子育てしながらでも、毎日を楽しく過ごしたい!今しかない時間を大事に暮らしたい!という想いから、忙しい毎日でもラクに片づく仕組み作りがモットー。 収め方だけではなく、配置や収納スペースの使い方による 日々の家事がラクになる片づけのポイントをお伝えします。

ごちゃつく「パントリー収納」すっきり使いやすい分け方とは【ライフオーガーナイザーの実例】
食品・日用品をストックしておくための「パントリー」。どうしても生活感がでてしまうキッチンのパントリーがすっきり片付く収納用品の選び方を考えていきたいと思います。
しっかり・すっきり・食材の管理ができる方法をわが家での実例なども参考にしながらお伝えします!

パントリー収納の基本
食材やキッチン周りで使う日用品を管理するパントリーは、どうしても生活感が出てしまうので、何とかスッキリと片づけたいスペースです。
ですが、スッキリ見せることだけに意識を向けすぎると出し入れしにくくなってしまったり、しまい込みすぎて何がどれくらいあるのか、把握しづらくなってしまうこともあるでしょう。もちろん、物が少なければすっきりと片付くのですが、家族みんなの食材をストックしようと思うと必然的に物は多くなります。
管理するものの量に関わらず、誰が見ても何がどこにあるのか、パッとひと目でわかるようにしておくことがとっても大事です。
そのために、パントリーは以下の順番で収納していくのがおすすめ。
- STEP1:食材ストックをカテゴリーごとに分ける
- STEP2:食材カテゴリーごとのストック量を把握する
- STEP3:ボックス・カゴを使って、収納する
- SETP4:使い勝手を考えて、配置する
具体的にみていきます。
【STEP1】食材のストックを、カテゴリーごとに分けてみよう

例えば、スーパーマーケットの陳列棚。スーパーでは、カテゴリーごとに陳列される場所が決まっていますよね。
多くのお客様の買い物をストレスなく促してくれる、スーパーの陳列は最高のお手本です!その方法を参考にすると管理がしやすいですよ。
私のよく行くスーパーの例をご紹介すると……
- 液体調味料(醤油・ソース・マヨネーズなど)
- 油・ドレッシング
- スパイス
- 塩・砂糖
- 乾物・ふりかけ
- 缶詰め・レトルトなど
- 粉・ミックス粉
- 製菓材料・ジャム
- お菓子
- お茶・コーヒー
- 日用品
このようなカテゴリーで分かれていました。これを参考にしながら、実際に分類していきましょう。
【STEP2】食材カテゴリーごとのストック量を把握しよう

分類してみると、カテゴリーによって多い食材と少ない食材があると思います。このカテゴリーごとのストック量を把握することも、ここで大事な工程のひとつです。
例えば例えばこんなことありませんか?
「カレールーは困った時のお助けメニューとして作るから、3箱くらいは常にストックしておきたい」「マヨネーズすぐになくなるからいつでも+1はストックしておきたい」。
いつも何気にストックしている食材にも、実は「その家なりの定量ルール」を持っていたりするものです。
このルールを把握して、その量が入るだけの枠をパントリーに作っておけば、買い物の前にパッと確認するだけで、今日買い足すものがすぐにわかるようになります。
【STEP3】ボックス・カゴを使って、収納しよう
わが家の定量のルールを見つけられたら、次に「収める作業」です。食材は自立しづらいパッケージのものもあるし、ひとつずつ並べるのって手間がかかってしまいます。そこで、「すっきりキレイに収める」には、ボックスやカゴを利用するのがおすすめです。
「すっきり見せ」を叶えるには、収めたい食材がすっぽりと隠れてしまう大きめサイズの収納ボックス選びましょう。収納ボックスが小さすぎると収めている食材があふれて見えて、かえって煩雑な印象になってしまいます。これでは本末転倒です。

また、食材は詰め込みすぎないようにします。取り出しにくくなり、また収納ボックスを上からのぞいた時に、何がいくつあるのかひと目で把握できなくなります。
ちなみに、ひとつのボックスに入れる食材の目安は、多くても10個まで。それ以上はひと目で把握できないので、別のボックスに分けましょう。「詰めればまだまだ入る!」「この隙間もったいない!」そう思えるくらいが、管理しやすい量です。
<収納ボックスの選び方>
- 収めたいモノがすっぽり入るサイズを選ぶ
- 食材は詰め込みすぎない
サイズが異なる食材やかさばる食材は、大きなボックスに

サイズがバラバラなものやパッケージが多くて重ばるものは、大きめの収納ボックスにざっくり収めるのがおすすめ。ポンポン投げ入れるだけの気軽さで収納できます。また、パッケージのバラバラな色を収納ボックスによって隠すことができるので、すっきり見せることができます。
例えば「ファボーレヌーヴォボックスM」 がおすすめです!
箱入りレトルトには、15cm幅の収納ボックスがぴったり

