キッチン道具の担当者。元司書であることから、モノを買うときは納得するまで調べ尽くす性分。ハウジーではクラスコと一緒に100を超えるキッチン道具の比較や検証を実施。本当に気に入ったキッチン道具の紹介や「困った!」を解決する記事をお届けしていきます。
水筒洗いって、結構大変ですよね。
本体はもちろん、フタのパッキンに飲み口のパッキン、中ブタの内側、何だかよく分からないパーツetc…。
デザインや使いやすさはもちろん重視したいものの「もっと洗いやすい水筒はないの?」と思ってしまいます。
というわけで、今回は。
洗いやすい水筒を求めて何度も買い替えた経験のある編集部スタッフUchidaが、洗いやすい水筒選びのポイントとおすすめアイテムについて、ご紹介したいと思います!
何度も買い替えてわかった「洗いにくい水筒」の特徴とは
水筒は、材質や構造などによって多少寿命の差はありますが、基本的には消耗品です。
買い替えのたび、色々なタイプの水筒を使ってきましたが、あまりの洗いにくさに後悔を味わったことも……。
洗いにくい水筒には、いくつかの特徴があります。
ご参考までに、少し例を挙げてみますね。
パーツがやたらと多い
パーツが多いという事は、水筒のこまごました部分まで洗えるということ。
確かに、衛生面ではよいのかもしれません。
が、乾かすときに水切りカゴなんかに入れようとしても隙間から落ちたり、他の水筒のパーツと混ざってわかりにくくなったり。
うっかり1つでもパーツをはめ忘れて持っていき、カバンの中で水漏れを起こしてしまった!なんてこともあります。
パッキンが多い、外しにくい&はめにくい
パッキンがついているタイプは、外して洗わないと雑菌がつきやすいです。
なので、毎回外して洗うのですが……これがまた、外しにくかったりはめにくかったりすると、プチストレス!
フタや中ブタが複雑な構造になっている
パーツ少なめで洗いやすそう!と思ってたら、中蓋の構造がめちゃ複雑だったという水筒もありました。
別に複雑な構造でも構わないんですが、とても困るのは分解して洗わないといけないタイプ。
シンプルな構造ならいいのですが、分解したものの元に戻せず「いやもう、これどうなってるの?」と頭を抱えたことがあります。
パッケージや取扱説明書にはちゃんと組み立て方(?)が載っていましたが、毎回そんなもの読んでる余裕なんてないのです……。
せめて、構造が複雑であっても、分解せずに洗えるタイプがよいですね。
飲み口がキュッと狭まっている、あるいはボトル自体が細い
ペットボトルや牛乳瓶のようなデザインの水筒ってありますよね。
あれもあまりに飲み口がキュッと狭まっている物だと、洗いにくいことこの上ないです!
でも、やっぱりおしゃれ…と惹かれてしまうし、ああいうデザインって飲みやすいんですよね。
この手のタイプは、ペットボトル用のボトルブラシで洗うと比較的洗いやすく、フタなどの形状がシンプルなものも多い印象です。検討に検討を重ねて、うまく選べば大丈夫かもしれません。
もう間違わない!洗いやすい水筒選びのチェックポイント
「買ってから後悔しないためのチェックポイント」をご紹介します。うち1つは食器洗い乾燥機をお持ちの方の条件でもありますが、下記の4つを抑えておきましょう。
【チェック1】口径が広いかどうか
水筒には、蓋部分がコップのような形状になっているものや、直接タンブラーのように口をつけて飲む直飲みタイプ、ストロー付きのものなど、さまざまな飲み口のタイプがあります。
どんな形であっても、とりあえず蓋の部分を外した時に口径が広いと、やっぱりとても洗いやすい!
