howsie magazine

ブラインドの設置におすすめの場所は?

カーテンとブラインド、どっちがいい? ライフスタイルアドバイザーの使い分けアドバイス

インテリア

カーテンとブラインド、どちらも窓からの強い日差しをさえぎったり、光の量を調節することが目的のアイテムですが、質感や扱い方は全く違いますよね。どっちにするか悩まれている方も多いようです。

ライフスタイルアドバイザーとして新しいおうちの窓のインテリアを考えている方、お部屋の模様替えを考えている方などの参考になればうれしいです。

インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。

カーテンとブラインドのメリット・デメリットとは?

まず、カーテンとブラインドのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

カーテンのメリット・デメリット

カーテンのメリットとデメリットとは?

先ほども触れましたが、カーテンはブラインドに比べ、左右に引くだけという簡単な操作で、開け閉めが楽です。また、風が吹いたとき、ふわっとカーテンが舞うことで感じる優しい雰囲気は、カーテンでしか味わえないものです。

そして、汚れても気軽に丸洗いできるのもうれしいポイント。洗濯の後は外に干さなくても、カーテンレールに戻せばいつの間にか乾いているので手間がかかりません(※洗濯不可のものもあります)。

カーテンのメリットは開け閉めが楽なのがメリット

デメリットとしては、まず、カーテンは布なので、ペットなどのニオイが移りやすい点が挙げられます。同じく、布であることからホコリや砂埃、排気ガスなどの汚れ、カビなどがついてしまう可能性があります。

また、遮光カーテンなど色の濃いものなど、カーテンの色によってはお部屋全体が重たい印象になってしまいます。見た目的にも、ブラインドに比べて部屋が狭く見えることもあるのがデメリットです。

ブラインドのメリット・デメリット

ブラインドはカーテンよりも見た目がスッキリ

ブラインドはカーテンと違って、イヤなニオイを吸収しないのがメリットです。ホコリなどの汚れがつくのはカーテンと同じですが、汚れてもサッとふき取れます。

窓への収まりがいいので、カーテンよりも見た目のスッキリ感があります。また、窓を開けたとき、光と風の両方の調整ができるのはカーテンにはない特徴です。

ブラインドは操作がしづらいのがデメリット

デメリットとして真っ先に挙げられるのは、カーテンよりも操作が難しいこと。コードを引いて羽の角度を変えるのは簡単ですが、昇降させる操作はサイズによっては重く感じたり、バランスがうまく取れなかったりすることがあります。

また、キッチンなどの油汚れが付くような場所には不向き。油汚れがついてしまうと1枚1枚羽を丁寧に磨かなくてはいけないので、場所によっては避けた方がいいと思います。

小さなお子さんやペットがいる場合は、コードを引っ張ってしまったり、首などに巻き付けてしまったりすることも考えられます。そのため、手に触れない高さでまとめて結んでおく必要があります。
「カーテンより重たいからブラインドは避けたい」とよく聞きますが、今は軽い素材のブラインドもあるので、あまり大きなサイズでなければ大丈夫ですよ。

カーテンとブラインドのメリット・デメリットまとめ

カーテンとブラインド、それぞれのメリットとデメリットをまとめておさらいしましょう。

カーテンブラインド
メリット開け閉め操作がラク
お手入れがラク
柔らかい雰囲気になる
ニオイを吸収しない
サッと拭きとれる
見た目の圧迫感がない
光と風の調節が可能
デメリットニオイが移りやすい
汚れがつきやすい
重たい印象になることも
柔らかい雰囲気に
やや操作が難しい
お手入れが大変な場所も
子ども&ペットは注意
重たい

当然ですが、どちらにもメリット・デメリットがあります。それぞれのメリットを活かして、デメリットを感じない使い方や場所を選ぶようにしてくださいね。

カーテンとブラインド、ライフスタイルアドバイザーの使い分け方

お部屋の印象を決めるといっても過言ではない「窓のインテリア」。その窓のインテリアでもある、カーテンとブラインドをどうやって使い分けたらいいのか、まずはわが家の例をご紹介します。

カーテンとブラインド、ライフスタイルアドバイザーの使い分け方

画像の左にある掃き出し窓にはカーテンを、画像正面の腰窓にはブラインドを設置しています。

掃き出し窓の向こうはベランダになっていて、洗濯物を干すなどの出入りが発生します。カーテンとブラインドだと、カーテンの方が開ける手間がかからないのでカーテンにしました。

一方、腰窓はお隣さんが近いので、角度によってはしっかり室内が隠れるブラインドを採用しました。

このように、カーテンとブラインド、それぞれのメリット・デメリットを考えて、適材適所に使用しています

カーテンとブラインド、それぞれおすすめの設置場所は?

カーテンとブラインド、絶対にこちらの方がおすすめです!というのはありません。しかし、お部屋によってはカーテンの方がいい、もしくはブラインドの方がいいと言えるところはあります。

カーテンの設置をおすすめする場所は?

カーテンの設置におすすめの場所は?

カーテンの方がいい場所には、

  • 大きな窓・掃き出し窓
  • 寝室

の2つ。
特に、窓の向こう側にベランダや庭がある場合は、移動しやすいようにカーテンの方がいいですね。大きな窓はサイズの大きいものを使う必要がでてくるので、ブラインドだと重くて昇降の操作がしづらいこともあります。

また、カーテンはブラインドよりも遮音性や遮光性が高いので、ゆっくりと体を休ませたい寝室にはカーテンがおすすめです。

ブラインドの設置をおすすめする場所は

ブラインドの設置におすすめの場所は?

一方、ブラインドの方がいい場所としては、

  • 水回り
  • スタイリッシュに魅せたい場所

の2つが挙げられます。湿気が多い場所や水がはねる可能性のある場所など、カビが生えやすいところではカーテンよりもブラインドの方がお手入れがしやすくていいです。

また、スッキリとカッコよく魅せたい場所には、ブラインドをおすすめです。

カーテンとブラインド、どちらを使うかはどう魅せたいかで決めよう!

柔らかな優しい雰囲気になるカーテンと、スタイリッシュで飾らない雰囲気になるブラインド。
取り入れるアイテムによって、窓だけではなくお部屋全体の印象が変わります。「お部屋をどう魅せたいか」で考えると、決めやすいかもしれません。

お部屋の雰囲気をガラッと替えることができる窓のインテリア、お気に入りのアイテムが見つかりますように!

関連記事