箱入りレトルトも、収納ケースに入れるだけで、箱の向きが自然と一定方向にそろい、簡単に美しい収納が完成します。
幅15cmの収納ボックスがぴったり。おすすめは、「ファビエシリーズ」の幅15cmのボックスです。
自立しにくい調味料には、9cmの収納ボックスがぴったり

幅9cmの収納ボックスが、マヨネーズやケチャップのような自立しにくい食材にぴったり。
安いからとついまとめ買いしてしまいそうな時も、この収納ボックスに収まる範囲でストックするというルールにしておけば、自然と買いすぎも防ぐことができます。
使い忘れる食材は、ワイヤーかごに収納

賞味期限長いからと油断をして、使い損ねてしまう食材は、見える収納をするのがおすすめです。写真のようなワイヤーかごを使うとよいでしょう。
お出かけ時に使うものは、紙袋に

買い物バッグやお菓子をちょっと持っていく時に使う紙袋をフックにかけてまとめています。いざ、使う時にあちこち探さなくてもいいし、エコバッグを買い物前に手に取るタイミングで、今のストックの量をなんとなく把握するきっかけにもなっています。
【STEP4】使い勝手を考えながら、配置しよう
各カテゴリーごとに収納ボックスにまとめて入れられたら、最後に配置していきましょう。このときに気をつけたいのが、使い勝手です。

使用頻度の高い食材は、取り出しやすい位置に配置する
よく手にする使用頻度の高い食材は、取り出しやすい位置に置くようにします。「お菓子」は子供の手の届く場所に置いて、家族みんなが使いやすい配置にしています。
使用頻度の低いものこそ、わかりやすい位置に置く
反対に、使用頻度が低いからと言って高い場所に置けばいいかというと、そうではなかったりします。
「見えないものはなかったことにしてしまう」という傾向にある方は、特にご注意を! 私もそのひとりで、見えていないものはすっかり使い忘れて、賞味期限を切らしてしまいます。
そこで、使用頻度が低いものほど「ここにいるよ」と分かる場所を定位置にしています。
重たいものは、目線より下に配置する
例えば、粉ものや缶詰・瓶ものなど重たいものを上の方にしまってしまうと「ボックスの上げ下ろしが大変!」使い勝手が悪いと、面倒で使わなくなってしまった経験ありませんか?
なので、重たいものが入っているボックスは、目線より下に配置してくださいね。腰から胸くらいの高さがベストです。
棚板と収納ボックスの間に隙間を作る
「パントリー収納が、いつも乱れてしまう!」そんな方におすすめしたい収納ポイントは、出し入れのアクション数を減らす工夫をすること。例えば、「引き出すことなく中身をのぞくことができる」と、かなり管理がラクになります。

上の写真は、私の目線から撮影した写真です。のぞくだけで中身がひと目でわかります。この時、収納ボックスと棚板の間の隙間は約8cmです。手は入らないけど、のぞけます。

今度は、収納ボックスと棚板の空間を15cmくらいにしますそうすると、ボックスを動かさなくても食材の出し入れができて”ラクちん収納”がかないます。
「ボックスを引き出す」という少しの動作ですが、調理中に食材を出し入れする時、買出し後に食材をボックスに片付ける時、確実に使い勝手が変わります!
わが家の収納実例
何をどこに置いているか、わが家の実例をご紹介します。
パントリー上部

手が届きにくいパントリ―の上部には、
- 軽いもの
- 細かいもの
- 使用頻度の少ないもの
を配置するのが基本。

忘れやすい食材は、先ほどもご紹介したように「見える収納」にしています。特に缶詰類は、賞味期限長いから大丈夫と油断をして使い損ねてしまうこともあるので、ケースに入れずそのまま並べるようにしています。
パントリーの中ほど、目線の位置

パントリーの中ほど、目線の位置には
- 使用頻度の高い食材
を置くのが基本です。

レトルトや乾物、マヨネーズ・ケチャップ・しょうゆなどの調味料を置いています。
パントリーの下部

パントリーの下の方は
- 重い食材
を置くようにします。

例えば、砂糖や粉もの類など。わが家では、子供が取り出しやすいよう、お菓子もパントリーの下の方に置いています。
パントリー収納で大事なこと
ちなみに、パッケージがおしゃれなものなら、思い切って「見せる収納」にチャレンジするのもいいですね!
こちらもわが家の例ですが、お菓子作りや飲用のお酒のボトルをインテリアとして見せつつ収納しています。
どんな環境であれ、収納で大事なことは「どこでどんな風に使うのか」に合わせた定位置や収め方を工夫すること!
また、
- 食材のパッケージの大きさより、大きめの収納ボックスを選ぶ
- 収納ボックスに詰め込み過ぎない
- 取り出す・しまうときの手間を減らす
といったポイントにも注目してみてくださいね。
ご紹介した内容も参考にしていただきながら、収納ボックスなども賢く選んで、スッキリ使いやすいパントリー収納になるよう工夫してみてくださいね。
公開日:2020年9月8日
更新日:2025年4月14日
