなものから大きなものまでいれてリュックを整理しましょう。マザーズバッグにしている方は、子どもの着替えやタオルを入れるのにもおすすめです。
【コツ3】ポーチやケースでもうまくいかないときはバックインバックを使う
ここまでにご紹介したケースやポーチに何をいれたらいいかわからない。ポーチをたくさん使うのが嫌だ……という方は、リュック用のバッグインバッグを買ってまとめてしまいましょう。
こちらは100均ダイソーのものです。リュック専用なだけあって、中身を立たせて収納できるなど使い勝手も抜群です。
持ち手があるため中身を入れたまま丸ごと取り出せ、持ち物のチェックをする時も見やすいというのもうれしいポイント。
また、大中小さまざまなポケットがあるので、使用頻度の高いものを直接ポケットに入れたい時にも便利。
マチの大きいメインスペースにはポーチや財布も入ります。
そして、保冷素材のボトルホルダーが備わっているのもポイント。
飲み物はもちろん折りたたみ傘の収納スペースとしてぴったりです。
【コツ4】よく使うものはポケットを活用する
スマホや鍵、定期券など使用頻度が高いモノは、ポケットに収納するのがおすすめ。この時、ポーチを使わず直接入れるようすれば、スムーズに取り出せます。
ちょうどいいポケットがない場合は、リュック用のバッグインバッグを使ってポケットを増やしたり、キーホルダーで取り付けたりするといいですね。
それぞれをポケットに入れると定位置が決まるので、紛失防止にも役立ちます。
ちなみに筆者のスマホ定位置はサイドポケット。リュックを肩から降ろすことなく、片手でサッと出し入れできます。
それでもリュックの中身がごちゃつく場合は……
それでも中身がごちゃつくという方は、いっそリュックを買い替えてみてはいかがでしょうか。
毎日、リュックを開けるたびにモノを探すプチストレスから解放されることを考えると、コストパフォーマンスが悪いとはいえません。
そもそもポケットの多いリュックなら、ポーチなどを使わなくてもそれぞれに持ち物を収納でき、定位置が定まるので整理しやすいですよね。
その際、ポケットは持ち物にあわせたサイズや機能であるかチェックしましょう。
ノートPCやタブレットを入れるなら、クッション材のついたポケットがあるものを。
ペンをよく使うなら、専用の細いポケットがあると便利です。
ドリンクや折りたたみ傘を持ち歩いているならサイドポケットのあるものを選びましょう。
リュックの中身を整理して使いやすさをアップしよう
いかがでしたか?
とにかくリュックは立てる収納をすることが大事です。
リュックの中身がスッキリすれば、外出も楽しくなること間違いないのでぜひこの記事を参考にしてくださいね。