特に洗いやすいのは直飲みタイプ。
シンプルな作りで飲み口が広いものだと、手やスポンジが入りやすいので、すみずみまでキレイに洗えます。
シンプル・イズ・ベスト!毎日持っていくことが多い子ども水筒も、学校や園の指定が無ければ、このタイプを選んでおくと楽ですね。
【チェック2】パーツが少ないかどうか。シンプルか
パーツが多いほど、洗いものが増えます。当然、少ないにこしたことはないですね。
パッキンも1つか2つくらいが理想。特に消耗しやすいパーツなので、毎日がんばってお手入れするほど早く伸びたり劣化してしまうので、長く使いたい場合はパーツだけ買えるものが嬉しいです。
また、細いパッキンよりは、少し太めの方が伸びにくく長持ちしそうだなと実感しています。
【チェック3】内部にコーティング加工や抗菌加工が施されているか
ボトルの内側に汚れやニオイが付きにくい加工がされていると、さっと洗うだけでも清潔に使えます。
できれば、汚れがつきにくいコーティング加工や菌が繁殖しにくい抗菌加工が施されているものがおすすめです。
特にコーヒーなどを入れて持ち歩きたい人は、コーティング加工されているかどうかチェックしておくとよいですよ。
【チェック4】食洗機対応かどうか
対応してない水筒を食洗機で洗ってしまうと、塗装がはげてしまったり、熱によりパーツが劣化・変形したりする恐れがあります。
私も以前知らずに放り込んでしまって、お気に入りの水筒をダメにしたことがあります。
最近では、子ども用のプラスチック水筒だけでなく、保冷保温のできるステンレス水筒でも食洗機に対応しているものが増えてきています。
手洗いするのが面倒くさい!という方は、ぜひチェックしておきたいですね。
とにかく洗いやすい!おすすめの水筒6選
ここまでお伝えしたポイントを踏まえつつ、とにかく洗いやすいことで人気の水筒を6つ選んでみました。
パッキンを外さず洗えるものや食洗機対応の水筒もあるので、ぜひ水筒選びの参考にしてみて下さいね。
全パーツ食洗機OK! 「サーモスの真空断熱ケータイマグ」
金属本体も含めた全パーツが食洗機対応のステンレスボトルです。
この水筒には従来のステンレスボトルとは違う密着性の高い塗装方法が採用されているため、食洗機の熱による塗装剥がれの心配がありません。
真空断熱で保冷や保温力もバッチリ!さらにスポーツ飲料もOKなので、あらゆるシーンで重宝します。
汚れにくい加工で、さらに食洗機にも対応「mlte EL Bottle」
こちらも全パーツ食洗機対応の水筒。
内側にはテフロン加工が施されているため、汚れにくくニオイ移りもしにくいです。
ボトルの表面には傷に強いセラミック加工が施されているため、見た目も肌触りも◎。
飲み口部分のパーツが透明の樹脂製で、汚れが一目瞭然。
シンプルでパーツの少ない水筒「ミスティック」
さびにくい素材とシンプルデザインで魅力の水筒「ミスティック」。
本体、フタ、パッキン1つというシンプルな構造です。
広口ですが、水筒自体はスリム。カバンに入れてもかさばらず、持ち歩きに便利です。
熱を逃しにくい真空二重構造のため、保温・保冷OK!季節を問わず一年中使えます。
パーツがシンプルで洗いやすい「MOTTERU カラビナハンドル」
バックパックなどに取り付けがしやすいカラビナつき。持ち運びのしやすさに特化した「MOTTERU」シリーズの水筒です。
洗いやすさにおいても結構ポイント高し。シンプルなパーツで汚れが溜まりにくく、お手入れが簡単。パッキンと滑り止めは取り外して洗えるので、清潔に保つことができますよ。
中ブタもシンプルで洗いやすい「KOLIMA」
フタがコップになるので、熱い飲み物でも安心して飲めます。
広口設計で、氷が入れやすく暑い夏の飲みものにもおすすめ。
中ブタの部分もシンプル構造なので分解しやすく、洗いやすいです。
飲み方2WAY仕様で、口が洗いやすい「GO CUP」
保温は出来ないですが、保冷力はバッチリ。直飲み&コップ飲みの2WAYボトルです。
氷が入れやすく、洗いやすい広口設計になっているので、お手入れもすごく楽!
他のサイズ展開もあり、小学生くらいのお子さんから大人まで幅広く使えますよ。
業界初!栓とパッキンが1つになった象印の「シームレスせん」
水筒を洗う際、従来だと栓のパーツからパッキンを取り外して洗うのが普通だったのですが、象印の水筒では栓とパッキンを一体化したことで、そのまま洗えるようになりました。
洗った後のつけ忘れによる水漏れも心配いらないので、洗いやすさだけでなく使い勝手もよい点で、とてもおすすめの水筒です。
気になる部分があるとすると、その蓋と栓になっている部分の間の溝に、スポンジが入りにくい点。
他の分解不要タイプの中ブタも同様ですが、もし汚れが気になった場合は、↓のような形状のお手入れグッズがあると便利です。
洗いやすい水筒を選べば、家事時短に!
洗いやすい水筒を選ぶことで、気になる汚れもしっかりと落としやすくなって、清潔に使えます。
それに何より、面倒だと感じていた「水筒を洗う」という家事が楽になるのがうれしいですよね!
今の水筒がちょっと洗いにくいなと感じている方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。